パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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奥行きがある物語だった。
前から観たいなと思ってなかなか行けずだったが、
このようなタイミングだしせっかくではと観に行った。
初見後の感想としては、思っていたのと全然違った。
前半部分は物語サクサク進みアジア映画っぽく、
コレってコメディーじゃんと思ってたのも束の間、
中盤から更なる地下の家族の出現から物語が大きく動く。
陰謀や北朝鮮の話など、エリアならではの核と核心。
そういえばR12だったと気付かされるさくっとした濡れ場。
そこらへんからボリュームが増えすぎてサスペンス要素や、
ホラー要素、最後には惨殺も含まれて
一様には言い表せられないストーリー展開の畳み掛け。
そこをなんとか着地させているし、
第四の壁も超え、最後には観客にも問いかけてくる。
全部入れたなぁーー!!
やるじゃん韓国映画。
で終わらせられない新時代令和の幕開けに相応しいんじゃないだろうか。
お伽話のよう
けっこうショッキング
貧富の差が色々な場面で描かれている
裕福な一家と貧乏な一家の対比がわかりやすく描かれている。
計画性、綿密性があるキム一家に対し、頭空っぽで感情的に行動してしまうパク一家。
キム一家は貧乏だが一人一人が秀でた能力を持っていて、キム父は運転手、ギウは家庭教師、ギジョンは美術教師、チュンスクは家政婦としてパク一家の使用人として寄生し始める。
パク一家がキャンプで不在の間にキム一家がどんちゃん騒ぎをしてバレるのかなとハラハラしていたら、元家政婦が訪れてきて話は一変した。
パク家の地下に夫を住まわせていたことご発覚。キム一家は貧乏だけどそれなりの生活はできていたが、この地下住人はさらに底辺の生活をしていて、貧困層のあいだにも差がある。
映像も脚本も素晴らしい❗が感動はしない!
韓国の格差社会の実態を描いたリアリティ溢れる大変に面白い映画。アカデミー作品賞・監督賞・脚本賞受賞したのも私は納得。が、しかし感動はしないわけで(私は)、でもそこがこの映画を一級品にした最大の要因だと思います。今や世界的な課題である「格差」をストレートに問題提起するにはいわゆる映画的な感動は不必要だったんでしょう。あと本作品のポイントは主人公家族を同じように包む、そう、匂い…他はどんなに人を騙せても匂いだけは隠しきれない!そして私がこの映画から連想したのは「万引き家族」と「天国と地獄」(黒澤明監督作品・主演三船敏郎・モノクロフィルム)でした。
う~ん
前評判が高く、非英語作品で初めてアカデミー賞を取ったということで、10年ぶりに映画館に行って見てきました。
私はかつてあまりのつまらなさに上映途中で席を立った映画が何本かあるのですが、これは最後まで退屈せずに見れました。
ですがこれが映画界で最も栄誉あるアカデミー賞受賞作品ということに関してはちょっと疑問を抱かざるを得ませんでした。
現実ではありえない不自然な設定・行動もいくつかありましたし、あんなんでよくIT企業の社長が務まるなあと思ってしまいました。
Youtubeなどで著名人が絶賛してたり、数回見に行ったというレビューも見かけましたが、私はもう一度見たいとは思いませんでした。
あとちょっと思ったのですが、社長夫人のほんのちょっとしたHシーンがあるのですが、このレベルの美貌の日本人女優なら絶対に引き受けないだろうなあと思いました。その点で韓国は日本より性にオープンなのかなあと思いました。
天下のアカデミー賞で海外映画初の作品賞と聞きいざ鑑賞
貧富の格差がテーマと聞いていましたが、
地下家族あるあるから始まり北○鮮ジョークに、本題であるパク家への寄生のテンポの良さなど非常にコミカルな内容でした。
鑑賞した日が大雨だったこともあり、個人的に印象に残っていたシーンは、料理も家事もできないパク奥さんが夫に言った「あのテントは雨漏りしない。アメリカ製だから。」です。最初はアメリカ製のテントが雨漏りしない理屈とは?(笑)とか考えつつ、ちょっと抜けたセレブ美人若手奥さんキャラが立っているなと感心してました。しかし帰り途中に映画の中ではセレブ(=西洋的資本主義経済の産物)は雨に濡れないということに気づいたとき、私は駅からタクシーに飛びのりました。おかげでセレブ気分が少しだけ味わえた気がします☺️
それほどでもない・・?
ちょうど鑑賞した翌日、韓国人の知り合いと会う機会があったので、この映画の話をしました。
彼曰く「あの監督は現実を気持ち悪く誇張して描くから、あまり好きじゃない」みたいなことを言ってたな。
韓国の実情は自分にはわからないけど、そうなのかも知れません。
アカデミー賞を獲ったということで、ちょっと構えて観たけど、自分としては感情移入できる登場人物がいなかったこともあって、あまり心には刺さらなかった。
ただ「上手いなー」と思った。
社会問題を上手にエンターテインメントにしてる。
映像が綺麗だったな。
映像に多くの情報が含まれていて、いろいろ伝わってくる。
さすがです。
あと最後に流れる、ちょっとボブ・ディランっぽい歌が良かった!
久々に面白い映画を見た!!
ある貧乏家族が金持ちの家にどんどん侵食していく映画。そしてクライマックスはとんでもない結末が…痛々しいシーンもあり星を1つ減らしましたが、全体を通して、ストーリーもよく、演技もよく、ハラハラドキドキさせられて面白かったです
韓国社会の裏表を余すところなく描いた
期待値が上がりすぎました
それで、どうしたの?
確かに、脚本は微に入り細に入り、いろいろと技巧を凝らし、工夫を凝らしてはいますが、観終わった後、映画的感動や映画的充足感があったか、と訊かれると、首をかしげたくなります。私に云わせれば、空回りする映画、です。で、結局、訴えたかったことって何なの? 思わず、私はこう訊きたくなります。テクニックに走りすぎると、走りすぎただけ、映画が本来、持っていたはずの映画的価値がその分、減殺されてしまう、という格好の例でもあります。黒澤明の骨太のヒューマニズム、ヒッチコックの格調のあるスリラー、チャップリンの涙、デ・シーカの大きな愛、ベルイマンの思考の深さ、etc・・・。これらの映画と比べると、格段に見劣りがします。致し方ないでしょう。韓国映画は現在、まだ、黎明期なのですから・・・。私にはこの作品が前作の「スノーピアサー」と同等の出来のような気がします。
昨今の映画評論家のこの作品に対する異常ともいえる賞賛ぶりを私は冷ややかな目で眺めています。なにか大きな力が陰で働いているのではないか、と邪推したくなります。まあ、かの有名な「キネマ旬報」の前科もあることですしね・・・。
確かに面白く、よく出来た作品ですが…
面白く観られました。しょっぱなの軽妙なノリは韓国映画らしく楽しませていただき、このままではいかないよな〜って思った通りスリリングな展開は流石に映画界を代表する監督作品だと納得しました。
ネタバレ厳禁かと思うので詳しくは書けませんが後半からエンディングは私の好みには(あくまでもですよ)合いませんでした。やはり国それぞれが持つ特有の事情も私自身噛み砕けていないので仕方ありませんが。
アジア映画初の快挙は素直に喜んでいますし(アカデミー賞の性格から今後も楽観はできないでしょうが)風穴を開けてくれた功績は大きいでしょうね。
ただ好みの問題ではありますが『万引き家族』がアカデミー賞受賞しても不思議じゃないような気もしました。これもあくまでも個人の主観ですが。何にしても面白く観られたことは事実です。
余談ですがダヘちゃんがギジョンのことを「美人ですね」って言った時は「あなたの方が10倍可愛いよ!」って思ったのは私だけでしょうか?
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