息子のしたこと
2018年製作/103分/スペイン・フランス合作
原題:Tu hijo
スタッフ・キャスト
- 監督
- ミゲル・アンヘル・ビバス
- 製作
- エンリケ・ロペス・ラビニュ
- 製作総指揮
- エンリケ・ロペス・ラビニュ
- ミゲル・アンヘル・ビバス
- 脚本
- ミゲル・アンヘル・ビバス
- アルベルト・マリーニ
- 撮影
- ペドロ・J・マルケス
- 編集
- ルイス・デ・ラ・マドリッド
-
ホセ・コロナド
-
アナ・ワヘネル
-
アシア・オルテガ・レイバ
-
ポル・モネン
-
エステル・エクスポシト
2018年製作/103分/スペイン・フランス合作
原題:Tu hijo
ホセ・コロナド
アナ・ワヘネル
アシア・オルテガ・レイバ
ポル・モネン
エステル・エクスポシト
父性とは。
大まかなストーリーに対して、最後に判明するオチが加わる。
前半
息子がボコられて父親が復讐する
後半
「恋人をレイプした」息子がボコられて父親が復讐する
この間、父親は犯人たちをひき逃げしたり殺したりする。
すぐに足がつく雑なやり方で。
他の映画だと主人公が異様な戦闘スキルを身に着け華麗に復讐をこなす。
もしくは武力行使じゃなくても最後には(裁判などで)報われたりする。
報われなかったら主人公が絶望の雄叫びを上げたりする。
しかしこの映画は上記のどれにも当てはまらず、胸糞悪さだけを残して去っていく。
なんと父親がレイプを肯定しちゃっている。
その考えに至る理由や過去も描かれず、感情表現に乏しく、息子はずっと昏睡状態。
「息子だから」という設定だけでは行動に対してこちらがどう受け止めたらいいか悩む。
その行動のみ気持ち悪くなっていく父親にひたすら焦点が当たり続けている。
彼のやってきた行為で息子を正しく導けるとは到底思えず。
父性を発揮できない父親の有り様を見せられる映画だろうか。
・残り火
・レフト -恐怖物件-
・フラクチャード
・その住人たちは
・シャイニング
ひとくくりにできないが、ダメ親父が出てくる映画たち。
個人的にはフラクチャードを勧めたい。
ボコられて瀕死の状態の息子の敵を取る為?に、夜な夜な出歩く父親。
本業の医者の仕事はどうしたのでしょうか…。
結局は、息子がボコられた理由を知ろうともせず、その父親は思い込みだけで暴走し、最終的に重大な事件を起こしてしまうけれど…どうも共感出来ない。
確かに、ボコった若者達もやり過ぎたし、それは裁かれて然るべきとは思うけど、お父ちゃんのしたことも、その息子も、どっちにも同情は出来なかった。
息子が元カノに対してレイプをしたことは、どうやったって正当化されるものじゃないし、挙げ句の果てにはレイプに対して「愛情表現だ」って…アタマ沸いてるでしょ!
証拠となる動画も削除して、そこまでして息子を守ろうとするのは、親のエゴそのものなんでしょうか。
締りのない流れで、観ていてダレて来ます。
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