「amazon studios と STXfilmsの共同配給」グリンゴ 最強の悪運男 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
amazon studios と STXfilmsの共同配給
スペイン語で"よそ者"を意味する題名の「グリンゴ」。特にアメリカ・コケージョンに向けて使われる、いわゆる逆差別的意味合いがあるのだが?それもそのはずで、アメリカ人観光客の特徴として、お土産屋さんに来るのは、よいが、見るだけ見て、しかも服などをきれいにたたんで整理していたものを散らかすだけ散らかし、何も買わずに立ち去る....?! どのアメリカ人も同じようなことをするので、不思議な人たちなのだが、一説には、アメリカの製品が世界一と考えているので、ほかの国の物は買わないと聞く。
だいぶ横道をそれたが、このストリー、主人公の黒人ビジネスマンが、メキシコで彼が偶然というか、恣意的にというか、会ってしまう犯罪組織のボスやDEA職員や地元のメキシコ人など、しかも同じ会社の上司によってトラブルに巻き込まれ、命さえ危うくなる。その上、信じている者の裏切りから私生活も散々なこととなる。
この映画、クライムものに加えコメディの要素のあるものに作り上げようとしているが、一見面白そうなシナリオなのだが、そのストリー展開自体が遅く、彼のさんざんな物語が、ただ単に暗いものとしか感じられない、つまらならないものになってしまっている。しかし、ここに登場するメキシコ人たちは、ステレオタイプのどうしようもない人たちなのだが、メキシコの人たちはこのいい加減な映画を観て怒らないのか?
Rolling Stone誌の記者がこのように言っている。「この映画は、毒々しい毒を吐くのか、それともまるっきり平凡なものにするのか、見分けがつかない。」、またReelViewsによると「全体的な追跡映画と何か特別なものに特化しようとしたが、目を見張るアイデアや要素を映画製作者自ら投げ捨てていて、いらいらした気分で、映画館を後にした。」と...このように評論家からのあからさまな不支持だけでなく、一般の視聴者からも支持を受けていない映画なんて、面白いはずがない。お金持ちの日本人だけ見るかもしれない.....。
差別主義国出身で母親がいくら正当防衛であっても人殺しで、ホワイトプアーと呼ばれる人たちの一人で、これまた差別主義国出身でただしこの前、インタビューを聞いているとハワイで生まれたらしいのだが、その人ニコール・キッドマンの誕生日にモロッコで盛大に祝ったそうだが、ユニセフの大使なら少しは寄付しろ!と言いたいのだが..........!
そんなくだらないことはさて置いて、この映画、すでにamazon.comではプライムビデオで配信されていて、しかもデバイス環境がそろっていれば、4K UHDで視聴可能なものをわざわざ車の燃料代や電車代を払って、そんなエネルギーを使わなくても高画質な映像は手に入れることができるものとなっている。しかも英語字幕付きで、こんな映画に......。
amazon.NIPPONは、月々500円? 安かろう悪かろうを地でいっている。あほくさ~ッ!