空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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4人の心情が丁寧に描かれた良作
あおいが幼い時に、両親が死んだ。 姉のあかねは、その時まだ高校生。 彼女は頑張って、あおいを育てていた。 ヤングケアラーと呼ばれていただろう役割を、きっちり果たしていた。 そんなあかねは、同じ高校に通う同級生、 バンドでギターをしていた慎之介と付き合っていた。 慎之介は高校を卒業したら、一緒に東京に行こうと誘った。 あかねは、あおいを理由に断った。 13年後、あおいは高校3年生、あかねは31歳となって市役所で働いていた。 ある時、市で音楽祭を開くことになり、 慎之介が街に戻ってきた。 慎之介はバンドをやめており、演歌歌手のバックギタリストになっていた。 音楽でご飯を食べられるようにはなっていたが、 スポットライトを浴びるスターにはなっておらず、やさぐれていた。 あおいは幼い時からベースに興味を持っており、山の寺で日々練習していた。 いつものようにそこに練習に行くと、 そこには東京行きを断られた高校3年生の慎之介がいた。 あおいは高校生の慎之介と接する中で、 慎之介に惹かれていき…。 あおい・あかね・31歳の慎之介・高校生の慎之介、 奇妙な4角関係の物語が展開されていく。 なぜ、この話に高校生の慎之介が出てくるのか。 それはあおいが直に高校生の慎之介と接することで、 あかねがどんな人に惹かれたのか、どんな思いで東京行きを断ったのか、 あおいにダイレクトに感じさせるためであろう。 4角関係の中で、あおいと高校生の慎之介のみが活発にコミュニケーションを交わし、 それを起爆剤として、他の関係のコミュニケーションが活発になっていく。 それに伴って、それぞれの仕事や進路も少しずつ進んでいく。 4人の心情が丁寧に描かれており、素敵な作品だった。 あいみょんのテーマソングも素晴らしかった。 しかし、Wikipediaによると、興行収入は6億円。 成功ラインは10億円と言われており、 こういう良作がきちんと売れるようになってほしいな。
長井監督の作品を初めて観たのですが面白かったったです。 ファンタジ...
長井監督の作品を初めて観たのですが面白かったったです。
ファンタジーなんだけど人の心の描写とか人間関係とか繊細に描かれていてリアリティを大切にされているんだなぁと感じました。そのバランスが絶妙ですよね。
ただ、最後急に空飛んだのでびっくりしました笑
吉沢亮さんが若い頃と大人になってからの二役をきっちり演じ分けていらっしゃったのでびっくりしました。
あとちょっとでわかりそうだからと考察してみた結果、怖くなった
冒頭のベースを弾く音と背景のリアルさに心つかまれました。
吉岡里帆さんが声を担当したキャラクターのビジュアルが好みです。
劇中で言及する諺のとおり海は登場しませんでした。
ファンタジー作品で、両親がいなくなった姉妹の話で有名な『アナと雪の女王』、田舎で不思議な体験をする姉妹の物語『となりのトトロ』の“猫バス”を彷彿とさせる場面、外に出られないという新要素も有り、名作になる条件が揃っていましたが、弾けた時の描写がベタで残念でした。
しんのすけ(吉沢亮)と、大人しい姉と勝気な妹と一部の人だけの、科学で説明できない不思議な体験が描かれていますが、もう少しファンタジックでインパクトがあったほうが良かったと思います。
青春ラブストーリーのお約束、終盤、主人公が走ります。
高校時代のしんの(吉沢亮)がお堂に現れたり、あか姉(吉岡里帆)を助けに行ったり、エンドロールの幸せそうな雰囲気も『となりのトトロ』に似ています。幸せな物語に見えて、実は...という都市伝説リストにのるような話なのかもしれません。
都市伝説といえば、野比のび太の死亡説と同じような話で『クレヨンしんちゃん』のしんのすけ死亡説を思い出してしまいました。
されど、空の青さを知る
あかねは話の主役 だから吉岡さんなんですね! しんのと今のあかね会えてよかったです 何が大切なのかは その人がそれぞれもつもの ですね
感情移入しにくかった
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バンドをしてた高校生のシンノと、幼馴染のアカネと15歳ほど下の妹のアオイ。
シンノは卒業後、アカネと共に東京に出て一旗揚げ、結婚するつもりだった。
しかしアカネの両親が突然死し、アカネは妹を育てる道を選び離れ離れに。
将来バンドに入れてもらう口約束を忘れられず、アオイはベースを続けてた。
13年が経ち、町おこしのイベントで、有名演歌歌手が来る。
シンノはそのお抱えギタリストになってて、3人は再会。
でも一人立ちする夢が破れたシンノはかなりやさぐれてイヤな奴だった。
同時に高校時代のシンノが出現、そっちはいいヤツのままでアオイと交流。
高校生シンノは現在のシンノを見て落胆する。
やがて地震で土砂崩れが起き、アカネが洞窟に閉じ込められる。
アオイは高校生シンノにそれを伝える。そこには大人シンノもいた。
高校生シンノに触発されて、大人のシンノも助けに向かう。
そして助けて、大人シンノも少しは素直になってアカネと話をする。
それと同時に高校生シンノは消滅。やがて2人は結婚。
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ここでの評価が高かったし、泣く気満々で劇場に行った。
泣ける場面は何度かはあった。でも少なかった。
つまんなくはなかったが、期待が高かった割には今ひとつやったかな。
それはやっぱり感情移入できる相手がおらんかったことに尽きるわ。
大人シンノはやさぐれ過ぎ。もっと自分に素直に、そして人を大切にしろよ。
逆に高校生シンノはいい奴だが、さすがに思考がガキ過ぎる。
土砂崩れが起きたからってアカネが無事かどうかも分からんのに、
何も考えず助けに行くとかあり得んし。逆に迷惑かけかねない。
そういうのはプロに任せる方がええやろ。
土砂崩れでアカネがピンチになるって展開もやめて欲しかった。
さすがにそれは取ってつけたようなパターンやし、シュール過ぎる。
高校生シンノが出て来るシュールさは別にいい、映画なんやから。
でも都合よくヒロインにピンチが訪れて、ヒーローが助けに行くって・・・
ちょっとそこは興ざめして、その方向に行かないで~って祈って見てたわ。
日本のビックバンドは世界的には評価が高い
武甲山は頂上が削られ、標高が変わった。私が大学二年生の時の話。元々の標高の最後の時に登りに行った。今はいったい何メートルになっているのだろう。
このアニメは少女の失恋の話なんだ。そう考えると共感出来る。しかも、単純に大人になって終わりではなく、可能性を残して終わる。その表現が良い。
多分、最後の台詞『あー空ク○青い』って言ってると思うが。このセリフなんと素晴らしい♥
演歌のバックバンドをなめてはいけませんぞ。日本のビックバンドは世界的には評価が高いけど、日本人は『裏方』とか称して技術を分かっていない。日本のヒットした楽曲のほとんどがアレンジャーやプレーヤーのおかげと思っても過言でない。
んー、モヤモヤしました
慎之介は13年で色々あったんだろうけど、あまりにもクズすぎるし、しんのはクズ予備軍。
そんな慎之介・しんのに好意を寄せるあおい・あか姉の感情にはついていけませんでした。
やっぱり、クズがモテるエピソードは納得いかんのだよ。
正嗣・みちんこ目線で映画を見てしまったがために最終的な後味は悪く感じてしまいました
ただまぁ、小学生の時に近所の高校生のお姉さんを好きになってしまうことなんてよくあるし、最終的に初恋が成就することなんてまぁ無いわけで今後については正嗣次第
みちんこに関しても、バツイチでぽっちゃりお腹オジサンはなかなか再婚なんて出来ないわけで、仕方ないよなぁと思いつつ。
慎之介がしんののままで、闇堕ちしてなければスッキリはするけど、それだと物語として成り立たないかとか考えながら
実際クズだけどモテるやつも世の中いるわけで、これはそういう物語だった、こう言う難しい感情を感じさせてくれる良い作品だったと自分を納得させました。
吉沢亮の二役の吹き替えも良かったです。
埼玉県秩父を舞台にした長編アニメです。 高校時代の初恋と、13年後に故郷に以外な姿で戻って来たボーイフレンド。 高3の金室慎之介(しんの)は、相生あかねに音楽で天下を取るから、 一緒に上京しようと誘い結果断られる。 あかねの本心は、その頃交通事故死した両親の事故が尾を引いていた。 5歳の妹あおいをひとりに出来なかったのだ。 市役所に就職したあかねはあおいのママ代わりを完璧にこなす。 そして13年後。 お堂でベースギターの猛練習をするあおいに、突然18歳のしんのが現れたのだ。 秩父の音楽堂の催事として大物演歌歌手のステージが開催予定だ。 そこのバックバンドには31歳になり、天下を取り損ねた慎之介がメンバーのベースだった。 (演歌歌手のバックバルドになる・・・そんなことも有りでしょう!!人生) そしてあおいは18歳のしんのに恋をして、あかねは31歳の慎之助に再会するのだけど、 態度のハッキリせん2人だ。 あかねは結婚を迷う年齢ではないし、慎之助は才能は多分ないから、きっぱりやめるべきだと思うのは、私がオバサンだからなのか!? 同一人物なのに18歳のしんのは明るくやんちゃでめちゃ魅力的。 吉沢亮もこの辺りすごく上手いのだ。 31歳の慎之助は見た目も暗く、吉沢亮の声もグーンとトーンが低い。 しんのと慎之介がどうやって一体化するかは見てのお楽しみ。 あおいちゃんのキャラが、真っ直ぐで一生懸命で好きでした。 『井の中の蛙大海を知らず・・けれど空の青さを知る』 田舎は良いところです・・・空気も風も空も、最高だぜ!! 大海は知っても良し、知らなくても良し・・ダネ!!
されど大海を知らず
全く意味ありげな題名つけてるが、意味などあるかい 最近のアニメは門外漢の外野の自分でもうっすらわかるが オタク向けのとにかく複雑で閉じたものと 一般に向けたなんだかぬるーいなに描いてんだかわからない、とにかく作画がキレイでごまかしてる毒にも薬にもならないもの 長井龍雪や岡田磨里なんてそういう作品を作ってる典型的人間 おれはもはや全く認めてない 最近のバカな一般層にむけたそういうぬるい映画でよくある男女が手をつないでぶわー飛んでく場面これにもありましたな まねまねまね、便乗していこうてか。 声優は芸能人使おう、それが今のやり方 話の中身で気に入らなかったのは、結局主人公の姉は近くのデブよりパッとしない人生だがイケメンと結婚すること 最後のエンディングであったなそういうカット はあー脱力感が半端ない 予言しよう、今公開されていってるアニメ作品群のほとんどは10年もすれば忘れ去られているだろう
主人公が最低
この映画で主人公は高3なのかっていうくらい、厨二病を拗らせてるし、人の気持ちに寄り添えない自己中の勝手な子。こんな子が居たら痛すぎてネタにされるレベル。
ドン引きなのが、姉の幸せよりも、自分の幸せのためにしんのが消えちゃうとか言う理由で、しんのが地元戻るの止めようとするし。
しかも、地震の描写時に姉がどうなってるか分からないにしろ、急に皆んなの前で悲劇のヒロインになるし。
そのくせ、しんのに会ったら、しんのへの気持ちが止まらないのか、姉を助けに行く事を忘れたのかってくらいまったりしてるし。
主人公が本当にダメな映画でした、ありがとうございます。
日本のアニメは上質だねえ
ストーリー、人物描写、画像の美しさ、どれをとっても一級。葉の一枚や街や山野のシーンまで、妥協のない質の高さを感じさせる。
主人公の昔の一時的感情と姉に対する一抹の後悔、あこがれの姉の彼氏に対する愛情、が絡まって葛藤する主人公。冷静に局面を判断する姉の対比とか面白いね。姉は妹の想いに気がついていて包容しているようで聖母的な要素も。生霊を通して、姉の彼氏も自分の目標を再確認して...
見返してみたら、その時の自分なりの、きっと別の見方ができると思わせる作品だった。
最後まで見たとき、本当に良かったと思う作品
最初のほうは正直、退屈な映画と思いました。 でも、だんだんとストーリーが見えてくる。 そして、最後には、人を想う気持ちの大切さを実感できる。 恋愛だけではない、愛のカタチが見えてくる、 そんな、素敵な作品です。
好みじゃないかもなーと思いつつも
『ここさけ』を観たので必然的に流れでこちらも。 こちらはファンタジー要素があるので好みじゃないかもなーと思いつつも同じく楽しく、また安心して観られる良作でした。 最後の空を飛ぶシーンなんかはちょっと安っぽい気もしたけれどw 個人的には(遊びレベルだけど)バンドをやっていた経験もあったので音楽部分は特に入り込んで楽しめた。 「助っ人として別バンドに入って活躍する」ってシチュエーションはみんな妄想するよねww 強いて比べろと言われれば、『ここさけ』の方が好みかな。 主人公・あおいがもう少し魅力的なキャラだったらあるいは。
思い出補正増し増しの映画
高校一年生の勉強も部活も友達もちょうどいい頃の10月に見た最高の映画。この時期になると毎回あいみょんの空の青さを知る人よが脳を過り、思い出してしまう。涼しく木が枯れ始めたあの頃に、、マスクなんか付けずに見れたあの時に戻りたいと思ってしまいます。そのぐらいこの映画はほんわかしています。多分、高校一年生のあの時に見ていなかったら別に何も思わなかったのかもしれないですが、あの時に見たからこそこの映画は自分の人生で大切なものになりました。ありがとう
後味の悪さ極まりない
これがいいとネットでみて、期待したのに、期待はずれすぎて生きた屍になっている(ToT) 時間を返してくれー!! これがいいと思える人たちの意味が全くわからない。イライラとにかくする映画だった(-_-#)
ストーリーは悪くないけど主人公が…
友人から一押しだと勧められてAmazon primeで見ました。
ストーリー自体は悪い意味で裏切られることもなく安心して見ることができ、終わり方もハッピーエンドで好みのものでした。
にも拘らず、このイマイチ感はなんだろう、と考えてみると登場人物の魅力のなさだと気付きました。
主人公と他主要3人(しんのは過去と現在をそれぞれ1人とカウント)の内、主人公と現在のしんのが酷い。
姉としんのの過去は素晴らしかったです。
要約すれば上記の通りです。
高校3年生の時、東京の専門学校に通いつつ、バンド活動を応援する、というしっかりとしたプランを持っていたにも拘らず、妹の為に諦めた姉。
5歳の時に姉を引き留めたのは5歳だししょうがないにしても、当時の姉と同じ歳になっても、ノートを見なければ真の姉の苦労と優しさに気付けないのは幼すぎるし、自分のせいで姉が苦労しているから上京する、と考えているにしては、感謝してるけど、周りの人に「お姉ちゃんに感謝しなきゃね」と言われる(姉自身が感謝してよ、と言ったわけではない)と反発したくなる、からなのか態度が悪すぎる。極め付けは、こんなことが言いたいんじゃない、と心の中で叫びつつも放った「あかねみたいになりたくない!」。その後謝ろうとしていたシーンもあったものの結局謝ることなく終了。
終始主人公にもやもやを抱えていた。
また、本作で実在するのか?と言いたくなる程人間できている苦労人の想い人であり、最後に結ばれるしんの(現在)が酷い。
13年でそんなに変わるか、と言いたくなる程見た目がおじさん化しているのはまぁいいとして、どれだけ苦労してきたのか知らないけど、終盤までまだ女子高生である主人公への八つ当たりとしか思えない態度が酷い。
特にプロ云々の話をした時には、プロのくせに、あたる可能性のあるものを食べた結果、演奏出来なくなる他のメンバーは、じゃあなんなのか、と言いたくなった。
姉達と自分が同年代だからこそなのか、主要2人の人間性に共感できないせいでイマイチ乗りきれませんでしたが、ストーリー自体は悪くないので、普通に楽しみたい人にはいいと思います。
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