パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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格差社会が産んだ悲劇
大学の卒業証書を偽造してパク家の長女ダヘ(チョン・ジソ)の家庭教師になったギウ(チェ・ウシク)は家族でお金を稼ぐ計画を考え実行していく。妹のギジョン(パク・ソダム)はアメリカ帰りのアーティストと偽って、パク家の長男ダソン(チョン・ヒョンジュン)の絵を教える教師に収まる。
そして運転手と家政婦ムングァン(イ・ジョンウン)を辞めさせ代わりに運転手はギテク(ソン・ガンホ)、家政婦はチャンスク(チャン・ヘジン)がちゃっかり後釜に収まる。
はじめはコメディ要素が多く、立派な犯罪ではあるけれど貧乏な半地下暮らしの家族が少しずつ豊かになっていき、少し楽しい気分になれたが、元家政婦が家を訪ねてきてからは、一気にホラー要素が強くなりドキドキが止まらなかった。
大雨が降った時の、富裕層と貧困層の生活の差が胸に刺さりました。
ラストは悲しい結末に…。
貧しいながらも家族が揃っていた頃に戻って欲しい…
生まれやお金の差のせいで起きた悲劇でした
半地下からの計画
やっと我が県でも上映! …と言ってもいつもながら地元ではなく、隣町の映画館へ。
とにかく、観たかった! 今年特にの期待作と言っていい。
韓国映画初のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞! それどころか、アジア映画初のアカデミー作品賞も夢ではない。
でなくとも、観たかった。と言うのも、この手の重量級韓国映画が好きという理由もあるが、
『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』『スノーピアサー』…。
ハズレ無しの傑作群で知られるポン・ジュノ監督とソン・ガンホのタッグ作!
この二人のタッグ作が好きで、この手の韓国映画が好きで、さらにこの評判!
もう、期待するなと言う方が無理!
早速感想を。
えー、いいんでしょうか…?
2020年始まってまだ一ヶ月しか経ってないのに、早くも本年度BEST1級の作品が現れて。
130分、全く片時も飽きず、グイグイ引き込まれ、のめり込むほど見入ってしまった!
笑い、ハラハラドキドキ、こう来たか!…と思わせるストーリー、ズシンと響く社会的なテーマ、伏線も張られ、衝撃的な展開と韓国映画十八番のバイオレンスも、そしてラストは…。
映画に必要な、我々が映画を見て欲す要素が全て詰め込まれていると言っても過言ではない。他に何が居る!?
やっぱスゲーわ、ポン・ジュノは…。
すでに見た多くの方が言っておられるのと同様に、予想だにしない展開はネタバレ厳禁。
なかなか特異でシュールな話や設定でもあり、核心に触れず上手く伝えられるか不安だが…
韓国の路地裏のような所の、半分地下に埋まっている家に住むキム一家。
父ギテク、母チュンスク、娘ギジュン、息子ギウ。
全員無職。底辺も底辺、まるでゴミ溜めで暮らす便所コオロギ。
そんなある日、ギウが大学の先輩から金持ちのパク家の娘の家庭教師を頼まれた事から…!
一家総出の“パラサイト計画”開始!
まず、ギウが信頼を得る。奥様は美人で魅力的だが、能天気な“ヤング・アンド・シンプル”。
その家の個性的な末っ子に画の才能があると吹き込み、ギジュンがその画の先生として。ギジュンは“偽造”に関しては首席レベル。
ギジュンの罠により、運転手がクビに。ギテクが運転手として雇われる。
後はチュンスクが家政婦として入り込めばパーフェクトなのだが、パク家より長くこの邸宅に住んでいる現家政婦がクセ者。が、遂に弱みを見つけ…。
この家政婦を追い出すまでが、巧みな展開と編集と音楽により、非常に唸らされた!
勿論“他人”として、まんまとパク家に“寄生”する事に成功。それは単に職にありつけたとかではなく、信頼までも得て。
それにしても、何の疑いも無く容易く騙されるパク家。
案外、そうなのかもね。エリートなんて言ってる割りに、頭や中身はスッカスカ。
それに比べキム一家は、よくよく考えると一人一人、才を持っている。
父は運転が得意だし、母は主婦としてベテランだし、娘もアレだけど頭が切れるし、息子はなかなか優秀。
エリートと貧困層の違いって…?
皮肉も効いている。
彼ら家族がやってる事は勿論、悪い事。
しかしそのハングリー精神や逞しさや強かさには不謹慎ながら、喝采!天晴れ!
…とは言え、そんな用意周到な計画もずっと上手く行きはしないのが世の常。
遂に綻びが…。
あるあるだとパク一家にバレ…となる所だが、ここが予想も出来ない展開!
思わずゾクゾクした。
作品の肝となってくるので詳しくは言えないが、敢えて言うなら、“下には下が居た”!
いやもう本当に、衝撃とブラックな笑いとスリルの怒涛の押し寄せ!
一体全体、どういうオチが待ち受けているの…!?
これは是非ともご自身の目で♪
これぞ最高のアンサンブル!
ソン・ガンホは言うまでもなく存在感と名演を披露。やっぱ韓国映画…と言うより、現在の世界映画界屈指の名優だね。
ギウ役のチェ・ウシクが非常に良かった。実質、主役は彼みたいなもの。
母チャン・ヘジン、娘パク・ソダムも印象的。
パク家の奥様役のチョ・ヨジョンは華を添える美人だが、滑稽と共に何だかイラッともさせ、絶妙。
それから、追い出された家政婦役のイ・ジョンウンが…、まあ凄い。女性キャストでは誰よりも飛び抜けていた。
巧みに計算し尽くされたカメラワーク、半地下や邸宅の美術、編集から音楽に至るまで、全ての映画技術が超一級!
それらを素晴らしく纏めたポン・ジュノの手腕が、もう一度言うが、スゲェ…!
本作で何よりも響いたのは、やはり格差社会だろう。
劇中である人物が自身の現状を訴える。
ここで暮らし、ここで生まれた気がする。
最下層の者は、それが運命(さだめ)なのか? 抜け出す事、這い上がる事は出来ないのか…?
終盤の展開に触れるが、町が豪雨に見舞われる。半地下のキム家は水没。
それなのに、パク家は翌日呑気にガーデニング・パーティー。
この自分たちの裕福さや幸せしか考えていないコイツらに、心底ムカついた。
そして起こった凄惨な惨劇、ギテクのある行動…。
正当化は出来ない。決して犯してはならない事だ。
が、あれは、底辺や最下層で生きる人たちに何の関心も示さず、見て見ぬふりをしり、見下す、偏見と高慢に満ちたエリート様たちへの、届かぬ声と不満と怒りの代弁。
半地下であっても、さらにその下であっても、我々は生きている!
見てたら何となく、オスカー作品賞は難しいかもしれない気がしてきた。
何故なら、オスカー会員はエリートたち。
韓国の…いや、世界中共通の格差の姿が身に響くだろうか?
でも、間違いなく目に物を言わせてやった。
今年の作品ノミネートを全て見た訳ではないが、本作のインパクトを越えるものは無いと思う。
それは今年国内公開作の中でもそうかもしれない。
評判違わぬ…いや、軽く越えてきた。
とにかく、面白かった!良かった!暫くは頭から離れないだろう。
その“寄生”だけじゃない。
ラストの思わぬ感動…。
計画よりも無計画と父は言ったが、ある計画。ここから抜け出し、這い上がり、ある場所で、ある人を迎え受ける。
だけど、それにはまだ程遠い。
が、いずれ、きっと…。
現実的な苦味も忘れず、半地下に差し込んだ希望の光に、私の心は堪らなく満たされた。
自分には合わなかったのかな
評判が良いと言うことで、誘われて見てきました。予備知識としてパルムドール賞とってアカデミー候補になってるということ、評判が良いということで、期待してはいました。
感想としては、面白かったけど、期待したほどではないなかったかなという感じ。
前半のお金儲けに取り入っていくあたりは、コメディっぽくて面白かったんですけどね。
韓国の社会状況を知らないせいか、格差の描き方に共感が持てないというか…。
ジョーカーもそうなんだけど、社会的に恵まれない状況を描いた映画に共感しにくいのは、そこそこの努力でそこそこの生活ができているからなのか。
何かのきっかけでその生活から転落してしまうという想像力がないのか。そうならないように努力している「つもり」だからなのか。
まぁとにかく、自分にはあまり合わなかったのかな。
対比の連鎖
大変話題になり、「面白いらしい」くらいの情報に留めるため耳を塞ぎつつ観に行ってきました。
前半のコメディ部分、テンポ良いです。貧困に喘いでいるが優秀な息子があるきっかけで富裕層家族へのパラサイト計画を練り出し、着実に遂行していく。
ただ、息子・娘が騙くらかしていくところはスリルもあって面白いんですが家族全員紛れ込んだ後、主が留守の時にドンチャン騒ぎしてその夜に事件。というのは若干計画がユルく見えちゃいました。まぁコメディのためにはこうするしかないんですが。やっぱり親より子どもの方頭良いんだなぁという実感。
そこはさておき、既に寄生していた夫婦が死ぬほど怖い。てか狂気。ここが一番オススメのシーンです!家政婦さん別人だし、旦那がバナナ頬張るところとか。。ヒェーー!一気にサスペンス感が出てきます。パラサイト家族はこの旧パラサイト家族を見下し始めるんですね。この辺りからもう彼らの狂気は始まっている。
主の帰宅までのスリルとコメディ、面白かったなぁ。そして主はどこまでも抜けてるというか、全員それぞれ感情的というか。。。生に逼迫している家族の団結力とのギャップがすごいです。
物語はこの後、洪水もあり全てを失ったパラサイト家族になお騙される滑稽な富裕層が、パラサイト家族の日々の鬱憤爆発の餌食となります。
後半かなりクドくなったな、という印象。坊っちゃまのパーティー、という時点で事件が起こるのは読めてしまいましたので非常に残念。
とは言え、優秀で緻密なパラサイト家族の悲哀に満ちたドラマはとても面白かったです!
面白い展開
貧困、格差社会といった硬めの風刺映画かと思いきや、、常に想像の斜め上を行く展開↗️
犯罪ものからコメディ、サスペンス、ホラー、バイオレンスときて、最後は青春文学の香りさえ漂わせる。エンタメとしても映画の魅せ方としても面白い🤣
132分の長編を覚悟したが、テンポの良い展開に飽きることはない!!
やたら優雅な画面🎬の作り方と音楽🎻にはまいった👍🏻
.
エンディング曲sojuoneglass良い、息子役のチェ・ウシクが歌ってる👍🏻 .
メモ、1950朝鮮戦争後1970年に建築法改正により防空壕も兼ねた地下室の設置を義務付け。後に貸出、規制緩和、安価な住居
ヤバいシーンほどコミカル
※演出についてしか描いてませんが一切のネタバレを防ぎたい人は見ないでください。
一貫してヤバいシーンほどコミカル。
少し長いけど、なんならもっと観てたいなーと思えた。ハラハラとアハハがほどよいリズムで訪れるからかだろうか。
ハラハラがピークに達すると同時に笑えたりする。
カメラがピシッと動かず止まったアングルで、ちゃんといろいろ見えるような明るさも快適で観続けやすい。内容はエグかったりもしたけど、その分?絵的なものは落ち着いていた。
これをハリウッドがリメイクしたら暗くてBGMデカくてカメラ動いて変なコミカルさになって駄作になるやつだけど、この映画はそういうのが全部ちょうど良かった。
そういう演出が貧乏で家が半地下だけど、家族は仲良くて温厚っていうあの家族の雰囲気そのもの、とも思えた。
面白い!けど後味が…
貧しい一家が富豪の家に入り込むさまが、コメディタッチなコンゲームのようで、ワクワク感すらあった。
後半から、サイコサスペンスの様相を呈してきて、ラストは物悲しく…。
犯罪犯したからハッピーエンドはあり得ないなかで、希望を持たせる終わり方ではあったのかもしれない。
どこまでいっても取れない半地下の匂い、貧困の匂い、そこに格差の壁を感じた。
誰かの赤字は誰かの黒字 MMTかよ!
大量の国民から吸い上げて一部の人間だけが豊かな暮らしを堪能する。
これって本当に韓国の話?ってくらい晴れと雨、富裕と貧富、明と暗、上と下、ありとあらゆる対比を用い、スピードとリズムが絶妙であっという間のラスト。
現代の闇をえぐるエンターテイメント作品になっている。素晴らしい。
いろいろインパクトのある映画
コミカルで、テンポのいい前半に対してどんどん話が重たくなっていく後半。
一線を越えそうで越えない感じがよかった運転手が一線を越えてしまったところでゲームは終わる。
映画「ジョーカー」と同じく、見終わったあとの絶望感、無力感が凄い。
こちらの映画の方が現実感がある分、夢にまで出てきた。
あまりに重たすぎて、もう2度と観たくはないですけどね。
アカデミー賞ノミネートは伊達じゃありません。
こうしたテーマが2作品もノミネートされたアカデミー賞。やっぱり何か世相を反映しているんでしょうか?
結末に正義がないわ
パルムドール受賞作満を持しての登場に流行る気持ちを押さえて観賞。
半地下家族がいとも簡単に寄生する中盤までは、家族まるごとぺてん師ぶりを発揮するその順調すぎるテンポとパク氏演じるイ・ソンギュンの渋い声に潜む不気味さから、このままの平穏な展開はないだろうが、それを望んでしまう葛藤をいだかせる演出と構成にスクリーンに釘付けになる。
が、キム家全員寄生成功よろしく乾杯のシーン辺りから、やり過ぎ感への辟易さと展開が読める稚拙さで失速。半地下ならぬ本地下の展開には意表を突かれるも、金家の最終的な狙いもわからないまま(何もないのだろうが)、なし崩し的に最終局面に入っていき、クライマックスも貧富の差に対する尊厳だけ。努力もなく妬みだけなら、あまりにパク家が不憫で不条理。
ブラックコメディという触れ込みだが、最後はコメディではなく、単なる犯罪だよ。韓国の社会背景に対する皮肉かもしれないが、深みがなくソン・ガンホそれでいいの?という終わり方に共感できず。
パク氏の奥さん役のチョ・ヨジュンが魅力的だったのでプラス一点かな。
格差は普遍的なテーマ
格差を中心テーマに据えたという点ではジョーカーにも通じる。
ただ、あちらはバイオレンスシーンのインパクトで勝負しているのに対し、
こちらは前半はコミカルな進行で後半一気に趣を変えて衝撃的な展開を見せるといった印象。
ただ、低層階級と富める者とがどんなに物理的な距離が縮まっても結局、交わり合えないというのは共通している。
物語としては長男の回想という体裁を採っているが、一家各々の想いをしっかり描いているので、バランスも良い。
そういう点では老若男女様々な世代に訴求して、考えさせられる作品。
カンヌでパルムドール、米国でアジア映画初のアカデミー賞作品賞受賞は伊達ではないと感じた。
もう一回観に行く!
ポン監督さんがパンフでお願いしてます!
ネタバレ回避を、と。人に紹介して頂くなら、兄妹が家庭教師として働くまでにとどめてくださいと。
これは観るしかないのです。
私は、伏線を発見しにまた観に行きます。
テンポの良い作品
アカデミー賞作品賞にノミネートされた韓国映画。
取り上げられているテーマは韓国の格差社会で、それを皮肉とコメディ要素を交えて、テンポの良い物語として仕上げている。
財閥偏重の経済。その影響を受ける超学歴社会。それが生み出す格差の光と影。映画中に出てくる、日本ではコメディとして受け入れ難い残忍なシーンも、こういう韓国社会のバックボーンを理解して見ると、痛快な社会風刺として捉えることが出来る。
確かに映画としてはなかなか秀逸な出来上がりだと思うが、アカデミー賞にノミネートされる(しかも、作品賞と外国語映画賞Wノミネート!)程の作品だっただろうかというと、「?」。
ただ、映画としてはそこそこ楽しめると思います。
ソン・ガンホの存在感!
ソン・ガンホの存在感!😳 鳥肌が立つほどの圧倒的な演技力!😱 久し振りに韓国映画の熱量をたっぷりと堪能しました🤗 映画前半と後半の空気感、生活臭ぷんぷんの半地下住居と洗練された高級住宅、半地下と上流の人種、それぞれの対比をコミカルかつシニカルに描き切った問題作! 前半、半地下家族が一人ずつ上流家庭に寄生していくプロセスが何とも滑稽で小気味良い😊 それにしても、チョ・ヨジョンはなんて綺麗で可愛らしい女優さんなのでしょう😊
とにかくすごい
この映画すごいの。何がすごいの? って聞かれると何だろう? と思うんだけど、一言で説明できないのにすごいってのがすごいの。
主人公一家四人が金持ち一家に寄生して金もらってこうぜ! ってところまでは、ハラハラ感もそんなにないし、安心して観てて、そこが面白さに欠けるんだけど、「地下室に人が居た!」ってところから俄然面白いの。「どうなっちゃうんだろう?」って観ちゃうのね。
ハラハラ感だけで観終わっても楽しい映画なんだけど、テーマは格差社会だよね。この格差を表すのに「匂い」を使うのはうまいと思ったな。
その匂いの話をして、格差を印象づけたあとで、金持ち側がSEX始めるんだよね。最も動物的な行為を金持ち側が行なう。たまたま上流にいるか下流にいるかで、扱いまで違うけどさ、根源的なところで違いないだろってのを表してんのかな。
ラストも切ない。「良かったあ」と思ったのが甘い夢で、叶わないんだよね。
あと長女は生きてて欲しかったなあ。
半地下ブーム
2019年カンヌ映画祭パルムドール作品。
2018年は「万引き家族」。
2016年は「わたしはダニエルブレイク」。
2012年は「愛、アムール」。
近年のカンヌ映画祭の最高賞は、各国の社会問題、特に貧困や高齢者を対象にした作品の多い事。
更に昨年のアニメ映画収入第1位は「天気の子」。
貧困なフリーターや親の無い兄弟、貧乏記者といった市井の更に低所得者に焦点が当たっていて、主人公が転がり込んだ事務所は雨になると水浸しになる「半地下」。
これは貧困を問題として取り上げるにはあまりにも事例が多すぎて、既に巷では、これくらい貧乏なのが当たり前、なのではないか。
段々見る度にうんざりしてくる。お腹一杯。
ただこの作品では、金持ち描写の出来が良い。それは今迄にはあまり無かった。私の様な中途半端貧乏には、金持ち描写はどんな美味しいものの映像より涎が出る。
でも、あの丸見えの大開放リビングは、景色を見ている様で逆に見られている様な、芝居の舞台の様。
何かそれが、「金持ちってあんな丸見えなリビング作っちゃって頭おかしいんじゃないの?」と皮肉られている様にも感じる。
そのリビングで繰り広げられるドラマは、町山さんも仰っていたが「ドリフのコント」の様に、笑いもあればハラハラドキドキも沢山ある。要らないけどエロもある。
「パラサイト」はその豪華絢爛な金持ちと、話の展開の転がり方の多様さで、他の「貧困テーマ映画」とは違ったエンタメ作品に出来上がっている。
ポンジュノ作品だからある程度死人は出るだろうとの予測と、ラストのほんのりの救いは期待通り。
強いて言えば、ソンガンホがもっと活躍して欲しい。
オープニングもラストも半地下風景。
これは流石でした。
うまく書けないけどこれは傑作に一票
個人的な考えとして。
社会性が反映されていて問題提起させる映画は単なる娯楽作より高次なものであり、それだけで評価されるべきである。
そこにさらにエンターテイメントとしての面白さ、ブラックな笑いでありハラハラドキドキさせるストーリー展開であり、起承転結が構成にはっきりと描かれている作品が傑作になれる、、、
かなあ。
なのでこれは傑作。
個人的には映画館で観たなかで久々の面白さ。
前評判通りジャンルに分類されない面白さが気に入った。
これまで韓国映画を観てなかったけどこの監督のものを観てみようと思った。
北朝鮮ネタ最高。
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