ロケットマンのレビュー・感想・評価
全395件中、281~300件目を表示
知られざるエルトン・ジョンの過去
タロン・エガートン主演のキングスマン ゴールデンサークルでエルトン・ジョンが出演した事で初めてエルトン・ジョンの事を知りました。その後Saturdayにどハマりだったのでこの映画もずっと前から気になってました。
それにしてもタロン・エガートンこんなに美声だったのかってぐらい、歌が上手いし、美しい声をしていました。
エルトン・ジョンがどうやって、麻薬漬け、アルコール依存性になったのか、そこからどうやって這い上がったのか、知らなかった事がたくさん今回の映画の中で見られて面白かったです。パフォーマンスも凄く良くて、鳥肌がずっとたってました。
これからもエルトン・ジョンを応援したくなりました。
音楽の神様に愛された男
たとえ神から“ギフト”を与えられた者がいたとして
その者が音楽という“祝福”を皆に与え
愛されていたとしても
必ずしもその者が愛に満たさているとは限らない…
いつの世も【天才】は理解されず
孤独がつきまとうもの…
そんなイメージはあらゆる史実からも
かつての偉人たちが味わってきたものだと
我々には共通認識があると思うのです。
人気に後押しされ、時代の寵児にかつがされた
結果、エルトンは“道化”を演じざる得なかったのか…
〈どこまでがノンフィクションなのか?〉
彼の音楽には、ピアノと歌唱には
“祈り”にも似たまっすぐな気持ちが込められていた…
〈それすらもフィクションなのか? いや…〉
自信が製作に携わったエルトンが煽情的に
鑑賞者に「そう思わせたい、だけ」かもしれません…
彼の今までの過激な言動、行動
すべてを理解しろとは言わない。
擁護しようとは思わない。
しかし、子供の頃の自分を
抱きしめる事ができるようになった、今の彼に…
心を惹かれ、心を寄せて観ることができたなら
せめてもの救いではありましょう。
孤独だった彼は、もういない。
皆がエルトンの音楽を愛していることと同じように…
本作『ロケットマン』を、どうしても
『ボヘミアンラプソディ』と比較しがちですし
制作者側も当然、念頭にあって意図したことでしょう。
そこで相違点をわたしなりに考えてみました。
【ボヘミアン】 【ロケットマン】
主人公がもう故人 まだ存命
オリジナル音源 演者歌唱のミュージカル仕様
忠実な再現 映画的な表現
マイノリティの強調 道化の強調
孤独<更に孤独
同じ調理人が、同じ料理を作っても
味加減が違うぐらいのレベルで
どちらも作品として優れていることは間違いないので
あとは鑑賞者の好みだと思います!
「この料理嫌い! この素材食べられない!」って方は
もう仕方がないですね。 ごめんあそばせ。
わたしはサブカルチャー作品に触れると
いつも畑違いな発想をしてしまうんですが
今回は「音楽って宗教に似ているな」と思いました…
アーティストは音楽の神様の媒介者であり
孤独な修験者…
祈りにも似た演奏や歌唱にヒトは酔いしれ
アーティストを崇め奉る…
考え過ぎなのは承知の上でもうひとつ!
そう思いついたら、ひとりの画家を想起して
エルトンとを結びつけて鑑賞していました…
宗教と道化師をモティーフにし
厚塗りの筆緻に祈りを込めながら
孤独な生涯を歩み続けた画家、
「ジョルジュ・ルオー」を…
嗚呼、わたしの感性もそろそろ末期かな…
早死にしなかったロックスター
ミュージカルらしからぬミュージカル
見やすい
あそこまで自分を曝け出したエルトンに拍手‼︎
どんなシーンから始まるのだろうと思っていたら、予想だにしない冒頭でまずびっくりした。かわいそうすぎる少年時代。「ハグして」ただそれだけのことなのに叶わない。愛がもらえない日々。エルトンのことはあまりよく知らなかったし、何曲か聴いたことがあるくらい。それが耳にしたことがある曲が始まって、楽しいミュージカルになってゆく。その曲の当てはめ方がうまいなぁと思ったことと、驚いたのは、エルトンの声でなく、タロン・エガートン自身がすべて歌っていることだ。顔は全然似せていなかったけれど、素晴らしかった! 愛に裏切られてばかりのエルトンだったけど、バーニーという人と知り合えたことは、最高に幸せだったと思う。曲作りにおいても、人間としても… 最後本当のエルトンの少年時代の写真が出てきて、映画の子役にそっくりなのには、驚いた。こっちはちゃんと似せてた。
グッバイ・イエロー・ブリックロード
エルトン・ジョンの素顔を知る
エルトン・ジョンについては、名前と派手な外見ぐらいしか知りません。それだけに、周囲を笑顔にするような明るい人かと思っていました。しかし、本作から、彼の半生はむしろその真逆だったことを知り、衝撃でした。子供の頃からずっと愛を求め続ける、孤独な人生だったことが、切ないほどによく描かれていると感じました。
本作では、彼の独白によって半生を振り返る構成がとられており、幼少期から話を起こしています。そして、それが実にテンポよく、ターニングポイントを絞ってまとめられているように感じました。無論これは彼の「孤独」を描くという視点から切り取ったもので、彼の人生の全てではないことは言うまでもありません。しかし、おかげで彼についてほとんど何も知らない自分でも、彼の人生を間近で見てきたような錯覚にとらわれるほどわかりやすかったです。
物語が進めば進むほど、彼の寂しさや悲しみは深まり、苛立ちが隠せず、酒やドラッグに溺れていく姿が本当に痛々しかったです。そして、それと相反するようにド派手になっていくステージ衣装が、彼の孤独感の裏返しのようで、今までとは全く別の意味を持って見えてきました。
そんな彼を変わらぬ友情で支え続けてくれたのが、生涯の相棒バーニー。エルトンの求めるものは、ずっと前からすぐそばにあったのです。そのことに彼が気づいた時の感動がとても心地よかったです。私たちの知らないエルトン・ジョンを、圧倒的なパフォーマンスと熱量で演じ切ってくれたタロン・エガートンに心から拍手を送りたいです。
耳に馴染む
ほとんどエルトンのことは知らず、派手で有名な大御所ミュージシャンという印象しかありませんでした。
本作で彼の半生にはじめて触れましたが、酒、ドラッグ、セックスと、若くして成功した有名人にありがちなことをしていたんだな、と思っただけで、特に感慨深いものはありませんでした。しかし、彼の作った楽曲はどれもキャッチーで、つい口ずさみたくなるメロディには、脱帽を禁じ得ません。また、ライブでは「エルトン・ジョン」という人物を演じることでファンを楽しませようとするプロ意識にも、頭が下がるばかりです。
そんな彼を演じ切ったタロン・エガートンも、すばらしかったです。贅沢なことを言わせてもらうなら、「ポヘミアン・ラプソディ」のライブシーン並みに、彼の歌声を長く聴きたかったです。
泣ける
弱さもエルトンジョンの魅力!
エルトンジョンが最後に子供の頃、父にハグしてもらえない悲しみを自分自身でハグして復活して行く、ここにエルトンジョンの生き様の醍醐味がありました。
愛されないと、スネた彼は実はその事によって天才となるのです。ゲイも薬もアルコール依存性も、エルトンジョンがすべて味わう事を前世で決めてきたんでしょうね。
その苦難が素晴らしいロックを作ったんだと思います。
今では禁酒して、ロックを復活させ、世界に貢献する人間になったんだなと思うと、感動は止みません。
おそらく彼の人生はさぞかし沢山のことを体験したから今では嬉しくて幸せだと信じます。天才の人生はいつも興味深いし、周りの人間に多くのインスピレーションを与えてくれます。だから、人生は美しい!
至福の1本の映画でした。
シンプルな愛こそ真実の愛でもある
アラサーの自分にとってはエルトンジョンは正直そこまで知らない世代である。your songとライオンキングの愛を感じてなどは知っていて好きな程度。洋楽もさほど興味はない。
ただ成功者の伝記物は好きでこの度観賞。
エルトンジョンを知らない者でもまぁ楽しめる作品ではあると思った。
今まで触れる事のなかった名曲に触れるだけでも観る価値はある。音楽は時代が変われどやはり名曲はいつ聴いてもいいのだろう。
内容はすごく深いわけではないように思えた。一通りエルトンの生い立ちをミュージカル風に描いていた。
彼は色んな依存症と戦い苦しんだが、一番苦しかったのは本当の愛を中々知ることがなかった事であろう。
本来当たり前のように授かる両親からの愛さえ受けることができなかったことから、愛への執着が人よりも強く、また捻じ曲がった愛を求めてしまったのであろう。
この映画を通して改めても感じたのは愛って恋だけじゃないんだよね。
エルトンの場合、同性愛者であり、時代がまだ理解に追いついてない時代に生きていたからこそ可能性ある愛に固執してしまっていたが
バーニーとの愛だって同じくらい大切だったのであろう。
これは同性愛者でない者にとっても通じることではないか。
また人から愛されることを望む前にまずは自分の事をだれよりも愛していないと周りからの本当の愛も中々生まれないのではないか。
作中でも終盤にシンプルな愛に気づいたというシーンがあった。
どんなに成功者のエルトンですら一般人が苦しむ事にぶつかる姿に、改めて人間の弱さも感じる事ができた。
人間誰しも弱く、そしてそれを乗り越える事で可能性を掴むことができる。そんなメッセージを貰うことができた。
良かったけど、ちょっと長くてアッサリ終わる
全395件中、281~300件目を表示