ガーンジー島の読書会の秘密のレビュー・感想・評価
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リリージェームス ソー キュート
ちょっとクセはあるが、めっちゃ美人のリリージェームスにどんどん引き込まれて行きました。エリザベスの行動に感化され少しずつ内面に変化が起こりました。グリンパウエルの粋な別れかた。古き良き時代の日本人的なあくまでも待つスタンス ミキールハースマン。 最終は王道のエンディング。週末のレイトショー向きで、おすすめです。
内容以外の意見です。
映画は近年稀な非常にオーソドックスで丁寧なストーリーテリング。「ベイビードライバー」の100万$の笑顔、今後のリリージェームスがますます楽しみになる傑作です。
今回どうしても書きたい「愚痴」があるので聞いて下さい。
この作品全米ではNETFLIXが版権を取り同じく8月にオンライン公開になっています。日本では「ROMA」の低拡散度しかり仏STADIOCANEL経由でキノフィルムが劇場公開権を持ちました。NETFLI会員の自分は「あ~」って感でしたがスクリーンでリリーを観るのもいいな・・と。しかし!!都内メインはシャンテじゃないですか!!TOHO日比谷が開発されたのに未だ残ってる昭和風箱です。何度か「大丈夫・大丈夫」といいきかせ足を運ぶも、必ず後ろに足蹴りされたり、前に巨大頭がいたり、菓子バリバリ煩いBABAAがいたり、大鼾のリビングデッドがいたり、映画好き夢をブチ壊す場所。200席いらないから半分にして席間整え、それこそプレミアボックスシートいれて完全リニュするまでは絶対に踏み入れてはならない場所。ここ単館ならDVDスルーまで待つしかないとしましたが、一つの光は直営の立川キノシネマ。劇場紹介を模索しながら縦2m横3.5mの部屋の壁の様なビスタサイズに27席の全プレミアシート、いちかばちかで最前列のA1を確保。実際到着すると、ん・・・ん・・何ていうか・・「いい・コレ!!」小スクリーンの高さが最前列に座ったとき違和感あるかな?と不安でしたが、むしろ後ろのスーパープレミアよりしっくりきます。シネスコの時は最ベストポジじゃないでしょうか。シネマシティが定着してるココによく出店したな・・と馬鹿にしてた自分をお許し下さい木下様。最高の箱ですよ、スクリーン3!これから利用しようと思ってる方々、ぜひ最前列のひとりじめ感を堪能してください。
って、俺はココのサクラか!(爆)
ここからが「愚痴」の本題です。またこの最高の環境で、おとなりに「ウオーキングデッド」が出没したんですぅ!!!!オレ奴らをおびき寄せる「何か」を持ってるのかな・・・・悲しくなりました。詳細はプライバシー上伏せますが、忠告してこの小さな満席の箱乱すのも、3席しかない向う隣のおばさん犠牲にしても悪いので、リリーの美貌度にて我慢しましたよ。えらいえらい。
シニア料金設定後、「安くて楽な暇つぶし」軍団が増殖している。
①何だかわかんないけど、観てみた
②トイレ近くていやだけど、映画館涼しいし・・
③あんたにばったりあったから、つき合いよアハハ・・
④これさっき買ったんだけど食べる?
⑤○○さん亡くなったんだって。「え」・・○×▲□★。。。
あんたたちカラオケボックスいけよ!今は進化してるで・・・・・
皆様も苦い経験ありませんか・・今日で一つ徹底します。最高の映画を最高の環境で観るには奴らが行動しないレイトショーを選べ!と。教訓。
長い愚痴を読んでくれてありがとうございました。
「ガーンジー島の読書会の秘密」はマイクニューエルらしい愛らしい良品です。
気高い魂とそれを守り抜く人たちの良心に素直に感動
今年3月に公開された『マイ・ブックショップ』の舞台はイギリスのとある海岸線の書店でした。
本をきっかけに奥深いストーリーが展開する映画作りは見事の一言です。これから観る予定のトールキン(言わずと知れた指輪物語の作者です)の映画についても否が応でも期待が高まってしまいます。
欧米の人たちには、ナチスドイツによるホロコーストや焚書というヨーロッパにおける人類史的にも認め難い歴史を作ってしまったことへの憎悪やそれを許してしまったことへの悔恨、それらに対する精神的な恢復へのさまざまなアプローチという歴史があるからこそ、本作のように、深くて慈愛に溢れる気高い物語が生み出せるのだと思います。
日本でも『ビブリア古書堂の事件手帖』という古書を巡る作品がありました。原作は専門的な知識を駆使した謎解きミステリーとして十分に楽しめたのに、映画のほうはかなり軽い出来映えとなってしまったのは、そのあたりの歴史的経験の差なのかもしれないですね。
本について語り合える人なら、初めて接する人であっても信頼できてしまう、という感覚は本好きの人なら違和感なくても、そうでない人からみたら無警戒過ぎるように感じられるかもしれません。
ただ、本好きだからといっても、現実的にこの映画のような素敵な出逢いがあるかどうかは保証できません。
リリー・ジェイムスの魅力が最大限に発揮された、素直に感動できる素晴らしい作品。
素敵な作品でした!
ジュリアン大活躍ですね♪
リリー・ジェームスさんの可愛さ・美しさがたまりませんでした。
ラストはびっくりしました。よかったですね!
読書会も素敵でした。
この作品は是非多くのみなさんにご鑑賞していただきたいです。
エンドロールでたっぷり余韻に浸った
1940年、フランス北部がナチス・ドイツに占領されると、フランス本土に極めて近いガーンジー島もナチスに占領されてしまう。ナチス占領時のガーンジー島で始まった読書会をめぐるミステリーというところまで頭に入れて映画館に足を運んだ。
イントロ部分でおこる住民と占領軍とのひと悶着が、ヒリヒリとした感じでもなく、立場の弱い島民が、居丈高な軍人に対して、トンチでなんとか切り抜けるやりとりを見ていて、重大な秘密っていっても、どす黒い陰謀とかではない予感がした。
読書会のメンバーを始め、島民を演じる俳優陣の演技が自然で素晴らしい。他人に知られたくないことをごく普通に避けている。誰もが、日常で見聞きする仕草をごく自然に演じている。そんな態度されると、ますます秘密が知りたくなるは人の習性だからね。
秘密が知りたいから、どんどん物語に引き込まれていく。自分も読書会のメンバーになったと錯覚するくらい。そうなると、あの事実を受けとめるのはとてもつらい。kitだけは幸せになってほしい。そう思った。
リリー・ジェームズは、意志が強い女性がよく似合うね。それに表情がすごくいい。「マンマ・ミーア:ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン」でも好演していて好きになったけど、今回もすごくよかった。
それはそうと、惹かれ合うジュリエットとドーシーが、自分の気持を抑えていて、なんだか日本的というか古風で新鮮だった。最近は、すぐおっぱじめてしまう映画が多いからね。
とにかく最後は余韻を楽しめる映画だった。娘を持つ父なので特に。
タイトルなし
鑑賞直後の感想は『はぁぁぁ美しい✴️』
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語りたい
語りたい
内容全て語りたいくらいなのですが💦
これは映画館で観てもらいたい
とても素敵な映画です😌
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本。読書を通して語りあうこと繋がること
とても素敵なこととあらためて感じました
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原作本は書簡のやり取り
残念ながら今手に入らないようなので
再版お願いしたいです🙏
本を好きって気持ちは、たくさんの人を幸せにする!
映画好きな私は、本も好き(^^)
なので、この作品は外せないと思っていました(笑)
しかも、主役があの『シンデレラ』の主役だったリリージェームズなのですから!
絶対観たいと思っていた作品!
ちょっと読書というよりか、作家の謎解き物語みたいでしたが…。
その謎が、深まれば深まるほど、とても面白くなっていくから楽しい!
読書会の秘密と、失踪した1人の女性の秘密。
いろんな秘密を抱えているこの島で、1人の作家が、その謎を解き明かそうと奮闘します。
後半は、ミステリー要素満載ですが、ちょいちょい開催される読書会に胸踊りました(笑)
沖縄のような小さな島で、本を愛する人たちが、楽しそうに読書会をする姿にわくわくしちゃいました!
一人一人、自分の大好きな本を片手に、満足げに朗読する姿がとても楽しそう。
こんな読書会があったら、是非参加したいと思ってしまいました。
ただ、これが第二次大戦中じゃなかったら、どんなに幸せなことか…。
戦争という悲劇が、人々の心を苦しめ、読書を愛する人たちの気持ちまで暗くさせる…。
いつ殺されるかもわからない、ハラハラする日常の中で、読書会はみんなの心に希望の光を当ててくれる、唯一無二の存在だったことでしょう。
そんな楽しい読書会ですが、彼女が追いかけていた失踪事件の謎が、とうとう解き明かされる日がやっきてきます!
開けてはいけないパンドラの箱を開けるかのように、除いてはいけない秘密を暴いてしまう作家のエリザベス。
謎を解き明かすことで、彼女の心にどんな変化が芽生えるのか?
最後まで謎の深まる展開の連続でした(^^)
今回はトークイベントもありました。
そこで話していた事ですが…、
原作は、書簡仕立てになっているようで、手紙のやり取りを読んでいるみたいらしいです。
なので、手紙を通じて、徐々に登場人物のこととか、秘密とかが暴かれていくようで、映画と少しテイストが違っていました。
やっぱり映像にするには、手紙のやり取りだけだと退屈するでしょうか?
やはり、主人公が島に来訪した方が、物語により一層深みが増して面白かったように感じました。
本好きが年々減ってきている昨今ですが、読書会とか本のイベントなどで、これから読書好きが少しでも増えてくれれば嬉しい!
そう思える映画でした(^^)
上半期マイベスト10確定の1本目
上半期マイベスト10確定の1本目。
『フォーウェディング』『狂っちゃいないぜ』『フェイク』その他、いずれもコメディやアクション、人気超大作の枠で語られがちですが、登場人物の気持ちの襞を丁寧にすくう見事な演出、マイク・ニューウェル。
年齢的にももう超大作しか撮らないのかなと期待も半分くらいでしたが、
上半期マイベスト10確定の1本目。
劇中のセリフ、
「シナリオは筋よりも意識の流れ」
行間を大事にする、
言葉よりも意識、
場所よりも空間、
感情と論理を微妙に絡めながらエンタメしながらストーリーテリング。
何よりも人と人。
薄くミステリー、
ナチスドイツ関連も濃過ぎず、
ラブ要素、コメディ少々、
どこからのアプローチでもアッと言う間の約2時間。
めちゃくちゃキメが細かいマイク・ニューウエル作品。
戦闘シーン要りません、
戦車や戦闘機、火力は不要、
戦争に翻弄される人たちの気持ちの機微を静かに描く、、、
、、、思い出した!
泣き虫先生にも似てるのか。(『二十四の瞳』でした。)
アメリア
のスタンス、セリフが素晴らしい。
アイソラ
の優しさ
エリザベス
の強さ
以下も劇中のセリフ(正確に記憶してないが、そんな事を受け取ったような気がする)
4歳の子に、理解できるか?
私でも理解できないとおばあさん。
筋じゃないのよ、意識の流れなの。
本当に楽しかった!!!
映画に人を寄せ付ける力があるなら、
この作品にも人が集まるでしょう。
ザ・ブリッツの爪痕
この作品は、第二次世界大戦中、ドイツ軍に占領されていたイギリスの領土ガーンジー島でエリザベスという女性が活躍していた時と売り出し中の作家ジュリエットが、ある手紙が来たことによって、ガーンジー島で暮らすことになるジュリエットの時が交差する"Nonlinear narrative"形式をとっているが、一見複雑になりがちなこの形式において本作では違和感のないものとなっている。
映画の冒頭、時代は1941年、現代では当然一般の人たちが、その大切さが空気のような存在で、それがなくなれば大変なこととなってしまう表現の自由の一つである集会の自由が、当然の事としてドイツ軍によってガーンジー島の島民は、制限を加えられていた。そして豚や食料となるものは、ドイツ軍に徴集されていたが..........?
ある晩、そんな中、久しぶりのごちそうでいい気分になった村人達だったが、その帰り、ドイツ軍に見つかってしまう。しかしエリザベスの機転によってうまく切り抜けることができたのだが....! ここでおかしなことが、ひとつ、仲間の一人のイーブンが、ドイツ将校のブーツに吐いてしまうシーンがあるのだけれども普通ならそこでライフルや銃の柄の部分で殴られたりするのが習わしのように出てくるけれども、いたって平和的に解散する。いつものあの残虐なドイツ兵ではない.....何故?
"恋は、本屋さんに売っている"というキャッチコピーをご存じの方ならわかると思うが、カナダの出版社が出した"ハーレクイン・ロマンス"シリーズといういわば少女趣味的と言えばごへいがあるかもしれないが、甘い、甘い、ラブロマンスだけの小説が日本でも70年代後半から出版され、テレビでもCMなんかも流されていたと記憶しているが、それほど日本でも読者がいたという事か? 個人的には、いわば半分"ハーレクイン・ロマンス"小説になりかけていたものが、エリザベスの人間性あふれる弱いものをほおってはおけない、また愛する者に対しての決して許されることのない愛を貫く行動力などが、この映画をただのラブロマンスとしてだけ終わらせてはいない大切な要因かもしれない。それとイギリスの監督には失礼と思うが、とにかく主人公のジュリエットがガーンジー島に行くまでは面白いほどシナリオがサクッサクッと進んでいきあれよあれよと話しに入っていけたのも2人のアメリカ人脚本家によるところが大きいと思われる。
ジュリエットがガーンジー島についてからは、エリザベスの足跡をたどるようにシナリオが進行するので多少ペースダウンとなるのだけれども、その進行の遅さがかえってエリザベスの人間性に触れる機会が増え、感情移入のしやすい映画作りがされている。そして忘れてはいけないのが、ジュリエットに手紙を送り、島に来るきっかけを作った島に生きる素朴で友人思いで、しかもエリザベスと共通の友達のドイツ兵士の子供キットを何も言わずに預かる心優しいハンサムガイ、ドーシーの存在を忘れてはいけない。
ここでひとつ重要なアイテムを忘れることはできない。
TALES FROM SHAKESPEARE
BY CHARLES & MARY LAMB
Illustrated by ARTHUR RACKHAM
イギリスを代表するエッセイスト。その本が、なぜ彼が彼女に送ってもらうことを頼んだのか? それがわかると冷徹なものでも多少、胸が熱くなるものを感じずにはおれない。
When I was three, I was hardly me.
When I was four, I was not much more.
When I was five, I was just.......
Alive. Yes.........alive.
But now I am six, I'm as cl.....-Cle-ver(詰まりながら).......
clever as clever.
So, I think I'll be six now for.....
-Ever and ever.
Bravo! パチパチ
映画について特化しているサイト、RogerEbert.comによると「映画のアイデアは、もっと挑戦的にもっと挑発的に向上させることができたに違いないが、映画の主な狙いが、空想の世界に置いているところである。」130年前に創刊されたオーナーが中華系アメリカ人の新聞社、Los Angeles Timesの記事「保守的でしかもどこか懐かしいエンタティメント、しかも風光めいびな眺望が溢れるロマンチックなドラマ、そして私たちが関わっていくのに十分な謎を含んだひたむきな魅力。」約160年前に創刊された新聞紙、London Evening Standardによると「十二分にたっぷりと撮影された、エレガントで魅力的な映画の大部分は、時代の鮮やかさを描写するためにそのタイトルのやや感情的ともいえる陽気さが邪魔されることを防いでいる...」
批評家からも視聴者からも高い支持を受けている本作。ラブロマンスが好みの方は、とにかく嫌みの微塵も感じさせない映画作りがされているので一見の価値があると個人的には思っている。
この映画は不思議な映画で、いつもの簡単に人を痛めつける酷いドイツ兵士ではなく、戦争中としては、至極あたりまえな行動をとっているもので、あからさまに残虐と思える内容は、あくまでも手紙での伝文だけに留まっていて、ゴアな表現の映像はほとんど出てこないので、ある意味、安心して観ることのできる映画と言える。
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