劇場公開日 2020年7月17日

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リトル・ジョーのレビュー・感想・評価

全36件中、1~20件目を表示

3.5鮮烈に映える赤と、まさかの音楽との怪しげな融合がもたらしたもの

2020年7月28日
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奇譚小説を紐解いたようなゾワッとした余韻が残る一作だ。恐怖心を刺激するホラーではないし、矢継ぎ早に展開するタイプでもない。作り手によっては、このストーリーなら短編映画くらいがちょうど良いと感じる人もいるはず。だが、逆に言えば本作を長編映画として芸術的、心理的に淀みなく奏でうる描写力こそがジェシカ・ハウスナー監督の肝なのだ。細部まで張り詰めた空気は、冒頭のラボ内で赤と青のコントラストが映し出される瞬間から冴え渡る。それ以降、日常にそっと赤を差し込ませるだけで、花の存在感や心的作用を暗に示すことが可能に。また、エミリー・ビーチャム、ベン・ウィショーらキャスト陣の巧みな心理表現あってこそ、花のしわざか、それとも精神的に追い詰められているせいか、という究極の命題がどちらに振れても成立する複層的な構造ができ上がる。雅楽の用い方も日本人には絶対着想しえないもの。発明的なマッチングにゾワゾワ感が増した。

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牛津厚信

3.5効果音と音楽がジャマだけど

2024年8月27日
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雰囲気はとても好き。限りなく現代な近未来(なのか?)、清潔だけど不穏な空気、ドント・ウォーリー・ダーリンとかビバリウムとか大ヒットしてないけど不気味なポップディストピアのイメージ。でもこれ、アリスに肩入れし過ぎて見ると超不完全燃焼な何も解決しない系ほっぽり出し映画になってしまうのかも。評価が異常に低いのはそのせいなのかなと。影響受けてるのは(と思われてるのは)もともと精神不安定な中年女性と母親から放置されがちなティーンネイジャー、ってことはほっといても変な行動取るよね?それを疑心暗鬼な目で見たら身近なものに責任押し付けたくなるよね、とハスに構えてみると、「最初から事件なんて何も無いのだよ」と思わせといて、匂わせのラストまで嫌いじゃないです。もうあとは読解力と言うか、自分の好みで回答出せばいいもんね。製作陣が何も考えてないでボヤかす映画はムカつくけど、これはちゃんと誘導路が複数あったうえで、さあどっち?と問うてくれるから、出来の良いいい映画だと思いましたよ。ただ音楽とそれに輪をかけて効果音がジャマでしたね、全然場面にそぐってない。途中外の音なのかと思って映画を止めて家の中見回りしちゃったほど。不穏な空気を出したいのかも知れないけど、無音だって不穏を作れるよ。

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三毛猫泣太郎

1.5監督は日本推しなのか⁈

2024年8月20日
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怖い

知的

難しい

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とろり

0.5東西問わずに独裁者に嗅がせれば?戦争なくなれり♥

2024年7月10日
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笑える

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マサシ

3.5品種改良によって繁殖ができない植物。 「彼ら」は花粉によって人間を...

2022年1月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

品種改良によって繁殖ができない植物。
「彼ら」は花粉によって人間を操り、自分たちの味方に変えていく。
ただ、本当に植物の仕業なのか、それとも人間たちの妄想なのか最後まで分からない。
植物に悪意があるわけではなく、生き残るための手段と考えられる。
単なるスリラーではなく、自然の摂理を人間がコントロールすることの弊害も訴えられている。
考えさせられる作品だ。

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省二

0.5見たら損するレベル

2021年8月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

人を幸せにする香りを出す植物、はあー?
そんな研究に金と人員を投入すること自体アホクサイと思うのだが。それ以上にこんな映画造って何が面白いのか、と問いたい。実にアホクサイ作品でもし映画館でこんなもの見せられたら「木戸銭返せ!」と怒鳴って出ていったことだろう。途中から倍速で飛ばし観したがそれでも時間がもったいなかった。

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tekonon

3.0植物の反撃

2021年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

香りをかぐとハッピーになる植物を開発、問題があるので一代限りとした。
ところが植物は生き残るために、花粉を吸った人間にある細工を施す。
ラストは予想通りだったのと、音楽が和風だったことが印象に残った。

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いやよセブン

1.5カンヌ狙いでエセ和風かぶれスカタンものです‼️❓

2021年3月31日
PCから投稿

なぜか、最初から最後まで、尺八と太鼓のような、へんな音響で、まず、トホホ。
展開は、科学的のようで非科学です、失笑ものです、はー。
主演がカンヌ主演賞らしいですが、まるでコントです、トホホ。
最後まで観ましたが、かなり苦痛でした。
映画館でないことが唯一の幸いでした。
この落とし穴にはまらないように、忠告のレビューです、よろしく。

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アサシン5

2.5ブラックな幸せ!!

2021年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

TSUTAYAで借りたDVDで鑑賞。地元のTSUTAYAには1本しか置いてなかったです!!リトルジョーという花粉によって人々がおかしくなっていくお話。まるで英国版世にも奇妙な物語。まぁ、こういう幸せならいいかなって感じ。犬のベロとベラは死んだけど?。とりあえず、評価2.5にしました!!☺ 明日、YUMMYヤミーというゾンビホラー映画借りてきたので観ます!!以上。

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映画大好きゾンビ

5.0最後に大きな疑問符を残して終わる『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』リスペクトの滲んだ不思議な物語

2021年1月2日
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鑑賞方法:映画館

新種の花を育成する研究所に勤めるアリスは研究に没頭する一方で、アリスの帰りを待つだけの息子ジョーは孤独を募らせていた。ある日アリスは人に幸福感を与える香りを放つ新種の植物を作ることに成功、息子に因んで“リトル・ジョー”と名付ける。確かにその花の香りを嗅いだ人間は幸福を感じるようになるが、彼らは皆奇妙な行動を見せ始める。

独特のテンポで進む不思議な雰囲気を持つ作品。明らかに『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』へのオマージュが滲んだ物語ですが作品トーンは全く異なり、アリスの周りにいる人達が花の香りに影響されているのか、今まで見せてこなかった内面を吐露するようになっただけなのかが判然としない不穏な空気が最初から最後まで漂っている掴み所のない作風。ジョーとのギクシャクした関係に苦悩するアリスの姿は思春期の息子との距離感の詰め方が判らない母親あるあるなので、意外と親近感が湧くのも不思議な感覚。そんな身近な現実とフィクションの境目を曖昧にするアリスを演じるエミリー・ビーチャムと、アリスに想いを寄せていて尋常でないテンポで間合いを詰めてくる同僚クリスを演じるベン・ウィショーのゆったりとした演技が導く大きな疑問符が刻む禍々しい余韻が観賞後もじんわり残ります。

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よね

3.0美しき征服者。なーんちゃって。

2020年11月9日
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鑑賞方法:映画館

単純

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bloodtrail

1.5これはアートの仮面を被ったギャグ映画

2020年11月3日
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みなとも

3.5リトル・ショップ・オブ・ホラーズみたいな感じを想像してたら違ったけ...

2020年9月27日
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鑑賞方法:映画館

リトル・ショップ・オブ・ホラーズみたいな感じを想像してたら違ったけど、
外堀からうめられてくような・・ジワジワ、
ゾワゾワな不穏な空気感が好きでした。
ベン君、久々に見たしな。はよQ観たいなぁ。

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とみまる

3.5フランケンシュタインかー

2020年9月1日
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鑑賞方法:映画館

フランケンシュタインかー

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mikyo

3.5教祖 花「リトル・ジョー」という宗教の話

2020年8月29日
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ストーリーの目の付け所は、悪くないと思うんです。でも、全体的に、ちょっと残念なんですよね。
まず、音楽…。なんですか?この日本風の音楽は…?日本をリスペクトしてくれてるんですか?でも、似合わないんですよね。妖しい雰囲気出したかったのかもしれないけど、活かされてませんでした。
それから、まるで、花が、意思を持つかのように描かれてましたが、なんだかなぁ…。動物とか、AI が意思を持つのは、あまり不自然に感じないけど、さすがに、花だと、あまり現実味がない。なんどか、大麻のようなドラッグを栽培してるように感じられました。
感染した後は、まるで、宗教のようでしたね。教祖 花「リトル・ジョー」ってね。
そして全員が感染して…どうなるの?

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らぶにゃん

3.5ベラの愛犬ベロ・・・父親はベムか?

2020年8月26日
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鑑賞方法:映画館

 色と音楽が全て。予告編を見たときから赤で統一された毒々しさが感じられたのですが、意外にも白衣ならぬ緑衣の研究員たちと食堂の淡い緑により、独特の雰囲気が確立されていました。そして音楽。和太鼓、尺八、笙など純日本風雅楽によって異様なまでの能世界を堪能できるのです。そーいや、寿司も食ってたなぁ。

 感染モノだと予想していたのに、遺伝子操作による植物リトル・ジョーから人間への感染のみでした。人から人へは移りません。Rウイルスから品種改良を行ったとか説明されてましたが、遺伝子組替えそのものに疑問を呈したテーマがあるのでしょう。さらに不稔性(植物の受精不可能)にしたため、花粉は自己保全のために人間の脳に保護するよう命令をくだす・・・と言ってた気がする。

 離婚した夫婦という設定も、自然を愛する夫と人工的植物を研究する妻とじゃ意見も違っていたためだろう。親子の溺愛という性質も植物に受け継がれたかのように、花粉が飛び交い、表面上の愛によって幸福感を得られるものだった。

 ベラの愛犬がおかしくなったこと以外、それほど大事件も起きなかったが、こうやって人間の心さえ変化させる植物にも興味津々となった。もしかして、平和で従順な人間を作るのに効果的なのか?エンドロールの「ハピネス、ビジネス♪」という気持ち悪い歌がぐさりと突き刺さる。また、どことなく日本愛を感じ、黒沢清みたいな作風によって印象に残る映画となるのでしょう。数年前に流行った青いバラをもう一度見てみたかったり・・・

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kossy

2.5新型ゾンビを作り出すお花

2020年8月14日
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難しい

寝られる

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chakauoo

3.5あぁ眠かった 今時、ちょっとおかしな映画に遭遇

2020年8月14日
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単純

寝られる

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カールⅢ世

3.0まあまあだった

2020年7月29日
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吉泉知彦

2.54,50年前のSF短編

2020年7月27日
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ユウコ