ひとよのレビュー・感想・評価
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人と人が繋がりあって家族になる
親も子供も選べない。産まれてくる環境も。
でも自分が変わらないと何も変わらないよね。
誰かのせいにして生きてもしょうがないし、自分の人生は自分で変えるしかない。
かつて息子が万引きした時と同じように母親と歩いて、かつて母親を追いかけた時と同じように車で追いかける。
あの時と何が違うんだろう。
いつだって大きな問題が起きてからじゃないと本音を打ち明けられない。
不器用だからって、そんな方法でしか表現できない事は分かってるんだから思ってる事は言わないと伝わらない。
お互いうまく生きられないんけれど、ぶつかり合って少しずつ分かり合って前へ進んでいく。
みんなにとって何でもない夜が自分にとって特別な夜で、そんな夜を重ねながら生きていく。
それが、ひと よ。
家族とは何か 佐藤健×鈴木亮平はいつも兄弟役
家族の形は千差万別。
よそはよそ、うちはうち。
隣の芝は青く見える。
友達の家が羨ましくうつる。
金持ち家の良いところと悪いところ、
貧乏な家の良いところと悪いところ、
片親だったり、家庭内暴力があったり、学歴信仰やどこに就職したとか、ハイステイタス至上主義な家もある。
そんなことはよくある話。
そして、この映画では家族が元犯罪者で、実刑を終えて、帰ってくる。
小説や映画だからある話なのかもしれないが、
もしも、自分ならと置き換えて考えてみると、
実際は映画以上に苦痛だろう。
実際に加害者家族は犯罪の数だけ存在する。
加害者も罪の意識を背負って生きるが、加害者家族の人生もめちゃくちゃになる。
かつて、映画「手紙」を見たのを思い出した。
この映画も加害者家族をテーマにした映画だった。
やはり、加害者家族は就職、結婚にも苦労する。いわゆる「普通」の人生は簡単には歩めない。
こういった映画を見て、一人でも『犯罪は自分一人の問題ではなく、家族や周囲を巻き込むのだ』と悟る人が増えることを願うばかり。
映画は全体的に引き込まれる作品でした。
そして、
佐藤健×鈴木亮平はドラマ「天皇の料理番」でも兄弟だったよね^_^
そしてそして、
鈴木亮平の演技の幅よ!
この映画鑑賞より3週間ぐらい前に
「弧狼の血 レベル2」観たのよ!(しかも同じく白石和彌監督!)
同じ監督、同じ役者でも作品が違えばこうも違いますか!!(当然よね笑)
弧狼の血の時の鈴木亮平は殺気、狂気に満ちてたけど、
今回のひとよでは、不器用ながらも家族思いな長男役。
まったく別人!
これぞ、名俳優!!
良いもの見せてもらいました!^_^
以上
思っていた感じではなかった。
冒頭の子どもが車に乗り込むところで
後退した真実がのちに明らかになると思ってしまった。とんだ勘違いでした。
佐々木蔵之介さんの親子の話をもう少し深めにしてもっと絡めてもらえると泣けたのかな。
好きな俳優さんが沢山 出演されていたのですが、共感した号泣ポイントが浅すぎました。残念。予告からイメージする辛い深い話は感じられなかった。
もがき
的なことかな、ちょっとハマれなかった。
ひとよ、人よ。一夜。なんだろうけど、ダジャレ!?
お話も展開がなく、色々つぎはぎ感が否めない。全体にふわっとした感じの脚本、構成も今一つ、音楽は全然、演者さんはうまいとは思う。が、濡れ場も必要な濡れ場じゃないなら、いらないかな。役者さんが勿体無い。
感じれることがあるとしたら、何気ない日常を特別だと思え無い人は、道に迷い、思い過ぎれば、そこに取り残される。と、いうことかな。
昭和の悲しいそうな名詞を並べて演歌作っちゃいます。みたいな感じの作品でした。
こう言うのを描くなら、どうすれば救いがあったのか、せめて行政の手立てだけでも組み入れて欲しい、それでもダメなのは無論わかってても、現実の救いを提示できないなら、こういう題材を安易に使わないで欲しい。
なんか、残念。
中盤からダレる
家族とは、愛なのか身勝手なのか、
重いテーマで始まり話が進むが、中盤からだれてくる。
長男の離婚問題や、佐々木蔵之介さん演じる新人ドライバーの問題は要素として必要だったのか疑問。
長男の問題は、ただでさえこじれていたところに被さりことが大きくなるのはわかるが、妻が何にそこまでキレているのか、何がそこまでさせたかイマイチ理解できず。。
新人ドライバーに至っては不要では?
最後の展開も急に安っぽい展開に。
3人の子供たちとお母さんと
僕、この監督が好きで色々と観させて頂いてるのですが、当たりでした。
とても面白かったです。
というか、3人の子供たちが演技が上手い。
鈴木亮平はもはや言わずもがなの役者さんですが、今回は少し抑え目な演技だなぁと思ってたけど、感情を爆発させるシーンなんかは本当にすごい。
佐藤健さんもいい感じにアウトロー感が出てましたね。
でも心根は優しくて。デラべっぴんにこだわりあって。
最高の蹴りが見れました。
松岡茉優さんはあまり、演技を観たことなかったんですが凄く可愛くて魅力的な役を演じてましたね。
ぜひ他の作品も観てみたくなりました。
白石監督は残念なから外れる映画もありますが、こちらは当たりの作品です。
監督ファンの方でまだ観られてないなら、ぜひオススメです。
色々な人生
2時間弱でいろんな人生が観れた
母親の気持ちも分かるし次男の気持ちも分かるし、長女の気持ちも分かる みんなの気持ちが分かるから複雑な気持ちになる
もちろんタクシー会社で働く人達の気持ちもわかる
ただ重い内容じゃなくて色々考えさせられる映画だと思いました
佐藤健の髭面でダルそうなあの感じめちゃくちゃ性癖にストライク!!!!!
どこにも着地はしなくても
本当はどうすれば良かったのか?
暴力を振るう夫を殺したことが正しい選択だったのか?
その後、子供たちが周りからのバッシングに耐え、しょうがなく、と言うように選んだ道は正しかったのか?
何が正しいのか、明らかにされないまま映画は続いていく。それはそうなんだろう。こんな状況の中では「これです!」なんて正しさもあるはずもない。
その中で段々と周囲の人々の状態も不穏に悪化していく。その行き着く先が運ぶ、あべこべな対話と言えない対話。
最初、あの対話の部分がこの映画の肝なのかと思った。でも、そうだとするなら、何か、分からなくもないけど頑張って涙を誘っているようにも見えるし、頑張って「親とは!」「子とは!」と描いているようにも思えて、ちょっとなあ…と思ってしまったのだけれど。
でも、本当に素晴らしいシーンはその後にあった。
娘の松岡茉優に髪を切られるのを待つ田中裕子。
その田中裕子が見上げる空。
母親として、人間として取り返しがつかないことをした。それでも、これから娘に髪を切ってもらう、と言う時間が彼女には残されている。
そして、散々と嫌な思い出も、子供たちと過ごした良い思い出も混じりあった家の庭の中で。
見上げた晴れた空に雲が流れる。その美しさに感動している彼女に何が正しいのか、何が間違っているのか、とかそんなことはどうでも良い。
そこには何も諦めていない、ただの人の姿があった。
あの姿を子供たちに見せることが出来たことが一番の母親としての役割だったんじゃないだろうか。
あの後どうなるかは分からない。でももう、何に対しても「しょうがなかった」とは登場人物の誰も言わないんじゃないか。それが、一番のグッドエンドなのでは。
うーん
好きな俳優さんが沢山出ている映画なので、公開時も気になってましたが、プライムビデオでようやく観れました。
もう、田中裕子さんは何度も犯人役をやっているので、出てきただけで、空気が違います。
DV夫を殺して、子供達を守った。誇りに思う。
でも残された子供達は、同じ場所に住み続けるのは苦難の道で、みんな自由にはなれなかった。
でも、それじゃあ殴られ続けたほうがマシだったのか?
佐藤健さんは、今やイケメン俳優代表のような人ですが、こういうやさぐれた役も上手い。
鈴木亮平さんのドモリや奥さんとうまくいってない演技も素晴らしい。
松岡茉優ちゃんは文句なく、美容師になれなかったホステスをナチュラルに演じていて、、色々な辛い時期を経てもやっぱりお母さんが大事。
佐々木蔵之介さんの、タクシー運転しながらヤクザに戻っちゃった時のドスの聞かせ方が、任侠映画のようでもあり。最初から、何かあるな、という感じでしたが、息子が覚醒剤の運び屋に成り下がってるのは、本当に自分のしてきた事を悔やむよねぇ。
それでも、やっぱり親子だから。
ずっと会ってなくて、疑似家族のようでも、やっぱり家族なんだ。
最後は救いがあって良かった。重すぎるのは苦手なので、田中裕子さんのひょうひょうとしたキャラクターに助けられた。
見て良かったです。
あ、でもセリフが小さくて聞き取れない場面がいくつかあって、字幕があったら良かったな。
くさくない?
生活風景のリアリティは素晴らしいのに、
堂島さんのくだりはファンタジーっていう。
自分としては良くない意味で映画らしくって
特にクライマックスのシークエンスで冷めてしまった。
まぁ単に役者が叫び合うみたいなのが好きじゃないっていうだけです。
親子愛?の話?全般的に意味ないシーンが多いような‥
#よかったところ
キャストが豪華
#なんだかなぁなところ
母が突然帰ってきた理由が全く触れられていない
だいちゃんがどもりの設定は意味あったのか?
15年経っても嫌がらせが続いてること。流石にあり得ないし無理があるような‥
母を助けるために母の乗った車をぶつけて止めるのはあまりに殺人的では‥?
大ちゃんの離婚危機は意味あるの?
15年ぶりの母再会ならもっと喜ぶでしょ
堂下さんのエピソードが薄すぎる
無駄な間。かみ切るシーン意味ある?
なんとも言えない
評価が良かったので、見てみることにしました。泣ける系なのかも知れないけど泣きはしない。お母さんの演技が素晴らしく、佐藤健は少し苦手だったのですが、その辺も違和感なく見ることができました。松岡しほも演技が上手く、名前忘れちゃったけどお兄ちゃん役もとても演技がよかったです。クライマックスの事故の心などうまくカメラワークができていたと思いました。
肝心の中身は、何とも言えない感じでした。
結局、人生うまくいかないのは母親のせいにして生きていたけれども、自分たちのせいだと言うことに気づいた兄弟。
お母さん早く謝ればいいのにと思って見ていたのですが、お母さんが私が謝ったらあの子たちが迷子になってしまう。と言う言葉でお母さんの意思の強さというか親の思いが知れました。
途中のだいごにわらった。下ネタのシーンはいらないのでは?
なんでこんな評点が高いかは不明
評点が高い(3.8)ので見たけど、なんでこんな高いかは分からない。
・兄の別居理由が分からない。話の内容が中途半端でまた離婚届に押印する際の喧嘩内容もいまいち。
・兄弟喧嘩もいまいち
・確かに人殺しの犯罪はダメだけど、15年経ってまだこんな嫌がらせがあるものか微妙
・最後なんであのタクシーに乗ったか不明
・海に飛び込む車に体当たりなんて、どこぞの映画か
・父が子供にキレる理由も不明(普通そんなもん?)
ということで、あまり好きになれなかった映画でした。
特に大きな展開は無くて微妙だった!!
田中裕子ではお母さんと言うより、おばあちゃんという感じでした。お握りを握る姿は良かったです。刑務所にいる間、手紙などで交流は無かったようなので、信頼関係等は薄く感じました。中盤で次男が記事を書いて会社が嫌がらせを受けたのに、長男が嫁や母に責められるシーンが続き、阿呆かと思いました。佐藤健は特に主体的に関わって来るという事はないので、主役というにはおかしい印象でした。松岡茉優とMEGUMIの怒鳴り声が印象的でした。何か事件が起こりそうで特に起こらず、観ている方が振り回されるだけの雰囲気映画でした。ラストの暴走シーンも家族は直接関係ないですし、普通の映画の中盤くらいの盛り上げ方ではないでしょうか。白石監督は映画を撮り過ぎて微妙になっていると思います。子役は良かったです。
親の気持ちも、子の気持ちも痛く。
松岡茉優さんという方が素晴らしい、田中裕子に負けないすごさ。声とか存在感がたまらず良い。
自分も今もなお親には複雑な事情はないが複雑な気持ち。親の気持ちは親になってみなければわからないとかそんな陳腐なことを思う日がくるとは。でも親子はあくまでも他人。自分が思っているようやことを、良かれとおもうことでも、子も同様に思うわけではない。親子物の映画はぴんとくるものが少ないがこれはちょっと琴線に触れた。見なければいけない映画だったなぁと思ってタイトルを見てAmazon Primeで見ました。スクリーンじゃなくて申し訳ないと思った。白石監督の名前が出てきてあの雨のオープニングでそこから震えた。途中エロ本の件など笑えるところもあって田舎のクローズドな社会そこで身を寄せ合い付き合いながらも、息苦しく生きる人たち。アウトサイダーも問題を抱え、ひとよとの喜びに1ひたる。親にならなければわからない親の気持ちなんて本当に陳腐でクソ喰らえと思うけどこの映画はグッときた。
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