劇場公開日 2019年11月8日

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残された者 北の極地のレビュー・感想・評価

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4.0人間が生きようとする姿を渾身の力で体現したミケルセンを称賛したい

2019年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

舞台は極寒の地。雪と氷によってスクリーンは白一色に覆われ、まるで何も描かれていないキャンバスの中で、孤独な男が一人、必死にきりもみを続けているようにも見える。そんな中、特筆すべきはこの映画がフラッシュバックを一切用いていないことだろう。過去や未来は描かれない。状況説明もない。そこには圧倒的な現実があるのみ。観客は彼の心の内に入り込むことなく、圧倒的なリアリティから彼の人間性をじかに感じ取らねばならない。

彼がその場でたった一人で孤独であり続けたならば、そのまま動揺することなく最期を迎えられたかもしれない。だが序盤、思わぬところで「守るべき者」が舞い込むことで葛藤が始まる。使命が生まれる。己の命が自分のためだけのものではないという自責と、苦闘が始まる。そうやって初めて意志と希望が湧き出ずる。かくも人間が生きる姿を、その意義を、渾身の力で体現したマッツ・ミケルセンの演技、ただただ圧巻である。

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牛津厚信

4.0ストイックなサバイバル、研ぎ澄まされた脚本と演技

2019年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

マッツ・ミケルセンには無骨で寡黙な男がよく似合う。北極圏の雪原に飛行機が不時着して一人生き残り、魚を釣って栄養を確保しながら忍耐強く救難信号を発し続ける……こんな主人公をほぼ台詞なしで説得力十分に演じきれるのは、彼以外にそうそういないのではないか。

監督・共同脚本のジョー・ペナは本作で長編映画デビュー。ブラジル出身で、これまでPVやCMを手がけてきたそうだが、初監督作でなぜ北極圏の遭難者の話?と興味深くもある。だが、説明的な要素を徹底的に削り落とし、ミケルセンの表情と身体の動きで雄弁に語る演出は、すでに達人の風格さえ漂う。

観る前は単調な話で退屈するのではと懸念もあったが、良い意味で予想外。サバイバルの描写に見入り、救助ヘリの事故に心を揺さぶられ、後半の脱出の旅を祈るように見守った。ラストシーンの潔さも見事だ。

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高森 郁哉

4.0無情な白い大地。

2020年7月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

極寒の地にただ一人とり残された男。圧倒的な自然の驚異の下、恐ろしいまでの静かなトーンで苛酷なサバイバルが繰り広げられる、といっても本作はさほど派手な演出はなく、ただひたすら極寒の地で淡々と生き延びようとする男の姿が描かれている。
サバイバルものとしてはキャストアウェイやレヴェナントに匹敵する秀作だと思う。むしろ、なかなか希望の見えない絶望的な展開は二作品以上かも。
とにかく主人公にこれでもかと苦難が訪れ、いい加減勘弁してやってくれと見ている方が根をあげそうになる。
どちらかというとエンタメ性は低く、重い内容だが、どんな逆境にもへこたれない不屈の闘志を胸に秘めた主人公を演じたミケルセンはまさにはまり役であった。

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レプリカント

4.0マッツ三昧

サラさん
2020年7月10日
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マッツの演技が輝いておりました。極寒の中、孤独と絶望にひたすら耐え、前進するマッツ。前向きで優しい性格が素晴らしい。お魚釣れた時の嬉しそうな顔が可愛かったな〜😍。あ〜マッツの写真集もう一回眺めよ〜!

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サラ

2.5んん?既視感

2020年7月10日
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北の大地で遭難してしまい。懸命に脱出をはかるマッツミケルセン。
知識もあり生きる知恵があるのであの状況でもある程度安心できる、白熊がでてきたのはビックリしたけど笑
基本的に1人芝居、淡々と進む、移動多めとロケーション的に一難去ってまた一難みたいな内容ではないので退屈になってきます。
マッツミケルセンという俳優が好きなら鑑賞はありかな?
ラストも希望があります。
でもうーんこれ北極版オールイズロストじゃん
名俳優、火で燃やすとことか、絶望からの希望の最後とか。

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まあ映画好

3.5頼む~!気付いてくれえぇぇぇ~!

2020年6月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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うにたん♪(コロナが当たり前の世界)

3.5救われなさはかなり高め。

イゲさん
2020年6月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

出だしから最後まで最悪なストーリー。
これが逆に引き込まれてしまった感じ。

これ程までに救われずに落ち込む作品は珍しいかも。

北極で飛行機が墜落。
助かった男性が一人。

救助ヘリも墜落。
生き残った女性は大怪我。
登場人物はほぼこの二人。

助かるための行動が全て裏目になる展開がやるせない。
それでも諦めず、生き残る為の行動がパワー溢れていて凄かった。

状況説明や登場人物の設定の説明などが全く何もないストーリー。
ただ、ひたすら助かるための過酷な行動を表現したシンプルな物語。

主役のマッツ・ミケルセンさんは適役。

遭難慣れしてるだろ!(笑)と突っ込みたくなる位、食料確保をはじめ色々と手際が良過ぎ( ´∀`)

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イゲ

3.0たまにはいいけど・・・

2020年1月15日
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鑑賞方法:映画館

一人芝居の映画は昔から有るけれど、やっぱり普通のドラマが描かれた映画がいいなぁ、と改めて認識した作品でした。決して退屈ではなかったけどね。

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オクやん

4.0罪な予告編。

momo8さん
2020年1月4日
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鑑賞方法:映画館

萌える

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momo8

4.5【極寒の極北地で、最後まで人間性を失わず一つの命を助けるために歩き始めた男の姿を崇高に描く。もう、"独りじゃない"。】

NOBUさん
2020年1月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

幸せ

 壮絶な、しかし人間性溢れるサバイバル映画。

 独り、”安住の地”を後にし、男が歩き始めた理由が心に沁みる。

 傷ついた若い女性を献身的に支える姿。
 (彼女の家族写真を据えるシーン。及び一度だけ惑うが、涙を流して詫びるマッツ・ミケルセンの姿にぐっとくる。私、この時点で完全に極北の地に不時着したパイロット、オボァガードとマッツ・ミケルセンを同一視している・・。)

 彼の長けたサバイバル術と(北極イワナを吊り上げる仕組みと保存方法・・、裂傷の手慣れた応急手当、傷病者に定期的に水分を一滴だけでも補給させる姿)、そして北極熊との闘い方。

 冬山登山経験者から観ても、(遭難歴あり・・。すいません・・。)充分に見応えあるサバイバル映画である。(気になったのは、サングラスなしで雪目にならないのかな・・位である。)

<今作は、大画面でマッツ・ミケルセンの移ろいゆく表情を堪能する映画でもある。彼の余計な台詞一切なく、揺れ動く感情を表現する様に魅入られる。脱帽である。>

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NOBU

4.0ストイックな映画

2020年1月2日
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鑑賞方法:映画館

人が困難を必死にどうにかしようとする映画です。それ以外の要素がありません。

女の人を瀕死にして、二人の間に会話を省くという飛び道具が使われています。確かに、ペラペラ喋れば無駄な安い恋愛要素も生まれうるので、ナイスなアイデアでした。

しかし、余りに懸命さを際立たせる余りに観客が(いやもうちょい上手いことできるだろ…)みたいな事を思う余地を与えている気がします。
なぜそういう行動を取るのかという最低限の情報が欲しかったです。
しかしセリフはないですが、彼の感情は伝わりました。その演技、演出はとても素晴らしかったです。

印象に残ったシーンは、旅に出る前に丘から荒野を望むシーンです。遥か先まで雪の荒野が広がる観客には絶望的な叫びださんばかりの光景でしたが、彼は自分を鼓舞するように頷きます。
もはや観客とは危機を認識する次元が違う事を知らしめるかのようなシーンだったと感じます。

美しくてシンプルで人の強さを感じる良作でした。

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Rewind That

3.0?

Lukaさん
2019年12月28日
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What did he want to tell us through this work?

Never give up?

We’re not alone?

I wouldn’t do that if I were him.

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Luka

3.0画面から息詰まるサバイバル感はひしひしと伝わってきました。とても「骨太な」印象の作品です。

2019年12月26日
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もりのいぶき

3.0一人芝居です

2019年12月21日
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鑑賞方法:映画館

エンドクレジットには出演者3名と出ていましたが、殆ど一人芝居です。
一見退屈そうですが、自然との戦いなので、臨場感たっぷりです。
個人的には、ラストはあそこで終わらず、もう少し試練を与えて終わった方が盛り上がったかも。

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はるっち

4.5ハロー

佐々木さん
2019年11月24日
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鑑賞方法:映画館
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佐々木

4.0セリフに頼らない迫真の演技

2019年11月20日
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シロクマさん、コワイ!

ひたすら雪の中で淡々と歩き、魚を釣り、水を溶かして作る。
セリフがなくて、せいぜい意識朦朧とした女性に「水だ」「食べろ」と言うのと、ピンチの時の「FUCK」くらい。
気持ちは全て全身と行動で示すだけ。
この練られた脚本と、主演のマッツ・ミケルセンの演技力に、してやられました。

気持ちを全部セリフにしちゃう、頭悪い作品とは一線を画し、実に素晴らしい出来です。

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コージィ日本犬

4.0普段、予告である程度の情報が インプットされた状態で鑑賞すること...

2019年11月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

普段、予告である程度の情報が
インプットされた状態で鑑賞することが
多いですが、上映館が少ないせいか1度も
予告を目にすることもなくストーリーも
全く知らず真っ白な状態でスクリーンへ

映画の登場人物に感情移入することは
よ~くありますけど
この人になりたい!と思うことは
それほどないんですよね
しかし、この主人公には惚れましたよ
たとえ地球がどんなことになっても
神様はこの人を見捨てることはないですね、
きっと。

しかし「北欧の至宝」とは
よく言ったもんです
この主人公を演じられるのは
マッツ・ミケルセンの他にいないでしょう
シンプルであればシンプルなほど
役者さんの色が滲み出ると思いますが
真っ白な世界がマッツ色に
染まってましたからね
主人公の懐の深さを知るにつれて
マッツ様の表情も深くなるのがとても
とても印象的で。。
くまちゃんもねw
監督さんが脚本も書いているそうで
作品を作り上げるにはやはり大切な
要素ですね
ミニシアター系で上映されるそうな
作品でしたけど大きなスクリーンで
観られたのは大きな収穫でした

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ワイルドとみまる

3.5なかなか良かった

H1DE!さん
2019年11月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

自分だったら…の定義で鑑賞しちゃいましたね

ボロボロになっても生き抜こうとする姿

自分の事を助けに来てくれた人を、今度は自分が助ける立場になった時、あの環境でやり抜けるのか?

絶対ムリ~~~~~

Mミケルセンの演技にのみ込まれていきました

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H1DE!

4.5選択

ひでさん
2019年11月17日
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鑑賞方法:映画館

168本目。
難しいよね。
何が正解か分からないから。
行動を始めた時に、人類の始まりもこんな感じだったのかなと思ってしまった。
でも最後、あれで終わって良かったよ。
じゃなかったら、暗澹たる気持ちで一日を過ごさなきゃ行けない。

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ひで

5.0よりよく生きる とはどういうことかを追求した物語

Namuchiさん
2019年11月16日
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他者のために生きることが美しいとするなら、この映画の主人公はそこに向かって自分の人生を完成させていく。

最初主人公はただ生きているだけだった。ただルーティンをこなすような毎日。

そこに意識が朦朧とした重症の女性があらわれ、危険をおかしてでも彼女を治療するために雪原を脱出しようとする。

時に心が弱まり、そこを乗り越えて主人公は最後全生命を彼女の救出に傾ける。

劇場ではエンドロールが流れても誰も立とうとせず、すすり泣きだけが聞こえました。

余分な演出を徹底的に消した末にできた名作だと思います。

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Namuchi
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