「布団で眠る幸せ」残された者 北の極地 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
布団で眠る幸せ
マッツミケルセンの素晴らしい演技のおかげで、
見終わってから布団で眠るのが楽しみで仕方がない。
極寒の中サバイブする様に眉間に皺寄せながら観た。
観れば観るほど布団の暖かさありがたさが分かる。
今日は良い夢見れそうだ。
今まで見た映画の中で最も台詞が少なく、
景色も変わり映えしないのだけど、
どんどんやつれて行くマッツミケルセンの表情が
言葉以上に過酷さを語っていた。
主人公の過去や辿ってきた人生が分からないので、
感情移入しにくいなと初めは思っていたいたけど、
雪原の中ではどう生きてきたがなんかどうでも良くて、
過去も未来も関係なく、
ここをどう生き抜くかそれだけで良いのだと
思い知らされた。
マッツミケルセンの凄さを堪能できる一本だと思います。
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