映画レビュー
危険なDコース
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娘と嫁がカナダに移住したため辛かったんだろうね。チョン・ドジュンが会社でも部長に出世して自己啓発本も売れているという成功者だったけど、この寂しさから怪しい風俗店に向かうことから始まったVR世界。その女性を助けたことは現実だったのか?ちょっと現実と架空世界の境目がわからなくなる、といったどんでん返しストーリー。
いかにも文系エリートといった感じの広告代理店の新部長。殺人犯としてオドオドした態度だったが、同僚の悪事や黒幕に近づくにつれ強くなっていくところなんて、後から考えればゲームの世界だと理解できる。嫁と娘が殺されたとか、そんな映像がないので鑑賞中ははてなマークだらけに陥ってしまう。しかも、登場するワンナイトラブの女性にしろ嫁にしろ、区別がつかないくらいの配役なのだ。VRの世界という一種の夢落ちを持ってくるのは反則級だけど、妙に納得してしまった。
その夢の中のストーリーがしっかりしていればもっと楽しむことができるんだろうけど、肝心なパーツが抜け落ちているのが正しくパズルのピースに他ならない。と、見終わってから気づく。また、夢落ちからのどんでん返しで、マンションの部屋番号が1408から1407に変化するところや自分が黒幕のジェイムズ・アンの顔になるところは面白い。本編が面白ければよかったになぁ。
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