パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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コレが本当の韓国の現状なのかな...?
コレは絶対に映画館で観たい!と思って
観に行って来ました◡̈⃝︎⋆︎*
最初は笑いありで楽しく観ていたんですが、、
途中からガラッと変わりますね。
怖いし、重たいしで、
気軽にオススメ出来る映画ではありませんが^^;
観る人の心を離さない映画だと思います...!✨
良くこれでカンヌ映画祭のパルムドールが獲れたな
脚本に一つもつひねりが無い(キム・チェンスクのハンマー投げのメダリストが何か在ると思ったら肩透かし)、韓国らしさ(徴兵制でしょうカブスカウトのモールス信号は無いよね。)も無いし、音楽も合って無い、社長宅のインテリア(ワインセラー付冷蔵庫は〇)が悪い、コスチュームデザイン(チョ・セヨン)と、ソン・ガンホの演技、朴社長役のイ・ソンギュンの声の良さと、妻役のチョ・ヨジュンの脹脛の筋肉が印象的でした。
韓国映画の到達点。
暗闇で後頭部をいきなり鈍器でなぐられたような、そんな強烈な1本だった。
見終わったあとは頭がクラクラした、こんな感覚いつ以来だろうか?
この映画の魅力をネタバレなしに説明するのは難しい。
が、なるべく情報を入れずに見る事をお勧めする。
言えることは…
下らないギャグにゲラゲラ笑って
あまりの緊張感の持続にドキドキハラハラして
現実のあまりの残酷さに涙して
エンディングロールでは、言語化できないほど複雑な感情が渦巻いていた。
…という事。
こんな体験が出来るだけでも、映画としてスクリーンで見る価値が存分にあると言える。
表層のエンターテイメントの完成度も非常に高い。
複線改修の鮮やかさ、後々のストーリーに効いてくるミスリード。
脚本、演出、カメラワーク、それらが全てが完璧に調和していて一切の無駄がない!
更にその奥底には深い人間ドラマ。
そして、現代社会に対する強烈なメッセージが内包されている。
エンタメとしても文学作品としても一級品。
まさに極上の映画といえるだろう。
アカデミーの賞レースなんて関係ない!
今絶対に見るべき映画だ!!
エンドロールを迎えての全てがないまぜになったあの感情は、見た者にしか分かるまい。
考えさせられる。良かった。
あまりに評価が高かったので、予告編映像しか知らない状態で観賞。
途中までは予告編にある内容なので、うんうん、そうなるだろうねぇ、なかなか面白いね、と思いつつ。。。
あえて絶対ネタバレを話したくない展開が後半に。。!!
そうくるのか!!!と思うと同時に色々と考えさせられることが。
これは見て良かった。ネタバレ読まずに評価の高さだけを頼りに見に行って良かったです。
貧富の差はお金だけではない。
最初は貧富の差をテーマとしたコメディか?と思いましたが、後半に社会的な内容へと深まります。
最初はお金があれば、、という気持ちが合った主人公である家族は、段々それはお金だけではないということを自覚していきます。特徴に父と息子はそのことに気づきはじめ、そして事件は起きました。
韓国の問題提起をしており、それは日本も含む全世界に共通する話でもあります。この傾向はジョーカー、アイリッシュマンといった映画のきっかけでもみられ、ひとつのトレンドとも思えます。ジョーカーはその思いが爆発する、この映画は現代的に爆発してのその後も描かれているという違いはあります。ても、このテーマの映画が続くのは、世界的な問題なのだと改めて認識出来ました。
とても興味深いストーリーで、コメディチックもあり、楽しめます。オススメします。
面白いけど「万引き家族」の方が好き
チェ・ジウ主演の「真実」という金持ち一家とそこの地下に住む貧乏家族のテレビドラマを思い出す。韓国ドラマには確かに坂道の住宅街がよく出てくるが、韓国では地下の家というのが結構あるのだろうか(北朝鮮からの攻撃に備えたシェルターという説には納得)。
貧富の差を描いているといってもエンターテインメント性も強く、人気になるのも当然か。金持ちパク家の主人イ・ソンギュンの声が渋くて素敵、あんな声の日本人はそういない。社会性という意味では「万引き家族」の方が上。
オメラスのような構造
―オメラス―
この映画を観て、それを思い浮かべました。
オメラスとは、「オメラスから歩み去る人々」という物語に出てくる街であり、豊かで楽しい、平和なユートピアと呼ばれていた。
しかし、その街の地下には一人の子供が鎖で繋がれた状態で放置されている。
すなわち、その街は縛りつけられた子供が犠牲から成り立っている街。
…しかし、街の人々はそれを知らない、目もくれない。
この映画における富裕層側の登場人物は、そんなオメラスのように下層に暮らす人々(すなわち貧困層)に目もくれずに生きているように感じました。
下層の人々を知ろうともしない。
気づきもしない。
関心も持たない。
故にあの家族には気付かぬうちに「寄生虫(つまりはパラサイト)」が入り込んでしまう…
さて前置きによる考察が長くなりましたが、心から素晴らしいと言える映画を観てきました!
フォードvsフェラーリに続いてアカデミー賞作品になりましたが、これは自信をもって傑作と言えます!
さすが、カンヌ映画祭でパルムドール賞といったところです。
恐らくポン・ジュノ作品としては「殺人の追憶」以来の素晴らしい作品と言えるでしょう。
半地下で暮らす失業中の家族は、家族全員に仕事を与えるために富裕層の家族に"寄生虫"のように付け入って働く話。
ソン・ガンホ演じる父の息子が最初、娘の家庭教師として付け入るのですが、この息子がキレ者!
話が物凄く達者で、どんどん自分の家族を雇わせる力はなかなかのものです。
家庭教師に入った時からそれを感じることが出来て、「こいつはプロの詐欺師になれる」と感じました。
そこからはもう話が二歩、三歩先を読むかのように伏線を敷かれて予想出来ない展開をさせる脚本は本当に素晴らしいです!
また、この映画は貧困層の家族を扱った作品なので一見地味に思われがちですが、「万引き家族」や「ジョーカー」よりも比較的娯楽要素が強いです。
と言うのも、意外とコメディ色が強いです。
自分の家族を雇わせるためにいくつも策を仕掛けたり、半地下での場面も結構笑えます。
また、ハラハラ感も強いです。
良い意味で常に予想の斜めいく展開があるので、そういったハラハラ感も堪能出来ました。
ただ常に予想出来ない展開であったのですが、終盤の展開に関してはある程度予想が出来てしまいました。
宣伝に「ネタバレ注意!」と書かれてたので衝撃的な感じになるのかと思ったら、さほど衝撃的でも無かったです。
なので、正直少し肩透かしを食らいました。
その他にも突っ込みどころはあると言えばあるのですが、完成度は非常に高いです。
撮影もカメラワークがハリウッド映画のように拘りがされていて、半地下の汚くさせてる美術も本当に素晴らしいです。
また、ソン・ガンホも名俳優だけあって今回も冴えない汚ならしい感じの役を見事に熱演していました。
彼はまさに、韓国の役所広司です!
今年早くもベスト級の映画が来ました!
本当に観れて良かったです。
この映画はあまり日本では儲かってないので、観てない方は是非観に行ってほしいです!
貧富格差の表現力、ストーリーの展開力
世界で広がる『貧富格差』を背景とした韓国の映画。
『「金持ちなのに」じゃない、あの人は「金持ちだから」優しいのよ。』
登場人物のふとした発言ひとつひとつに、
貧富の文字通り資金力の格差というより、
染み付いた互いへの軽蔑の意識が表現されている。
■良い点
・貧富格差の描き方
→ミステリーに目が行きがちだが、半地下の両親のふとした発言や仕草に、格差社会への諦めや埋まらない溝を感じさせます。
・ストーリーの展開力
→前半はコメディ、後半はとあるタイミングから急にミステリー要素が加わる、メリハリのある120点の展開力でした。
・パクダヘちゃん
→かわいい
■惜しい点
なし
匂いがする
かなりの期待で観に行き、そういう時って外したりするんだけど、期待を裏切らず、でした
前半のひょいひょいと乗っかっていく巧妙さから、後半の怒涛の展開
目が離せませんでした
好きか嫌いかと言われると、好きとは言えない映画かもしれない
人間臭くて、汚くて
トイレの方が高いところにある生活、街の消毒が家の中に流れ込み、雨の浸水でトイレが溢れ、酔っ払いが立ちションする家
生死を分ける瞬間ですら、富裕層の主人は匂いに嫌悪感を示す
人間だ
苦しかった
せめて、夢描いたラストが実際に来る日が有りますように
多分叶わないけど、ずっと夢見ていられますように
ポン・ジュノには、たっくさん映画を撮ってもらいたい
凄まじかったです…
このサイズ感の映画をポン・ジュノにはぜひ量産していただきたい。
まだ見ていないポン・ジュノ作品を含めた韓国映画をたくさん見たくなりました。
格差社会を感じ始めると笑ってみてられなくなる
前評判で期待しすぎた感もありますが、観てよかったです。
予想できない展開は、まさに。
悪人はいないんだけど、世の中が作り出す悪はある。
格差社会を面白く描いてるけど、じわじわとその格差に悲しい気分になる。
ただストーリーは、かなり荒削りだったかなー。
ゾクゾクした
シンプルに凄い映画でした。一歩先はなんとなく分かるけど、それより先が全く予想がつかない感じです。
話の本筋はとても理解しやすいとおもいます。しかし細かいディテールや心理描写などがとても多く(それらが余りにハイレベルです)色々なことを鑑賞中にずっと考えてしまいます。鑑賞者が怯むようなパンチのある映像が延々と続きます。これ以上はもう嫌な、悲惨な状況にならないだろう、ならないで欲しいという鑑賞者の希望を嘲笑うかのようにジワジワと登場人物達がめちゃくちゃになっていきます。
演技も映像も(金持ち描写が引くほどリアルです)ストーリーも音楽も全てが素晴らしかったとおもいます。
私の鑑賞し感じたところの主題は、やはり格差がもたらす歪んだ人間性と貧者のプライドだと思います。
おすすめの一本
序盤から物語の展開に無駄がなく
無難にタイトルを回収しつつ
コメディ映画としての面白さで楽しめる。
中盤、物語が一服を見せた頃をみはからい
映画のジャンルを変えて、
さらに物語に引き込んでいく。
一本の映画ながら、前後半で別の映画を見ている気分になり起承転結が素晴らしい。
見終わったあとの満足感が高いと思うNo1
ポン・ジュノ版の万引き家族
面白かった!
ポン・ジュノ版の万引き家族といった内容でしょうか。
映画の内容そのままの意味でのタイトルではないと思うので、本当は誰が誰に寄生しているのか考えて観ると面白いです。
貧富の差
を描くパルムドール受賞作品
ハラハラドキドキ
最後まで飽きずに観れてあっという間だった
ラストが予測できなくて目が離せない
最後あの行動に出たのは少し疑問が残った
しかし終わり方がまとまってて結果楽しかった
是枝監督作品を思い出した
いろんなジャンルが混ざってて癖になります
期待が大きかった分だけ落胆も大きかった!
ガンホさんが主演ということで本当にすごく楽しみにしたが、映像も内容もグロテスクで、後味の悪い映画だった。客観的に格差を描いただけのような気がした。比較されていた万引き家族には、血縁のない家族という設定でしたが、とても愛らしく描かれていて、不器用だけど家族一人一人がいつくしんでいる空気が流れていた。ストレートな言葉はなかったけれど、ばらばらになったエンディングでもそれが余韻として残り、本当に素晴らしかった。
ハイレベルハイブリッドエンターテイメント
下町の半地下に暮らす失業者家族と、高台のお屋敷に暮らす富裕層。韓国社会の経済格差への問題提起作という見方もあるようだが、それが主題かと言うと、 うーん、と首を捻ってしまう、『ジョーカー』を見た時のような感触が…。
説教臭いお題目よりは、ほーら、人間って恐いだろ、と、解り易い破滅を可視化してくる、お化け屋敷のような作品。
富裕層の世間知らずや傲慢を嘲笑い、つけ込んで寄生した家族が、もっと足下の存在に脅かされていく構図。加害者と被害者、見下す側とされる側が入れ替わりし、先の見えないスビード展開、衝撃の結末。地上と地下、高台と下町など、目に見える比喩を駆使し、色や臭いを強烈に印象付ける感覚的表現。リアルと幻想が境を無くしていくような不安感。
どれもが素晴らしく、絵・音・物語の全てで観客を揺り動かす『映画』というコンテンツとして、これが一つの理想形かもなぁという完成度の高さ。
流れる雨と共に滑り落ちるように階段を駆け下り、最下層の溢れる下水に浸った我が家で呆然と途方に暮れるシーンは、感嘆の一言。
コメディともホラーともサスペンスともヒューマンドラマとも分類し難く、笑い、泣き、ドキドキし、恐がり、感情変化さえも盛りだくさんに、あれこれと堪能できる。
一級のエンターテイメント作品なのは間違いなく、特に前半は笑い所も多く気軽に楽しめるのだが、人の弱さ、悪意、欲、傲慢、欺瞞、妬み、蔑み、暴力などの負の感情が強烈に描かれ、しかもそれが極めて感覚的に叩き付けられてくるので、思考停止で遣り過ごす事もできず、どんどん恐さや嫌悪感の方が上回って、肩に力が入り、観賞後にはぐったり疲れ切ってしまった。
恐がりさん、暴力苦手な方は少々ご注意を。
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