バンデラス ウクライナの英雄
2018年製作/113分/ウクライナ
原題または英題:Call Sign Banderas
スタッフ・キャスト
- 監督
- ザザ・ブアヅェ
- 製作
- セルゲイ・バラノフ
- オルガ・クリメンコ
- イゴール・ボルコフ
- 脚本
- アルテム・キルサノフ
- セルゲイ・ジューバ
- 撮影
- オレクサンドル・ゼムリャニィ
- 音楽
- フランコ・エコ
-
オレグ・シュルガ
-
ユリア・チェプルコ
-
オレフ・ボロシェンコ
-
ニコライ・ズメイエフスキー
2018年製作/113分/ウクライナ
原題または英題:Call Sign Banderas
オレグ・シュルガ
ユリア・チェプルコ
オレフ・ボロシェンコ
ニコライ・ズメイエフスキー
2014年のウクライナの政府軍(+傭兵…ネオナチ)と分離派の親ロシア軍との戦いを描いている。この映画は、ウクライナ映画なのでウクライナの政府軍が正しく、分離派が様々な工作をしているように描かれている。現代の戦争は、情報戦だから戦争の報道をそのまま信じるのは無理。
ただ、2014年・2015年のミンスク合意があり、ドンバス地方の安全保障、臨時的に自治を認める等を、ウクライナ側が反故にしロシア人が多いこの地方を傭兵などを使って攻撃を続けたとされている。そもそも、ベルリンの壁崩壊の際、米国のベーカー国務長官がソ連のゴルバチョフ書記長に対して「NATO軍の管轄は1インチも東に拡大しない」と発言したとされているが、その後、ロシアの警告を無視して、東方に拡大し続けてウクライナまで拡大したことが、今回のウクライナ紛争の大きな原因。アメリカだって、キューバ危機の際に海上封鎖をして、絶対に核を持ち込ませないと軍事作戦を行ったのを忘れてはいけない。どっちもどっちだ。
この映画でハリウッド映画が米軍を英雄として描くのと同様、ウクライナ側を正義として描いているのは仕方がない。が、そのまま信じてはいけない。いずれ戦争になれば、どっちもどっちだろう。偽旗作戦、偽装工作などが、この映画では効果的に使われていた。
ただ、上記の歴史からして、ウクライナ紛争は、西側諸国の対ロシア政策が招いたのは事実。相手を挑発できるだけ挑発しておいて、ロシアが戦争を仕掛けたら、そこだけを一斉に非難して報道し悪者にしてしまう。アメリカの常套手段。ベトナム戦争、湾岸戦争、9・11、イラク戦争等から前科が多すぎ。本当に信用できない。一番悲惨なのはウクライナ国民。米軍の強力な支援を受け、ゼレンスキーが戦争を止めないために、祖国が壊滅しかけている。ミアシャイマー博士が、もしロシアがウクライナを占領するつもりであったなら、300万人以上の兵で攻めたはずだが、実際は19万人で、ドンバス・ルガンスク地方の救済を目的に軍事作戦を行ったとみるのが妥当であろう。ロシアとウクライナの停戦協議も、アメリカが2度に渡って反故にさせたらしい。
政治的プロパガンダの臭いがプンプンするが、ウクライナ紛争についての数少ない映画である。
人は見たいものしか見ない byカエサル
分断して統治せよ byブリカス
テレビという真実っぽいものを繰り返し流してそれっぽいことを行えば簡単に分断ができるよいうお話
ノンフィクションでもなくマジでロシアがヤッテル感があるのが恐ろしいところ
2018年映画を作成した人もトチ狂ったロシアが攻めてくるとは思うまい
2022年4月、ニュースではウクライナ危機の🇺🇦ことが毎日テレビやネットで報道されている。
ロシア軍と親ロシア派の武装組織とウクライナ軍などの歴史背景を知りたいと思いのこ映画を観た。
現在日本で流れているメディアは完全に西側諸国の目線でNATOやアメリカの意見を肯定したものに偏っていることがよくわかる。
もちろんロシアでの報道やプロパガンダであるだろうし偏っているとは思うが、お互いにまるで違う絵を見ているようだ。
映画でもそれぞれの立場のセリフが出てくるが、ウクライナの土地に住んでいる一般の市民はそれぞれ家族がいて子供や恋人と過ごせる平和な時を望んでいるのは共通だ。
この映画の話はわかるけど、この2022年の春も似たようなことが現実に起きてて、なんとも、21世紀になってもこの地域のこういう人たちはいつまで同じようや争いや殺し合いをしてるんだろうとむなしくもなった。
思想や考え方は違えど、過去から学んでお互いに平和に暮らせるような考え方ができないものか。
ロシアでもウクライナでも同じ民族、同じ人間であろうに、なんでここまで殺し合うくらいまでのことがあるのか。
誰が洗脳しどうしたいのか知らんけど、アホらしい、愚かなどというと語弊はあるけど、ただただむなしい、やるせない。
そんなことをずっとやっててなにかよりいい方向に変わったのか。
いつになったらこのあたりの地域が落ち着くのか。