劇場公開日 2019年4月20日

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「愛国ってなんなんだろうか」主戦場 andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛国ってなんなんだろうか

2019年4月22日
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鑑賞方法:映画館

この映画を中立的ではないと主張する人はいるだろう。しかし...インタビューに答える右派の人々の答えを見ていると...乾いた笑いというか、失笑が漏れてしまうのである。実際に劇場で哀しい笑いが起こった。恣意的に切り取りました、という感じは私は受けない。むしろもっと論理的にくるのかと思っていたのに、どこからか借り受けてきた知識を検証せず感情の赴くままに主張しているだけのように見える。どこで仕入れてきたんだその知識と認識。世界を見ろよと思ってしまう。
そしてこの問題は細かい認識の問題ではないのだ。矮小化することに意味があるとも思えない。
しかし...結局信念という名のフィルターが何を見ても自分の解釈に持っていってしまうのかもしれないな、と思った。「誇り」というのか、自分の国は最高なのだという思い。傷つきたくないのかもしれない。もうどんな主張を持ってきてもこの議論は平行線なんじゃないかと、その点においては絶望感がある。
そして日本の若者はこの問題を知らないということ。教科書には明るいことを書けばよいという愛国者(いや、自分の国が一番だと思うことが愛国だとは思わないが)の言葉。この問題は皆が考えるべきではないのだろうか。過去の行為を認めないことが果たして愛国なのだろうか。それは違うのではないか...と思うのだが...。

andhyphen
うにさんさんのコメント
2019年8月26日

ライダイハンを問題など存在しない、だから謝罪も賠償もあり得ないと扱う大韓民国政府のやり方が正解ということですね。

うにさん
MrPさんのコメント
2019年4月24日

証拠があるものに対して愛国と自尊心故、存在を認めようとしないのは違うよね。

MrP