「時代劇の殺陣の進化に乾杯」るろうに剣心 最終章 The Final コウズィさんの映画レビュー(感想・評価)
時代劇の殺陣の進化に乾杯
ファイナルはアクション色の強い感じで殺陣の静と動で言うと動だったな。
立ち回りにワイヤーアクションを用いるのは中国カンフー映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」を参考にしているのがよく分かる。
スピード感のある立ち回りは俳優自身も早く動かなければ行けないしカメラマンもそれを追わなきゃ行けないから大変なはず。
殺陣は斬ったってよりはぶつかって当ててる感が出ていて逆刃刀の味が出ていましたね♪
「暴れん坊将軍」も峰打ちでしたがあんなスピード感は無かったし殺陣も進化したなと思いました♪
ハリウッド受けするような立ち回りで拍力満点でした。
時代劇の進化した殺陣に乾杯✨
ただ、アクションと台詞を活かさせるのはアクション映画の鉄則なんだけど、アクションが凄すぎてて台詞が薄れてしまうのは勿体ない。アクションが多いから格闘技化して飽きてしまう。
ジョン・ウーのアクション映画でもちゃんとアクションと芝居を活かしてるし。
静と動の静の部分が殺陣にはもの凄く大事。
この場合は殺陣の静と動ではなく芝居とアクションの静と動をもう少し丁寧に見せて欲しかった。
ビギニングを見てからこちらを見た方が私的には入りやすいかなと思ったけど、それだと人斬りだった剣心の凄みがファイナルでは薄れてしまうのも分かったから上手く計算されているなって作りになってます。