劇場公開日 2020年11月13日

  • 予告編を見る

「行き過ぎた愛」さくら サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0行き過ぎた愛

2020年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

幸せ

北村匠海×小松菜奈×吉沢亮という神メンツなので、制作が決定した時からかなり期待していた。

期待しすぎていました。
面白くなかったという訳では無いけれど、何か腑に落ちない作品でした。

年末に実家に帰宅をした長谷川家次男の薫(北村匠海)は、2年前ばらばらになった家族を繋ぎ止めるかのように過去の出来事を思い出していく。

まず、良かった点は演技力。

北村匠海は無口で無表情だが訴えかけてくるものがある。出演作を見る度に驚かされる。アンダードック、早くみたいなぁ。

小松菜奈は相変わらず。
今回は「渇き。」の時と似ており、とても惹き込まれていく演技。個人的には、二階堂ふみ、杉咲花に次ぐ演技力だと思う。にしても、中学生役は無理あり過ぎですけどね!?

吉沢亮は出演シーンは少ないながらにして、脳裏に焼き付ける凄まじい演技。感無量です。
2年連続で助演俳優賞を受賞するかもしれないほどの誰もが認める名優ですからね。キングダム2も楽しみです

また、ストーリー構成はとてもいいと思う。
観客を無我夢中にさせるし、中々楽しめた。
意外とあっという間の2時間。そういった面ではいい映画なのかも。

しかし、レビューを見ていると皆さん揃って仰っていますが、予告の作り方があまりにも酷い。
映画を見る前は全然普通だったのだが、いざ映画を見ると予告の作りの酷さに唖然。
いつお兄ちゃん死ぬの?と不謹慎ながらにどうしても思ってしまうし、大切なセリフ感動するセリフも入れてしまっているのでシラケる。予告に映画の概要を詰め込み過ぎです。

そして、音楽が微妙。
主題歌に関しては以ての外。全くと言っていいほど映画の雰囲気に合っていない。最近多いよなぁ...

深いようで浅い。
家族ドラマというよりも、思春期の子どもの「性」についての悩みがメインテーマのようだった。それはいいんだけど、描写がどうも気に食わない。手紙でゴムを貰ったり、兄でしたりよく分からず。せっかくいいテーマなのに、共感出来ず終い。勿体ない。
ランドセル手紙は北村匠海と同じ感情に。心の底から怒りが溢れ出た。小悪魔どころじゃないって

糸ほどは無かったけれども、少しガッカリでした。
いい映画になり損ねたなと。
愛ってのは怖いなぁ、怖いなぁ。

サプライズ
サプライズさんのコメント
2020年12月11日

コメントありがとうございます!
レモンブルーさんお久しぶりです〜
あ、そうなんですね!原作に準じたんだ...にしてもネタバレ過ぎますけどね笑 別にすぐ言わなくてもいいのに
ですね〜。あんなに明るかったのに酷く自己嫌悪するようになる兄を見事に演じていましたよね。流石です
AWAKEも楽しみですね!天才の吉沢亮...面白そうだ

サプライズ
レモンブルーさんのコメント
2020年12月10日

サプライズさん お久しぶりです。予告編 確かにバラし過ぎですよね。私も 予告で車椅子の人物がハジメに違いないと思ったので、自殺?!…と頭の中でチラチラしながら観てました。ただ 原作の裏表紙に「20歳4ヶ月で兄ちゃんは死んだ」と真っ先に薫の語りで本の内容が紹介されている(鑑賞後買って読みました)ので 映画もそれに倣ったのかな?と…。でも 知らさないで欲しかったです!
吉沢さんの演技は良かったですね!一の最期のシーンは 吉沢さんの提案で あのような『明るい』表現になったそうです。「青くて〜」の演技も素晴らしかったので、私も 演技賞を受賞して欲しいと思います。
12月25日に公開される『AWAKE』も 楽しみです😊

レモンブルー