ロケットマンのレビュー・感想・評価
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ミュージカルだったらもっと徹底して欲しかった
エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ドラマ見てきました。
エルトン・ジョンは大ファンとまではいきませんが、私が20代の頃、エリッククラプトンの25周年だったかな、東京ドームでライブをした時に、ゲストとして来日して、生で見て、エルトン・ジョンの凄さを体感して好きになりました。
本作品、映画として見たら少し中途半端だったかな・・・・
ミュージカルにするのなら、徹底するなり、普通のドラマとして、ライブシーンなどを忠実にやれば良かったのにな・・・・
楽しみにしていた分、少しがっかり・・・・
しかし、全体的には良く出来た内容で面白かったです。
去年公開された「クイーン」の映画と違い、タブーな部分もしっかり描かれていたので、エルトン・ジョン自身を知る上で大変に良かった。
内容を見る限り、エルトン・ジョンがライブで派手なパフォーマンスをするのは、誰からも見られたい、愛されたいと言う彼なりの欲求なのかか・・・
しかし、デクスター・フレッチャーって上手い監督さんだね、去年の「クイーン」映画も大変に良かったけど、「クイーン」の映画の後の作品だったので、クリエータとして、前作と差別化して作りたかったのかな・・・・・
エルトン・ジョン役をタロン・エジャトンが熱演していたけど、エルトン・ジョンと言うよりは、ジョンベルーシに似ているなと思ったのは俺だけかな・・・・
タロン・エガートンの歌唱力に脱帽!エルトン・ジョンらしいファンタジー・ミュージカル
映画「キングスマン」が大好きで、その時、タロン・エガートン(タロン君)はまだ演劇スクールを出たての若造ということで、それほど演技が上手だとは思いませんでした。
しかし、エルトン・ジョンの役をやるというので気になり、また世代的にエルトン・ジョンの曲はあまり知らなかったので、公開前にApple Musicでサントラを聴いてから映画を見たのですが、彼の歌声を聞いてびっくり!こんなに歌が上手だったとは!
確かにタロン君はイルミネーションのアニメ映画「シング/Sing」でも、ゴリラのジョニー役でエルトン・ジョンの曲を披露していたぐらいなので、映画業界でも既に彼の歌唱力は評価されていたんですね。
演劇スクールのオーディションでもエルトン・ジョンの「Your Song」を歌い、「キングスマン・ゴールデンサークル」ではカメオで出演していたエルトン・ジョン本人とも既に会っているし、タロン君自身が昔からエルトン・ジョンと不思議なご縁でつながっていたようです。
また、この映画の前に、かのヒュー・ジャックマンと映画「エディー・ザ・イーグル」で共演していて、その時にふとタロン君がヒューの前でミュージカル「ハミルトン」の曲をさえずり、びっくりしたそうな。
実際、数か月前に行われたヒュー・ジャックマンのコンサートで、タロン君がスペシャル・ゲストとして呼ばれて、「Your Story」を披露していました。
さて、映画についてですが、Queenの映画「ボヘミアン・ラプソディー」とは絶対に一緒にしてほしくないです!
前者がガチな自叙伝で、口パクである一方、こちらはミュージカル・ファンタジーで、すべてタロン君本人が歌っています。
この点は、「ボヘミアン・ラプソディー」の最後の部分とポストプロダクションの監督を担当し、今作でも監督をしたデクスター・フレッチャー監督も強調しています。
エルトン・ジョン自身も彼の物まねはしてほしくないとリクエストしたそうです。心で歌ってほしいから。
エルトン・ジョンもタロン君の歌唱力に太鼓判を押しています。
選曲も、エルトン・ジョンの半生を語るためにマッチした曲が使われていて、私は特に「Tiny Dancer」が好き。
相棒のバーニーが女性と仲良くしている様を、物哀し気に見るエルトンがとても切なかったです。
正直、Queenの曲の方が、CMなどで沢山使われているので、Queenを知らない世代の人がノリノリの曲が満載の「ボヘミアン・ラプソディー」を観て楽しめるのは理解できます。
一方、エルトン・ジョンの曲で有名なのは、「Your Song」や「Goodbye Yellow Brick Road」で、Queenほど有名な曲がなく、ミュージカルが苦手な方はこの映画はあまり楽しめないかもしれません。
ストーリー的には両者とも同じような内容で、私的にはあまり共感できず、映画を見て泣くことはありませんでしたが、奇抜な衣装が特徴のエルトン・ジョンには、やはりファンタジー調にして大正解だったと思います!
フレディ・マーキュリーのように、他界した人を振り返って映画にすることは多いと思いますが、本人が生きている間に映画になり、しかも本人がプロデュースしているのは珍しいと思います。
実際、今作はエルトン・ジョン自身が長年温めていた企画で、カンヌ映画祭ではこの映画を見て号泣していました。そしてそれにつられて、タロン君も号泣。
子役の子たちも上手だったと思います。
バーで家族を前に、エルトン・ジョンの少年時代を演じていたキット・コナー君が、「Saturday Night's Alright」を歌い始め、塀の穴を抜けた途端、タロン君に入れ替わる切り替え方が素晴らしいと思いました!
それに小さかった頃の子役が本人と瓜二つ。
また、「Your Song」の歌詞を渡された時、エルトン・ジョンが「紙に卵が付いている」と言うシーンがあり、このセリフはフレッチャー監督が作ったそうですが、エルトン・ジョンが大ブレークした象徴的な曲を表すにふさわしいセリフだと思います。
来年のオスカーではぜひ賞を取ってほしいです!
タロン君の次回日本公開作「ロビンフッドや」「シング/Sing2」も楽しみ♪
エルトン・ジョン好きなので、矢も盾もたまらず8/23の初日に観に行...
自伝的映画なのに…
最高!
タロン・エガートン 最高です!
ボヘミアン・ラプソディーと比較されがちですが、その比較しての観方はちょっと違うような気がします、どこがってうまく言えませんが。
エルトン・ジョンの紆余曲折だらけの半生を改めて目の当たりにするとともに、家族の愛に恵まれなかった彼の生い立ち、最も信頼している生涯の相棒 作詞家バーニーとの出会いや数々の名曲たちがどのようにして誕生したか等々をミュージカル的展開の中で知ることができとても納得し、感動しました。特に名曲『Your Song(僕の歌は君の歌)』の詞を受取り作り上げるシーンは愛のない(?)母親にも目をむかせ、バーニーの表情がみるみる変わる様を見て涙が出てきました。それにしても主役のタロン・エガートンの歌唱力には脱毛、失礼脱帽です!(うまい?!自画自賛)『SING』の中でもエルトンの曲を彼が熱唱していたそうですね。(すみません、吹替のスキマスイッチ大橋さんで聴いていたので)
『Goodbye Yellow Brick Road』などそれぞれの曲が映画のシーンと相まってこの映画のために作ったかのように思えてきます。また少年時代の自分(ドワイト少年)をハグするシーンも涙ものです!エルトン世代もそうでない若い方々も是非映画館で名曲を素晴らしい音響でご堪能下さい。
エルトンとミュージカルの相性が抜群
開始数分で完全に映画に引き込まれました!
まるでジェットコースターの様に涙とユーモアで進むストーリー展開は、最後まで全く飽きさせず、エルトンの暗い側面をミュージカルで表現したのが最高にマッチしていて良かった。
エルトンという人間性とミュージカルのコミカルさってすごく合っているなと感動。
贅沢を言うと、最後の締め方がちょっと弱かったかなぁと。
ボヘミアンラプソディーと同じ監督と後で知り、これまたビックリ。
個人的にボヘミアンの方は駄作…とまでいかずとも、かなり微妙でした。
同じ監督でここまで違うテイストの物になるのは脚本家も関係するのかなな…?
エルトンについては、ある程度知識あり(でも曲は好みではない)状態で鑑賞しましたが、彼について全く知らない人が見ても映画として楽しめる作品だと思います。
私はクイーンより好き!
がっつり寝てる人いた
この映画を見た身近な人の感想が揃って「・・・うーん」と歯切れの悪い理由はわかった(笑)。ボヘミアンラプソディみたいに手ぶら(予習なし)で観に行ってもそれなりに楽しめる作品ではないと思う。かと言ってある程度エルトンについて知ってる立場から見ても、若い頃から天才でゲイでハゲで味噌っ歯なのは特に映画から得られる新しい情報でもないし、それを特別感動的に描いているとも思えない。ただこの映画で得たものもあって、”黄色いレンガ道”だとか”すべて失うことは自分に太陽が落ちてくるようだ”とか考えても何が言いたいのかさっぱり意味の分からない有名な歌詞はやっぱり大した意味はなかったということ。昔よく比較されたビリージョエルなんかはもっと我々に身近な情景を描いていて、好き嫌いはともかく何が言いたいのかわからないってことはなかった。「俳優が吹き替え使わずに自分で歌ってる」とか、そんなものは映画を観る客にとってはどうでも良いことで、製作者はもっとわかりやすいカタルシスを体験させる努力をすべきだと思う。レイトショーのせいかがっつり寝てる人いたし(笑)。ただMTVとしてみれば普通に楽しいし、クソ映画なんてことはないのでエルトンファンなら心配無用。ミュージカル映画が苦手な人、エルトンジョンについて何も知らない人には辛いんじゃないかなあ?
エルトン・ジョンの孤独と希望
エルトン・ジョンを好きな知人と共に鑑賞。
キングスマンのエグジー(タロン・エガートン)がエルトン・ジョンを演じたということ、ゴールデンサークルでの共演を機に親交を深めてとの話題もあり興味を持ったので映画館へ。
父にハグもしてもらえず拒絶され続けた生い立ち
母ともまた良き理解者とは言い難い関係性。
アーティストとしての成功・名声の影に隠された孤独と苦悩。
絶望からの起死回生…。
親友バーニーとのすれ違いを経ての邂逅に希望の光を見る。
子ども時代の彼を自身でハグできた時、一番欲しかったものがGIFTとして手に入り出す…。
人生において何がきっかけになるのか、
そもそも求めるかどうかも人それぞれかもしれないけど
それを欲しいと欲する人には大きなヒントになる作品かなと思う。
エルトン・ジョンのCD、こんどじっくり聴き直そうと思う。
それとエグジーことタロン・エガートンの成長っぷりにじんわりきた。
最近の映画では一番かも
タロン、才能爆発
シネコンでかかる映画じゃない。
【メモ】
自分を認め、受け入れ、愛す。
自分を神童と崇める祖母も、
自分を卑下する母も、
金儲けの道具で愛してくれない愛人も要らない。
暗闇を一緒に歩いてくれる友と、”私は私”だと思える心があれば。
どこかのメンバーとは大違い()
シネコンでかかるタイプの映画じゃない。
「ボヘミアン・ラプソディ」と比べられ、
不当な評価をされないといいが。
本当にこんな風に産み出されていたとしたら
有り余るほどある有名曲をストーリーの中で、どう使えるかが肝になるところだけど、それぞれちゃんと意味があってしっくりきてた。
Your Song誕生の瞬間はありふれた日常の中の非日常を切なく切り取っていたし、Tiny Dancerはなるほどそういう解釈もできたのかと思えたし、Rocket Manは極限の状態で産み出された様がありありと伺えたし、それらが例え真実ではなくても素晴らしかった。
少年期に愛されなかった過去から逃れられず、成功と破滅の狭間でバランスを崩していくあたりは、スターの苦悩としてありがちかとは思うが、再生に向けて1枚ずつ着飾った皮を脱ぎ捨てて行く様が丁寧に描かれていたと思う。
単純にミュージカル映画としても堪能できる作品。
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