「破天荒すぎると少し引く」ビーチ・バム まじめに不真面目 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
破天荒すぎると少し引く
クリックして本文を読む
破天荒な生き方って少し憧れてしまう。なんでこんなことできるの?って、やってみたいけど自分にはできない。数多あるロックスターの物語なんかに触れるとそう思う。
本作のムーンドッグもそうだ。かつて売れた詩集を1冊刊行した過去の人。でも、奥さんが資産家で遊んで暮らせる。酒とドラッグと女遊びの毎日。なんて破天荒なんだ!
でも、新作を期待されていたり、娘が結婚したり、妻が浮気してたりするから何の悩みもないというわけではない。ただ、書く書くって言いながら新作は書かないし、娘の結婚式には浮気して遅れてくるし、妻に浮気されてもなんとなくわかっていたよとあまりショックを受けていない。結局あまり悩んでいないってことか。
その後、妻が亡くなって、新作を書かないと遺産を相続できないと遺言書にあったため、放浪しながら新作を書いて、それが売れてピューリッツァー賞もとったりする。結局莫大な遺産を相続し、船を買って、パーティーして、花火で遺産とともに燃やしてしまうというラスト。
こんなこと自分には絶対できない。なんて破天荒なんだ!あそこまで突き抜けるともう別世界すぎるんだよ。全然憧れないし、心を動かされなかった。
コメントする