「絶対、劇場で観るべき映画」パラサイト 半地下の家族 ちしゃくんさんの映画レビュー(感想・評価)
絶対、劇場で観るべき映画
多くの人が「DVD化まで待つ?配信で良い?」と、劇場に足を運ぶ前に考えることでしょう。
実際、私がそうでした。しかも「うーん、韓国映画だし」という変な先入観や、
ある感想で「あれがアカデミー?えげつない作品よ」というのを読んでしまったので、
正直迷い意を決して映画館へ向かったのです。
初めて劇場で観る韓国映画だったかもしれません。
テンポの良さと、ブラックジョークにすぐ引き込まれていきました。
とてもわかりやすい、怒濤のエンターティメントです。
でもこの作品がすごいのはやはり、溢れ出てくる圧と言っても良い、
訴えかける一瞬一瞬の、想像力を刺激する映像のシークエンスです。
豪邸から出た坂道、雨の中裸足で帰る3人と、ジグザグに折れていくコンクリートの階段、
そしてあの決っして美しくなんてないけど、胸に迫る洪水のシーンに真上から映した避難所。
まだまだあります。半地下からバケツの水がバシャーンのシーンや、サプライズパーティーの絵に描いたような幸せ。
洪水の只中で、諦めたようにタバコを吸うギジョンの姿があったから、
胸を刺されてドクドク血が溢れるのを、母親に文句を言いながら優しい顔だったと、
観客の心に沁み渡るのでしょう。
このように、映像から受け取るイマジネーションが、国や人種に関係なく胸打つ事にも気付かせてくれた、
パラサイトだったのでした。もう一回観ても全然、良い!それ程の映画でした。
おはようございます。
コメントありがとうございます。大幅に返信が遅れて申し訳ありませんでした。
仰る通り、私は今作品の魅力の一つに幾何学的なある意味、美を感じる構図もあると思い、再鑑賞したのですが、ご賛同頂き、恐縮です。
これからも宜しくお願いいたします。
ちしゃくんさん
コメントとフォローありがとうございます!
ポン・ジュノ監督は、社会的問題をエンターテインメントに仕上げることのできる稀有な存在だと思います!私もこの作品は何度も観たいと思いました。
クリストフさん、コメントありがとうございます。レビューも感銘を受けました。このような映画を構築できるジュノ監督の育ちにも、興味が湧いて来ました。監督プラス、チームの力ですかね?
コメントありがとうございました。
前半のトントン拍子から、後半の鈍重な進行、その中で豪邸から抜け出すコントシーンとか、忙しない構成は正に「リスペクト!」でした。
コメントありがとうございます。
「パラサイト 半地下の家族」は、ストーリーもすごいし、映像美、音楽、効果音すべてが兼ね備わっている稀有な傑作ですね。絶望的な幻想を抱くことで終わっているラストの余韻がまたいいです。
NOBUさん、コメントありがとうございます。本当に極上のエンタメ作品ですよね。レビューにあった台詞の面白さ、なるほど!と思いました。私も、あのイングリッシュ、クスッと来ました。元家政婦は脱北者?とも。もっと、カメラワークや音楽を堪能したければ、やはり二回観ないとですかね。
kazzさん、コメントありがとうございます。レビューにも感銘を受けました。韓国は大富豪と貧民層が隣り合わせで生活しているという情報も、ありがとうございます。確かに、雨の中3人が裸足で帰るのに「歩いて帰れる距離なんかい!」と、突っ込んでいる自分がいました(笑)ジュノ監督は、映像派なんですね!
近代さん、コメントありがとうございます。確かにテンポも良くて、全く時間の長さを感じませんでした。観る前は、2時間超えか、、、と思っていたのに。「全部セットなんですよ。」と、嬉々として語る監督の映像観ました?映画の神様から選ばれた人、という印象でした!音楽もセンス良かったですよね。
アントキのバンデラスさん、コメントありがとうございます。ご自身のレビューにも強く感銘受けました。全方向良し!、、、というか、そこを愉しまなくてどうする?という映画ですよね。意外と映像そのものについてのレビューが少ないのに、むしろ驚いています。
ちしゃくんさん
コメントありがとうございます。
ジュノ監督は映像派の監督ですよね。
本作品は特に凝った映像表現が多かったと思います。
ちしゃくんさんが挙げられた雨の場面や洪水の場面もそうでした。
悪巧みがトントン進む各シークエンスなどは、流れるような映像でテンポ良かったですしね!
コメントありがとうございます♪
アカデミー賞受賞や予測不能のストーリーが話題になりがちですが、映像面でも魅せる点がありましたね。賛同者が居て下さって嬉しいです。
レビューにも書きましたが自分は、家政婦を追い出すまでの流れるような映像・編集・音楽が絶品でした(^^)