9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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良作ですね。
(。 ・д・)-д-)ふむふむ、なるほど…
確かにこれはミステリー小説をそのまま映画にしたような作品ですね。
展開や方向性が二転三転するので飽きないかわりに全体的に薄味になってしまっている感もありますが、個人的には楽しめました。
ネタバレしてしまうと面白さが半減してしまうので、いろいろ書けませんが、巧みにミスリードを効かせた良作だと思います。
とは言っても幾つか気になる点があるのですが、1番気になったのはローズマリーの写真の件…
多分、エリックと自分の関係性を写真を見る事によって、改めて客観的に捉えられたという事なのだと思いますが、少し分かり難かったのが残念です。
9人もいると…
この中の誰なんだろう、あるいはローズマリーなのかと、オリエント急行殺人事件を思わせる犯人探し。オルガと思いきや、やっぱりアレックスだったか。個人的に9人中5人が事前共謀だったら全員共謀のエンタメ路線の方が楽しめたのかな。結局自分の作品が金儲けのために利用され、子供の頃から可愛がってもらった本屋の主人が殺されたことへの復讐を果たすわけだが、その為に一人自殺、オルガも撃たれ、全て共感とはいかなかった。
「あらゆる常識を打ち破ることによって 私は人生を築いてきた 。必ず目的を達した」
世界的に大ヒットした「ダ・ヴィンチ・コード」などの本が
翻訳された時の実話をヒントに作られた作品
この映画のテーマは
「本(あえて文学とはいわない)を、金儲けの道具にするな」
だと思います
情報漏洩を防ぐ為に、「家畜のように」軟禁され
作品の全体像がわからないまま細切れに翻訳をさせられる9人
(9か国)の個性的な翻訳家たち
「翻訳家は透明人間みたいなもの」
本の表紙に名前は出ない(日本では出る事もありますけど)
本を読むことに喜びを抱きつつ文章を書きたい、けれど
作家にはなれない人々が翻訳をやっているとは限らない
(翻訳家から作家になった、或いは両方をこなしている
人も少なくない)・・・でも
脚本も書いているという、この映画の監督は
翻訳と言う仕事に携わる人々に自分の思いを重ねたのかな
脚本家も、映画産業の中では影の存在だし、監督やスポンサーの
意向で、脚本を勝手に書き換えられてしまう事がよくあるそうなので
本(脚本)を金儲けの道具としか考えていない出版社社長エリックの存在は
今の出版(映画)業界の姿勢に対する皮肉なのでしょう
冒頭の言葉
「あらゆる常識を打ち破ることによって
私は人生を築いてきた
必ず目的を達した」
燃える本(金儲けの道具として使われる本の象徴)の映像と
誰のものかわからない独白からストーリーが
始まります
これがどこで、どういう意味を持つのかは、物語の終盤で
明らかになります(独白は、監督自身の言葉でもあると思う)
物語としては
唐突に回想シーンが入ったりして、時系列がわかりにくい部分や
本当の主人公アレックス(本物のオスカル・ブラック)の
復讐劇が、出来すぎやりすぎな感は否めないものの、
「常識外れ」の、どんでん返しの数々が面白いミステリー風味の作品でした
「オリエント急行殺人事件」(アガサ・クリスティー作)ネタとか
アレックスがエリックに銃で撃たれた時、命を救ったのが胸に忍ばせていた
プルーストの「失われた時を求めて」だとか(今読んでいます(≧∇≦)!)
エリックが、翻訳させるつもりの原稿を肌身離さず鞄に入れて
持ち歩いている、その鍵の暗証番号が「777」とか(普通、大切なものの
暗証番号って、わかりにくいものにするよね?を逆手に取って
金の亡者を皮肉った笑い)
登場人物のひとりが「レベッカ」と呼ばれていたり、彼女が映画
「007」に出演した際ボンド・ガールだったのか、鞄を盗んで
暗証番号を試す場面で、候補に「007」がさりげなく出てくるとか、
高性能のコピー機が日本製とか、
細かい所に監督兼脚本のお遊びが入っているのが
暗くなりがちな話で、ふっと笑えるエピソードになっていて
面白かったです
本好きな人は、共感出来る映画だと思う
フランス映画って、容赦なく現実を突き付ける傾向があるので
映画観て、スカッとしたいとかほんわかハッピーな気分に
浸りたい人向けではないけど
一度ツボにハマったら、結構好きになれると思うんです
フランス映画好きな人、増えて欲しいな~(´∀`*)
翻訳家、でも実は、、、🤫
ベストセラー小説を各国同時発売しようと、9カ国から翻訳家が集められる。出版するまで外部との接触をせず、缶詰め状態で2ヶ月を過ごす条件。しかし途中で事件が起きる。
集められた翻訳家の中で1番若い、頼りなげな青年が実は原作者だったり、作者を殺したであろう人物を追い込む為の策略であったりと、とても面白かった。ただ私は賢くないので、所々戻したり、一旦停止して考えたりしてなんとか理解💦映画館で観たらちょっと思考が追いつかなかったかも😅(そんなおバカは私だけかな)
集められた翻訳家、デンマーク、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、ロシア、韓国、ドイツ、、後どこだっけ?日本は選ばれて無いのが残念‼️
どんでん返しにそこまで拘らなくても良い派です。
ダヴィンチコードは面白かったので、元ネタの話題につられて鑑賞。でも自分にはあまりこないかな。
意外な展開を狙いすぎてちょっと説得力が弱く感じてしまった。あといきなり暴れだしたりするシーンが多いことが短絡的に見えてしまって登場人物全体的に知的な感じなのに勿体ないなぁ、そこで駆引き要素もっと出してほしいなぁ、多国籍での通訳ネタとかもっと仕込んでおいてほしかったなぁ、とか思ってしまう。
密室での謎解きがメインだしそこまで求めると映画じゃ収まらないだろうに自分も随分贅沢症になったもんだよ。
謎解きではなく、復讐劇
本作は非常に複雑な展開で、原作を流失させた翻訳家は誰なのか? その謎を解いていくことが本作の見所のようになっている。でも実際はそんな謎解きが本筋ではない。
本作は自分の才能を見出してくれた教授を殺し、火事と見せかけて焼死させた犯人を自白させるために仕込んだ罠なのだ。そこのところが分からないと、ただの複雑なミステリーという印象になってしまう。
犯人=主人公はミステリー小説を芸術として溺愛している人間で有り、作品を翻訳する翻訳家も作家と同様、芸術家であると思っている。出版社社長はその芸術家を金で雇い、金を生み出す道具としか考えていない。
前作2作品で社長は本作と同様の方法で、翻訳家を幽閉して翻訳させてきた。その手口が主人公は許せなかった。彼は芸術家である翻訳家の扱いに強い憤りを感じている。その復讐の舞台に最終作翻訳の場を選んだ。
主人公が翻訳者の扱いだけの抵抗であれば、ここまでの計画を実行することはなかっただろう。しかし恩師を殺したにも関わらず、殺人者である社長はのうのうと金儲けのことだけを考えている。それが主人公は許せず、自白させる計画を同時に遂行していく。
この辺りの展開が複雑でどうしてここまでのことをするのか分からない人も多いようだ。翻訳家仲間を犯行に引き入れていくのは、翻訳家を軽んじたことへの復讐だ。自分がどうしても翻訳家として雇われなければならなかったのは、恩師の殺人に対しての復讐の為だ。
元々主人公は作家としての才能も金にも執着していない。逆に自分の作品が大ベストセラーになったことに戸惑いを感じている。彼は只一人自分を見出してくれた教授に認められたかっただけなのだ。それを理解して観ると本作は謎解き劇ではなく、復讐劇であることが良く分かる。
作家志願の主婦が作品を酷評されて自作を燃やされ、その後自殺するシーンがある。特に筋に関係の無い場面のようにも思えるが、実は作家の心情を伝える強烈なシーンであり、主人公が復讐心を募らせていく重要な場面だ。
鑑賞後に本作の音楽が日本人であることを知って驚いた。映像的な音楽で実に素晴らしかった。
ラスト、復讐を終えた主人公が去る姿がさらりと描かれていて実にやるせない。
微妙なモヤの向こうに見えるもの
結局、どっちなんだ?
作家はどっちだ?そこじゃないのか?
ラストのひっくり返しが正なら、3部目はどうやって手に入れていたのかまた分からなくならないか?
単に捕まって欲しくて仕掛けたのか?
2つ前の返しに戻っていいものなのか。
あんな嘘みたいなすり替えが答えなのか。
ラスト1つ前が正で、ラストは嘘?
私、理解力ないのかな笑
きっともう一回観直したら分かるかもしれない。
でも、もう一回観たいほどの面白さはなかった。
個人的な話だけど、ミステリー作品を観たり読んだりする際、絶対に犯人を誰か想像して追わないようにしているので(それが当たっているとかに価値を見出せない・物語にどっぷり浸かって翻弄される方が楽しめるので)こうやって二転三転させる系だと一回でスッキリと理解出来ないことがある。
でも、この作品はそれで分からなかったとは思えない。
この、分からないような微妙なモヤの向こうに見えるものに、面白さを詰め込んだのかなと。
だとしたら、あんまり私には響かない。
自分のものは自分で守れ
映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」
(レジス・ロワンサル監督)から。
作品中、何度も「自分のものは自分で守れ」という
フレーズが出できたので、もしかしたら、翻訳者誰かの作品?
そんな推理をしたので、ちょっと楽しみながらの鑑賞だった。
また「オリエント急行殺人事件」の話が飛び出し、
「全員が犯人」という若者の答えが、間違いとされたシーン、
ここでも「あれっ、正解じゃないの?」とメモをした。
犯罪に関わったのは、乗客全員だけど、
そのストーリーを書いたのは1人、そんな意味と解釈した。
直接関係ないけれど驚いたのは、日本製コピー機の性能。
「あの日本製プリンターの印刷速度は、世界でも最高水準だ。
1分間で170枚コピーする。デダリュス」第3巻の480ページを、
2台使えば1分36秒でコピーできる」
その印刷するシーンに、目が釘付けとなった。(笑)
「朝食は8時、昼食は1時、夕食は9時、休日は日曜日。
仕事は朝9時から夜8時」
この生活サイクルもちょっと試してみたくなった、
へそ曲がり屋の私。何日、続くかなぁ。(汗)
陳腐
文学論とか金儲け主義がどうとかゆうより復讐の話。だけど作品発表したくなかったのなら、発表しなければ悲劇も起こらなかったので復讐したい気持ちもわかるがこに人なんなの?と思ってしまう。そのとばっちりで大怪我や死人も出てる。全てが最初から自作自演でちょっと中2病が過ぎるのでは?どんでん返しもそんなに驚かない。
だって経験もない若者が翻訳家には選ばれないのでこの人何かあるとまずは思うし、この出版社の社長をそこまで追い詰める理由は余程のことがある訳だなとか思ってしまう。
あんまり面白くなかった。
文学への愛と良質なミステリー
凄く面白かった。
本当に2ヶ月間も翻訳家を缶詰めにしていた実話があるというのも驚くが、その他にいくつもの印象的なエピソードを織り交ぜて、文学を商業主義の道具にした男を、混み入ったトリックでじわじわと追い詰めていく迫力。缶詰めにされた人間の心理劇と最後に表出する愛。仇討ち。
映像はキューブリックみがあって美しく緊迫感に満ちており、リオ五輪で椎名林檎のパフォーマンスを担当した日本人作曲家の音楽も貢献していると思った。
『失われた時間』をみせてくれ…
観逃したことをふと思い出したので鑑賞。
物語を愛する人々の反抗、好きですね〜。
「軟禁される必要はなかった」というレビューを見かけて悲しくなりました。彼が救いたかったのは、金儲けの道具と化した文学ですよね。そのために家畜のように軟禁し、制限された方法で翻訳させるという行為は文学への冒涜です。
確かに、タネ明かしの後出し感は否めません。ミステリーとしてはあまり良いものとは言えません。しかし、ミステリーの対処を犯行時に置き換えた時、この物語に説得力が増しませんか?お金のために集まった翻訳家たち、でも各々の胸中には確かな愛がある。そしてオスカルは、文学を救った。身代金は金ではなく文学だった。
ここで気になるのが金の亡者と化した社長。彼の過去をぜひ掘り下げて欲しかったですね。なぜ、人を殺してまで金を手に入れたいほど執着するのか、?あまりに異常すぎます。おじいさんも、はじめは彼を信頼していたからアレックスの本を託したはずです。このままではアレックスとおじいさんが可哀想。そしてカテリーナの過去についても言及して欲しかった。上映時間が短いので、もっと長くできたはずです。ふしぎ。
なにはともあれ、多言語での銃撃阻止シーンがとにかくかっこいい。あそこだけで人生3回分は得した。
翻訳家が監禁されるという設定だけでドキドキ
この映画については、ネタバレは決して読まずに、できたら予備情報も何も知らないまま気軽に観ることをおすすめします。
世界的にヒットを遂げた『デダリュス』の完結編が、さまざまな言語で同時に翻訳されることが決定。アングストローム出版の社長が情報漏洩を怖れ、各国から9人の翻訳家を集めて地下空間に監禁。インターネット禁止で携帯電話など外部と連絡が取れるようなツールなどは、翻訳家たちからすべて没収されたというのに、『デダリュス』の冒頭10Pがネットに流出してしまい、そこから犯人捜しがスタート。
ミステリーの謎解きとしても、もちろん楽しいのですが、フランスの豪邸屋敷の地下に個性あふれる9人の翻訳家たちが閉じ込められるというシチュエーションだけで、わくわくしてしまいました。フランス語を中心として、さまざまな言語が飛び交い、快い知的な興奮を感じました。(英語はちょびっと単語を知っているだけで、他の言語は何をいってるかほとんどわからないけれど〜) 『デダリュス』作中のレベッカを意識して白いドレスをまとったオルガ・キュリレンコが美しい。スキンヘッドにタトゥーの黒い革ジャンのおねえさんもかっこよかった。1人で作業がしたいとごねるギリシャ語担当の年老いた翻訳家にも優しかったし。
金と地位に執着した俗物社長 対 文学に深く傾倒した小説を愛する者との闘いか?
登場人物が多い中、これだけのミステリーを2時間以内にまとめてあるのがすごいです。すべてのキャラクターを掘り下げることは難しいけれど、しゃれた群像劇でもあると思います。
動画サイトでのレンタルで観たのですが、いいところで、サイトの不具合なのか固まってしまい中断。(T_T)残念 それゆえ、★印は3.5になりました。
<備忘録>
英 語…アレックス・グッドマン(アレックス・ロウザー)
スペイン語…ハビエル・カサル(エドゥアルド・ノリエガ)
ポルトガル語…テルマ・アルヴェス(マリア・レイチ)
イタリア語…ダリオ・ファレッリ(リッカルド・スカマルチョ)
ギリシャ語…コンスタンティノス・ケドリノス(マノリス・マヴロマタキス)
デンマーク語…エレーヌ・トゥクセン(シセ・バベット・クヌッセン)
ドイツ語…イングリット・コルベル(アンナ・マリア・シュトルム)
ロシア語…カテリーナ・アニシノバ(オルガ・キュリレンコ)
中国語…チェン・ヤオ(フレデリック・チョー)
出版社社長…エリック・アングストローム(ランベール・ウィルソン)
エリックの秘書…ローズマリー・ウエクス(サラ・ジロドー)
書店店主…ジョルジュ・フォンティーヌ(パトリック・ボーショー)
クリエイターのプライド
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』と同じテーマで、非常に楽しめました。『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』では、テストをパスする頭脳とお金を交換していましたが、今作はクリエィティブで成功した人間が、クリエィティブを侮辱するまでに成り下がる話でした。
私は、音楽、絵、映画、小説等を創作する人をとても尊敬しているので、今作に込められた作家の想いが良く分かりました。今の世の中、お金に換算できないことも無理やりお金にしてしまい、そのことが称賛される風潮があります。
映画であれば、適当に作った作品を宣伝で動員する。現代アートであれば、芸術家よりもディーラーの方が儲かる。今作のテーマは、映画が好きな方なら共感できる部分も多いのではないでしょうか。
クリエイターのプライドと怒りを感じられた作品でした。
緊張感が、、
もう少しあってもいいのかな?
もっと監禁されてる感じとか、やっぱりどうやって流出してしまったか感が欲しかったかな?
展開は読めちゃうのと、言葉が難しくて覚えられないからどこで出てきたワードかわからない笑
テンポは好きですよ!
恐らく再読には堪えられないミステリー。そして何よりやってはいけないことをやってしまった作品。
①一回目は結構面白く観られると思う。密室で展開されるミステリーかと思ったら、途中から展開が二転三転して鼻面を引き回されるし、私も○○が犯人と思っていたら、もう一捻りあって、且つ最後はあっと驚くどんでん返しあり。②しかし、冷静にプロットを振り返ると、かなり?な部分が多い。真犯人があの事トリックを仕掛けるのに翻訳家仲間を引き入れる意味がないし、先ずはあのトリックの意味がわからない。一人でも出来たのに何故?それに、復讐したい気持ちは判るが、あれほど周到に計画を立てられるのであれば、翻訳家達が巻き込まれるリスクも予見出来た筈。少し手前勝手過ぎるとの批判は避けられないだろう。③登場人物の何人かは単に謎めかすためだけのキャラだし。アンドストロームは本を売るためなら何でもする奴にしてあるが(あれは何でも行き過ぎだろう、「ダヴィンチ・コード」シリーズが本当にあんなか方法で翻訳されているとしたら大問題だ)、、この映画も面白くするために意味のないキャラや無理目のサイドストーリーを盛り込んだという謗りは免れないであろう。④ただ、ここまでであれば★3つくらい付けても良かったのだが、作中で某有名ミステリーの犯人をばらしてしまった。ミステリーファンにとっては赦せない暴挙である。故に★1つだけ。
私、見事に「誤訳」しました
ポスターに『あなたは、この結末を「誤訳」する』とありました。…私、見事に、ミスリードさせられました。
予告編を観て、面白そうと思いました。犯人は、小説を少しずつネットに公開していくんですよね。私は、この映画は、その犯人を探すミステリーだと思ってたんですよね。それにしては、最初のネット公開まで、1時間くらいかかったんですよ。あと1時間で、事件解決するのかな…なんて心配したくらいです。やっとネット公開したと思ったら、犯人探しが、あれよ、あれよと、違う展開に…。えーそうなの?って思いながら、楽しく鑑賞しました。いやぁ〜面白かった…と思ったラストで、大ドンデン返しですよ。えぇぇぇ…って息を呑んだままエンディングでした。あれ、もう終わったと思って、立ち上がった人は、真相を知らないと思います。
観終わってから、ポスターを再確認。「誤訳」…なるほど、そういう意味か。これ、あの予告編を観てたら、誰でも、「誤訳」します。でも、ひっかけてやろうなんて意地悪な感じじゃないです。よく出来ています。とても楽しませてもらいました。
見終わって今一つしっくりこないのは作品の出来が悪いのか、それとも・・・
見終わって今一つしっくりこないのは、作品の出来が悪いからか、それとも自分の認識力が欠けるのか・・
翻訳家が9人いて、誰が作品を流出させたかという謎解きかと思っていたら、もう少し話のスケールが大きい。ただ、うまくまとまっていないようでしっくりこない。
作品の出来が悪いのか自分の認識力不足のせいなのかどっちだ?とエンドロール見ながら思ったが、胸にしまった本のおかげで○が貫通せず怪我すらしなかったという散々使いつくされたショボいエピソード使うほどだから、たいして出来は良くないのだろう。
トリプル・トラップですけど、引っ掛からないですよね?
あうぅぅぅぅ。
四回くらい「ギョっ!」とさせようと言う魂胆があるんやないかと思うんですよ。
一回目。刑務所の面会室で。「それ、見飽きてるヤツ」
二回目。地下鉄チェイサーズ。「えーー?無理あり過ぎやろ」
三回目。作家ネタバレ。「それ、思ってた。だいぶ前から」
四回目。自白誘導。「それかよ!」
って事で、罠三つはアレです。易々クリアできるヤツですけど。
四つ目は「あ。それがあった、忘れてた!!!」
よって、ハッとしたのは一回だけでした。
幾つかの海外映画でおなじみの顔ぶれが集まってるところが興味を惹きます。謎解きはですね。なんか。ちょっと物足りなかったです。
トリプル・トラップですけど、引っ掛からないですよね? でも、あなた、この謎解き、お忘れになってでしょ?
って言う鬼畜サスペンスでした。結構、面白かったけど、おバカ・シンプルなエスケープ・ルームの方が俺向きではありました。
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