劇場公開日 2020年10月23日

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キーパー ある兵士の奇跡のレビュー・感想・評価

全84件中、81~84件目を表示

3.5少し脚色強めの実話に基づいたヒューマンドラマ

2020年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

実在の人物バート・トラウトマンを基に作られたストーリー。ドイツ軍出身の彼は、終戦後に戦時中の敵国であった英国のサッカーチームでゴールキーパーとしてプレーすることになる。
終戦間もない英国でドイツ人が選手として参加する、それだけで話の流れは容易に予測できる。
サッカーを観戦する人の中には当然、戦地に赴いた者、戦争で家族を失った者がいる。そのような人たちから向けられる敵意の描写が凄まじかった。

もちろん映画にするにあたっての誇張や脚色はあるだろうけど、この映画をきっかけに実在した人物であるバート・トラウトマンに興味を持ったり、大戦後の英独関係に興味を持ったりと観る人に何かしらのきっかけを与えてくれる映画だと思う。

敵国でキーパーとしてプレーし、英国民に受け入れられるまでの前半パートよりも後半のトラウトマンの内面に着目したパートの方が私は気に入った。
後半パートは実話にどれほど基づいているのか分からないけど、戦争に兵士として参加した一人の人間の苦悩や後悔が鮮明に表現されていて、スポーツものとして観ていたら、突如としてヒューマンドラマに変わったような印象だった。

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スクラ

5.0自分に忠実にあれ!

2020年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Socialjustice

3.5マイルドな感動作

2020年10月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

オンライン試写会で鑑賞。
イギリスの捕虜となった元ナチス兵トラウトマン。収容所でサッカーをしている姿が地元チーム監督の目に留まり、キーパーとしてスカウトされる。その後、名門クラブに入るが、ドイツ人という理由で誹謗中傷を受けることになる…

当時のドイツに対する嫌悪感というのが伝わってきて、逆境に打ち勝ち、国民的英雄になるまでの過程に感動は感じたが、全体的にマイルドに感じた。
収容所でも、サッカーをしている時も、もっとひどいことをされていたんだろうなと思った。それと奥さんもドイツ人と結婚したイギリス人として謂れのない中傷を受けていたのだろうなぁ、もう少しそこら辺をしっかりと描くことで、感動が増すのではないかと思った。

トラウトマンただ1人にナチスの罪を問わせるかのようなイギリス人たちの反応に対し、奥さんの憎むのではなく許すべきという発言。今作で伝えたいテーマの一つだと思った。今にも当てはまるし、難しいけどそうしないと次に進めないよなと思った。

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いたかわ

3.0憎むより許すこと

2020年10月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

当たり前だけど、戦争に是非はあっても、それに巻き込まれた人々に罪はない。どちらの国も多くを失ったはずなのだから。
そんな救われない戦争の話であり、救われない運命の夫婦の話だったが、2人が前に進めたことを信じたい。
とにかくマーガレットの立場で観るのが一番辛い。

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ちかし