Winnyのレビュー・感想・評価
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❇️ナイフで殺人事件発生!ナイフを作った人は罪になるのか‼️
🇯🇵2003年
ファイル交換と電子掲示板構築ソフトができるソフトを2ちゃんねるの住人などと相談しながら作った金子さん。(サイトネームは47)
このソフトが動画やゲームなど誰でもダウンロードできる為、ユーザーが一気に広がり、著作権問題で億単位の損害など社会事件になりる。
違法のアップロードやダウンロードの人達だけではなくこのソフトを作った金子さんが逮捕されてしまう。
❇️ナイフで殺人事件が起きた。
ナイフを作った人は罪になるのか‼️
★彡プログラミングが大好きで無垢な金子さんの事件の裏話に迫る。
◉71C点。
★彡金子さんが悪くない事は判りましたが、実際、違法ダウンロードやアップロードの事件も観たかったです。無罪が薄れてしまうのでしょうがないかなぁ⁉️
🟢感想。
1️⃣Winnyのポテンシャルや使い道は凄かった❗️
★彡初心者には違法ダウンロードソフトだとしか思っていなかった。当時金子さんは頭の良いハッカーにしか思えなかった印象です。
2️⃣金子さんの人柄や思いが垣間見れる❗️
★彡まさかの地味そうな性格でお金よりプログラミングを印象させる。
3️⃣当時の金子さんのイメージや印象が変わった‼️
★彡警察の闇も含めて、冤罪を晴らす事は本当に大変な事だと思いました。
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《 出る杭が打たれない社会であるために 》
まだ二十代の長編映画3作目位の松本優作 監督が撮った史実映画。
主要役者他、渡辺いっけい、吉田羊、吉岡秀隆も良かったが、吹越満がとても良くて初めて吹越満を格好いいと思った。
ファイル交換ソフトのWinnyの事件は覚えている。
1、違法利用者が悪いが、開発者も悪いのか?
2、開発者に悪意はあったのか?
3、開発者が逮捕された!
4、開発者に出る判決は?
5、有罪判決が言い渡された!
ここまではリアルタイムでNEWSで見てた。
しかし、それ以降はこの映画で知った。
何故 知らなかったのだろう、多分マスコミがあまり取り上げ無くなったからだろうか?
自分が無関心になったからか?
※当時、著作権違反で映画をWinnyで違法アップされた映画界側が本作を映画化する事にも意味が有る。
※壇俊光 弁護士が裁判シーンを監修したらしい。
※役者が演じながら付けてた眼鏡やカメラは本人が使ってた本物を借りてたらしい。
※主人公の金子勇さんは1970年生まれで茨城大学の工学博士を歴て日本原子力研究所で働いてた天才の方らしい。
※昔、裁判の傍聴を休日に行ってた時期が度々あった。とても良い経験だった(不謹慎だとは思わない)。また行くか、、、と思う。
未来を先取りした技術
あっという間に観てしまった
なんだろ、ほんとに
主人公の「いい人」感と
警察の「やなやつ」感と
そしてこれが実話という恐ろしさとで
とても興味深く観ているうちにあっという間に観終わってしまいました
俳優陣が素晴らしかったのでしょう
いい映画でした
しかし日本もったいないですね…
YouTubeもTwitterもfacebookも
もしかしたら日本人が先に違うものを作っていたかもしれなかったと思うと…
金子氏の人生と引き換えに勝ち取った自由
Netflixでおすすめされたので視聴。
私が小学生のころにWinnyなど、いろいろなツールが流行し、音楽や映画などを無料で入手できるようになった気がします。
Winnyの存在は知っていましたが、本作を観るまで事件の詳細は知りませんでした。
本作の事件に限らず、日本の司法は証拠を厳格に審査して判決を出します。
そして、検察官は確実に有罪を取れると確信できる事件しか起訴しません。
それゆえ、警察は有罪のカギとなる「自白」を引き出すためにあらゆる手段を使います。
その手段が人権を無視した暴力や恫喝となり、被疑者は自白を強要され、ありもしない証拠が捏造されます。
それが問題視され、取り調べの可視化が導入されたのがごく最近の話です。
しかし、取り調べの可視化の対象はすべての事件ではなく、凶悪事件のみです。(今もその運用かどうかは分かりません)
被害者の人権はもちろん大切です。
被疑者が公正な裁判を受ける権利は損なわれるべきではないと思いました。
金子氏は警察による冤罪の餌食になり、人生を狂わされてしまい、非常に不憫でした。
それにしても東出は演技はあまり上手いとは思わないのは私だけでしょうか、、、
感情がこもったセリフは声の高さゆえに、シリアスさがなくなってしまうし、なんとなく棒読みに聞こえてしまいます。
世間知らずな偉人
警察は何を守ろうとしているのか
金子勇(東出昌大)さんのオタク度、少年のような純粋さに好感を抱きながらも、「なんでそれ署名する?」って思うんですよね、みんな。でも、彼でなくても署名してしまうんですよ。
20年ほど前です。私がある事件の参考人として警察で事情聴取を受け、しゃべった内容を元に、警官が作文しました。「私○○は、目撃した事実を、ここにご報告いたします」から始まるような文章(う~ん、古い記憶なのでちょっとはバイアスがかかっているか、どうかな)。安いドラマっぽいぞ、って思ったのは確かです。下々がお上にものを言わせていただく感全開。と思いつつもその場では、こういうもんなんだと納得するしかない。
でも、問題は事実。違和感ありありなんです。いかにも悪い印象を与えるよう、じょうずにじょうずに書かれている。間違ってはいないのですが、ニュアンスが微妙にずらしてある。
でも、やっぱりこういうもんなんだ、と思っちゃうんです。だから、署名してしまう。
映画の中にあったように、書き写すことはありませんでした。警官が書いたのに「私○○は~」で、私が書いた形式。こういうもんなんだ、世の中知らないことがいろいろあるもんだ、と思うんです。
冤罪などという大問題ではなかったのですが、処罰にどう影響したのか。後味がすっきりしない記憶です。
署名すれば早く帰れるとか、後で訂正できるとか、警官は嘘を言っても罪に問われないって、いったいどういう事なのか。「世のため人のためにお巡りさんになるんだ」っていう純粋さは、どこで豹変するのでしょう。小市民は犯罪者にされないよう、身の守り方を知っておく必要はありそうです。
私が知っている警察官は、いかにもお巡りさん、って感じの人。いい人はきっと多いと思うのですが。
役者陣の演技が良かった、東出さんも!
金子勇のメッセージ
金子勇はファイル共有ソフトのWinnyを作った罪を着せられてひどい目にあった…ということ以外、私は何も知らなかった。
長きにわたり研究に専念できず、そしてこんなにも早く亡くなっていたことを全く知らなかった。
国家権力を脅かしそうだから?警察や司法がITに疎かったから?それとも誰かの思惑が働いた?
悔しがってばかりはいられない。金子勇が戦い抜いた7年半を無駄にしないために、この作品は新たな光を当ててくれた。実在の人物を扱う際のリスペクト、丁寧さ、慎重さ、そしてエンドロールのメッセージが大変良かった。
既得権益者以外の新規参入者が儲けたり、ただ乗りすることをものすごく嫌う日本社会。それなのに、既得権益者が集団の利益にただ乗りして儲けることにはものすごく甘い。その矛盾を本件と愛媛県警の告発がうまく物語っていた。
東出昌大の法廷シーンが最高だった。
遅すぎた方が良かったのかな
東出昌大は大根役者とばっかり思い込んでいたが、18キロも体重を増やした(らしい)ことと、独特な声色が良いアクセントになってちゃんと機械バカの金子勇さんになっていた。
実際の金子さんの写真をみて「え、似てる…」と驚いた。
弁護士団たちが集まり夜遅くまで知恵を絞り策を練る様はまるでスポコン。働く大人カッケー。働くのは嫌いなのに働く人を見るのは好き。
仲間達のやりとりが温かくて良かった。
吹越満の覇気がすごい。できる弁護士オーラが見えた。
敵だと嫌だが味方だとなんと頼もしいことか。
ほんのちょろっとの吉田羊、満点の泣き演技でばっちり爪痕を残した。天晴れ。
金子勇さんがもし00生まれだったらどんなすごいものを自由に使っていたんだろう…と思うと本当に惜しい。
日本の停滞を招いたかもしれない天才技術者を殺した日本国家
この事件朧げに覚えており、
いい役者
タブーに触れられる「幸せ」を満たせてくれる作品
世の中の情報は、操作されている。いかにも陰謀論的言い方だが、私たちが「思う」ことはすべて誰かによって誘導されているのではないかと思ったことはあるだろうか?
実話の金子さんがなぜ逮捕されたのか? これがこの作品の重要なパートだ。
警察による尋問で行われた「誓約書」。裁判で勝つための工作。無知な金子に対する彼らの手法はどんな事件に対しても行われているのだろうか?
警察の裏金工作は、愛媛県警の「一不祥事」としてのみだされているが、これがすべての警官によって為されていたというのが衝撃的だった。
余談だが、この裏金が何に利用されているのか? それは、現署長が異動する際に渡される「退職金」である。 以前私は東京都職員で某機関に勤務していたが、その際聞かされた事実だ。警察ともなれば全職員がそれに加担しているというのは衝撃的だった。
当然すべての「議員」が自分のためにそれをしているのも、理解できる。
さて、
事件は警察内部の機密情報がWinnyによって漏洩したことで、その開発者が「悪い」と「決められた」。
すべてのメディアも警察発表通りに記事にして、Winnyが悪いと決めつけ、その報道が私たちの「思い」にすり替えられているのだ。これが陰謀論界でいうところの「TVは洗脳道具」だ。
似たような事件は当時の安倍首相のときに、官邸の屋上で発見されたドローンだ。
このとき、政府もその話を鵜呑みにしているメディアも一旦はドローン禁止路線に走ったものの、その後の経済団体の圧力でルール設定することで落ち着いた。この事件の背景に、このWinny裁判の影響はあったのだろうか?
作中に出てくるWinnyとウィルス。問題はWinnyではなく、ウィルスだ。そして当時のアナログ長老たちはそれが何かさえ理解できていない。
「ナイフによる刺殺事件で、なぜナイフを作ったものが裁かれるのだ」というセリフはとてもこの事件の争点をわかりやすく説明していてよかった。
警察は何を事件とし、何を裁きたいのか自らで決めている。
「事件は会議室で起きている」あの有名な映画のセリフは正しいと思う。
警察の中にもいる正義。仙田警察官は、愛媛県警の裏金問題をリークした。
これによって一般警察官が裏金作りを加担させられることはなくなったと思いたい。しかし、議員同様、おそらく「総務主任以上」のレベルでそれは今でも行われているはずだ。
そして「トカゲの尻尾切り」 「いつでも真実は闇の中」こそが真実だろう。
このようなタブーを映画として広く世の中に出せるのは、自由報道ができる国第80位の日本において、まだ希望のあることだと感じた。
東出さんの使い方が上手い
情熱ある弁護団が繋げた
もう20年以上も前の話になるんですね。
当時のことで覚えているのは、Winny≒情報漏えい。会社でも自宅でも使用禁止になったことで、悪い印象しかなかった。
それで見たかったこの映画。金子勇という人の実直さに驚く。そして当時では画期的な技術であり、世界に誇れるコンセプトであったことも分かった。技術に罪はないことも。そして、その技術者を殺してしまった状況も。
しかし、情熱のある弁護団が凄かった。最後の記者会見の映像で感じた。あの映像は壇弁護士ですかね。金子さんが亡くなる直前に壇さんの話ばかりしていたというお姉さんの話も実話なのかもしれない。そうやって繋げた。
「これでソフトウェア作って捕まることはなくなったと思いますので、若い人は頑張ってください。」
確かに繋げた。
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