「いかにもパルムドールな作品」パラサイト 半地下の家族 ライヘンバッハ・ヒーローさんの映画レビュー(感想・評価)
いかにもパルムドールな作品
クリックして本文を読む
だいたい、世界的な映画祭の審査員に選ばれると、それだけで浮わついてしまい、なんとか自分の“爪跡”を残せるような作品に賞を与えてしまいがち(こんな作品を選んだオレってカッコイイ✨、みたいな)
なので、カンヌのパルムドール受賞作品はたいてい一般ウケしないものですが……
この作品にイマイチ入り込めないのは、社会的底辺家族のわりに明るく、団結力もあり、身なりもこざっぱりしていて、“悲惨さ”を感じさせないから
それは『ジョーカー』と比較すればよく分かりますよね(ま、あの作品はホアキン・フェニックスが凄すぎるのですが)
ただ、安易なハッピーエンドにせず、格差の負け組から抜け出すには金持ちになるしかない、という終わりかたは、作り手のプロ魂を感じて良いと思いました
コメントする