ホテル・ムンバイのレビュー・感想・評価
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久しぶりの観賞
テロの凄惨さとホテル従業員のプロ精神を忠実に描いた作品
テロリストが一切躊躇せず淡々と殺人を行っている様はテロ行為の残酷さを的確に表しているようで恐怖を覚えます。
ただ、テロリストも殺人を楽しんでいる訳ではなく信仰心や家族のため犯行に至っている様子が伺え、テロ行為の残酷さだけでなく裏にある背景もしっかり描かれているのがとても良かったと思います。
作中ホテル従業員は宿泊客を守るために様々な行動を取っていますが、実際に従業員の死傷者の多くは宿泊客を守ろうとした結果だといわれています。
彼らのプロ精神と勇気ある行動は敬服の念に堪えません。
日本に住む自分にとってテロによる被害はニュースの数字に過ぎない事だったが、この映画はそんな数字の実情を垣間見ることのできる作品でした。
テロ実行犯の背景にも注目
あまりにも衝撃的でとてもショッキングな実話。死なないと思うような登場人物が淡々と殺される描写がテロの恐怖がより伝わる。
悪がただの悪だけではなく、宗教に忠実だからこそ実行犯の若者の背景も感じ取れて、一方的に悪人にしていないところが共感できここが一番考えさせられた。
実行犯の行為はあまりにも残虐で許されることでは決してないけど、その背景にあるものは決して無視できるものではない。
その根本の原因を正していかないと本当に平和な世界は訪れないと思う。
ホテルの従業員の方の行動が本当に勇敢だった。私が同じ状況になった時に同じことができるだろうか。
本当に色々なことが考えさせられる映画だった。
犠牲者の方へのご冥福をお祈りします。
ー
2年前にインドに行った時に、ホテルにタクシーが入る前に車全てチェックされ、OKだとコンクリートの柵が下がり車が通るという厳重な理由がわかった。
あぁ、あまりに悲惨で残酷
この話は実際にあったインドでのムンバイ同時多発テロという事件を元にした実話である
沢山の人が死に、沢山の人が傷つき、恐怖した。こんなにも恐ろしい事件が2008年11月26〜29日起こりました。イスラーム過激派と見られる組織が至る所を襲撃し、死者約170名負傷者239名の大規模テロ。
この映画は、役者の演技力が素晴らしく事件の恐ろしさが忠実に再現されその場の緊張感が本当に伝わってくる作品でした。こんなにも恐ろしい事件があったというのをこの映画を通して知ることができました。襲撃が始まってからは、緊張感で埋め尽くされ手に汗握る展開と息を殺して見入ってしまうような状況になったりと、ドキドキしました。もし自分がその場にいたらなど考えてしまうと、何が出来るのか、恐怖で動けないのではないだろうかと思ってしまいましたが、ホテルの従業員は最後まで戦い抜きお客様を守る戦士として活躍し、沢山の人々を救い、その姿には勇気と感動を貰いました。容赦ない殺人の描写が多く、目の前で大切な家族や恋人が殺されたりとあまりに酷く目を逸らしたくなるようなシーンが沢山ありました。今近くに友人や恋人、家族がいることは当たり前ではなく、本当に幸せなことであり、いつ失われるか分かりません。このような事件があったということを映像を残してくれて、良かったです。是非大切な人と一緒に鑑賞してみるといいと思います。(R15指定)
追記
二度とこのような事件が起きないことを心から願います。
神様と現実
盲目の信仰が生んだ悲劇💧
おせぇよ
聖アルジュン
楽しめたと言って良いのか分からないけど…
全編緊迫感🧨
2008年の🇮🇳ムンバイ同時多発テロ、冒頭の犯人たちがゴムボートで上陸するところから、ラスト数分の主人公達がホテルの外に出るまで、中だるみする事なく緊張感がずっと続く。
駅、街の中、容赦なく銃を乱射するテロリスト、走って逃げまどう人達に紛れてそのままホテルに入り込んでしまう。そして淡々と銃を乱射する。かなり綿密に計画を立てて実行されたのがよく分かる。
テロリストがなんの躊躇もなく、淡々と客や従業員を射殺していく様子が凄くリアルであり、恐ろしい。
イスラム過激派の起こしたテロの惨虐さや恐怖も伝わってくるし、テロに至る社会情勢も考えさせられる。ムンバイで暮らす人々の様子や街の風景と、5つ星ホテルの煌びやかで豪華なタージマハルホテルの宿泊客との対比も考えさせられる。主人公が家に帰る事が出来た事が救い。
ギュッと濃縮されて無駄なところが何もないとてもよく出来た映画。
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