「デジタルタトゥーの怖さを啓蒙する映画〜中盤からのトンデモ展開」ぼくらの7日間戦争 桃太郎Aさんの映画レビュー(感想・評価)
デジタルタトゥーの怖さを啓蒙する映画〜中盤からのトンデモ展開
予告編を見て絵が綺麗過ぎてちょっと、と思いましたが、原作(小説)ファンだしまずは見てみようと。
序盤から、
何でこのメンツ?
セキュリティガバガバ&何で使われていなかった炭鉱の設備が動く!そして危険!
幼い子供!?タイ人!?
いや今時のマトモな子なら家出はしても犯罪までは犯さないんじゃないかなー。
大人の撃退方法も殺人になってもおかしくないし。
とツッコミどころ満載。批評モードへ。
中盤からがドヒャーなんですよ。
主人公がSNSで大人たちとのいざこざ映像公開&議員の秘書(ヒロインの親父が地元でブイブイ言わせてる議員です)が腹いせで主人公たちの画像をネットに晒す。
案の定身バレ、名前、出身、黒歴史まで晒されるという二次災害。
他の方も言っていましたが、ここは妙に現実的だし、今後の人生オワタ\(^o^)/
お互いに疑心暗鬼になりつつ、よりによってここで告白をぶち込んでくる主人公。
そしてまさかのヒロインのレズ発覚。。
親父の会社存続のため偽ってヒロインと友達になる肌が黒いということは当然腹も黒い陸上部員。
いじめにより転校し、堂々の陽キャ&高校デビューを飾ったパツキン隠キャ。
クールなガリ勉を装った男は見たまんまのツイッタラーでした。
そして、果たしてこいつはいる意味あるんか子ギャル。
音楽とびっくら展開でお涙ちょうだい。新海作品を意識したのかな?
ホントに終盤で中山ひとみ登場。乗っていた車のナンバープレートに”宗田”の文字が。財布からチラ見した免許証には”菊池ひとみ”と。原作を読んでから久しいので、まだまだ伏線があるかもしれません。
ただ、宮沢りえさん。
「意外と何とかなるもんよ。」
あんたの時代はそうだったかもしれないが、現代はちげーんだ。残念ながら。
映画館には幅広い年齢の方が。中には涙してる人がいましたが、思わず小声で え、と言ってしまいました。正直言って、劇場で見る価値はあまりないと思います。