スケート・キッチンのレビュー・感想・評価
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本物のガールズスケーターが演じる青春ムービー
2020年、観た映画の中でスケートが中心に描かれていた秀逸な2本 “mid 90’s ミッドナインティーズ” “行き止まりの世界に生まれて“に引けを取らないストリート青春ムービー。2020年のガールズ映画といえば、ブックスマートが思い起こされるが、その中でもスケートボードに乗る女の子がフューチャーされていて、日本とは異なったムーブメントを感じる。
スケートボード映画に共通しているのはカッコいいライディング映像。この3作品はどれも素晴らしい。特にこのスケートキッチンでは、リアルなガールズスケートチームのメンバーが役者として演じていて、ドキュメンタリーとは違った面白さがある。
もちろん、スケートボードのシーンだけではなく、ティーンエイジャーとしての悩み、すなわち、友情、恋愛、家庭内の複雑な問題など、少女たちの視点で赤裸々に描かれていて、その繊細さに胸を打たれた。
青春
未成年の主人公カミーユがスケートボードを通じて友達を見つけ、自分の居場所を作った。
そして友情、家族、恋愛、ドラッグ、セックスのリアルと成長を描いている。
メインの女の子たちはみんなおしゃれでかわいくて、魅力的。撮り方もかっこいいし、音楽もよかった。
タバコドラッグセックス問題の意識化も必要
好みの映画かどうかは別として、高校生カミーユがスケートボードという共通の趣味がある友達を見つけて、初めて自分の居場所を見つけていく作品。高校生という多感な時期に共通の仲間が存在することは素晴らしいし、タバコ、ドラッグ、セックスの現実を描いているのはいいが、これらの危険性もこの映画に加えられると、これらの問題を意識化できると思った。
そうだったんだろうな
63本目。
ロードムービーみたいで、またカメラの撮り方がすごく好き。
この歳で観ると危なっかしくって、危なっかしくって。
でも振り返れば10代の時って、そうだったのかな?いやそうだったと思う。
侮るべからずな小娘たち
L・クラークが撮った「KIDS/キッズ」に近い雰囲気なのはニューヨークが舞台で今時のスケーターを中心に描いたからか、クルーとしては同じくL・クラーク作品「ワサップ!」の印象も受ける。
S・ペラルタが自ら撮った「DOGTOWN&Z-BOYS」から主要三人を主人公にしたスケート青春映画「ロード・オブ・ドッグタウン」にパウエル・ペラルタ、80'sスケート全盛期な「ボーンズ・ブリゲード」と最高なスケート映画はコレ以上ない訳で!?
いや、本作は新たなスケート青春映画の誕生でもあり最先端なカルチャーを突き進む彼女たちに夢中になること間違いなしなガールズムービーの傑作でした。
舞台挨拶に現れた彼女たちはモデル並みに綺麗で、存在感も抜群に只者ではない感が凄かった!!
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