スノー・ロワイヤルのレビュー・感想・評価
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何故か恥ずかしい。
練られた脚本、個性的なキャラ、無駄口。
パルプフィクションや
ロックストック&トゥースモーキンバレルス
鮫肌男と桃尻女
なんかを彷彿とさせるけど、
何故それをリーアム・ニーソン主演でやったのか…
スタイリッシュな事をする度に
おじさんが若ぶってる恥ずかしさを感じてしまった。
リーアム・ニーソンは悪くないけど。
主人公が息子の敵と、人を次々と殺して行く始まりは
これはヤバいなと思ったけど、
主人公、バイキング、エスキモー、警察と
入り組んでくる辺りはワクワクしただけに、
知らない俳優でも良いので
若い人で勢いよくやってほしかった。
バイキングのボスの人も小物感と言うか、
ノリと合ってないような気がした。
僕の求めてるリーアム・ニーソン映画と違っていたから
違和感を覚えたのかもしれない。
残念
ほのかに、心に残る
リーアム・ニーソンのいつもの復讐アクション映画と甘く見ていたら、良い意味で期待を裏切られた。人によっては辟易する余分な家族ドラマ要素は薄く、それ故に湿っぽいセリフ回しもない。華麗な体術やガンアクションといったファンタジー要素も排除している。
つまり、あの手この手で感動を誘おうとする王道ハリウッド系では無いだろう。
けれども退屈な映画だなんて不安に感じる事はなかった。所々で諧謔が発揮され、各場面にはメリハリがしっかりとある。観ていて飽きない。映像のテンポが良いのだ。
序盤は主人公の性質、中盤以降はその土地で暮らす人々や情景の持つ空気に感じ入る。徐々にボタンを掛け違えていくような不安感を覚えつつも、何故か安心感があった。
繰り返すが、大泣きしたり大笑いしたりする映画ではない。ハリウッドに慣れすぎた感性のまま観れば、物足りない人も居るだろう。10代20代などは特に。
コーヒーの苦みが分かるような、大人向けかもしれない。
タイトル通り
麻薬ギャング同士で殺し合うとは思わなかった。
だってリーアム親父なんだもの。
間違いで息子を殺した麻薬ギャングたちを血祭りに上げるがさすがに設定的には素人なので、バッサバッサとはいかない。
三人殺して、ヤクを捨てたら勘違いしたボスが敵対組織の息子を殺ってしまった。
リーアム親父関係なく抗争に発展する。
ボスがアホだとああなる見本なのか?
身内にも狂った仕置きを行い続けた為、部下にも愛想を尽かされる。
子どもの時からヤク中だったんだろう。
明らかに発達障害だ。
逆に幼い息子は賢そうで子どもらしさがない。
リーアム親父に誘拐されても、逆に喜んでいたのが悲しい。
人が死ぬ度に十字架マークと名前、あだ名が記されるのだが、宗教が違うのも混じってて目を引いた。
ラストの除雪車に巻き込まれて死ぬ奴は必要だったのか?凄い不思議(笑)
怖さと笑いが止まらない
全員除雪のフレーズに釣られて
嚙み合わない感が秀逸。クセ者揃いのシュールな復讐劇。
【賛否両論チェック】
賛:復讐劇がどんどん嚙み合わない方向へと進んでいく感がシュールすぎて、思わず笑ってしまう。登場人物や演出も秀逸。
否:何かにつけてすぐ人が死んでいく不謹慎なユーモアが満載なので、好き嫌いは分かれそう。グロシーンも結構あり。
・・・何でしょう、とってもシュールな復讐劇です(笑)。最愛の息子を殺され、復讐に手を染めてしまう父親の悲哀・・・まではシリアスなんですが、部下を殺された麻薬組織のボスが、対立する麻薬組織の仕業と勘違いした辺りから、雲行きが怪しくなっていきます。勘違いが勘違いを生む殺し合いに、たまの事件に大張り切りする警察と、逃げも隠れもしないネルズをも巻き込んで、シュールすぎる復讐の連鎖が繰り広げられていく様には、不謹慎とは思いつつも、思わずニヤけてしまいます。
そしてマフィアや殺し屋、ボスの息子から高級ホテルの従業員に至るまで、登場してくる人物達もクセ者揃い。どこか振り切っている人間ばかりで、それもまた滑稽に感じてしまいます。更には名前とその宗教のお墓の表示で、「死んだ」ということを説明する演出も、次第にものすごくシュールに思えてくるから不思議です(笑)。
グロシーンもありますが、一風変わった一癖も二癖もある復讐劇を、是非チェックしてみて下さい。
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