パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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貧困の裕福の中で
誰もが夢見る裕福な暮らしへの憧れをブラックユーモアにして描く映画。日本でこれほどの映画が作れるのだろうか。単なる恋愛もの、お涙頂戴ものが目立つ日本映画と違い、社会風刺をきちんと描いたことが、アカデミー賞を取る所以と思う。構成もアメリカ映画を見るようでした。最後は蛇足かな。
演出が巧み。ストーリーも複雑。
極めて高いクオリティ。女優がみんな美人。
映画を見終えてから2時間経過してしまったが為に感傷に浸りながらの感想ではないのだけ注意点。記憶を遡りながら感想を思い出していくとやっぱりエンドロールの妙なマッチが気になる。曲調は決して映画に沿ったものでもないし、1度聞き流した程度で何かを感じる歌詞でも無かったがパラサイトのエンディングとして何故が最高にマッチしている。理由は分からないがそう感じた。
結論を言うと見ろ。絶対に後悔しない。
例のえっちなシーンの妻(金持ち)役の女優の動きがエロすぎてやばかった。動きがエロいんだぞ。やばちぞ。
言わずと知れた
話題作だけど、うーん。
私的にはイマイチでした、
なんだろ。有り得ないだろ。イヤイヤイヤ。
が強かったのか、環境が違うからなのか共感できず。
あ、妹役の子美人設定なんだ。
高校生のご令嬢可愛いんだ?とか。
そこの美的感感が、私には合わなかったのか。
正直、評価されるのがよくわからん。
韓国ドラマファンなら解る面白さ
最近の韓国ドラマは、展開よいだけじゃなく人間に対する豊かさや愛情を感じます。悪役が可愛く思えるのも特徴な気が。パラサイトも韓国らしい、そんな一面があります。ただ、こちらの映画は、ぜひ映画館で楽しんでいただきたい。豪邸や地下のシーンが、役者さんと同じ高さで撮られているので、その場に一緒にいるような感覚になります。役者さんの演技も素晴らしいのですが、この映画の罠にはまって、不安や勇気を感じてほしい。
思った以上に笑える
話題作なので、鑑賞しましたが、笑える要素が多く韓国映画独特の薄暗さとのバランスが絶妙でした。
事前の情報収集をしなかったので、新鮮に見ることが出来、楽しめましたが、最後がやや強引な気がしました。
どうしても猟奇的な部分につなげたい感が強い印象があったのが、少し残念でした、
年末先行上映で
《象徴的》 リスペクト!現代を切り取る最高のスメル蔓延、映画館最後列の席まで。ネタバレ厳禁という戒厳令も頷ける幾つものサプライズが待っているけど、それらが(メジャー邦画に多い安易なものでなく)地に足着いていて卑怯チートじゃないから、非常に納得できてスッと飲み込めた。機転の効いた掘り下げ型アイデア満載よく練られた作品ながら、無計画こそ最大の計画であり、実戦は勢いだと証明する力強さパワフルで素晴らしいブリリアント。様々なジャンルを横断する様々な設定の素晴らしい作品達に今の歪んだ社会構造を込めてきたポン・ジュノ監督のフィルモグラフィー(『グエムル』『オクジャ』でさえ!)と作家主義を一種総括するにも相応しい到達点としての気持ち良さ、トーキングアバウトがヤング&シンプルと対を成すオールド&コンプレックス(経験値と複雑さ)でオリジナル&フレッシュ。彼らしい笑いユーモアも気まずさサスペンスも心ゆくまで堪能できるエンジョイアブル。
『スノーピアサー』が横だとしたら今回は上下で表される貧富(持つ者/持たざる者)の差も、多角化と希薄化が二極化するように曖昧な"家族"の定義・在り方それ自体もひとところに問題提起してしまうし、それらの見せ方が実に映像的。それもちゃんと娯楽性を持ってしてエンターテイメントとして。メタファーとしてでなく直接目に見えるフィジカルな階級差。様々な国で様々な映像作家たちが仕組んだわけでも無いだろうに同時多発的に同様の、あるいは類似性を持ったテーマの作品を作っているという昨今の流れこそが皆が世の中の現状に危機感を持っているということの最たる証左ではなかろうか。『万引き家族』にしても『アス』にしても誰もが惹かれる地下からの反骨の狼煙だ! そして今更言わずもがなソン・ガンホは韓国の国宝だ。
Is it okay with me?
I'm deadly serious.
ジワる
鑑賞中は格差の現実と映画の中の非現実の狭間で
ざわざわしていました。
観終わったあとの感想は
「結局よかった!」
色々考えされられるし
結果、ちっぽけな私たちにできることは非力で何も無い
と、痛感。
日本も他人事ではないし、
パラサイトしても誰も責められない致し方ない現実。
ポン・ジュノ
2020年1月17日
#パラサイト半地下の家族 鑑賞
@KBCシネマ
半地下の人間は地上の人間と交わるから、匂いで生理的に嫌われてしまう。
でも地下の人間は地上の人間と交わらないので嫌われない。と言うかそもそも認知されていない。
#ジョーカー とこの作品どちらも格差社会をはっきりと描いている名作
タイトルからセンスが光る作品
面白いか面白くないかで言ったら面白いです。でもそれ以上に「あー賞を取る作品てこういうのだよな」と納得させる内容でした。格差社会を上手に捉えてセンス良く画面上に写しています。
映画は大抵約120分、この中で多くは物足りなさや詰め込みすぎ感を感じますが、物足りなさは皆無、詰め込み感も特に後半上手く演出として利用されていました。映画と言えば、な起承転結、得に転のどんでん返しや、感動、笑い、ちゃんと含まれています。でも古臭さは感じない。
とっても個人的な意見。
私は映画じゃなくて配信サイトでいいじゃん、な風潮には賛成派ですが、スクリーン内で起きてる様々な出来事を、周りで観てる人達と一緒になって何となく全体の空気と楽しめる、こんな映画がたくさんあれば映画館という場所の価値も生まれてくるのかなぁ、と思いました。
鑑賞というより、体験
2回観ました。
1回目は、
ただただ圧倒され、脳も心臓もぐったりして、
でもとてつもない充実感と、
それでもまだこの作品のすべてを味わい尽くせていない気がして、
終始この映画が頭から離れず。
1週間後、たまらず2回目を鑑賞しました。
ぎりぎり観客が置いてけぼりにされない、
絶妙な速さと分かりやすさで物語が進む。
しかし、魅せるべきシーンは魅せる。
ためるべきところは、ためる。
その緩急が絶妙。
視覚的にも、一瞬一瞬が絵画のように美しい。
表面的に美しいのではなく、
人間的で、醜く、汚いはずの情景であっても、
とにかく全てのシーンが美しい。
台詞も必要十分。
(多少反日的な台詞が出てくるが、それは韓国の日常なのだろう。あるいは国に味方してもらう戦略か。政治的な話には疎いのでご勘弁を…。)
音楽も素晴らしい。
あらゆる要素が、一切の無駄なく、完璧に調和している。
そしてその調和は、この作品のテーマである「格差」を、見事に表現している。
極めつけは、何と言っても役者陣の演技。
どの役者さんも本当に素晴らしい。
中でも、特に、ソン・ガンホの演技が、表情が、素晴らしい。
この方がいなければ、
この映画は成立しなかったのではないかと思うほどだ。
ポン・ジュノとソン・ガンホが同時代に生きていることは、奇跡なんじゃないかと思う。
脳も、目も、耳も、心臓も、
全てが忙しく、でも全てが喜ぶ。
ああ、嗅覚も刺激されます。
匂わないはずなのに、匂う。
あらゆる感覚を研ぎ澄まさざるを得ない、
抗えない映画。
もはや鑑賞というよりも体験。
数十年に一本の傑作と言えるのでは。
スクリーンで観なければ、
いや、体験しなければ、きっと後悔する作品。
いつまでも余韻から抜け出せない。
完全に、この映画にパラサイトされてしまった。
書いているうちに、また体験したくなってきた。
あとからジワジワくる面白さ
最初から最後まで夢中で観られる。途中からはハラハラドキドキが止まらない。
松本人志が度々言っていた『雨のなか家政婦きて家にいれる?笑』に関しては、確かにもうひとつ理由付けがあるとすっと落ちるけど。
前情報なくみたから、案の定何度かよい意味で裏切られ、そうきたかーと。
韓国の上流下流の構造について詳しくなくても十分楽しめるけれど、知っていればなお面白い。
日本ディスられてる?って場面もあるけど、エンターテイメントとして素晴らしい。
ネタバレ的なサイトで『え!あれそうなの?』ってとこが何ヵ所かあるから、
DVDになったらもう1回、2回観たい。
万引き家族も良い映画だったけれど、何度も観てみたい、そう思わせることがどれだけ難しいか。賞を総なめする作品は緻密さが違う。
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