罪の声のレビュー・感想・評価
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昭和だから起きた事件
なぜこのような事件が起きたのか
そしてこの事件によって苦しめられている人がいること
そして今をどのように生きているのか
事件の真相を追って行く過程で
星野源への評価がグイグイあがりました。
演技◎声◎方言◎
すごいね!!方言とかってやっぱり
難しいと思うけど、
これはセンスです。
そして最後の付箋回収は
繋ぎがとてもスムーズでわかりやすかった。
人間は憎悪を抱くと
手段を選ばないとゆう事。
奮い立った怒りを愛や理性で制御できない
人間のリアルにも注目してほしい
昭和だからこそ、起きた事件。
伝えたい事は、罪のない人間が
苦しめられて朽ちていく現実。
現代に置き換えると
SNSでの誹謗中傷もそう
そんな風に罪なき人間が苦しんでいる
そんなような事を上手く現代人に繋げてくれた
作品じゃないでしょうか?
引き込まれる
当時少し記憶に残っている事件。この映画を観て、あの事件いつの間にか進展があったのかと勘違いする程、リアルに描いてあった。でも観終わった後、調べるとその子供たちが名乗り出たとかはないようだし、今も未解決事件のよう。確かにこれら子供達はどこかで暮らしているに違いないし、その人達のことを想うと気の毒になる。面白い映画だったけど、その子供達は声の主の事実に気付いていたならば、この映画は世に出てきて欲しくなかっただろう。
共産主義者や学生運動にろくなのはいない
#小栗旬 と #星野源 の関西弁の掛け合いがなんか良かったです。
全体を通して、引き込まれてしまいました^_^
グリコ森永事件を題材にした映画。
現実にはこの事件は時効が過ぎ、迷宮入り。
この事件を追う記者と事件に使われた声の持ち主が事件の真相に迫る。
役者陣も良かったです。
舞台が大阪や京都、滋賀など関西圏なのも良かった。
最後は謎が解けるあたりが良かった。
このての映画では結局うやむやになるパターンが多いが、フィクションなりにちゃんと着地があって個人的には良かったです。
あと、作中のメッセージとして、
共産主義者や学生運動は単なる暴力革命であり、社会全体を不幸に陥れる悪しき思想である事を強調してくれた点を評価したい。
いくら、個人的に警察や資産家に恨みがあろうと、暴力や犯罪は許されない。 かつての学生運動家たちはインテリで理想家だったのかもしれないが、せっかく勉強しても暴力革命に走るとは何のためのお勉強だったのかと問いたい。
宇崎竜童がまさかの!?
以上
未解決事件の奥にあるもの
本作は、35年前に日本中を震撼させた実際の事件をモデルにして、二人の男性が、異なる理由と異なる方法で、未解決事件の真相に迫る重厚なヒューマンサスペンスである。通常、この手の作品は、刑事、新聞記者など、事件の外側にいた人達が事件の真相を究明していくケースが多い。しかし、本作は、事件の外側にいた新聞記者と、事件の内側にいた事件関係者の親族がコンビを組んで事件に迫っていくという異色のアプローチをしている。その結果、事件を内側と外側から暴くことになり、事件の社会的背景、関わった人達の悲哀の奥底にある、人間の業にまで踏み込んだ作品になっている。
本作の主人公は、新聞記者の阿久津英士(小栗旬)と、テーラーの曽根俊也(星野源)。阿久津は昭和最大の未解決事件を追っていたが、犯行に使われたカセットテープに子供の声が録音されていたことに疑問を持つ。一方、京都でテーラーを営む曽根は、亡父の遺品から、幼い頃の自分の声が録音されていたカセットテープを発見する。二人は、このカセットテープを手掛かりにして、事件の真相に迫っていくのだが・・・。
事件関係者の証言から事件に迫るという方法を取っているので、兎に角、証言者の数が多い。証言者を芸達者の役者が演じるので、証言内容に重み、深みがあり、事件の多様性、多面性、そして、事件の奥深さが浮き彫りになってくる。また、多くの証言を元に、まるで一本の糸を手繰り寄せるように徐々にではあるが着実に事件の真相に近づいていくプロセスは、地道で膨大な作業であり、主人公達の事件究明に対する執念が感じられる。天才肌の阿久津、生真面目な曽根を、小栗旬と星野源が、らしい演技で好演している。
どんな事件にも背景があり理由がある。事件の真実に光を当てることは、事件に関わった人達の本当の想いを知ることである。そして、彼らの運命に寄り添うことである。人間の業の深さを知ることである。
事件を掘り返すことの意義とは
あくまで主役2人はストーリーテラーであって、この話の主人公は総一郎な気がした
総一郎が今まで何を考えて生きてきたのかを考えるとあまりにも悲しい
俊也が総一郎に『曽根さんはどんな人生だったか』と聞かれても何も答えられないところが苦しかった
あまりにも総一郎の人生が壮絶すぎて
父親が殺され夜逃げをして学校に行けなくなり、姉を目の前で殺され、母親を残して逃げ、優しくしてくれた夫婦に迷惑をかけまいと仕事をやめ、保険証がないから病院に行けず目の症状が悪化してようやく見つけた仕事をクビになり、死を選ぼうとしていた時に『同じ境遇』の人と出会ったときは嬉しかっただろうな
質問した時の嬉しそうな表情が本当に辛い
でも『同じ』ではなかったと知ったとき、また苦しんだんじゃないかなと思うとさらに辛い
母親と再会出来て、
『置いていってごめん』と謝れて本当に良かった
母親は謝って欲しいなんて微塵も思ってないだろうけど、罪の意識に苛まれ続けるのは辛いから
でも全てのきっかけであるテープの声が唯一の形見なのは悲しかった
あと色んな人がわりと話してくれたのは、当時は関わりたくないから黙ってたけどずっと誰かに話したいことだったからなのかな
板長はちょろすぎるけど
事件に利用されたマスコミが、マスコミを利用して事件関係者が前に進めるきっかけをつくったという綺麗な終わり方で救われた
学生運動への見方が変わった
過去の栄光の残り火
学生運動。今では考えられない程の熱量で若者達が社会に立ち向かって声を上げ、社会を動かし、自らの正義に酔いしれた。
その残り火が3人の子供をはじめ、多くの人々の運命を狂わせた。
壮大なトリックや伏線とかはないが、記者と当事者、それぞれの線が交わり一つの真実に近づく。
普通に面白かった。でも元ネタの事件をリアルタイムで見てたらもっと別の感想が出そう。
個人的にちょっと微妙なのが星野源と小栗旬の初対面のシーン。
この時代に同じ事件を追う同士、二人の主人公の出会いに興奮したけどちょっと肩透かし。
星野源ぶちギレてたけど、あれ?そこキレるとこ?って驚きました。
部外者が面白半分で入ってくんじゃねーよ!って事かな?
罪の声 声の罪 It's a Sony!
子どもの声と夢
冒頭、自分の声が犯罪に使われていることに気づく瞬間は鳥肌で、怖い。最初から引き込まれる。
2人の視点から同時に事件が見えてくる。中盤、その2人が出会うシーンはすごい。そこから物語がさらに加速する。
3人の子どもは、あの声のせいで一生苦しむことになり、そのうちの1人は命を落とした。しかし、最後のぞみとそういちろうの母親は、あの声のおかげで、再び娘の存在を実感できた。これがなんとも皮肉的で示唆にとむ。録音された声は、それが人を苦しませることにもなるし、人に救いを与えることもできるのかもしれない。
曽根俊也の妻が、娘に対して『今はなんでも夢を持った方が良い』みたいなことを言っていて、それが意外な伏線だった。
声に使われた生島望は、翻訳家になりたいという夢を叶えられずに亡くなった。犯罪グループの一番の罪は、子どもの夢を奪ったことである。望の『夢を諦めたくない』という言葉がすごく刺さる。
ひっどい
横山秀夫64ロクヨンの超絶劣化版。塩田武士'79年生まれが何をほざいてる?社会派を気取って背伸びをしたいのか、'70年学生運動に'80年劇場型犯罪を絡めて現代日本を貶める手法なんて、薄っぺらのクソ左翼の使い古された文脈やな。前半はまぁいいとして、後半グダグダ。土井裕泰監督も絵だけ撮っても、編集がクソなのか、どうしてこんなに飽きるのか。梶芽衣子も古舘寛治も松重豊も無駄使い。無駄な海外ロケいる?その予算を他に回せんかったんか?エンターテイメントってそういうことちゃうねん。惨めな宇崎竜童なんか半沢直樹で十分見たわw。はぁ、天下のTBSも人がいなくなったもんやなぁ。小栗旬も星野源もそれなりに頑張りは伝わるけど、作品に合ってない。脇役が豪華な分、粗が目立ってしゃーない。突然声が大きくなる星野源、そこでその芝居おかしいと思わんか?演出も言ったれよ。なにより編集がダラダラ継ぎ接ぎだらけ。期待してただけにガッカリ。予告編集した人間に本編も編集させたら、もしかして面白くできたかも知れん。知らんけど。
事件の背後にある人々の苦しみ
事件はテレビや新聞でエンタメとして消費される。そして、時間が経てばみんな忘れる。
でも、その背後には巻き込まれた人々の終わらない苦しみが続いていることがあるのだ。
ミステリーという体裁で、実際の事件を元にした事件の背後を描いていく。社会はミステリー、でいいのかな?
実際のグリコ・森永事件でも、子供の声が反抗に使われている。何も知らない子供たちを巻き込み、その人生を狂わせたかもしれない。これは、フィクションだけど、本当に同じようなことがあったかもしれない。
こうした事件に対する、僕らの想像力を補完してくれる作品。どんな事件にも、人間が関わっている。
面白おかしく事件を捉えるのではなく、こうした人々の苦悩への想像力を働かせていきたい。
小栗旬や星野源をはじめ、俳優の方々の素晴らしい演技で彩られた作品ですね。
企画自体が故意犯!!
グリコ・森永事件を題材にしているようで、名前を借りているだけで内容自体は薄いです。有名事件の名前を借りて、雰囲気だけで売ろうとした商品です。新説がありそうと釣られた方は多いでしょう。企画自体が故意犯なのだと思います。中盤で「結局この事件をエンタメとして消費している事になりませんか?」と自己紹介をしていても、鑑賞が苦行だったので全く笑えませんでした。
関西弁が…
実在の
実在のの事件を基に作られた作品。
森永グリコに青酸カリを交えた商品をばら撒くぞ!
脅しをかけて世間を恐怖に陥れた。
その事件の犯人達が身代金の要求に使ったのが子供達の声でした。
その犯人達に利用された子供達に視点置いた作品でした。
世間では、犯人特定に目が行きがちになるけどそれに関わってしまった子供の事は、あまり知られていない。
その子供達がこの先どうなろうと世間の人々からしたら関心に及ぶ事がない。
自分が思わぬ形で事件に関わってしまったばかりに自分の人生がめちゃくちゃになってしまう。
恐怖と無気力に陥ってしまう中でもそこに向き合っていけば希望の光は、見えてくるかもしれない。
最後には、そんな救いのある作品だなと感じた
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