7月の物語

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7月の物語

解説

「女っ気なし」「やさしい人」のギョーム・ブラック監督が、フランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した作品。2016年7月のパリとその郊外を舞台に、バカンスシーズンの始まりに浮き立つ若者たちの戯れを描く2つの物語を、それぞれ5日間の撮影期間、3人の技術スタッフと少ない機材で撮り上げた。7月の晴れた日曜日。会社の同僚であるミレナとリュシーは、パリ郊外セルジー=ポントワーズのレジャー施設へ女2人で遊びに行く。そこで出会った青年ジャンの存在により、2人の間に芽生え始めていた友情に亀裂が入る(第1部「日曜日の友だち」)。7月14日、革命記念日で沸き立つパリ。国際大学都市に住む女子留学生ハンネは、明日の帰国を前にパリで最後の夜を楽しもうとするが……(第2部「ハンネと革命記念日」)。

2017年製作/71分/フランス
原題または英題:Contes de juillet
配給:エタンチェ
劇場公開日:2019年6月8日

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(C)bathysphere - CNSAD 2018

映画レビュー

5.0友達とは何か。

2024年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2017年。ギョーム・ブラック監督。DVD化で再見。職場の同僚だが友達ではない女性二人が夏のある日曜をレジャー施設で共に過ごす話と、帰国を翌日に控えた女子留学生がたどる革命記念日の1日の話。「友達」をテーマにした素晴らしい短編2本。
演劇学校の学生たちと撮影したというから、キャラクターや虚構の物語を重厚に構築するというよりは、現実の出来事や自然の変化を味方につけて演者のナチュラルな魅力を引き出すことに専念したのだろうが、それこそ監督がいつもやってることなのだろう、他の作品と比べても見劣りしない、自然の光線の移り変わりや人間の微妙な感情の起伏を的確にとらえた作品になっている。
一本目は友達になっていく過程、二本目は友達から離れていく過程。友達とは何か、友達を巡って人は何をしているのか、じわじわと考えさせられる。

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文字読み

3.055点ぐらい。うーん…

2024年9月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

71分の短い尺で『日曜日の友だち』と『ハンネと革命記念日』の2話が入ってます。

何も起きないわけじゃなく、男女間に絡む小さな事件なんだけど、うーん…

同じ脚本を、違う監督で、違う役者で、違う演出で、撮ったら面白くなるかも…

要は、僕はギョーム・ブラック監督は合わない(笑)

ポスターが1番いい(笑)

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RAIN DOG

4.0等身大のバカンス

2019年6月15日
iPhoneアプリから投稿

エリック・ロメールの「緑の光線」や「海辺のポリーヌ」を気に入った人ならこの映画は見逃せない。フランスの若者の等身大のバカンスを描いた作品。もちろん、ロメールの時代と異なり、今や長期に南仏に滞在するなんて贅沢は彼らに許されていない。でも、それがたとえ路線バスでいける近郊のレジャーランドでも、彼女たちの手にかかればバカンスの場に早変わり。そして、もちろんバカンスといえば出会いと恋。ささいなことから男の子に出会い、ときめき、そして物語は生き生きと動き始める。。。。

ただし、ギヨーム・ブラックの映画は単純なロマンスでは終わらない。そこには少しほろ苦い挫折や、静かに忍び寄る現代の不安が映し出されていく。それが映画に深みを与えていく。愛すべき小品。

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シネフィリ屋

2.0若気の下心

2019年6月9日
Androidアプリから投稿

笑える

楽しい

登場人物とロケーションには絡みがない二部構成による若者たちの恋愛話ドタバタ劇。

「日曜日の友だち」
湖水浴に出掛けた二人の女性がそこで知り合ったバイト君に絡んで揉めてというストーリー
半分無理矢理ついて行ったとは結果二人でバカンスに来た訳だし、もうちょい相手のことを考えろよという感じ等、男にはない感覚の時間を過ごす二人ながら、あるある的な面白さはあったかな。
ただ…ベタだし盛り上がりには欠けるかな。

「ハンネと革命記念日」
パリの国際大学に通う女性と、彼女を落とそうと目論むイタリア人学生や近くに住むフランス人青年達のいざこざ話。
イタリア野郎の超豪華?な変態1Pに始まり、イタリア野郎のテンパり一人舞台かと思ったら良い意味で面倒くさくなって来て…ちょっと雑じゃない?wという感じはあるけれどなかなか面白かった。

「勇者たちの休息」
7月の物語上映前に併映で上映された毎年6月頃にレマン湖からそれぞれのルートでアルプスを越えてニースを訪れバカンスを過ごすチャリンコツアラー達にインタビューしたドキュメンタリー。

まあ特に彼らに興味はなく、「ふーん…」という感じ。まあ趣味に興じる人のドキュメンタリーだしね。

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Bacchus