劇場公開日 2019年11月8日

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ひとよのレビュー・感想・評価

全258件中、201~220件目を表示

5.0あの日みた夢 あの夜の覚悟 そうして辿り着いた“今”

2019年11月12日
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鑑賞方法:映画館

タイトル『ひとよ』には
〈一夜〉と〈人よ〉とのダブルミーイングが
込められているそうです。

さて、今回は「舞台演劇」の話題を通して
本作にアプローチしようと思います。

というのは原作者・桑原裕子さんが
演劇畑の方だからです。

2021年に日本国内で初となる
公立大学で演劇やダンスを本格的に学べる
学校ができるそうなんです。
そこの学長に就任が決まっている
平田オリザさん作・演出の戯曲『転校生』(1994年)から
桑原さんの演劇人としてのキャリアがスタートしました。

この演目『転校生』は代々、
キャストやスタッフを一般の高校生から募って
〈高校生と創る演劇〉を根幹として
若き才能を育み、世に送り出してきた
いわば、演劇界の登竜門的役割を担ってきた
大変意義のある企画プロジェクトです。

そんな夢を掴んで演劇の世界に飛び込んだ桑原さん。
役者、脚本、演出をこなす
華やかな才能をお持ちの彼女でも
表現者・クリエイターとして、
また現代を生きるひとりの人間として、
色々と思い悩むところもあるのでしょう。

人間が等しく、思い悩むように…
桑原さんの舞台をみて、そう思う。

彼女の手掛ける戯曲の多くは、現代の日常を描きつつも
人間の普遍的な部分を見つめ直すような群像劇。
わたしたちのオーガナイズされた想い、苦悩を、
掬って、救ってくれるような群像劇。

そんな舞台演劇の趣きと、
白石テイストが十二分に作用して
映画『ひとよ』は完成されたひとつの作品に
仕上がっているとわたしは思いました。

家族が織り成す人間ドラマが描いたのは、人間賛歌。
親子間だけではなく一個人としてのヒトの資質を問う。

さすがのキャスティング! みんな、いちいち、巧い!
ムダのない流れ、飽きさせないメリハリの効いた構成!
白石組ここにあり!

過去の由縁を幾つも経て今という岸辺に辿り着いた
  夢みた未来とはかけ離れるている今だけど
   正解でも間違いでも決めるのは今の自分
      過ぎ去った過去こそ笑え
     明日を肯定するための今日だ

…と、映画と舞台併せて受けた心象を言葉にしてみる。
かなり偏った捉え方だけど…

桑原さんの『荒れ野(あれの)』の再演、来月観劇予定♪

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野々原 ポコタ

4.0それぞれの思い

2019年11月12日
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母親に感情移入してしまいました。

『自分のしたことを疑ったら
 子供たちが迷子になっちゃう』

このセリフ、頭から離れません。

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M U

5.0今まで観た邦画の一番!

2019年11月12日
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とにかく素晴らしかった!
私が観た邦画の一番!
いろいろな角度から攻めていくストーリー性は、私は「ゴットファーザー」を思わせた。

描き方のエネルギーの強さは、この間観た「ジョーカー」に勝るとも劣らなかった。

佐藤健、田中裕子、鈴木亮平、松岡茉優他、出る人出る人、皆素晴らしかった。

どうしようもない人生の悲しさを背負う人たちに、途中から涙が溢れた。

とにかく素晴らしかった!!

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シルエット

2.0ありふれた家族の物語

2019年11月12日
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鑑賞方法:映画館

単純

前作の『凪待ち』が大変良かったので、原作の善し悪しは知っていたものの白石監督ならばと鑑賞。
佐々木蔵之介さんの演技はとても良かった。
しかし、話の展開に荒が見えたり、ありふれた家族の再生物語に思えてならず、正直私の中では残念な気持ちでいっぱい...
好みの問題だと思う、家族の溝や憎悪はそう簡単に綺麗な終わり方にするべきではない気がした。

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月子

4.5題材的には重いけど

2019年11月12日
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悲しい

難しい

そこまで重い感じではなかった。
家族のありかたを考えました。
母親として子どもとして。

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abebe

5.0今の時代の家族に必要な映画

2019年11月12日
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泣ける

あらすじは15年前、母は父を殺害した。それは父から暴力を受けていた子どもたちを守るためだった。子どもたちを残して去っていった母が刑期を終え帰ってくる。

長女園子役に松岡茉優、長男大樹役に鈴木亮平、次男雄二役に佐藤健、母こはる役に田中裕子。
田中裕子の母親役は「共喰い」「mother」のように大抜擢。そのあたたかみもあり、鋭さもある演技に痺れた..。シリアスな雰囲気漂う作品だったが松岡茉優、稲丸タクシーの面々のギャグ要素も飽きさせない緩急のあるものになっていた。
「あなたにとって特別な一夜は、誰かにとってはなんでもない一夜かもしれない」このセリフは今作を観る上で深く心に刺さる...。どんなにボロボロでも家族は家族、親は親、不器用なこはるなりのぶつかり方は存分に涙腺を刺激された。
家族同士の繋がりが疎らになってる現代に必要な映画だと感じた。

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raika

3.0☆☆☆ 原作未読。 「デラぺつぴん」が復活した時にはもう買わなくな...

2019年11月12日
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☆☆☆

原作未読。

「デラぺつぴん」が復活した時にはもう買わなくなってたからなあ〜(´-`)シミジミ
おっちゃん的には、同じ英知出版ならば。「デラぺつぴん」よりも、「すっぴん」とか「VIDEO BOY」の方が思い入れはあるのよね〜٩( ᐛ )و

いつもながらの白石節。どうにもこの監督の苦手な部分が個人的には多くて、観てて辛くなるのよね〜。この…

不幸の押し売り(。-_-。)

とは言いつつも、「笑って良いのかコレ?」って場面が、ちょこちょこっと入る事は入るのだけども。

…にしても一応は、家族再生の話を感動的にって作りだとは思う。ただ原作との比較が分からないので、何とも言えないところはあるのだが。あまり意味があるとは思えなかったのが佐々木蔵之介の存在。
最後の蔵之介の告白から。この男の存在は、子供達から疎まれている母親。そんな母親を通り越しての殺された父親。そして、より普遍的な意味で考えたのならば。世の中の親を代弁する立場としての存在だったのかも知れない。
しかしながら。映画を観た限りに於いて、この男の存在が上手く行っている風にはとても見えなかったのが正直なところ。

最後の佐藤健の予知能力凄いね!

あんな田舎の噂好きが集まるスナックで、大声挙げて兄弟喧嘩を始めるなんて理解出来んʅ(◞‿◟)ʃ

⁂ それと…。

2019年11月10日 TOHOシネマズ府中/スクリーン7

⁂ 結局誰の嫌がらせだった?

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松井の天井直撃ホームラン

4.0夢をあきらめないで

2019年11月12日
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笑える

悲しい

楽しい

重い内容だと思っていたが
笑える場面もいくつかあった

松岡茉優はかわいい

デラべっぴんは懐かしい

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いのしし

4.0監督は子役にも容赦なしw

2019年11月12日
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REGZA521

3.0まだ吐くよ!

2019年11月11日
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白石監督の映画はだいたい見るようにしている。今回は子供たち3人の演技が秀逸だった、特に松岡さん、アドリブが面白かった。また、佐藤建のお腹は役作りなのだろうか。子どもたちの演技に比較して田中裕子が冴えなく見えたのは自分だけだろうか。

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hanataro2

4.0これがもし自分の周りで起きたなら…それを考え無くても良いことに感謝です。

2019年11月11日
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もりのいぶき

2.0デラべっぴん復刻版

2019年11月11日
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田中裕子はナチュラルにふてぶてしいなぁとしか思わなかった。もちろんそういう役回りなんだろうけど、田中裕子自身もふてぶてしい道歩いてるからなぁ。
あと、佐々木蔵之介のせがれが豹変し過ぎなんじゃないの?初っ端は敬語で喋ってたのに。
松岡が佐々木蔵之介に惚れてそうだから絡むのかと思いきや特に絡まず。なんだそりゃ。
脇役で言えば斉藤洋介の老け方に驚いた。

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さすまー

4.0勇気でもないし、強くもなく、立派でもない!

2019年11月11日
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理由などない。そうするしかなかった。

一夜の出来事

役者さんは良かった。
けど、熱演過ぎん?
他人を殺したのならまだしも、そんなに世間に嫌がらせされる?15年も。

確かに家族の問題はこじらせると、なかなか修復は不可能なところもあるけど、ちょっと大袈裟?

ラストの港のシーン、思いを叫び感動シーンだけど、冷静に思い出すと、こっけいなシーンだ。

でも、役者さんの役作りは良かった。
いや、ちよっと作りすぎ??

でも、深い内容ではある。

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NOM

5.0田中裕子の演技にハマった

2019年11月11日
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家族役みんなが主役の良い映画でした。

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新居啓二

4.5母親を万能だと信じたあの夜

2019年11月11日
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まや

4.0思っていたよりライトなファミリードラマ

2019年11月11日
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「15年前父親を殺した母親が帰ってくる」
めちゃくちゃ興味を引かれるテーマだけど、殺した動機もはっきりしてたからどんでん返しな展開はないだろうと思いながら鑑賞。
登場人物の葛藤だったりはもっと深掘れるのでは?とも思ったが、俳優陣の演技が抜群。
個人的には佐々木蔵之介がすごくよかった。

白石和彌監督の映画の割には救いのある終わり方だった。

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にゃたろう

4.0デラべっぴんに救われたかな

2019年11月10日
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泣ける

怖い

興奮

テーマは重い。家族内の話から世間の中の話に変わった瞬間に白昼にさらされ違う苦しみが生じる。
暴力を我慢すればよかったというのは結果論。あの状況ではいずれ誰かが死んでいる。
結局は犯罪者の家族を世間がどう見るかだけ。どう見られようと関係ないと言える精神の持ち主だとしても食べていけなくては同じこと。
端から見て普通と思える家庭でも起こりそうなテーマなだけに考えさせられる。
中盤の堂々巡りから結局どう収束させるのかに対しては、アクセントで解決。クライマックスに転じるきっかけになる佐々木蔵之介演じる堂下の存在。ただ、これがまた辛すぎる。これでもかの落差にそりゃ自暴自棄にもなるわと救われなさに同情。
俳優人は秀逸。中でも松岡茉優、蜜蜂と遠雷はいまいちだったが、今作品はうますぎの一言。演技とは思えない自然体すぎで、万引き家族もそうだったが、こういう姿が見たかったと惚れ惚れ。特にデラべっぴんのくだりで、このタイミングで復刻版って何よには、デラべっぴん世代には爆笑の域。絶対に白石監督見てただろうと思いながら。
重いテーマに笑いありで、それゆえに何気ない日常に潜む一瞬の出来事が引き起こす怖さを逆に感じました。

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さんにん@㌦㌦

4.0...夜か、夜な。

2019年11月10日
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「どの家にも問題や悩みはある」と云うけれど
本作は情報過多で、すべてが深刻過ぎる
まあ映画なんだから、あれくらいやらないとダメなんだろうけれど
あまりにキツ過ぎた

稲村家は確かに大変だ
でも本作で登場する中で、一番ツラかったのは「カレ」の様な

まさに今夜が、後悔し懺悔し、また絶望し怒りに震える夜になる人が居るかも知れない
…でも他人にとっては何もない、フツーの夜

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はうる129

4.5ひとよ

2019年11月10日
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映画を見た後の気持ちを忘れないうちに
また思い出せるように書きます。

映画の中のそれぞれの物語は、今の自分にとっては非現実的なことで映画やドラマ、ニュースから見聞きする出来事でしかなかった。

親が殺人犯になったり、認知症で徘徊したり、家族が薬をやったり、今もどこかで起こっている現代の問題はいつ自分の身に起こっても不思議じゃない。
映画の中ではMEGUMIが今の自分に近いのかなと思いました。
そういう側になる一夜はそれ以外の人にとっては何気ないただの夜。

明日起きれば世界は180度変わっているかもしれない。
その現実とどう向き合うか考えさせられる映画でした。

「ひとよ」は「人よ」とも呼べると思いますが、人は他の人に助けられて巻き込まれて生きていくしかないと思いました。

以上参考になるか分かりませんが、劇中の録音機のようにいつでも思い出せるように残します

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ヨシタケ

4.0「近い」よっ❗

2019年11月10日
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鑑賞方法:映画館

近い…
近すぎて落ち着かない

場所もはっきりしない(途中まで)

やっぱり落ち着かない…

家族についての映画だけれど
もうひとつ、大切なもの

" 時間 "

『幻の光』を思い出す

静かなそれと狂暴なそれとの違いはあるけれど

カメラは人間から離れない
強引でも暴力的でも…

それが監督の距離なのだろう

だからこそ観る側も一人称として過去を追い越してゆける

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nob
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