劇場公開日 2020年6月19日

  • 予告編を見る

ペイン・アンド・グローリーのレビュー・感想・評価

3.751
22%
52%
19%
4%
3%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

全51件中、1~20件目を表示

3.0Psycho-Spiritual Drama

2020年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

A slow, nearly underwhelming case study of Salvador, an artist with physical and mental ailments who finds his way into drug addiction. The film wraps itself around the investigation of Salvador's sexuality, almost too perfectly. The film dissects its lead man so much, it is a Freudian filmgoing experience. It's far from melodrama but too stern to be a comedy. With some focus, an easygoing watch.

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
Dan Knighton

4.0“人生を振り替えるお年頃”を肴にしたアルモドバルの万華鏡

村山章さん
2020年6月29日
PCから投稿

古くからの盟友A・バンデラスが演じる映画監督が、明らかにアルモドバルと同じ髪型をしていることからも、本作は自伝的作品と思われるだろう。実際、主人公のアパートは、アルモドバルが暮らしている住居で撮影されたという。

だとしたら、ある映画をきっかけに主人公と仲違いする人気俳優は、いったい誰がモデル? もしかして『アタメ』の頃のバンデラス? なんて深追いをしたくなるが、さすがはアルモドバル、簡単に謎が解けるような告白映画を撮ったりはしない。

いくつかの時代を振り返りながら人生の断片を俯瞰する構成がとりとめもないからこそ、余計にリアルに思えてしまうのも巧妙な引掛けに思えた。自分の人生をモチーフに、老境に差し掛かった感慨を描いてはいても、やはりこれは架空の世界であり、だからこそ純化されていて美しい。映画は現実に勝るのだ。

過去作でも使っていた手だが、メタな映画内映画で遊んでみせるあたりも、本当に映画作りを楽しんでいるのだなという気がする。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
村山章

4.0アルモドバルの最新作が観客を温かくもてなす理由

2020年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

心身共に消耗し切っている映画監督が、過去に体験した切実で痛々しい恋愛や、愛してやまない母親への思いを再確認することで、再び創作意欲を取り戻していく。数ある職業の中でも、苦痛を創作の武器に換え、そこから作品を生み出せるのは、美術家か小説家、または、映画監督ぐらいではないだろうか。初の自伝とも言われる本作のために、作者のペドロ・アルモドバルは盟友のアントニオ・バンデラスに自身の分身と思しき主人公を演じさせ、自宅から所有しているアート(ギジェルモ・ペレス・ビジャルタの抽象画等)やインテリア(月の満ち欠けが楽しめるエクリッセ・ランプ等)や食器(エルメスのティーカップ等)を持ち出し、セットの中に自分が生きてきた時間と空間を見事に再構築している。稀代のアートコレクターとして知られるアルモドバルらしい舞台設定の下、語られる物語は、だからこそ観客を温かくもてなすのだろう。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
清藤秀人

5.0ペドロ姐さんのセットに住みたい…❤️可愛すぎでしょう。 バンデラス...

2021年7月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ペドロ姐さんのセットに住みたい…❤️可愛すぎでしょう。
バンデラスの憑依っぷりも凄いけど、ペネ姉さんのおばちゃん化が素晴らしかった。おばちゃん、若者から見たら大変ヤラシイ。
隅から隅まで良かったー。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
まるぼに

4.5人生は変えられる、どんな時でも。

2020年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

有名な作品らしくかなりの人がレビューを書いているので、何を書こうかと考えた。そして、一番好きなシーンを書く。それは、サルバドールが少年の時、本が読めて字が書けるので、近所の若者から手紙を書いて欲しいと頼まれるシーン。これが、ベストシーンじゃないが、母親の力強い、生きていくための処世術が好きだ。家族が引っ越してきた洞窟の壁を塗ってもらう代わりに、スペイン語や算数を教えるシーンもサルバドールの完全主義ぽいところ
や、文字を絵に結びつけて描かせる手法など、すでに将来芸術家としての、才能を見せている。それに、最高のシーンは母親が買い物に出ているときペンキ職人がサルバドールの肖像画を描いて、その後、ペンキで汚れた体を洗うため全裸になってサルバドールにタオルを持ってこさせ、そこで、サルバドールが倒れてしまうシーン。すでに、性的芽生がここで出てくるシーン。これが舞台映画の『First Disire』になる。このシーンが美しい。

あとは、自分もスランプに陥ったとき、そこで立ち直る気かっけとなったのは『人』なんだなと。グローバルな世界の長所は人と繋がれるということで、何かのきっかけで、その人を思い出した時は、つなげる努力をしてみようと思った。特に、私は、立ち直ったサルバドールよりはるか高齢なので、その努力をしてみるのも独居老人の世界に篭らないでいいかなあと思った。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
Socialjustice

4.0若い時に観てもきっと自分は意味がわからなかっただろうな。というのと...

victorさん
2020年10月31日
iPhoneアプリから投稿

若い時に観てもきっと自分は意味がわからなかっただろうな。というのと、アルモドバルが言ってること少しはわかる年齢になった(なっちゃった)のかもしれない。としみじみ

歳をとるから大人になるわけでもない
体のリアルな痛みでやっと自分が歳とったんだねと実感したり。
昔はこーだった
あの時あんなこと言ったけどよかったのかな
とかもにょもにょ思ったり

生きていくのは前を向いていくことだぞよ。というポジティブ水前寺シンキングに疲れた時に是非また観たい

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
victor

3.5ビジュアルは最高!ストーリーは、?

2020年9月21日
iPhoneアプリから投稿

アルモドバル作品が大好きで、ほぼ全部見てます。
でも今回は正直、ストーリーにピンと来ませんでした。
あまり共感する部分がなかったからかな?

しかし、相変わらずインテリアは素敵だし、出てくる俳優さんも美男美女が多いし、ビジュアル的にアーティスティックなのはいつもと同じですごく楽しめました。
あのセンスは見事だなと、ホント毎回感嘆します。
あと、スペイン語の響きが好きで心地良かったし、まあ見て良かったです。

あと、最後のエンドロールに「オールアバウトマイマザー」のセシリア・ロスの名前を見つけ、どの役だったのかな?と思ったら、最初に出て来る女優さんの役だったんですね。
全然わからなかった…

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
サトミンコ

4.0ほんとうは◯◯◯◯◯◯◯映画

2020年9月20日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
しろくま

2.5難しすぎ

りやのさん
2020年8月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

過去と現在を行ったり来たり、回想するのは良いとして、何をどう楽しめば良いのかわからなかった。
薬物の事はよくわからないけど、コカインとヘロインであんなにムキになるほど怒るの事か?とか、喉が痛いなら早く精密検査すればよいのに、とか、役者がゲイだったのか監督もゲイだったのか、何がなんだか???
サルバドール監督が若い時の回想で絵描きの青年が水浴びするシーンが有るが、チ○コ丸出しでモザイクも無かったが、映倫通過したんだなぁ、って不思議だった。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
りやの

3.5観終わったときに、やっと面白いと思えました

2020年8月4日
iPhoneアプリから投稿

予告編を観たわけでもなく、興味があったわけでもなく…。ちょっと時間があったので、もう1本と思ったんだけど…。この作品を選んだのは、久しぶりに ペネロペ が観たいと思ったからでした。ペネロペ さん、相変わらず、ボン・キュッ・ボンのナイスボディでした。そして、笑顔の素敵な役。それに対して、アントニオ・バンデラス …。こんな顔してたっけ?って感じ。お髭のせいですかね。
前半は、サルバドールが、薬に溺れていく過程が描かれている。やれ腰が痛いだの、頭が痛いだの、そういうものに逃げたくなるの分かりますわ…って言わせたがってる映し方。でも、理解できませんから…と思いながら、この映画を選んだ事を後悔しました。でも、後半になって、自分の過去を作品として作り始めたあたりから、徐々に、面白くなってきた。ペネロペさんは、回想シーンの母なんだけども、それが、最後には…。観終わったときには、面白かった〜と思えました。結局、私って、こういうドンデン返しが好きなんですよね。単純…。
それにしても、あのシーン…。モザイクなくてビックリしたんですけど、あれって大丈夫なの?

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
らぶにゃん

3.5サツゲキ復活!

hanataro2さん
2020年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スガイビル札幌劇場(サツゲキ)の復活した後に観た最初の作品。グラファンで寄付したため、入り口と予告で自分の名前がありることに狂喜。高校生の頃、「レッドツェッペリン狂熱のライブ」や「ウッドストック」などの音楽映画から始まり、大学時代は彼女(現在の家内)とデートで通いつめた思い入れのある映画館。
映画は自分はうーんっていう感じ。
勝手に「ニューシネマパラダイス」的な内容と思っていたし。
でも、スペインの風景とペネロペ・クルスはキレイだった。
最後の方に出てくる、ある人のある部分が大きくてビックリした。
医者目線で言うと、主人公が患っている病気をよくぞ診断したものと思う。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
hanataro2

5.0街が魅力的

hkr21さん
2020年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まず、色彩に魅了されました。
サルバドールの部屋の装飾やインテリアも素晴らしい!
川での洗濯シーンから、幼少期に住んでいたバレンシアの村の洞窟も、すべて魅力的で、
過去〜現在を含め、撮影された場所たちを非常に訪れてみたい!

ヘロインで夢現の中で見る白昼夢のような過去の母親との思い出も
とても優しく強く温かく、自分自身の母との昔を思い出したり…

全体を通して愛に溢れ、観賞後、マドリッドの心地好い風が心に吹きました!!

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
hkr21

1.0サツゲキを応援したいが、申し訳ないが、アントニオバンデラス主演というだけの、監督の自己満足的な映画

2020年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
けいちゃん

4.0アルモドバルの集大成

2020年7月25日
PCから投稿

『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『欲望の法則』など多数のペドロ・アルモドバル監督作品に出演してきたアントニオ・バンテラスが今回は、監督の分身としての役割を果たしている。

『欲望の法則』と『バッド・エデュケーション』では、主人公が映画監督という設定であったが、今回も映画館ということもあり、今作を3部作の3章目とアルモドバルは語る。

同一のキャラクターではないが、描いた欲望と映画の関係性や同性愛を描いていることに関しては、共通しているのだが、今作はバンデラスの演じるサルバドールのビジュアルから、明らかにアルモドバル自身の投影であることが色濃く出ている。

家の家具や絵画、靴や洋服もアルモドバルの私物を使用しており、髪型も似せていて、感覚的ではなく視覚的に仕上げてきていることから、半自伝的意識が強いものと思われる。

これまでの作品でも、同性愛、映画愛、そして母への想いといったアルモドバル自身の体験や感情を投影してきており、それがアルモドバルの作家性でもあるが、今作では、よりそれらを感じられる構成となっており、てんこ盛りの集大成とも言える作品だ。

ここまでやってしまって、次回どうするのだろうかという不安もあるが、『ジュリエッタ』や『アイム・ソー・エキサイテッド!』などといった、少し路線の違う映画も制作しているだけに、アルモドバルは70歳ではあるが可能性と将来性がいつまで経っても感じさせてくれるフレッシュな監督であるから、心配はないだろう。

アルモドバル作品の特徴は何といっても、芸術的なセンスと色彩感であり、今回もアルモドバルが好きな赤が全面に使われている。所々にベアブリックが置いてあることにも注目!

色を乱発して画面を散らかすのではなく、印象的なシーンに赤を使うことで記憶に残るという匠な色使いは見事であり、芸術色が強いといわれる要因のひとつである。小道具として制作された紙袋に描かれた少年時代のサルバドールの絵がいちいち素晴らしい。

何故、ここまで全編を様々なスタイルのアートで包むことができるのだろうか…

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
バフィー

3.5ずっと観ていたい

ぴょ♪さん
2020年7月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

メインビジュアルとあらすじが上手く合致しなくて、気になっていた作品。

観て確認してスッキリ。

「これ、日本版ビジュアル作ったときにやらかしちゃったやつなんじゃないのぉ」なんて思っていてごめんなさい。このビジュアル、パーフェクトです。

主人公の憂い感とスペインらしい爽やかな色彩の対比が、何とも美しい!

どんな重たいお話なんだろうかとちょっと気構えていたのがウソのように、過去にグローリーを獲た人生のその後、様々なペインが深刻すぎず軽すぎず描かれていて、これはアート作品なんですね。

とても素敵でした。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
ぴょ♪

3.5少し笑い、少し感動、少し納得

SHさん
2020年7月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

少しでもアルモドバルなる存在を知っていれば、自身の物語が色濃く出ていると漠然とでも思えるような作品。何となく笑えて、何となく感動して、何となく納得できたかな─
期待を裏切らない色彩豊かな映像には魅了される。じっくりと眺めていたいシーンが一つならず存在した。
時代がノスタルジックに交錯しながら、終幕の仕方の非常にオシャレで、素直になんかいいと思えた気がする。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
SH

5.0自分の人生に重ねあわせて観てしまった!

ソルトさん
2020年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公サルバドールが監督を投影していることは明らかなのだが、母に対しての思い・喪失感というところが、深く心に宿っているところ。思わず滂沱の涙があふれたのは、母の望む田舎の村に帰りたいという願いを叶えてあげられなかった・・・と主人公が述懐するところ

人は愛することはできるが、愛を本当の意味で得ることは難しい。母に対して無条件の愛を求めたサルバドールにとって、その愛する対象の最後の約束が守れなかったということが、どんなに心の傷となったか・・計り知れない

愛する対象は移り変遷していこうとも、「オール・アバウト・マイマザー」なのだ。
すべての原点にあるもの!はかないが、よき祝福があるよう祈るきら星のような映画だ。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
ソルト

5.0サイコー

2020年7月5日
Androidアプリから投稿

これが遺作になったらあまりに出来過ぎだからまだまだ撮って欲しい。ペネロペ・クルスは本当に素晴しいミューズ。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
三毛猫泣太郎

4.0ペインって物理なのね

mikyoさん
2020年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

心が痛むペインかと思ったらフィジカルな痛みであるかゆえにむしろポップさとコメディさが引き立つ。

見ている間どうしてもペドロ・アルモドバルとアントニオ・バンデラスの作品を思い出してしまういろんな意味で自伝的映画。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
mikyo

3.5ペドロ・アルモドバル監督ならではの人生賛歌

bluewさん
2020年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

新型コロナウィルスが収まり切らない中で観たこのペドロ・アルモドバル監督の新作は、おそらく忘れられないものになるだろう。

監督自身を投影したと言われる初老の映画監督が主人公。過去の栄光を抱え今は病から精神的にもドン底状態で苦しんでいる。いわば隠居状況だ。過去の栄光によって舞い込んだ仕事から、ストーリーは回り始める。底辺だった彼に思いがけないことが起こり、彼は前に進み出す。すると状況もいい方向へと彼の背中を押す。・・・・これは人生を最後まで前向きに生きようという初老の主人公の再生の物語だ。

ノンフィクションならではのちょっとできすぎた感はゆがめないけれど、やはりこういう結末の方が気分がいいのは、この映画を見ている現在の状況のせいもあるのだろうか。あきらめてはいけない、人生は捨てたものじゃない、乗り越えて行こう、といった監督自身にも向けた人生賛歌なのだ。

メインの俳優たちがペドロ・アルモドバル作品の常連なのは、安定感というよりちょっとマンネリ感も感じてしまったけれど、ストーリーを彩る独特の色彩、インテリアデザインのセンスの良さは、主人公のファッションと相まって、変わらず健在。裏切ることなく、溜息ものだった。貧しい境遇として描かれる故郷の村の住居でさえ、牧歌的なテイストにこじゃれたアクセントが利いていて、思わずうっとりだ。飛び切り素敵なインテリア雑誌をみているかのようだった。

主人公の最初の状況に大いに共感する私にとっては、映画館での鑑賞再開を記念するにふさわしい作品だった。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
bluew
「ペイン・アンド・グローリー」の作品トップへ