パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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これがアカデミー!衝撃的展開の連続!
アカデミー賞の作品はタイタニックしか見たことがなく、2本目です。アジア作品初のアカデミー賞、納得の作品でした!
半地下に住む貧しい一家が友人の紹介でお金持ち一家の家庭教師をやることになります。そこから貧しい一家がお金持ち一家に「寄生」していきます。展開がスムーズで流れが良かったです!
ある出来事からハラハラドキドキが止まりませんでした!ずっと興奮しっぱなしでどう物語が終われば落ち着くのか予想がつきませんでした!映画体験が180度変わるような映画でした!
是非映画館に足を運んで見ることをお勧めします!興奮止まない素敵な映画体験ができると思います!!
劇場で初韓国映画鑑賞
韓流ドラマに興味もなく、一部韓国映画をテレビで見ただけの知識しか無かったが、
面白いじゃない。韓国の格差社会を皮肉り面白く仕上げた。
なんか全体から受ける印象はカメラを止めるな!と同じ様なテイストを感じる。
本当に良く考えてある。ただしこちらは猛烈に金が掛かっていて手が込んでいるけど。
作品作りと言う点だけ見ても日本よりずっと先を行っている。少なくとも最近の邦画より面白い。
それとスラム街とは言わないが貧民街?はソウル近郊でも見られたし半地下かどうかは見てないけどあんな雰囲気の所はあるしそう言う意味でもリアル。
しかし半地下ってイギリスなどの欧州でもあるんだよね。入口を隠したいとか目立たない様になのかも知れないけど。安ホテルに泊まったらG階のフロントが半地下で1階が本当の意味で1階だった。入口で降りてフロント通って別の階段で部屋に上がるとかエレベータも無いのに面倒な作りだった。
期待しすぎたかな
ポン・ジュノ監督作品は好きな映画が多いのですが、DVDを持っているくらい好きなのは「殺人の追憶」と「母なる証明」の2本(オクジャは未見)。
観た後には、期待しすぎたかなぁと思いましたが、もちろん、一定どころか、かなりの水準にあることは間違いありません。再見すれば、新たな発見もあるだろうな。
アカデミー、パルムドール納得のすごい映画
寄生(半共生)
好きな映画、というより、すごい映画。
韓国における貧困、格差社会をテーマに据えながら、コメディ、ホラーを混ぜ合わせ、しかもわかりやすい。映画としての技術や魅せ方が極めて優れている。
そりゃあ、アカデミー作品賞もパルムドールも取りますわ。
パルムドールはこれで、3作連続で貧困がテーマの映画になるらしい。昨年は日本の「万引き家族」。あれは「すぐ隣で起きている貧困の日常」。本作は「すぐ隣で起きうる格差社会の惨状」というとこらか…どちらも素晴らしいけれど、ジャンルの多様性、飽きさせなさから本作に軍配が上がる、と感じた。
登場人物みんな、すごい諦めているんですよね。自分達の現状、社会のあり方。上昇志向や変革意識がまるで無い。計画は思い通りにいかないものね。唯一、頑張ろうとするのはラストの彼。しかし…。。誰か1人の頑張りではどうにもならない、国や大企業等、力を持つ者が変えなければならない。映画が世界を変える、そんな可能性を感じる一作でした。
臭覚の映画だ。
人の五感の中で、快 不快の感覚が心の深部に突き刺さるのは臭覚だろう。不快な臭覚は脳の原始的な記憶や感覚と結ばれこびり付く。この映画は臭覚を強く意識させ、その抜き差しならぬ分断線を描いた作品だと思った。トイレの汚水が吹き出し、ゴキブリ駆除の噴霧器や立ち小便の匂い、体育館の人息や体臭が立ち込める。そうした下層に暮らす生活臭が一線を超えて滲み出し、金持ちの匂いがする雇用主に襲いかかる。
物語はキム一家が追放した家政婦を、乗っ取ったパク一家に入れてしまう、豪雨の中、ドブネズミの様な身なりとなった家政婦に、自分達と同じ匂いを感じ取り、慈悲の心が疼いたのだろう。それご奈落への坂道を転げ落ちていく始点となったが、困窮者の連帯をサジェスチョンしてる様にも思えた。
アメリカ大統領選挙の民主党の候補者選びで、左派急進派のサンダース氏が快進撃なのも、社会にそびえる巨大な格差を一度チャラにしたいという庶民の切実な現れなのかもしれない。ナイフの人刺しの様に。
こういう映画を上回る作品が出てきて欲しい
格差社会を象徴する映画。
韓国映画の強みが存分に発揮されてます。
見応え十分です。
でも、歴代のアカデミー賞作品と比較すると少し物足りないように感じました。
アジア映画を差別する訳ではないですが、アメリカ映画にはまだまだ先頭に立って盛り上げて欲しい。
下流と上流、両者の悪いところが煮詰められたような話
育ちの良さのせいか面白いほど騙される裕福なパク一家と、その一家に寄生する計画を立てた貧しいキム一家の対比。そこまではコミカルなブラックジョークとして笑えていたが、後半急に情勢は一変する。
自分たちの生活のために下層で醜い争いをする家族も、そんな彼らを踏みつけていることに気付かず優雅に暮らす一家も、それぞれ際立った悪人ではなく、ただ自分たち家族の暮らしについて考えているだけ。
ラストは、良い暮らしをしたければ、金を稼ぎそれに相応しい人間になれということなのか。
下流の人達の自堕落さや上流の人達の鈍感さなど、それぞれの悪いところが煮詰められたような話だった。
台所の奥の薄暗い不気味な地下室、太陽に照らされた明るいガーデンパーティーの会場など印象的な舞台が多かったが、特に次々様相が変わる街並みを上から下まで駆け抜けていくシーンが印象的だった。
韓国格差の象徴的
韓国の経済的格差は、日本以上に激しく、学歴偏重、財閥偏重と生まれが全ての社会の現状が表現された作品と思われた。
歴代の大統領が、退任後に弾劾され刑務所に収容される事が繰り返される韓国、何時になったら中立性のある司法が確立されるのか?
一極集中する権力へ群がる腐敗の渦。
敗戦国の日本の戦後の様に財閥解体など、国を根本から変えないと変わらないのか!
日本の社会も日々権力が再集中している現状が心配なる考えが浮かんだ作品でした。
認めざるを得ない
ジョーカーを抑えてのアカデミー作品賞。
私の中で、作品賞はジョーカーだと思い込み、それを望んでいたのを覆した作品はいかなるものかー!
という気持ちで見てきました。
面白かったです。
とても。
多少、中盤にある親子全員揃ってのパーティーは中だるみを感じたものの、それを全て巻き返します。
目を覆ってみたり、瞑ってみたり、あっ!と声を出してみたり、あわあわしているうちにクライマックスでした。
ジョーカーもそうですが、両作品とも貧困というか下級の人物が描かれています。
そして終わり方も決して明るいものではありません。
それでもスッキリ度という意味で、私の中ではパラサイトに軍配。
作品賞にも納得できました。
エンドロールで、予想していなかった切ない感情が。
アカデミー賞受賞前から気になっていた作品ではあったものの、後半の展開に疑問を持つ口コミも少なくなく、観賞を迷っていました。
上映開始からずっと目が離せない展開で、相当練り込まれた作品との印象。
凄惨な場面が有ったものの、観賞後にこみ上げてきた
切ない感情は、監督の巧みな手腕によるものかも知れません。
若手俳優さん達の次回作が楽しみになる作品でした。
匂いと格差と衝動と
アカデミー賞を取らなければ、恐らく観る機会は無かったであろう作品
なんていうかサスペンス風なんだけど、コメディ要素も多く、全然ポップに楽しめた
半地下家族4人がそれぞれ魅力的で、金持ち家族に取り入る過程はまさにエンタメ王道の面白さ
そして後半は想像を二段飛ばしで超えてくる展開が待っている
三谷幸喜作品にも通ずるユーモアに溢れているんだけど、こちらの方がずっとシリアスで見せ場が多い
あり得ない設定なのに、リアリティを感じるのは、この映画の脚本と演出が卓越している証だろう
いやー、このシチュエーションとキャラクター達は本当に凄い
130分じゃ収まらない
アカデミー賞に相応しいかどうか、自分には分からないが、面白い作品なのは間違いない
ジェシカ推しです
面白い作品だがそこまで酷いのか気になった
面白い作品だが、ベースとなる環境がどこまでリアルなのかわからない。韓国での格差が描かれている部分、上流階級はあんなモンだろうと思うが、半地下に住む階級がリアルなものか最後まで気になった。学歴社会というのはよく聞く話ですんなり飲み込めたので、半地下の疑問は棚に上げて見れたのでストーリーに入り込めたので幸いしたが。
きっとどこかで破綻するだろう展開。なんとか綱渡りで破綻を避けたが・・・。
上手くまとめた。一方、スッキリしないのも面白さのうち。
観に行って良かった。
後日気づいたのは、ポンジュノ監督作品を映画館で観た経験がある事。「TOKYO!」で監督してたのね。すっかり忘れてた。
アカデミー賞?
アカデミー賞獲得と周囲からのネタバレを恐れて慌てて見ましたが、正直期待外れでした。
これでアカデミー賞が獲れてしまうほど2019年は不作だつたの?前半はコメディタッチで後半はサスペンスホラーテイストといったモードチェンジの作品でしたが、同じモードチェンジであれば「カメ止め」の方が何倍か面白い(日本贔屓?)。後味的にもね。
レンタル待ちで充分でした。
結局、金持ちを目指せ! なのか?
どうも、そうとしか思えず。
家を買う以外に父親を助け出す方法はいくらでもあるだろう。
題材からは格差社会の批判や考察に向かうのかと思ったが、そうではなかった。
私がそのテーマの映画を求める訳ではないが。
計画的に生きるって、中学生の学級会みたいだ。
それともこれは中学生向けなのか。
家族ぐるみ詐欺はまあ面白いが、新しくはない。
これが現代のアメリカンドリームか。
アメリカ人はいつまでもこれが大好きなんだろう。
前向きになれるわけでもなく、励まされるわけでもなく。
土曜の昼で客席はガラガラ。
役者と編集はまあ上手い。音楽は印象なし。
セットは凝ってて、結構金はかけている。
しかし所々腑に落ちない箇所がある。
富豪家の少年が匂いに気がつき、モールス信号を解読したのは伏線ではなかったのか?
何だか脚本を制作中に変えた気もした。
なぜラストは妹だけを殺したのか?
私文書偽造が韓国では最大級の犯罪なのか?
玉ねぎ男事件の例から、そんな気もしないでもない。
韓国は完全な学歴社会と聞いたこともある。
今どき仕掛けがモールス信号というのも、失笑。
バラサイトってタイトルも一昔前。
この国はやっぱり発展途上国。
映画のレベルは国の民度を反映する。
これは日本映画もそうだが、特に前半は解説ゼリフがまあ多いこと。
何でもかんでもテロップいれまくるテレビ世代。
観客の頭に浮かんだことを演者が喋ると安心なのか。
想像力を働かせる隙間がないと逆に私はイライラする。
最後に、監督が太り過ぎ。
受賞の瞬間にガッツポーズする監督は、醜い。
本当の芸術家はそんな振る舞いはしない。
金持ちになれて良かったね。
深いかもしれないが面白くはない
韓国の貧困層の苦難や差別がリアルに描かれています。とはいえ問題提起があって考えさせられる訳でもなく、大逆転の爽快感がある訳でもなく。ただただ2時間彼らの貧困を見せられ続けるのはただ苦痛でした。クライマックスはどんでん返しというよりは超展開、全く感情移入できず置いてけぼりで、更にラストのオチは安い小説です。私は観たことを非常に後悔しました。
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