パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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打って変わる後半。世知辛い社会と人生の悲哀。
【賛否両論チェック】
賛:裕福な一家へ寄生をしていく主人公一家を巡る騒動が、時にコミカルに時にシリアスに描かれ、生き抜いていくことの悲哀を感じさせるよう。後半で一転する雰囲気や展開も秀逸。
否:ラブシーンやグロシーンがあるので、一緒に観る人は選びそう。
ひょんなことから、身元を隠し、お金持ち一家へ寄生することになった貧乏一家。前半は巧みなテクニックで、トントン拍子で寄生に成功していく彼らの様子が、時としてコミカルに描かれていきます。
ところが、中盤から事態は一変。あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくは実際にご覧になっていただきたいのですが、
「おっと、そうなりますか!!」
っていう感じで、とある衝撃の事実をきっかけに窮地へ陥ってしまった貧乏一家が、事態を打開するために奔走する姿が、打って変わって非常にシリアスに描かれていくのが印象的です。
ただ難点をいえば、想像以上にラブシーンやグロシーンがあること。苦手な人には向かない内容ともいえそうです。
ラストは切なさというか、哀愁さえ漂う雰囲気で、世知辛い世の中を生き抜いていくことの難しさを感じさせてくれます。社会現象となった作品ですので、是非チェックしてみて下さい。
物語だけでなく映像も音楽もすごかった!
音の面でしっかりサラウンドスピーカーの効果を活用しており、ダイナミクスがハッキリし、すごくクリア。
耳元まで迫りくる音!
曲は映画の挿入のためだけではなく、単体で楽しめるしっかりとした音楽(芸術作品)で、そういう意味でも序盤から期待が高まりました。
映像ももちろんきれいで会話の背景も情報量がたくさんで見飽きない。
そして画面からとびだしてくるような臨場感。
映画のストーリーが個性的だが音楽も個性的で他の映画とは違う独特の雰囲気を醸し出していました。
かといって奇をてらって目立つことはせず映画と音楽、2つの作品としてそれぞれ楽しめて、映像との融合でも楽しめる。
最近は映像や音楽ばっかりすごくて内容が退屈な作品も多いが、しっかりそのすごさが、緊張感のある芝居と一緒にストーリーを盛り上げ後半に向けてペースが上がり、ぐいぐい引き込きこんでいく。
邦画や洋画、中国などのアジア映画とも違う韓国のオリジナルな雰囲気があり、それでいてしっかり独自の個性を主張した映画でした。
ただし、その主張によって賛否が別れるところ。
それでも堂々と作品を作り上げたからこれほどの評価される映画になったんだと思いました。
グエムルが好きでやっぱり数段パワーアップした感じの本作品。
もっと期待を込めて、次回もどんな展開になるのか!?
楽しみにしています。
複数ジャンル混ざった良作
ヘルコリアとは?
期待以上
韓国的ファシスト映画を自称リベラルが持ち上げるディストピア
まず前提として、例の独島ソングの替え歌について調べて知って欲しい。
こんな映画に日本人が約50億もお布施している中、韓国は竹島を軍事占領し続けている。
こいつらにとって、韓国軍に虐殺された日本人の漁師たちの命なんて紙屑より価値がないらしい。
ただ自分達が意識が高いリベラルのように見なされてチヤホヤされれば良いだけ。
そのためには無価値とみなした命など平気で生け贄にできる。
その精神構造はファシスト独裁者と同じ。
こいつらは一旦、自分等のご主人様が逆のことを言い出し、リベラルが今までの保守主義者と同じように扱われ出したら平気で180度回れ右するだろう。
そもそも日本を戦争に追いやったのも、今まで世界中で虐殺を扇動してきたのも、連中のような人間だからだ。
現代日本では、まだ保守主義者の方が精神的にマシである。
ただし韓国の場合は別。
かの国ではアカデミックな学会でさえ、愛国的でないと見なされれば追放されるという中世のファシズムが幅を効かせている。
日本には移民だの外国人参政権だの押し付けようとしながら、自分達は世界で最も排他的で差別的な移民制度を改めようとさえしない。
我々がはっきりと理解しておかなければならないのは、韓国は今だに軍事独裁政権の名残を残すファシズムの国だということである。
このレビューをyahooで書いたら速攻で削除された。
さすが在日韓国ファシスト企業ソフトバンクの配yahoo。
連中が一時期ネトウヨの巣窟のように演出したのも、自演による保守派のイメージ落としと、そのデータ集めが目的だろう。
今すぐyahooを退会することをオススメする。
早くしないとデータだけ利用され、都合よく使い潰されるのがオチだろう。
なんとも言えない気持ちになります
あまり観ないジャンルではあるものの、展開の面白さに最初から最後まで退屈する事なく作品に没頭してしまいました。
笑えてくるようなキム家族の秀才さ、しかし才能を持ってしても、ある程度の生活水準とそれに加え学歴社会の韓国ではこうも上手くいかないんだなぁという事をひしひしと感じさせられました。終わった後は何とも言えない気持ちになりましたが、観に行って損はありませんでした。
作品中の色々な伏線?や富裕層と貧困層で分けられた意図的であろうカメラワーク等、シーンのどれもが抜かりなく素直に感心しながら観ていました。何より私情ですが、後半のパーティーでのシリアスなシーンで隣の方が大声で爆笑していたのが失礼ながらめちゃくちゃ怖くて、余計に場内に緊張感が漂っていたように感じました…。
エンディングのモヤモヤ感、でもそれが評価を高めた理由なのかも
計画は立てても上手くはいかない…
今更感があったのに、見応えあり
面白いけども
いつもより、ユーモアの成分が少なかった
アイデア満載でおもしろい演出は、
いつもの事。
いつもより、ユーモアの成分が少なかった。
他監督、他作品にも影響を及ぼしているドロップキックも封印。
今回は演出の湿度や不快指数などの、
冗長度を下げて、
テンポやスムーズさを重視する。
ヒリヒリする顕微鏡のような近視眼的に魅せるレンズ(実際のカメラのレンズではなく、世界観の魅せ方)は今回は使わない。
エンターテインメント寄りに魅せる。
作品ごとのスタイルの自在さは、
相変わらず。
社会批評とユーモアとエンタメのバランスがいいのがポン・ジュノ、
ストーリーが少し破綻しても主張するパク・チャヌク、
かなり破綻しても魅せるイ・チャンドン、
ストーリー?そんなものは必要かと言わんばかりのキム・ギドク。
ナ・ホンジン、ホン・サンス他にも韓国にも素晴らしい監督は多い。
俳優のペ・スビン氏と仕事をした時に、
聞いてみた。
韓国には同時期に素晴らしい監督が多数いるね。
ペ氏曰く、80年87年の民主化運動を経験した世代が関係してるのではないか、
日本の60年代、70年代と似てると思う。
と言っていた。
社会批評の成分はさじ加減が難しい、
ユーモアとのブレンドは更に難しい、
過度な期待にも応えてくれる上記の監督たちの作品をまだまだ観たい。
綺麗な夢
格差社会の闇を見た!
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