スケート・キッチンのレビュー・感想・評価
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なぜか最後まで観てしまう
なんだろう、最後まで気づけば見てしまってたな。
全体を通して、なんだろう、心地よかった。
ストーリー展開がすごくある訳でもないんだけど、飽きなかった。
スケートで走る音が心地いい。
トリックも見てしまう。上手い人たち集まってるんだろうな。
シャーっとNYの街中を走っていく姿は、なんか不思議な爽快感があった。
カミーユ、髪型の感じとか好きだったな。スケートに合ってた。
他のメンバーのファッションも注目してた。それぞれにそれぞれのスタイルある感じだったな。
NYを舞台にした物語って多いけど、スケートの視点で見るとまた違った感じに見えて面白い。NYの中でのスケートができる場所、スケートに向いてる場所で撮影が中心に行われるから新鮮だった。
あと若い子達のNYでの過ごし方って感じもしたな。
クラブ行ったりお祭り行ったり、何をする訳でもなく集まってスケートして。友達の家集まって。
スケートを題材にしたことで、なんていうか部活中、部活後を見てる感覚。
そこですごいハプニングが起きる訳じゃないんだけど、そういうなんでもないけど”かけがえのない時間”みたいなのを見せてもらって、心地よかった。
Jaden推しにとってはやはりJadenシーンは真剣に見てしまう。
本物のガールズスケーターが演じる青春ムービー
2020年、観た映画の中でスケートが中心に描かれていた秀逸な2本 “mid 90’s ミッドナインティーズ” “行き止まりの世界に生まれて“に引けを取らないストリート青春ムービー。2020年のガールズ映画といえば、ブックスマートが思い起こされるが、その中でもスケートボードに乗る女の子がフューチャーされていて、日本とは異なったムーブメントを感じる。
スケートボード映画に共通しているのはカッコいいライディング映像。この3作品はどれも素晴らしい。特にこのスケートキッチンでは、リアルなガールズスケートチームのメンバーが役者として演じていて、ドキュメンタリーとは違った面白さがある。
もちろん、スケートボードのシーンだけではなく、ティーンエイジャーとしての悩み、すなわち、友情、恋愛、家庭内の複雑な問題など、少女たちの視点で赤裸々に描かれていて、その繊細さに胸を打たれた。
青春
未成年の主人公カミーユがスケートボードを通じて友達を見つけ、自分の居場所を作った。
そして友情、家族、恋愛、ドラッグ、セックスのリアルと成長を描いている。
メインの女の子たちはみんなおしゃれでかわいくて、魅力的。撮り方もかっこいいし、音楽もよかった。
タバコドラッグセックス問題の意識化も必要
好みの映画かどうかは別として、高校生カミーユがスケートボードという共通の趣味がある友達を見つけて、初めて自分の居場所を見つけていく作品。高校生という多感な時期に共通の仲間が存在することは素晴らしいし、タバコ、ドラッグ、セックスの現実を描いているのはいいが、これらの危険性もこの映画に加えられると、これらの問題を意識化できると思った。
そうだったんだろうな
63本目。
ロードムービーみたいで、またカメラの撮り方がすごく好き。
この歳で観ると危なっかしくって、危なっかしくって。
でも振り返れば10代の時って、そうだったのかな?いやそうだったと思う。
侮るべからずな小娘たち
L・クラークが撮った「KIDS/キッズ」に近い雰囲気なのはニューヨークが舞台で今時のスケーターを中心に描いたからか、クルーとしては同じくL・クラーク作品「ワサップ!」の印象も受ける。
S・ペラルタが自ら撮った「DOGTOWN&Z-BOYS」から主要三人を主人公にしたスケート青春映画「ロード・オブ・ドッグタウン」にパウエル・ペラルタ、80'sスケート全盛期な「ボーンズ・ブリゲード」と最高なスケート映画はコレ以上ない訳で!?
いや、本作は新たなスケート青春映画の誕生でもあり最先端なカルチャーを突き進む彼女たちに夢中になること間違いなしなガールズムービーの傑作でした。
舞台挨拶に現れた彼女たちはモデル並みに綺麗で、存在感も抜群に只者ではない感が凄かった!!
何かに響く感覚......
このレビューは、TEDxTeenというトーク番組を聞きながら書いているのだが、その出演者がこの映画のカート役の二ナ・モランで彼女の役柄に近い実物像に感じるのだけれども映画よりは、はっきりと話している。
この映画をドキュメンタリー風という人もいるけれども、個人的にはセミ・モキュメンタリー映画の感じがするのだけれども.......。それはともかく、バックで流れる音楽が映像を邪魔をせずに溶け込んでいて、それが、個人的にセミ・モキュメントと感じた理由で、何も考えずに撮影しているようで実は、計算をしつくされたようになっているシナリオに加えて、音楽のマッチの仕方にある。やみくもに撮っているようで、柱となる演出がなされていて、特に主人公を演じるラッチェル・ビンバーグのぎこちなさや二ナ・モランの歯に衣着せぬ物言いは、ストレートすぎてかえって嫌味に聞こえない。
For a while.....
I was feeling really lonely
and........it's like......that loneliness you ....
you have....
even if you're in a crowed room with people smiling
and laughing and......that emptiness, I was just feeling it
for so long.
But um.....
I don't feel it anymore.
ラストのシーンは、個人的にホッとするようないい感じで、この映像を撮ることを許しているアメリカ社会の映画産業に対する寛容さが、うらやましく思えるものとなっている。
ただ一人、ハリウッドの映画の世界で活躍していたウィル・スミスの息子のジェイデン・スミス、ウィル・スミスを知ったのはティーン役を演じた約30年前のことになるが、その後スターダムに登るとは予想はしなかったのだが.....。その才能を息子がどう使うのかが、問題なのだが、しかし、この映画の演技を見ればその心配はないということか? ひとり、素人同然の役者の中で彼が不自然にならないが、観ているほうのこちらが心配になった。
エンドロールで流れる曲は、コロンビア出身でバージニア州育ちのカリ・ウチスの"In My Dreams"
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