パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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エンドロール後の虚無感が凄かった
貧困層の家族が富裕層の家族に綿密な計画をたてて近づいていくのが面白かった
でも、そのあと予想外のことが起きて終始目が離せなかったな…
一番最後のシーン、長男があの家を購入して父に再会することを思うシーン…
そして長男が無理だと悟ったシーン…
観てて辛かった
この映画のすごいところは、カメラのアングルや匂いなどの表現方法、そして絵とか役者の意味深なセリフとか
とにかくその一つ一つに意味があるように見えて、何度でも観たくなる
余談ですけど、家庭教師2日目?から教え子とキスしたりする笑?チョン・ジソが可愛すぎてずっと目が離せなかったな笑
そういや貧困層の家族はあの事件の後が描かれていたけど、富裕層の家族はどうなったのか気になる…
父親が殺されて、息子はまた気絶して、母親も相当なショックを受けて…
また元の家庭教師に教えられるようになったのかしら?それとも、あの家族が貧困層になって全く違う生活を送っているのかしら?
色々考えてしまうな
ただ面白いだけの作品ではない作品
この映画を観終わったあと複雑な感情になりました。
映画としては起承転結の緩急をうまくつけたしっかりした内容で、笑いあり、シリアスな展開もありのいい作品だったと思います。
ただ、物語としての結末は、結局貧乏一家は金持ちになれることもなく、これまで以上に悲惨な結末を迎えてしまったところに、社会的、根本的な構造は変えることはできないメッセージを感じました。
それから結局のところ金持ち一家から観た雇われ人は使いっぱしりでしかないのだということもこの映画を観て感じました。
まともな生活を送りたくても送れない。ギリギリの生活をしている人がいる現実を訴えるそんな映画でした。
初めて韓国映画を観ましたが、総合的に非常によくできた作品だったと思います。
中盤まではサイコー!しかし後半は…う〜ん…
韓国の低所得者住居「半地下」に暮らす一家が、ある富裕層の家族の懐に入っていく様子を描いたブラック・コメディ。
監督/脚本は『殺人の追憶』『グエムル』などの、韓国映画界が誇る天才ポン・ジュノ。本作でオスカーを獲得。
主人公である半地下一家の主人キム・ギテクを『殺人の追憶』『グエムル』など、ポン・ジュノ監督作品の常連であるソン・ガンホが演じている。
ギテクの息子ギウの友人ミニョン役で、『ビューティー・インサイド』『ミッドナイト・ランナー』のパク・ソジュンが特別出演している。
👑受賞歴👑
第92回 アカデミー賞…作品賞、脚本賞、国際長編映画賞、監督賞の四冠を達成‼️❗️
非英語作品が作品賞を受賞するのは史上初の快挙である。
第77回 ゴールデン・グローブ賞…外国語映画賞!
第72回 カンヌ国際映画祭…最高賞であるパルム・ドールを受賞!
第45回 ロサンゼルス映画批評家協会賞…作品賞を受賞!
第73回 英国アカデミー賞…外国語映画賞、オリジナル脚本賞の二冠を達成❗️
2019年も数々の名作が生まれましたが、最終的にこの年の映画界の話題を全て掻っ攫っていった超話題作。
鑑賞する予定はありませんでしたが、ここまで話題になったのであれば観に行かざるを得ない!ということで映画館へ。
日曜日だったとはいえ上映から1ヶ月以上経っており、さらにレイトショーだったにも拘らず、多くのお客さんが足を運んでいたことからも、この作品の影響の大きさが窺えました。
作品の序盤は、貧乏ながらもハイスペックな一家が、裕福な家族にあの手この手でアプローチを仕掛け、家庭教師や使用人としてどんどん取り入っていく様子を描いたコメディ映画。
書類を偽造したり、詐欺師の様なトーク術で奥さんを騙していく様子は犯罪映画の様なスリルがあり、そのうえ馬鹿馬鹿しい描写も多く笑える為、娯楽作として楽しめます。
コメディとしての勢いがあり、笑える要素も多い楽しい映画だったのですが、中盤になると作品の表情がガラッ!と変わります。
とある嵐の夜。金持ち家族がいない間に豪邸の中でドンチャン騒ぎしていると、突然インターホンが…
玄関には策略により首にさせたはずの家政婦が、ずぶ濡れで立っている…
彼女は家の中に忘れ物をしたので取らせて欲しいと頼み込む…
この中盤の展開が素晴らしい。直前までドリフのコントの様なコメディを展開していたのに、突然ずぶ濡れの元家政婦ムングァンという異物が映画に侵入することによって作風が一転してホラーに変わります。
このムングァンというキャラクターが本当に良い味を出している!ずぶ濡れの雨がっぱを来た普通のおばちゃんなんだけど、明らかにおかしい。普通じゃない。
対応している半地下家族の妻チュンスクには、彼女を追い出したという負い目があるからピーンと緊張の糸が張る。
そして、家の中に入ってきたムングァンが何をするかというと、壁と棚の間で奇天烈なポーズをとっている。
この辺りになると、観客としては今この展開がコメディなのかホラーなのか訳が分からなくなってきて、頭が混乱してくる。
しかし、何かとんでもないことが起きていることはわかるので画面から目を離せなくなる。
そして、この後の展開…タイトルのパラサイトとは半地下一家のことではなかった、ということが明かされるところで映画の盛り上がりは最高潮。
息もつかせぬ急展開&カオスな展開でグイグイ映画に引き込んでくれる!
うわー!なんだこの映画!凄いぞ!と思っていたんですが…
正直ここがこの映画のピーク。ここからさらに映画はその表情を変え、今度は社会派サスペンスへと展開していくわけなんですが、どうもこの後半がイマイチだと思うんですよねー。
格差社会や、上流階級の人間の持つ持たざる者への無意識の差別意識。
決して抜け出すことの出来ない負のスパイラルというこの映画のテーマ的にはこの後半こそが一番大事なのだとは思うのですが、映画的な面白さでいうと前半から中盤にかけてのコメディ&ホラーのカオスな展開が圧倒的に優っていると思います。
中盤までは話が進むにつれドンドン予測不能な展開になり面白さが加速していただけに、「え、後半こんなにシリアスになるの?」と拍子抜けしてしまったというのが正直な感想。
ソン・ガンホをはじめとして俳優陣のレベルは本当に高い。平場とコメディ場面、サスペンス場面での演技の切り替えが見事。
また、現実に確かに存在する格差社会というテーマはやはり強烈。目を覆い、耳を塞ぎたくなる様な展開があり心がしんどかった…
後半も序盤〜中盤の様なテイストでテーマを描いてくれていれば個人的にはもっと評価が上がったと思います。
重いテーマを描きながらも、しっかりと面白いエンタメ映画でもあります。
p.s.
韓国映画を持ち出して、邦画がどうのこうのというのもお門違いだとは思いますが、やはり一言言いたくなります。
隣国がこれほど立派な作品を作り、世界的にも評価を受けているのに、我が国の映画は…。
正直、役者のレベルもまるで違う。
勿論日本にも素晴らしい映画人はいますが、そういった人たちに注目が集まらず、あまりにレベルの低い作品を濫造している現状はやはりヤバいのではないでしょうか?
韓国映画界の盛り上がりが、良い意味で日本映画界に刺激を与えてくれることを願うばかりです🙏
ハッピーエンド好きな人にはおススメしません
本来は観るカテゴリではない映画なんですが、オスカー作品ですし、評判がいいので鑑賞。
前半はニコニコ観ていられましたけど・・・後半は・・・
サプライズでケーキのトラウマを除こうと綺麗で優しい純朴なママさん、それを更にトラウマにしつてしまう結果?になっちゃったかなぁ。坊やと純朴なママさんのその後が本当に心配。
やっぱり通常観ないカテゴリの映画は観ちゃダメだね。反省しました。
映画好きな人同士のデートじゃない限りデート向きではありません。お一人でどうぞ。
絶対、劇場で観るべき映画
多くの人が「DVD化まで待つ?配信で良い?」と、劇場に足を運ぶ前に考えることでしょう。
実際、私がそうでした。しかも「うーん、韓国映画だし」という変な先入観や、
ある感想で「あれがアカデミー?えげつない作品よ」というのを読んでしまったので、
正直迷い意を決して映画館へ向かったのです。
初めて劇場で観る韓国映画だったかもしれません。
テンポの良さと、ブラックジョークにすぐ引き込まれていきました。
とてもわかりやすい、怒濤のエンターティメントです。
でもこの作品がすごいのはやはり、溢れ出てくる圧と言っても良い、
訴えかける一瞬一瞬の、想像力を刺激する映像のシークエンスです。
豪邸から出た坂道、雨の中裸足で帰る3人と、ジグザグに折れていくコンクリートの階段、
そしてあの決っして美しくなんてないけど、胸に迫る洪水のシーンに真上から映した避難所。
まだまだあります。半地下からバケツの水がバシャーンのシーンや、サプライズパーティーの絵に描いたような幸せ。
洪水の只中で、諦めたようにタバコを吸うギジョンの姿があったから、
胸を刺されてドクドク血が溢れるのを、母親に文句を言いながら優しい顔だったと、
観客の心に沁み渡るのでしょう。
このように、映像から受け取るイマジネーションが、国や人種に関係なく胸打つ事にも気付かせてくれた、
パラサイトだったのでした。もう一回観ても全然、良い!それ程の映画でした。
レビューが面白い作品
深読みしない(できない)タイプなので、ストーリー通りに楽しんだ。前半のコメディタッチのところも面白かったし、嵐の夜からの怒涛の展開もハラハラしながら楽しめた。
ネタバレしない程度にレビューを読んでいたので、なるほど格差社会を物理的な高低差や水の流れ、匂いでこういう風に表現しているのだな、と感じた。
見終わったあとはネタバレを含む色々なレビューを読むのが楽しく、止まらない。
parasite
中国語タイトルは「寄生上流」と訳したが、とても絶妙だと思う。
社会的現象を映すために巧妙な切り口に入ってるとは言えるでしょう。
監督は空間と幾何分割をうまく利用し「階級」をいろんなところで強調している。その中、大雨の中で上から下まで延々と階段を降りて家に戻るシーンはとても印象的だった。
ちょっと物足りないと感じだのは、現実とヒューマニティーをベースにして訴えようとする映画のはずだが、ストーリーの流れには少し現実味を感じないところでしょう。階級の間の衝突を激しく見せた分、ストーリーライン上ぎくしゃくした無理矢理感も....
貧困臭へのRequiem
最初は、名画座的な扱いで上映されていましたが、アカデミー賞ということで、ようやく我が地方都市のシネコンでも上映。遅ればせながらの鑑賞。
社会の底辺に蠢く人々を、韓国らしいアングルで描いています。構成も素晴らしく、前半は、上流社会の人々を手玉にとり、豪邸に寄生していく詐欺師としてのコメディタッチの面白さが…。
後半は一転、彼ら以上の底辺に生きる人の悲哀を描く中で、悲惨な結末へと結びつけていました。特に、その惨劇への引き金となるのが、貧困臭というのも、人として生きるプライドを、訴えかけていたのでしょうか…⁈
同じ底辺社会を描いた、日本の『万引き家族」とは、一味も二味も違いますね。個人的に、『万引き家族』を見終わった後は、ラストシーンも含めて、日本人として、凄く感情移入もできました。
しかし、本作で描かれる韓国気質の喜怒哀楽の起伏の激しさや後味の悪いラストには、正直、あまり好感は持てませんでした。やっぱり日本人だからですかね…。
これまでのアカデミー賞も、社会問題を取り上げた作品は、多く選ばれてきました。本作も確かに格差社会風刺をテーマにしているのでしょうが、その取り上げ方や結末の惨劇が、これまでのアカデミー賞のイメージとは、少し違うと感じました。
笑えないし気分悪くなりました。なぜR指定じゃない?
アカデミー賞ということで観に行ったのですが、「こんな作品が受賞できるんだ……」と思いましたし、正直観賞後気分が悪くなる映画でした。
タイトル通り、半地下の家族の生活が主に描かれるような社会派映画を勝手に期待していたので、実際にはブラックコメディ映画ということで「思ってたのと違う」と感じてしまいましたし、主な内容は『金持ち一家の悲劇』という感じでした。
金持ち一家乗っ取りの前半部分は、超ご都合主義ではあるもののコメディとして見ればそこそこ面白く見れたのですが、金持ち家族の留守中に半地下の家族が豪邸で酒盛りをするシーンから「わざわざ貧乏な服着て来てこんな大胆なことする?そもそもここの会話シーン長くね?」と雲行きが怪しくなっていきます。
その後も、コメディとしては不必要なグロ展開と元家政婦と旦那が引くほどヤバいので「こりゃ笑えねぇや……」と気持ちが萎えてしまい、どういうテンションで観賞すればいいのか全くわかりませんでした。
息子の誕生日パーティーは本当に最悪で、そりゃ最悪な気分にさせたかったのでしょうが、こんな凄惨な展開にした意図がわからないのでただただ嫌な気分になり、1900円も払ってこんな不快な思いをしていることにムカつきました。
後半は全然コメディではないですよね?
そしてとにかく後半はシーンが切り替わる度に「まだ終わらねぇのか……」と思うほど冗長で無駄に長かったです。その後の展開に救いもないなら殺人シーンで終わっとけば?と思いました。
また夫婦のエロシーンも、「ここまで生々しく役者にやらせる必要あるか?気持ち悪い。お下品。」と感じました。
隣に家族連れの小さい男の子が座っていたのですが、このレベルのエログロがR指定でなくPG12なのは謎すぎます…。自分が親なら子供の目を覆います。
あと気になったのは最初の方に出てた主人公の友人が上流のハズなのに、会話しながら普通にでかい唾を吐き出したので、どういう文化なのかな?と思いました。
私は韓国作品というと『冬のソナタ』くらいしか見たことはないのですが、冬ソナとは違いこのパラサイトという映画は韓国のイメージダウンにしかならない作風だなぁと感じました。
少なくともこの映画を観て韓国に行きたいとは誰も思わないんじゃないでしょうか。
まとめると、コメディとしては狂気でグロいので笑えないし、半地下家族のリアリティのある生活をメインに描かれるわけでもないので、社会派映画としても微妙。
全体的にいろいろ詰め込みすぎで何を観てるのだかわからなくなってくる映画でした。
唯一良かったのは妹役の女優さんがカッコよくて魅力的なとこです。あとお母さんの変貌ぶりもなかなか良かった。
だから半地下なんやね
半地下の家でくすぶってるのに、大金持ちの家に潜り込んで馴染めるとは、もともと素質や才能は持ってる人達って事なんでしょうか?
地下では無い、しかし地上には上がれない、だから半地下の人々なんでしょうね。
面白かったですが、アカデミー賞受賞作品って言われると…う~ん…
日本映画にもこんな感じの作品ってありそうな…
面白いってこういうことかも。
旦那がお国嫌いのため一人で鑑賞。一番の感想は、印象が濃い‼︎そして多分、面白い!
私は面白いって結局印象に残るかどうかなのかなと思っていて。見終わっても言葉にしづらいし、けして気持ちよくはないんですけど。
パワーがあって濃くてなんか凄いんだけど、よくわからなくて、「あぁ、こういう感じね」って型にはめきらないから、シーンごと〝印象“として残っている。
もう一度は見なくてもいいけど、絶対忘れない作品wおすすめです!
ただ共感力強い人は一瞬たりとも息が抜けなくて、わりと辛めな物語展開にぐったりするかもw
コメディだったり、愛情物語だったり、恐怖や哀愁だったり、いろんなニュアンスが絡み合って複雑に混ざり合っている感じ。他の感想で「コメディかと思ったら怖くなってつまらなかった」ってコメントもあったけど、私はそれぞれの要素が混ざり合ってることが大事のような気がするなぁ。現実に寄せられてる。
だからすんごい怖かった!リアルさが怖くて、つらくてぞっとする。そうだ‼︎これ一言で言うならぞっとする映画だ!
演出もとてもバランスよかったように感じたな。あざとすぎず、きちんとどう伝わるか考えたって道筋が見える。個人的には家に初めて入るシーンは秀逸だなぁと。階段や雨水汚水、ゴミ溜めなどはあからさまであるだけに悲しさがしみるし、俳優の表情も演技もせめぎ合っててよかった。愛しくて厚かましくてにくたらしくて切ない…泣。あ!一番好きだったのは、汚水溢れるトイレで妹が一服するシーン。色々人生のダメさが押し寄せてきて、ただ立ち尽くす…。好演だったなぁ。
強行に及ぶきっかけが、臭いというのもおもしろ。
原始的な殺意、生活の差が意図せず意識の差になり、生死の差を生み出した。受け入れがたい断絶。
あとアボジの「計画しなければ間違わない発言」はこわかったな。
そういや、最後はアドゥルはアボジと約束(決別)するエンディング。ドメスティックな愛すべきクソ家族から脱出する物語。そう考えればハッピーエンドってこと?
とりあえず、私は、とても面白かったです!中盤のホラー的な怖さとかいろいろ秀逸!お国関係なく、この気持ち悪さ、怖さ、いろんな人に感じてみてほしい。
富裕層一家は良い人たちでした。
これだけ話題になった上にアカデミー賞を獲得したそうなので、早速観に行きました。
ストーリーはとても良く出来ていて、映画として、単純にとても面白かったです。
しかしこの映画が社会の貧困などの問題を描き出した??とは毛頭思いません。
貧乏一家が悪知恵を働かせて、あの手この手で金持ち一家に潜り込み、地下にはもっとヤバいやつがいて、ハッチャメチャー!というコメディとしては最高の作りです。
富裕層は、貧困層の事など、おかまいもしない、それは大いなる責任だ!などと騒ぐ人もいますが、そんなの単なる妬みと嫉妬で、この映画に出てくるお金持ち一家、死ななきゃいけないほど悪い人達でしたか??
ちゃんと真面目に、一生懸命に働いてる父、ちょっと信じ易いけど、素直で思いやりのある母、そして子供たち。ちょっとだけ臭い、というのが死ななきゃ行けない程の侮辱でしょうか??どこかに貧困層がいたら、子供の誕生日パーティはやるべきでは無いのですか??
ただただ信用して、貧乏家族全員に良い仕事まで与えてるのに、本当に被害者のお金持ち家族が可愛そうだな、と思いました。
本当に問題なのは、貧困層を作った国や世界では無くて、妬みや嫉妬を生んでしまうような、貧しい心なのでは無いでしょうか?それを他人のせいにするのは、貧困でも一生懸命に生きてる人達に対して、失礼だとも思いました。
でもでも、難しい事抜きにすれば、映画としては面白かったです😆!
韓国の格差社会をリアルっぽく(本当の韓国社会を知らないので)描きつ...
韓国の格差社会をリアルっぽく(本当の韓国社会を知らないので)描きつつ、
そこにコメディタッチとシリアス両方のエンターテインメント性が上手く組み込まれており楽しめた。
前半はワクワク、後半は現実との向き合いとバランスも良かった。
ラストでいきなりハッピーエンドで滅茶苦茶だなと思ったら、そんなことは無かったですね。
最後の展開が雑
カメラワークや、ストーリーの展開は日本映画よりかなりハイクオリティでした。ただ最近のハリウッド映画に共通して感じるのにも似た最後の雑な展開がそれまでの緊張感を台無しにして、もやもやした終わり方でした。
アンダープレッシャー
最初は酷評しようかと思ったが、
それでは金持ちファミリーの美人奥さんに失礼!
と思い直して、及第点となります。
今作は各賞を総なめというフレコミなので
確かに見所は重々にあります。
同時に、まるで日本映画みたいでもあり
陳腐なハリウッド映画のように見えなくもないです。
貧乏人の一発逆転劇を期待すると
肩透かしですし、じゃあお金持ちファミリーが優秀なのかと言うと
誰よりも間抜けであったりします。
でも、監督狙いとしては金持ちも貧乏人も
所詮は皆、間抜けで無計画という点を
強調したかったのではと、思います。
それは終盤での、豪雨により体育館で雑魚寝するシーンで
父親セリフにも表現されています。
また、金持ち一家が同じくキャンプを取りやめるのも
豪雨によるものです。
これらから、所詮は計画通りに進まないと、
皮肉を込めているのでしょう。
ですから、縛られていた元祖地下主人が
殺人鬼の様相で暴れるのも、
どこか想定内の暴れっぷりに納めて、
貧乏親父が金持ち親父を刺す!
この流れも、キル ザ キングという感じなのでしょう。
温和で頼りない父親が最後は、キレる!
息子に計画は無いと言いつつ、
最終的に地下に隠れるのは、
所詮は人間は変われないと訴えるのか、
それとも無意識の行動が最善策なのか、
またまた、北朝鮮ミサイルに怯えた
韓国人の伝統的に備わる行動なのか
分かりません。
が、ホームアローン韓国版とすれば、
お坊ちゃまが優秀で冴えていて、
お嬢さまはどこまでもアイドルっぽく能天気、
奥様は騙されやすく
旦那様はアメリカ被れで
それを白人様が絶賛するのも納得の
アカデミーを受賞する為に
計算尽された映画と言えなくもないです。
消えない臭い
お話しの作りこみが抜群にうまい作品でした。前半はコミカルタッチ、後半はサスペンスタッチになり、あれ?って思ってるうちに、ある意味韓国映画らしいサイコでグロな結末まで、怒涛の展開であっという間でした。上流、下流、底流の三段構えで格差社会を風刺しながら、劇中何度も出てくる下流の「臭い」は決して消せない原罪のメタファーのようで、下流の人間は成り上がることすら許されない過酷な運命に呆然とします。だから、最後の長男のモノローグはただの幻想であり、父親が永遠に解放されることのない絶望の未来がとても切ないです。
自分が世間とズレているのかな
今話題の作品。
公開されてしばらく経ち劇場も小さいスクリーンに移っていたが、アカデミー賞の影響などの理由もあり一番大きいスクリーンになっていたのでラッキーだった。
しかし、鑑賞するモードが違っていた。
話題の作品と言う事もあり期待値はほぼマックス。
しかもあまり情報を入れていなかった為にバイオレンス映画だと勝手に思って鑑賞してしまった。
要はシリアスな映画モードで観てしまったのがいけなかった。
始まってみればコメディ調でありながら少し緩めの雰囲気
映画では聴き慣れない韓国語が行き交い、字幕も本当にそれ言ってるの?と疑ってしまいそうな変な言い回し。冒頭からその世界観に入るまで少し時間がかかってしまった。
ストーリーは中盤までやや単調で正直どこかで観たことある設定。
金持ち家族に寄生するまでのプロセスが淡々と流れます。
中盤あたりからかなり長めの中だるみを経てどうラストに持っていくか?
賞を取る程の作品です。期待は高まる。
が
そこからは前半よりも雑で単調な作りだった。
後一捻りあるかと思えば想像の範囲内。
正直がっかりしました。
映画はどう言うジャンルであれ、終わった後に何か印象に残る物があるのですが、この作品を観終わった後に残ったのは『不快感』だけだった。
胸糞ではない。
単に不快感。
それと自業自得じゃん。と。
一体何を伝えたかったのか。
格差社会の闇?人間の醜さ怖さ?
映画をエンタメとして考えるのであれば、金持ち家族を地下に閉じ込め自分達が金持ちに成り済ますとか、地下に旦那を住まわせてた前任者の家政婦も実は運転手もろとも家族で自分達と同じことをしていたりとか、もう少し突き抜けたラストにして欲しかった。
全てが中途半端に感じた。
ラストの息子のセリフもゾッとするほど自己中心的なセリフ。
今回の事件に対する葛藤や反省の色もなくただ夢を語る。
頭が狂ってるのか?そう思わせているのか、それが普通なのかそれが分からない。
少なくとも倫理観のある人間はそんな発言
しないであろう。
そんなセリフをラストに言われるもんだからこの映画をどう観たら正解なのか本当に分からなくなってしまった。
全体的に3階層の家族で構成された作品だがトップの金持ちとの攻防はほぼ無く、ラストに何の罪もなく殺されるだけ。
地下の家族との攻防戦は良かったが、とにかく間抜けに見える。
韓国映画独特のドタバタ劇だが、3階層を用意するならばもう少し魅せることが出来たんじゃないかと思う。
突っ込みどころがわんさかあるのだが、1番感じたのはキャラクター設定の無駄さ。
金持ち家族の男の子のキャラは飛び抜けて無駄だと感じた。
モールス信号が読める。そして読んだ。
で???それで終わり。
アクションを起こさないならそれは無駄な設定でしかないと思う。
他にも目についたが、作品自体が劣等感の塊の様だった。
差別的意味ではないが韓国人は白人コンプレックスが強いと言うイメージが昔からあった。(もちろん主観的なイメージ)
なぜ金持ち家族はケビンやジェシカと言うニックネームを付けるのか。
社長夫人はなぜ時々英語を挟むのか
シカゴの大学だったりアメリカを意識させるところあたりしたが、まさにソレだなと感じる。
劣等感や妬み嫉みなど強く感じる作品だが表上それをモロには出さず裏に隠してある。
その演出が不快で兎に角気持ちが悪い。
去年の『ジョーカー』も少し似た部分があるがあちらはセンセーショナルに描き貫き観た物を共感させ心を動かす素晴らしい作りだったが、正直今作にはそれがなかった為隠されたメッセージ性も曖昧な中途半端さが残る作りだった。
中途半端な上に共感という物が皆無の為観た後の感想に困る。
と言いつつも世間の評価は絶賛でありもちろんアカデミー賞で4部門制覇。
自分が少数派だと言うことは充分理解しつつも、世界から素晴らしいと言われるこの作品の良さを見出せなかったのが悔しい。
なので、もう一度観てみたいとも思った。
散々言いましたが、我らが邦画はこのレベルに遠く及んでいないのも事実。
悲しい事ですがエンターテインメントとしての実力は韓国がアジアトップだと素直に感じました。
映像から感じるものがたくさんあった
とにかく対比が多くて映像から感じるものがたくさんありました。
特にパク家でのソファで寝るパク夫婦と机の下で今か今かと出るタイミングをうかがうキム一家(母除く)のシーンが印象的でした。
ソファの上で優雅に性の営みをする夫婦と机の下ではバレたら命もないかもしれない(おおげさかもしれないが)と脱出のタイミングを見計らう家族。
上の世界では優雅に快楽に浸るが、下の世界では現状を脱出するために今か今かと様子を伺う。そんな風に感じました。
85点
韓国映画の一般大衆寄せ映画
韓国映画のえぐみ、血、バッドな
部分はしっかりあるが、あり過ぎた
訳ではなくメッセージや構成が
他の韓国映画よりまとまってて
とるかぁー!って気持ちになった
見方としては感情移入した方が面白いかも。
僕は帰ってくるのは分かってる、いつどうバレる?
子供が気絶する、いつどう気絶する?
地下の夫婦の復讐するぞ、いつどうくる?
って展開わかってるけど探しにいっちゃった。
あとコメディ映画手前ぐらいまで笑った。
まぁ寄生虫やなぁ、この夫婦も寄生虫かぁ
恋してまうんかぁ、韓国格差えぐいなぁ
こゆ家族あるなぁ、最後綺麗目にまとまったなぁ
庭に埋めてる家政婦なんでバレてへんねやぁ
って感想やったw
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