劇場公開日 2019年4月20日

  • 予告編を見る

「慰安婦問題の戦いの裏に潜むもの」主戦場 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0慰安婦問題の戦いの裏に潜むもの

2019年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

苛烈なポリィティカルドキュメンタリーである。標記問題の肯定側、否定側の立場を取る人々が次々に登場し、持論を繰り広げる。そして随所に挟み込まれる監督のコメント。まるでジェットコースターに乗っているようだ。そして、徐々にこの監督が本当に訴えたかったことが見えてくる。この問題提起をどう捉えるかはその人次第だが、もしこのドキュメンタリーが描いている事が本当ならば(様々な状況から分かっていた積りだが)本当に怖ろしい事である。次世代の事を想うと、自らの愚かさにも今更ながら気付かされる。終盤登場する人物の、のっぺりとした表情とその言動の恐ろしさは忘れられない。

コメントする
NOBU