罪の声のレビュー・感想・評価
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見て良かった作品でした。まずストーリーがおもしろかったです。声の主...
見て良かった作品でした。まずストーリーがおもしろかったです。声の主達はどんな人生を歩んだか、それを含め時効の事件を明らかにすることは正しいことなのか、マスコミの意義とは何なのか。小栗旬演じるの冴えない記者の言葉にも、色々と考えさせられました。
真相を追求するシリアスな流れと、合間に入る古舘寛治、松重豊の安心感。普段、シリアス物は観ないのですが、テンポも良く十分楽しめました。
ホントのグリコ森永事件を見ているようだった
あのテープのせいで一生台無しや
2020年映画館鑑賞116作品目
原作未読
漫画未読
脚本は『俺物語』『アイアムアヒーロー』の野木さん
監督は『いま会いにゆきます』『ビリギャル』の土井さん
新聞記者という仕事というのは地道な取材の積み重ねで成り立っている
それが眠気を誘う
グリコ・森永事件知らない世代はあらかじめネットで調べておいた方がいいと思う
生島総一郎役の宇野祥平の芝居がとにかく素晴らしかった
普段なら飄々としたハゲおやじであまり目立たない存在だが今回は違う
東京あたりに住んでいる人でもし宇野祥平を見かけたら「罪の声の芝居最高でしたよ」と褒めてあげて欲しい
のぞみちゃんはただただ可哀想だった
なぜテーラーと生島きょうだいでこんなに差が開いてしまったのかよくわからない
関西人じゃないこともあり関西弁は全く気にならなかった
一部関西人はプライドが高すぎで保守的で閉鎖的なせいか東日本出身の役者に対して厳しすぎる
関ヶ原の戦いで石田三成が勝っていたら関西弁が標準語になってるとか寝ぼけたこと抜かしてるしアホか
日本の左翼はろくなことしないなと感じた
この映画を作ったのはTBSと講談社だけど
梶芽衣子とか浅茅陽子とか宮下順子とか桜木健一とか佐川満男とか佐藤蛾次郎とかなぜか懐かしい俳優さんが多く出演していた作品でした
その時、人は「奮い立っちゃう」んだろうなぁ。
話題になっているという点、野木亜紀子さんが脚本をされているということぐらいしか頭に入れず、映画を鑑賞しました。完全オリジナルなのかと思いながら見ていて、エンドロールで原作があったことを知ったぐらいでした。すみません、不勉強で。
隙のない、素晴らしい映画だと思いました。
『スパイの妻』が映画らしい(?)余白の多い、色々な見方ができる映画でしたが、こちらは多くの情報を分かりやすく伝えてくれた、いい意味で対照的な映画だと感じました。
この完成度は原作、監督、脚本、俳優さん、現場スタッフの方たちのしっかりとした連携や協力、コミュニケーションがあってできたものだろうと、勝手ながら想像します。ビッグリスペクトです、はい。
ただ、一点、学生運動が犯行の動機となる点は、私なりの解釈をしました。
学生運動の時のあれこれが動機となる物語はたくさん見てきましたが、正直40代の私にはまったくピンときません。なるほど、少し上の年代の方には、それほど深い傷をのこしたというのはわかっても。
私自身を納得させる言葉としては、犯人たちの「奮い立つ」というセリフでした。
今も昔も正義と思ってやった行動が実は…というのは多いですが、それを今風の事象に当てはめれば、あえて詳細は言いませんが、ここ1~2年でも個人単位、もしくは誰かに乗せられて「奮い立った」結果、とんでもないことになったという出来事は後を絶ちません。
主にネット、SNSの世界で。
舞台や時代は変わっても、そして、その人がどれだけ年齢を重ね、人生の経験を積んでいても、この熱く燃え上がる感情が時に目を曇らせるという、その怖さに思いを至った次第でした。
社会派邦画では近年No. 1!
原作は見てません。
お母さんをお見舞いするシーンで、嫁がリンゴをむこうとしたら、梶さんがオレンジが食べたいと強めに言ったシーンがあり、何か意味あるのかこのシーンは?嫁姑は仲悪いのか?と思いましたが、最後にどんでん返しがありましたね。
脇を固める役者陣が、それぞれ良い味を出していて、よくぞこの芸達者なメンバーを集めてきたと。特に昭和のシーンは良い味が出てました。川口覚、阿部純子、篠原ゆき子、望ちゃん役の子、若葉竜也など。
また、宇野祥平さんは、日本アカデミー賞助演男優賞を与えて欲しいレベルの演技でした。
うーん。
野木さんのファンで見に行く。パンフは買わず、ということは、そこまで...
野木さんのファンで見に行く。パンフは買わず、ということは、そこまで面白くなかったということ。でも、脇の俳優群も良かったし、星野君のファンで、抑えた演技だけど、とても良かった。星野君が抱えた苦悩と真実へ向かっていく姿を彼の底深い演技で表現していた。大阪弁がパーフェクトじゃないのは、どうしても気にかかる。あとは、学生運動の描き方がステレオタイプだし、あんな風に、過激派の犯罪をただ排除するなら、野木さんの世界は狭い。
グリ森事件の真実に迫る?
綾野剛と星野源の共演ドラマを見てた勢いもあり、半分興味本位で映画館へ。
昭和の犯罪史上最も有名な脅迫事件グリ森事件。
当時の記憶は曖昧ながらキツネ目の似顔絵は鮮明に覚えてた。子供の声の話もうっすら覚えてたけど、その子がどうなったかとかまでは考えたこともなかった。
冒頭、数分遅刻して見逃したのは痛かった。ちゃんと最初から見ればよかったと後悔した。
星野源が自分の声のテープを見つけ、そこから少しずつ真実に迫るのと平行して、小栗旬は新聞記者として当時の記録を辿り調査を進めて行く。
やがて二人は出会い…
となるわけだけれど、話に大きな盛り上がりがない割に最後まで集中して見ることが出来た。登場人物が多く、最初少し混乱しながらも、話の筋がわかればちゃんと区別がつく。ここは脚本家の丁寧な作りがものを言ってると思う。やっぱり映画は原作も大事だけど、それを2時間と言う尺に収める脚本が映画の出来に左右するんだなあ。
犯人が指定の場所に来なかったり、突然脅迫をやめたり、当時全く謎だった理由も(フィクションとは言え)なるほどそうだったか、と思わせる。
現実では事件は謎のままだけど、この世界では真相の解明ができており、しかも登場人物それぞれに落とし前をつけてくれているため、モヤモヤを残さずスッキリして映画館を出ることができる。
役者陣も大変良い働きをした。なんと言っても、宇野祥平さんの聡一郎。あまり役者さんを知らないので名前を初めて見たが、とても印象的な演技で最後は泣かされた。
もちろん誠実な仕立て屋星野源、見てもない映画評をテキトーに書くエンタメ部記者の小栗旬。二人の演技力も素晴らしかった。
最初はネットで「方言指導の先生も絶賛」と称賛されてるのが腹立たしいほどイラっとする似非関西弁で「役者ありきのキャスティングなら、いっそ事件そのものを関東で起きたことに架空設定すればええやん」とか「似非関西弁すら途中で諦めてるやん」とか「いっそ東京で育った関西人設定にせえや」とかファンが激怒するようなことをずっと考えていたが、物語中盤あたりからどうでも良くなってきた。ここはお二人の力量を素直に褒めるべきであろう。
他にも、素人がそんな簡単にあちこち取材できるものなのか?とか板前さんも先生も、なんやかんやで口軽すぎちがう?とか多少ご都合主義的な展開もあったけれど、最後が良かったため、問題なしとする。
あと、これも個人的に思うこと。全共闘世代って独善的で自己中な人が多いわ。加齢による衰えとは関係なく。
話はそれたけど、本作は見逃した冒頭、初見で理解できなかった細部を確認するためもう一度見に行こうと思う。コロナ禍以降、久しぶりに見た秀作だった。
罪の声を背負った人の人生
事件の真実感
戦後のツケか
釣られた!
有名なグリコ森永事件に題材をとった作品。誘拐と脅迫は身代金目的ではなかった、とする解釈は新鮮で、唸らされた。だけど、全体的には消化不良だった。おそらく、原作のボリュームが映画の尺に収まっていないのでは? 登場人物が次から次へと出てくるが、ほとんど描き込みが足りず薄っぺらい。「こういう役回りの人なんだな」という印象を受けてしまう。量産型2時間サスペンスを観ているみたいな予定調和感。ラスボスたる人物が劇場型犯罪を仕掛けた動機というのも、さんざん使い古されたやつで、「結局これかい!」と思った。ハリウッド映画でナチスが悪役になるように、犯人の動機に「これ」を持ってくると、作品全体がステロタイプで安っぽく見えてしまう。もちろん、架空の話なんだから、文句を言える筋合いではないのかもしれない。でも「グリコ森永事件の謎に迫る!」みたいに匂わせてハードルを上げておいて、着地点がここでした、となると「釣られた!」という思いが強い。
星野源と小栗旬のコンビ意外とアリ
学生運動が裏テーマにあって、いろいろ考えさせられた。
ただ、愚かな大衆にとって、自国で起きたことはテロやら罪だったが、他国で起きれば、正義やら人権やら…洗脳、操られる存在にしかならない。
結局、罪は誰なん?
血も流さない、罪も問われない政治家と汚い大人たち。
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