劇場公開日 2019年7月5日

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ワイルドライフのレビュー・感想・評価

全50件中、21~40件目を表示

3.0ジェイク・ギレンホール目当てで観ました

2019年8月17日
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恵比寿で。予告にあった通り、ジェイク演じるお父さんは失業して、だらだらして、家の空気が悪くなってか、悪くしてから、山火事の消火に出かけていって、しばらく登場しなくなる。
でも登場しなくても、父としての存在はずっとあって、馴染めない町に残されたまだまだ若い母と14歳の少年は毎日不安で、不安定な毎日を過ごしていく。そのグラグラした感じが時間を追うごとに大きく揺れていく様子もジワジワときて素晴らしい。
そしてやっぱりジェイク・ギレンホールは素晴らしい。

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sutaco

4.02019年ベストムービー!⭐️✨

2019年8月7日
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stoneage

3.514歳の多感な少年の目線で描かれた作品

2019年8月3日
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泣ける

悲しい

幸せ

静かに進むストーリーですが、家族の崩壊を描いた見応えありな深い作品でした。14歳の多感な少年の目線で見た、親の姿、そして家族が下した決断とは…ラストの家族写真のシーンは切なく感じました。どんな親でも子供にとっては親なんだな…

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トムのり

3.5タイトルなし

2019年8月1日
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鑑賞方法:映画館

子供が一番冷静に家族の関係を見ていて、彼の表情、目が全てを物語っている。
いい方向に進んでいけばいいな。

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きょん

5.0好きな映画

2019年7月29日
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最初から最後まで引き込まれたとても好きな映画。
最近の映画によくある、テンポがあまりに良すぎる展開のものは苦手なので、この映画のような静かな調べ的な流れの映画が好き。

男である夫にありがちな現実世界からの逃避、女である妻のどうしようもない心の孤独が、よく描かれていた。

そして、14歳の息子ジョー役のエド・オクセンボールドの透き通った目での演技が、素晴らしかった。

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シルエット

4.0ポール・ダノの秀逸な脚本とキャリー・マリガンの演技に魅了される。

2019年7月28日
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悲しい

知的

幸せ

切ない映画である。父、ジェリーがゴルフコーチの職を失った事がきっかけで家族の絆に不協和音が生じる過程が観ていて辛い。
その状況を見守るしか術のない息子、ジョンの悲しげな眼差しも辛い。(この少年、ポール・ダノに似ていると思ったのは私だけかな?)

しかし、ポール・ダノ監督はストーリーの中に幾つかの伏線を忍ばせ、この家族の未来に微かな希望を感じさせる素晴らしいラストシーンに繋げている。
見事である。

パートナーのゾーイ・カザン(「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」での可愛らしい笑顔が印象的な女性だったなあ)の存在も大きかったのではないだろうか。

初監督・脚本作がこのレベル。

ポール・ダノの今後の監督作品が実に楽しみである。

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NOBU

3.5時代を切り取ったラストシーンの写真

2019年7月27日
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134.ジョー視点は、ポール・ダノ監督そのもの

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movie

4.5家族が山火事 くすぶった炎は冬の雪がしずめてくれる

2019年7月24日
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子どもが育つ環境は大切。そして子ども自身の資質や力も大切だと思わせてくれる作品でした。
父親は仕事の続かず他罰的、生活よりプライドを守るために低賃金の山火事消火活動へ。
夫がいなくなると途端に、温もりを求めて女になる母親。

これだけ揃えば、非行へ走るのがありがちなストーリーかと思うが、そうならない子どもの強さはどこから来たのだろう?という疑問が出てきます。

今までの生活は、台詞の断片から推測すると、父親は仕事をよく変えているけれど、全く無職にはならない程度には安定しているし、子どもへの愛情もある。母親は父親が無職の期間には支えてきたのでしょう、近くにいる限り。自分で働く力もあり、短期間であれば大丈夫。
そうやって多少の綱渡りはありながらも、基本的な信頼感は育まれてきた子だったのだと思えます。だからこそ、ラグビーは苦手だし友人ができないことも親に言えたんでしょうね。知的能力は勉強を見てもらっていればかなり優秀なようです。
この家族の悲劇は、親は二人で1.5人分の働きはできるけれど、1人になるとどうしても1に満たない決定的な弱さがあり、それが離ればなれになることで露見したんじゃないかと感じます。

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ふに(不ニ)

5.014歳の主人公とその両親。 仲睦まじいなぁ、と思ってたが父の失業か...

2019年7月21日
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空歩人

3.0親はバカでも子は育つってか?

2019年7月21日
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キャリー・マリガン演じる母親役は演技力のある女優なら皆やりたがるだろう。並の女優ならバカ母にしか見えないだろうから。その点、キャリー・マリガンの演技は説得力のあるものであった。

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もーさん

3.5壊れてしまった家族三人のポートレート

2019年7月21日
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何かと縁があるポール・ダノ。ウィキペディアで確認したら、すでに9本の出演作を観ていた。そんな彼の初監督作ということで、興味津々で臨んだ。

舞台は1960年のモンタナ。これは家族の崩壊の物語だった。プライドの高い父親の失業、お金の問題、母親の不倫、両親のいや〜な雰囲気の喧嘩などを、主人公の少年は嫌というほど見ることになる。

両親を演じたキャリー・マリガンとジェイク・ギレンホールの演技が光る。彼らの見せる微かな狂気が恐ろしく、少年の悲劇を際立たせた。

個人的にはよく知る空気だけに観るに辛かったが、作品としてはよくできていると思う。ダノの監督処女作としては及第点だろう。

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エロくそチキン

4.5時代背景が重要な映画

2019年7月18日
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りゃんひさ

3.0ラストシーンよかったです!

2019年7月15日
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14才の息子が両親に振り回されることなくしっかり歩んだ人生です。

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かん

4.0唯一無二の色合いを感じる。

2019年7月13日
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知的

自身の人生を見出せない男…
自身の人生を“家庭”に求めたその妻。
ジェイク・ギレンホール、キャリー・マリガン、この二人の名優が演じるポール・ダノの世界は、初監督でありながら唯一無二の色合いを感じる、映画らしい良い作品。

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HIROKICHI

2.5息子の求めていたものは

2019年7月12日
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旦那の転職や、それによる引っ越し、解雇されても仕事がない(プライドのせい?)

育児に専念するはずの妻も職を探し、息子も転校先で馴染めず家族が崩壊していく

それぞれが人生の壁にぶち当たり、それぞれが乗り越えてゆく

最後の写真撮影の時、母が言った「お父さんと撮ったら」に対して言った息子の言葉「家族で撮りたいんだ」が染みた

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のぶ

4.0親である前に人間だった

2019年7月12日
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父親も母親も、親である前にどうしようもなく人間であった、という話。
ポール・ダノの初監督作は、最初はとても平穏な感じの家族で始まる。しかし父親が失業して、その結果様々なほころびが見え歯車が狂い始める。
プライドと承認欲求が高い父親ジェイク・ギレンホールは山火事を消しに家族を置いて去り、しっかりしてそうだった母親キャリー・マリガンがどんどん狂う...というか崩れていく。キャリー・マリガンの壊れっぷりが絶妙で生々しい。最早息子に感情を隠すことができなくなった、抑制の効かない母親。
大変なのは息子である。いつも何か言いたげな目をしながら結局何もかも飲み込む息子。結局、大人になりきれない両親に代わって彼が大人になる。
「僕ら家族はどうなるの?」「分からない」に全てが集約されている。夫婦は所詮他人の同士、結局繋ぎ目を維持し続けなければ簡単にバラバラになるものなのだ。しかし息子には父と母だ。どちらも投げ捨てることができないあの表情と台詞が悲しい。
しかし、ラストが予想外に穏やかというか、未来が仄かに明るく見えて、ああ、こういう落とし所もあるのかと思った。あのまま切断してもよかったけれど、救いはあった。
物語と登場人物の緊迫感、物語に無駄や弛緩がなく、非常に映画的な映画でした。初監督作とは思えぬ出来。
ジェイク・ギレンホールやっぱりヒゲがあるとないとじゃ全然違うな...。

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andhyphen

4.0大人になれない親たち

2019年7月11日
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everglaze

4.0美しく安定した映像と、そのストーリー

2019年7月10日
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知的

アメリカの自然と直線的な人工物がうまく解け合っている情景が美しく捉えられていて、それだけでもいい映画だと思った。
景色の美しさと対比をなす内容で、うまい具合の仕掛けだなと感心したけれど、感情はそれほど揺さぶられなかった。なぜだか、これはアメリカの事なんだと引いた目でしか見ることができなかった。
それでも、ラストは色々と考えさせられるところもあったし、じんわりと笑えた。あの素晴らしいショットを作り出すために、かなりの時間を要してしまうのが映画の弱みであり、同時に魅力なのだと実感した。

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SH

3.0ジョーがかわいそう

2019年7月9日
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父親も母親も息子のことをもう少し考えないと。
14歳でいろいろな経験をさせられたジョーがとてもかわいそうに感じた。でも一応最後は少しいい方向に進んだのかな?
父も母も大人になりきれてなかったんだね。
でもワイルドライフってなんのことを言っているんだろう。

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DAI

3.5やるせなさ、それでも皆 前を向く

2019年7月9日
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14歳の僕は、両親との暮らしをそれなりに幸せだと思っていたのに、ちょっとしたことから、父と母がすれ違っていき…という話。

舞台は、1960年、俺が生まれた年のアメリカ。
父のプライドがもう少し低ければ、母がもう少しだけ二人の愛に自信があれば、もう少しだけ景気がよければ、とつい思わせる小さな小さな落とし穴に落ちてしまう家族。

それでもこの映画が好評を博しているのは、それでも前を向いて歩いて行こうというラストシーンのメッセージが伝わってくるからだろう。

「写真はね、幸せな人たちを写すものなんだよ」

いい映画でした。
ただ、心がゆったりとしている日に観ることをお勧めします。焦っている日にはダメだよ。

楽曲を提供しているヨハンヨハンソン(2018年2月没)に捧げられていました。
(博士と彼女のセオリーも彼の曲だったんだ…)

追記
なるほど。ゴルファーを目指している父親が勧めるアメフトの道をやめて、静かに写真館でバイトするというのも、彼が自分を確立していく重要な過程だったのか。

少年が自立を始める物語として秀逸! 一歩一歩、ゆっくり進むのがよい。

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CB