浅田家!のレビュー・感想・評価
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久しぶりに笑わせて泣かせるど真ん中の日本映画の良作。観る前はキャストのイントネーションが心配でしたが杞憂でした。
①主要キャストが全て好演。芸達者ばかりが集まっているので当たり前と言えば当たり前なのだが、最初から最後まで安心して気持ちよく観ていられる。妻夫木聡は、役者としては色々な役をやりたいだろうけど、やはりこのような普通の好い人の役が一番ピッタリくる。今回はお兄ちゃんとしての受けの演技に上手さを見せた。黒木華も映画では淑やかな役の印象が強いが、今回はやや気の強いくせのある役に魅力を見せた。あくまで演技だろうが関西女の地を出している様にも思えて面白い。②浅田一家のシーンでの肩に力の入らない柔らかい空気に対して、東北のシーンはやや硬いが(題材が題材だけに仕方ないかもしれないけども)、渡辺真紀子の懐の深い演技で緩和されている。菅田将暉も『糸』よりも好演。③私個人は、写真を撮ることも撮られることも余り好きではないが、映画の最後の政志の独白にあるように、写真は家族の思い出・記憶を留める、というだけでなく家族が未来に向かって進んでいくよすがになる、という力は確かにあるように思えた。
予想以上にに涙腺が崩壊。
2ヶ月ぶりの映画館、引越し先映画館があってよかったw 久々に妻夫木くんの映画。平田満さん風吹じゅんさん好きな俳優さんばかり。 中身知らずに見に行ったんですが、浅田家の写真集は目にしたことがありました。 最初は笑うことが多く、放蕩息子の主人公(二宮)にイライラしつつ。、途中からほっこり涙を誘うシーンが多くなり。 最後まで主人公のクズっぽいところはイラッとしつつ、浅田家の女性陣すごいなって思いつつ。 写真に切り取られた家族の愛とかにほんわりしました。
冷静で丁寧
実在の写真家・浅田政志さんの実話をベースに構成された映画だという。家族によるコスプレ写真集は実在しているので,映画に出てきた写真と比べてみると実にソックリで,よくここまで寄せて撮影したものだと恐れ入ってしまう。写真の存在価値は何かと突き詰めてみれば,時を切り取って後で見返せるものと言えるのではないだろうか。最も実用的なものは遺影であろう。撮り直しがきかない写真ほど貴重なものはない。 前半は,主人公が写真家として認められるまでをコミカルに描いている。アイデアは面白いし,撮影の苦労話も丁寧に描いてある。伝わる人にしか伝わらないという商業写真の難しさもしっかり描かれている。家族写真は家族の思い出の最たるものである。だが,家族というのは馴れ合いではない。辛いこともまた家族には付き物であり、その最たるものが家族の闘病や家族との死別である。やりたい放題の次男という設定はまあいいが,家族の誰かが病気で倒れた時まで他人任せでやりたい放題でいいのだろうか?という疑問が消せなかった。 東日本大震災の後の話は,決してこの映画のメインではなく,あくまでエピソードの一つという扱いであり,大震災ネタを期待していくと少し肩透かしを食らう。泣かそうと思えばもっとあざとく撮ることもできたはずだが,東北人として物足りなさを感じるほど淡々としている。前半とのバランスを考えた結果なのかもしれないが,個人的にはもう少し泣かせて欲しかった。それでも十分泣かされたのだが。 大震災の風景はセットで再現したのだろうか?引きのアングルのは CG かも知れないが,既視感が半端なかった。基礎だけになった家の風景は,東北の太平洋岸にいくらでもあった。亡くなった人の喪失感は,一人でも大変なものなのに,それが一度に何千人も出てしまったのである。あの時の日本人として言い知れない痛みを,私は死ぬまで忘れることがないだろう。そこに踏み込むかどうかで,映画の質は大きく違ったはずであるが,この映画では当事者ではないという姿勢を貫いている。 役者は,二宮と妻夫木は流石に実力者だと思わせたが,彼らに増して素晴らしかったのが黒木華と菅田将暉である。どちらも,オーラを封印して引き立て役に徹していたのが見事で,しかしながら自分の見せ場だけはしっかりハマっていて感服させられた。風吹ジュンも演技の幅の広さに感心した。北村有起哉も出番は僅かだったが印象的であった。彼の役は当事者であるので,もっと踏み込んだ演技でも良かったのではないかと思う。 演出はいずれの場面でも客観的で,非常に冷静だったのが印象的であった。これが人によって物足りなさを覚えたりする原因かも知れないが,とにかく丁寧だったのは褒めるべきだと思う。東北人は,見ておいて損はないと思う。 (映像5+脚本3+役者5+音楽3+演出4)×4= 80 点。
コミカルさと哀愁さの融合
かなり良かったです。コミカルな中に哀愁もあり。泣けました。 役者の表情をぐっととらえるカットが多くて印象に残りました。 中野量太監督ものをもっとみたくなりました。 主演・二宮和也の演技は哀愁とコミカルさが交じっていて好きですね。 これまで何作か主演映画見ましたが今回もらしさが満載で良かった。
いまいち乗り切らん
いまいち感動に乗り切れなかった。面白くはあったけど、入り込むほどではなかった。 震災を絡めてくるのはそれなりに感動したけど、震災で水を濁された感があって納得がいかなかった。 政志がそれなりの努力をしてきたんだろうけど、はじめ認められなかったのは当然のこと。世の中舐めた生き方してたからだ。将司自体に感情移入はできなかった。
ほっこり♪
この映画を見ると家族に会いたくなって、家に帰って古いアルバム引っ張り出して、親とこの時はこうだったとかどうでもいい話をして懐かしく笑いあいたくなる。そんな家族の当たり前がとても愛おしい。当たり前が災害で一瞬で崩れる怖さも感じながら、家族っていいな、写真って素敵だなと感じさせてくれる作品。浅田家と親含め同世代なので余計に感情移入しやすかった。 主要キャストのみなさん、みんなよかった。このまんまこんな素敵な家族いそうだなーって。平田満と吹雪じゅんの安定感、めちゃくちゃ優しい妻夫木兄貴、素敵すぎる彼女の黒木華、素敵な人に囲まれて、適度なダメ人間の二宮くんがいい人間味出てました。 内海家の子供かわいかったなーお父さんがもういない悲しさをしっかり受け止めた上の子と無邪気な下の子、どっちもかわいい。 改めて家族を感じて、家族を大事にしたくなります。
心が暖かくなりました。
見終わった後、心が暖かくなりました。 ニノの演技は、やっぱりすごい! いつも見てよかったと、思わされます^_^ ニノを支える、黒木華さんも最高でした。 家族愛! 最後もえっ? 是非、見に行ってください(⁎˃ᴗ˂⁎)
家族も写真も素敵!
写真家って素晴らしい。1枚の写真がその時の思いを 今につなげ、明日を生きる力になる! 主人公は品行方正ですごく真面目な人と言うわけではないけど、そこがいいんだと思う。 挫折も味わっているからこそ、いろんな人の思いも 分かるんだと思う。 笑って泣いて泣いて、でも温かい。 素敵な映画に出会えました。
とにかく、商業映画として成立させたことに、尊敬と感謝を申し上げます!
エンタメとしても、感動ものとしても、今ひとつなんですが、 しかし、誇張されたり、余計な演出をされると、より悪くなってしまうので、悩ましいところです。 実話で、こんなことが、大切であることは痛いほどわかるので、 控えめながら、笑わせて実情を伝える演出は評価できると思います。 ある意味、醒めた目で、鑑賞しましたが、観て良かった、そう思いました。
知っている人も知らない人も観て欲しい
前半のコメディと後半のシリアスな部分のバランス・コントラストが良かった。 コメディ部分にも家族愛があって時々ウルッと来た。シリアスな部分は何度も泣けた。 震災ものは、色々あったので導入部分で泣けてくる。 Fukushima50のような、事故の真ん中のヒーローの話もいいけど、一人一人の話も感動してしまう。 私も、写真ボランティアの話は知っていましたが、知っているつもりで知らなかったのだと思い知った。 これだけ温かい人がいた事を、日本人として誇りに思うし、震災を知らない世代や、世界に知って欲しいと思った。 日本にしか作れない映画らしい映画だった。
気になるところあるけど
私も写真撮るのが好きなので、共感できる部分がありました。 いろいろツッコミたくなるところもあるけど、まあ、頑張ってたかなと思います。 時々撮ってるんですが、また実家帰ったら、家族写真撮ろうと思います。 撮ろうと決めたら、寒くても、暑くても撮りたい人と写真は撮るんです。 そう、今は、その瞬間しか撮れないんです。 今度、撮れるなんてだれも保証できないです!
笑ったり泣いたり忙しい作品(笑)
二ノ宮さん目当てで観賞。 以前観たキムタクとの検事役の作品の演技が良かったので本作にも期待。 期待通りの演技で本職の歌手よりも役者さんで行けそうな感じ(笑) 彼のヘアスタイルを含めた色々な風貌が見られて二ノ宮さんのファンなら必見の作品かもしれません。 ストーリーは3.11を境目とした二部構成になってる感じ。 前半は笑い多め。後半は涙多め。 実話ベースの作品だけど、あんなファミリーが実際にいたとは驚き。 全体的に満足度は高くは無かったけど、冬場の海岸で記念写真を撮るシーンが一番感動した感じ。 お父さんの写真が無いと言うアルアル感が良かった。 被災地でのボランティア活動。 自分が出来る事なら何でも被災者の方々のお役に立てるんだなぁと思わせる感の作品。 エンドロール最後の一枚の写真。 ほのぼのしていて良かったです。 観賞中、近くの女性の方が笑ったり泣いたり鼻水をすすったり。 かなり忙しそうでした( ´∀`)
家族の暖かみ(^-^)
理想の家族(^-^) 写真のあり方が良く出てる 現代の家族にない、いや、今の日本の家族に 忘れかけた家族像を思い出された。 良い映画でした。 この苦しい世の中浅田家の様な家族になれば、 この世の中乗り越えられるような気がする(^-^)
感動した😭
久々、細部にまでこだわった、1秒も無駄にしない、見甲斐のある映画に出会うことが出来ました。カメラのアングルとか切り変わり方も、私の心を読まれている様な画像の展開で、不思議な気持ちになりました。内容には、あえて触れませんが、浅田家の様な人や、その周りに集まって来た人達の様な人が傍にいたら、きっと自殺する人とか、ぐっと減るんだろうなぁ〜って思いながら、温かい涙を流しながら見ました。こんな世の中だから、一人でも多くの人に見てもらいたいと心の底から思った映画でした。
タイトルなし
何になりたかった?弟はなりたかった写真家になった、家族全員を巻き込んで。家族の物語 = 中野量太作品という感じで豪華キャストが脇を固め、様々な人生が交錯しては、泣かせにかかってくるハートウォーミング。優しく温かな眼差しは時に感動することを強いられているようにも感じられてしまう。確かに感じ入るものはあるのだけど、同時にセリフが説明的というか丁寧に何でも口にしすぎではなかろうかと思う節はあった。あと、これはもう主観でしかないのだけど、やはり子役の演技が苦手…と、冒頭の方で主人公兄弟の子供時代を見ていて思った。兄・妻夫木聡の安定っぷり、小野・菅田将暉のカメレオンっぷり。写真を撮る前、家族に話を聞いているシーンは同じ嵐メンバー櫻井くんのアフラックのCMを思い出してしまった。もう一つ気になったのが政志が東京で若菜の部屋に居候していたとき、二人はそういう関係になっていたのかということ。もちろん付き合っているとは言っているものも、本作に性の部分が無さすぎて、逆に不自然にも思えてしまった。キスシーン一回もなくて結婚するの?家族っていいな。僕はなりたかった写真家になった。 今年映画館鑑賞52本目たぶん
中野量太と二宮和也という奇跡のような組み合わせで。
中野量太と二宮和也。 見ないわけにはいかない、とロードショー初日に。 そしてやはり凄すぎた。 ファインダーをのぞく眼に涙がたまっていくシーン。この数年の作品のマイベストシーン。 中野量太の作品から生死をはっきり浮かび上がらせるような直接的な性の表現が少なくなったのは少々驚いているが、二宮和也という稀代の役者の力を借りて、別の角度から人間そのものが浮かび上がった。 素晴らしい作品だった。
これからの写真・写真家の在り方
この映画が感動モノである。 自分の頭の中で分類分けをしてしまっている状態で観たので、割とコミカルな調子でずっといくんだな〜、 という最初の印象。 見終わった直後のレビューなので後で振り返ってみたら違う感覚を持っているかも知れませんが、 後半の震災に関わってくる話も観終わった後に話の展開として不自然には感じなかったのが不思議だ。 全編を観た後に感じたのは、家族の事。 家族の中で自分はどう生きるか。自分としてこの世界でどう生きるかでした。 そして、これからの時代の写真の撮り方も。 兎にも角にも感動はさせられてしまった。 やっぱ震災と子供は泣いてまうやろー‼︎
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