9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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フランス風サスペンス?
最初からラストは想像出来ました。
だけど面白かったです。
巻き込まれた4人だけが、傷つけられたり、殴られたり、撃たれたり、巻き込まれ損でかわいそう。
誰が主人公かわからなくて、誰目線で見たらいいのかわからなかったです。
謎もいいし、観せ方もいい
世界的ベストセラーの完結編を翻訳するために集められた9人の翻訳家。原本は厳重に管理されて、絶対に流出しないはずなのに、何故か一部が公開され「金を払わないと続きも公開する」という事態にっていう話でね。
謎解きも入り組んでて面白いんだけど、その観せ方がうまいの。事件が起きるか起きないかで、時間を二ヶ月後の翻訳完了時点にとばすんだよね。警察で出版社社長が誰かと面接してて「犯人は捕まったんだな」って思うの。
「誰だろう?」って思いながら観てくと、また警察のシーンで、あっさり「こいつか!」って顔を出すのね。そして、そこから続くドンデン返し。
事件に戻って、ドンデン、また事件に戻って、ドンデンで観てて飽きないし、一つ一つが「なるほど!」と納得感あるのね。良く練られてる。
最後の謎も「そうだったのか!」とオープニングシーンの理由も解って良かった。
途中で、ローズマリーっていう出版社の社員が、原稿を公開する遠隔操作用のパソコンにたどり着くの。でもそこに、出版社社長にローズマリーが叱責される写真が置いあって、「この社長には従えない」ってローズマリー裏切んのね。
犯人側の「ここに来るのはローズマリー。この写真でパソコン破壊を思い留まるはず」っていう先読みがカッコよかったな。
犯人側の動機は納得なんだけど、それでも犯罪を敢行したために、犠牲者が出ちゃうんだよね。そこが、やっぱり、犯罪じゃなくて、他にやり方なかったかなって思わせんの。
あと普通は「こいつは怪しい」っていう奴は絶対に犯人じゃないんだけど、そこを外してくるのもうまくて面白かったよ。
タイトルの出方がおしゃれ!さすがフランス映画!
中盤ですんなり犯人がわかってしまうので、犯人探しの映画ではなかった。
犯人の動機はなんとなく想像ついたけど、そっちかーーー!ってなったし楽しかった!
ただ、ミステリー映画だからだと思うんだけど、見てるみんなが「オリエント急行殺人事件」の犯人を知ってると思うなよ〜!
覆面作家は○○いる
翻訳家たちが豪邸に幽閉されている時間を基軸に、過去と未来が錯綜するので若干混乱するが、かなり周到に練られた脚本であることは間違いない。そして語るべき内容を過不足なく映像で語れているのは見ていて気持ちがいい(そうでない映画も多い)。この監督の「タイピスト!」が好きだったので見ようと思ったのだが、ミステリ映画でオリジナル脚本というのも立派だ。
ポール・マッカートニー似の青年は、よく考えると確かに回りくどいことをしすぎとは思うが…。個人的には「エラゴン」を書いた早熟のクリストファー・パオリーニを連想した。
翻って、着想のもとになったという「インフェルノ」の逸話は、さほどの小説とも思えないのに、たいそうなことをするもんだと訝しんだ。
フランス味が濃くて、そのあたりで好き嫌いが分かれそう。冒頭のシーンで思ったことは多分正しいです(がっつりネタバレ)
映画は本と書店が炎に包まれて焼かれているシーンから始まります。「本に関する映画なのに本にリスペクト薄いスタッフなのか?!」と憤りますが、後でこれは逆なのだと気付きます。あのシーンはいわばジェノサイドです。だって本の悲鳴が聞こえてきそうな映像だったし。そして映画は焼き殺された本と書店と文学を擬人化したような恩師の弔い戦であり復讐劇です。
映画の最中犯人は何度も何度も同じことをいうのですが、正直薄い言い訳のように感じてあまり深く考えませんでした。殺している。許せない。結局あれは真の動機なので、映画中私たちはずーっと告白されているようなものだったんだと思いました。繰り返されるそのセリフがどれだけガチなのか始め気付きませんでした。
犯人は最近大事なものを失ったというシーンがあります。それがなんなのかそのシーンでは判明しないのですが、それは本であり、あの大事な書店であり、恩師なんだと思います。
被害者が出たあたりで計画を止めないのを不思議に思うのですが、復讐心が思っているのより何倍も根深い。ミステリー物に馴染んでいるとアルアルだと思いますが、一度人を殺したことがある人は、また殺します。なのであの事態を予想できなかったとは思えません。でも復讐したかったんだと思います。
この文学に対しての情念の描写がねっとりしていてフランス映画風でちょっと苦手でした。
残念な一作
9人の翻訳家が集められての
密室的なミステリーを期待して
見に行ったので…
何か違うって言うのが一番の感想です。
色々いいたい事ありますが
やっぱりここから
言わなきゃ行けないかな…
話がちっちぇえ
わかんないだけど
世界的に同時に翻訳本が出るとか
何かそんなにすごい事なのでしょうか?
今時ひとつの小説がでることが
何か世界的な唸りになるんでしょうか?
オイラにはよくわからなくて
どうにも話に載れませんでした。
好きなシーンはいくつもあったし
刑務所での最初は誰が犯人なのか?
犯人がわかってみると
捕まってるのはこっちかい!
みたいなとことか
実はこいつらグルなのかーい
みたいなとことか
部分的には楽しく見れたのですが
なーんかどうでもいいんですよね…
うーむ何か残念なんだよなー
虚構と現実
随分と大胆な構成だった。
いや、久方ぶりにミステリーらしいミステリーを観たような感じがする。
バラけたピースが瞬時にカチッとハマり1枚の絵になる感覚を覚える。
端的に言えば復讐劇なわけなのだが、最後の最後まで分からないし、囚われたベストセラーとはよく言ったものだ…入念なミスリードが最後まで続く。
事実は小説より奇なりってのがまさにコレで…おそらく仕掛けた側の計画は、途中で挫折するのだ。ただ1点を除いて全部喋ってるようにも思える。勿論、周到な防御策は張ってあり、そのおかげもあって完全に瓦解する事はなかったのだが。
結局のところ、トリックのほぼ全てを僕らは知る事になってた。
なのだが、それが真実かどうかは疑わしいと考えてしまうのだ。推察の映像化って手法を当て嵌めてしまう。ただこれも、ちゃんとした答え合わせは本編の中でしてありはするんだけど、何故だかその推察を肯定するのではなく、それとは別のトリックに関連付けようとしてしまう。それ程までに、推察の内容に信憑性を抱けないでいるのだ。
いわゆる、邪推してしまうのだ。
ただ、事が動き出すまでは本筋が何かさえ明示されない。その辺りは常套手段ではあるのだけれど、自分のコンディションもあって若干の睡魔に襲われる。
以降、継続的に睡魔は俺の瞼に悪さをし、所々ブラックアウト。
興味深いネタでもあったのだけど、残念だ。出版業界の内側というか、ベストセラーをベストセラーとする為の労力みたいなものが語られる。今はインターネットの影響で相当な損失を被ってるみたいだ。
後は翻訳家のスペックの高さというか…何カ国語も話せたりして驚く。いや、映画の中だけの設定なのかもしれんけど。
総じて、1回目よりは2回目の方が楽しめるのではないかと思う。
ENIGMA 自分の物は自分で守るべし
レビュワーの琥珀さんにオススメされたのでちょっと遠方まで足を伸ばして観に行ってきました。あまりフランス映画って観たことなかったのですが面白かったです!
なんか犯人の正体がわかった後の中盤からは怒涛の展開でしたね。え?ええ??えー!みたいな。登場人物が各人一癖も二癖もありそうなのですが、その辺はけっこうサラッと流され中盤からはアレックスに集約されていきます。単なる作家好きかと思ってたらメッチャ頭良いわ~。というか最初っからお爺ちゃんの復讐の為だったんですね。最初のシーンに繋がった時には「あーなるほどねぇ」でした。
逆に謎めいた美人翻訳家カテリーナを演じてたオルガ・キュリレンコに大した謎はなかったという結果に。そういや結局最後はどうなったのでしょう?ハッキリしないで終わるのがフランス映画っぽい?
EU圏内だと色んな言葉に翻訳しなくちゃいけないので出版社って大変ですね。先ず利益の薄いギリシャから殺そうか?ってセリフはちょっと面白かったです。しかし、根本的に本が出版されるだけで、あそこまでおおごとになるのか?って所にどうしても疑問を感じてしまいました。本を読むのは大好きですし、寝る前はベッドで本を読む習慣がある人間なのでネタバレされたらメッチャ腹立つのはわかるのですが・・・ヨーロピアンならやりそうなのかな?っと思って検索してみたら翻訳家を地下に閉じ込めたって所が実話の部分らしいですね。しかも原作者ダン・ブラウンの許可済みだったようです。ダン・ブラウン怖ぇぇ!
華麗に騙す爽快感が無く減点
出版前のベストセラーの翻訳のために集められた9人。
極秘で進められたはずの翻訳作業のはずが、ネット上に一部が公開され
これ以上の公開を避けたければ金を払えと脅迫される。
序盤はその犯人は?がメインであったが途中からどうやって?なぜ?が中心になっていく。
そこ辺りまではそれなりに面白かったんだけど、だんだんグダグダに。
この手の話で仕掛ける側が主人公の場合、如何に華麗に悪いやつらを引っ掛けるのが重要でカタルシスを得られるんだけど...
自殺者が出たり、ヒロインが撃たれたり、自分自身も死にそうになったりと、本来は敵地に飛び込むリスクをおかす必要が無いのに、わざわざ面倒なことをするから自分たちも危機的になってしまう。
復讐ならもっとスマートなやり方があるでしょう。
モヤモヤが残って減点。
どんでん返しの新感覚ミステリー
犯人が物語中盤に明かされて物語が進んでいくわけですが、どんでん返しとはいえ、ただのどんでん返しではなく二転三転した展開ありきの結末なので、圧巻と言わざるを得ません。非常に素晴らしく綿密な脚本だと感じました。
ここからちょっとネタバレになってしまうのですが、私がとくに印象に残ったシーンは、社長と翻訳家たちが戦うシーンです。戦うとは言っても、アクションシーンではなく心理戦に近いようなものですが、追い詰められた社長エリックが翻訳家たちに銃口を向けます。ピンチに陥る翻訳家たちですが、対抗すべくエリックが分からない多言語の会話で打開策を話し合います。拳銃を持つエリックは優勢であるはずですが、翻訳家たちの多言語会話の様子に圧倒され逆に追い詰められていきます。武器を持ち優勢であるはずのエリックが丸腰の翻訳家たちに追い詰められていく様子はとても面白いシーンでした。まあ結果はエリックが結局引き金引いちゃうんですけど。。
次々と明かされていく物語の真実、そして結末を知ったとき、きっともう一度見返したいと思うはずです。そんな素晴らしい作品だと思いました。
竜頭蛇尾
ファーストデーにとりあえず観とけろ鑑賞
ダヴィンチコードの制作陣というくらいの
知識で臨みました
感想としては
見た目ほど中身もなく凡庸な内容でした
ダヴィンチコード観たときと同じような印象でした
一応ミステリーなので結末は伏せます
作者不詳の世界的ヒットのミステリーの最新作の
出版権を獲得したブラック企業の出版社社長がエリックが
漏洩しないよう9人の翻訳家を幽閉して翻訳させます
翻訳家は田舎の大屋敷の地下室で通信機器を取り上げられ
厳重に管理されますがプールや娯楽施設
豪華な食事は提供され過不足は無さそうです
この辺に関してはブラックではありません
翻訳家9人は多国籍で色々クセがありそうですが
ありそうなだけであんまり気にしなくて良いです
とりあえず妙に若い英国人のアレックスと
小説の登場人物のコスプレをしている(らしい)
色んな意味で危ない女のロシア人のカテリーナ
あとは中国系、スペイン系とかいます
翻訳は元原稿を毎日少しずつ渡され翻訳していきますが
アレックスは全然進めないで居眠り
カテリーナは続きが読みたくなりスーツケースの暗証番号を
テキトーに入れて取り出し原稿を忍び込んで読んだりします
そんな中で原稿がネット上に漏洩しエリックが脅迫を受け
犯人は誰かと発狂します
色々怪しそうな動きをしている翻訳家が怪しいと
なりますが実際怪しいことをしています
エリックは翻訳家の部屋をしらみつぶしに捜索します
なんか脅迫文に内容がウソではない証明なのか新作小説の
一節が入っていたり話が進んでいってるんですけど
情報が少なすぎて置いてけぼりです
登場人物はその作中の人気小説の内容を部分的に取り上げ
言い合っているのですがそんなもん知りません
そういうのって実在する古典小説とかでやるならわかりますが
ダメ映画によくある
「作中の登場人物が皆知っていて観客に教えない情報」
と言うヤツです
コレやられるともうただ観ているだけになります
あとはもう話が勝手に進んでいき勝手に終わり
「ふーん」で終わりです
途中事後の刑務所でのシーンも
エリックが面会しに行く方なのかされる方なのかわからないように
している演出がありますがコレも最大の問題があります
そんなことより周辺情報が判らなすぎてどうでもいいのです
死人も出ますが
取っつけたようなきっかけから出るのであんまり重みもありません
全体的に作り手が観客にスリルを与える謎だと思っている事が
どうでもよくなってしまってしまうのですから問題です
どうも最近ミステリー映画に当たりがないです
そういうこと~、良作!
サスペンス好きの人にオススメです。
私は最初の火事で気づけ無かったです。
途中でデダリュスの著者の伏線に気づけたら‥。
希薄
現在と過去を交互にみせる話の進め方は好みなのでそこは楽しんでました。
折角9人もいるんだし、それぞれ何か掘り下げがあるのかと思えば一部の人は存在薄いし、レベッカの人は何かあるのかと思ったけど肩透かしだなぁと。
第三巻の序章、だったかな、それを当てたからって翻訳者に選ぶの??と思いました。
復讐したかったし自白させたかったんだろうけど、関係ない人巻き込み過ぎでは…と思った。
ローズマリーは可愛かった。
展開は後半が怒涛。短いなぁと思ったら105分て本当に短かった。話の進め方も後半に何もかもネタバラシしていくのもとても好きなんだけどなぁ…!
面白いんだけど、、、、。ハードル上げないで、気楽に観た方がいいかもしれません。
アレックスがエリックに自白させるための方法って、これしかなかったのか?
そのためには、これしか方法が無いっていう感じが無かったのが、残念なポイントでした。
アレックスが原作者であるなら、なにも翻訳者になる必要もないし、原作者に会いたいとせがむ理由も後から思えば、白々しいかなと。
翻訳者になるのに、冒頭の部分を書いて当てる。それが当たってるから、仕方なく翻訳者にした。
それもありえないなあと思っちゃいました。
人を銃で撃って、救急車呼ばないとかも、すでにおかしなことになってるなぁと。だって、悪人とか殺し屋とかでも無い、社長でしょう?
首吊り自殺とかも、ちょっと無駄かなと。
面白いんだけど、少し好みの映画ではなかったです。
観てる時はまあまあ面白かったが、後から思い返すと計算づくというより...
観てる時はまあまあ面白かったが、後から思い返すと計算づくというより、偶然目的達成って感じが強いな。
視野の狭さ
個人的に次こそはと思いつつダ・ヴィンチ・コードのシリーズ4作を鑑賞したけれども、どれもイマイチ自分にはハマらず、思い入れ無く鑑賞。
まあ、直接的には内容関係ないけど。
正体不明の作家オスカル・ブラックのベストセラー作品デダリュス3部作の第3巻「死にたくなかった男」の全世界同時発売に向けて、情報漏洩を防止す為に厳重に管理された屋敷に9人の翻訳家が集められ作業が進む中、最初の10ページが世間に晒されると共に脅迫が始まる話。
かなりの制約を強いた上に翻訳家達を軟禁までして電波シャットアウトしてないのか?とか、真っ先に、執拗に、翻訳家達の中に犯人がいると決めつける?と疑問が浮かびながらストーリーが展開。
そんな中で時系列の異なるシーンが差し込まれて犯人特定に繋げていく流れ。
フランス語はこれっぽっちも判らないけど、エリック役の方の演技や彼の言動の演出がなんか白々しいし、犯人特定に繫がる流れの殆どが時系列の違うところで進む為、取って付けた感があり唸るところが無い。
意外な部分もあったし、事件に繋がる思いとかは悪くないけど、深みはないし、それだけで響く程のネタでもないし。
答えに向かわないものは勝手に都合良く排除していたり、後出しミステリーだったりに近いものを感じてしまい自分には合わなかった。
骨太な薫りを一気に飲み干す様な感じです。
予告編を見て、久々な骨太のサスペンスミステリーで面白そうと思い、鑑賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白いのは面白いです。
洒落た感じとフランス映画らしく明暗の暗的な寒々しい感じが全編に漂い、ミステリーらしい。
オープニングの9人の翻訳家が集められて、横一線に並ぶシーンは格好いい。それを左手に移動するとタイトルが出るのも洒落てて良い感じ♪
個人的に好きなスタートでテンションが上がります。
ですが、中盤からの怒濤の展開でちょっと詰め込み過ぎな感じは否めなくない。
また、いろんなどんでん返しがラストにありますが、やっぱり詰め込み過ぎと狙い過ぎかな。
綿密に練られた出版計画の割に、出版前の情報管理が雑w
どうもバランスが悪いし、テンポが良いと言えばテンポは良いんですが、この手の作品は余韻であるとか、状況の雰囲気を楽しむ面白さもあると思うので、勿体無いかなと。
薫りふくよかなウイスキーを一気に飲み干すみたいな感じでしょうか?
そもそもこの作品って、上映時間の105分でまとまる話ではないかと思います。
たっぷり3時間かけたから良いと言う訳ではないんですが、かと言って105分はやっぱり短い。
中盤からの駆け足で「こうでした」となるのなら、あと30分増やしてでも、それぞれのキャラエピソードやラストに向かう伏線を張っていても良かったのではないかな。
もう少し、そこに至る迄の人物描写をより細かくしても良かったのではと思います。
邦題の「9人の翻訳家」とありますが、その9人の翻訳家のそれぞれの人物描写が薄くて、一部の翻訳家以外はその他大勢みたいになってる感じ。
世界中が待ちに待ったベストセラー小説の世界同時出版で徴集された翻訳家達が集められる。
契約書に明記された項目に納得して参加している訳ですが、不条理な扱いに徐々に不満が募ってくる。
世界が注目する大ベストセラー作品の翻訳を担当すると言う名誉に光栄となるんですが、先程述べたそれぞれがどう言った輝かしい経歴で選ばれたのかと言うのが無いので、思い入れが持てないんですよね。
妖艶な美女のカテリーナやパンキッシュなマリアと面白そうなキャラもいるのに、どうにも惜しいんですよね。
個人的には秘書のローズマリーがお気に入りです♪
中核となるアレックスは時折、ダニエル・ラドクリフに見えますw
様々な国の言葉に翻訳する中で日本語訳が無いのは、アジア地域では既に日本はファーストマーケットに入ってない現実と言うのはちょっと驚きですが、日本人が入ると海外作品って、変な解釈をされてる事も多いので、とりあえず人選は良いとしても、その他大勢になるなら、9人も要らないのではと思います。
テンポが良いとも言えるけど駆け足だし、サクッとしてるとも言えるけど余韻が無い。
なんとも勿体無いかな~と個人的には思うので、それぞれの好みがあると思いますが、あまりハードルを上げずに鑑賞するのが良いかと思います。
ツイストし過ぎも及ばざるがごとし。
情報漏洩を防ぐために翻訳家達を監禁する設定は面白く、ネタを小出しに後日談を同時進行で展開するのも上手いところです。ところが、やたらとストーリーを捻り過ぎて、一周回って元に戻った感じで、結局なんでこんな手の込んだ計画をしたのか分からなくなります。犯人が主導する原稿奪取計画も監禁後の脅迫計画すらも必要でなく、結果的に翻訳者達を巻き込んで、犠牲者まで出てしまうので、なんか後味が悪かったです。出版社の社長のキャラ設定も極悪過ぎてとてもカタギには見えず、現実的とは思えませんでした。
二転三転だが、もう一息。だが嫌いじゃない
オープニングから犯人らしき人物と対峙する主催者。話している相手は、誰だか分からない。
そこから二転三転するストーリー展開だ。
途中で犯人が登場。
で、実は対峙していた2人は逆の立場。
そしてその手口の再現。
その盗まれた手口のシーンでは、原稿の入ったカバンをそんなに簡単に奪えそしてまた戻せるか?
ダメなトリックだなぁと、思っていたらそれが本当は……、。
ふーん、メインのオチは、そういうことなのね。
あらあらだわ。
ちょっと残念なのはトリックをより強固なものにする為にもう少し時間をかけて9人の間でお互い疑心暗鬼に疑う展開にして欲しかったわな。
デダリュス!?
ごめんなさい。
正直、ダヴィンチ・コードもインフェルノも、そんなワクワクしなかったので、それからインスパイアされたとしても、んー、何って感じ。
本当は史実は、ほとんど明らかになってるのに、断片をさも関連があるように物語を構築して、よく史実を知らない人を勘違いさせてるように感じてしまうのだ。
大河ドラマにも似た特徴はあると思うけど。
なんか、この手の作品って、無理やり感が甚だしいように感じるのです。
辛口でごめんなさいね。
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