二ノ国のレビュー・感想・評価
全34件中、21~34件目を表示
悪くはないけど微妙……
原作のゲームははやってないです。
作画は悪くないしよく動いてアクションシーンとかの動きもいい感じです。
曲も久石譲らしい、いい音楽で良いものでした。
ただ肝心のストーリーが雑というか穴が多いというか途中でそれはないだろうみたいなのがいくつも出てきて展開についていけませんでした。
正直一番いただけなかったのがキャラの位置がコロコロ変わるところですね。お前その位置にいなかっただろっていうのが何個かあって違和感バリバリでした。あと姫様がいきなり杖を出すシーンとか……
批判ばかりで申し訳ないですが、声優も微妙です。鼻につく声というか妙に聞き取りにくい声であまり好きになれませんでした。
原作をやっていてスピンオフがあるよぐらいの期待度で見にいくのがいいですね。
二ノ国の雰囲気が少し味わえただけ
ゲームの二ノ国をやり込んでいたので、懐かしく、鑑賞してみたが、まぁなんだろなこれって。
二ノ国の雰囲気は伝わるし、城下町など見ると懐かしくなった。
でもストーリーはスッカスカのガバガバかと思います。
ハルは猪突猛進すぎるし、親友なのにユウの話を全然聞かない。薄っぺらい友情にしか感じない。そもそもこの映画は友情や愛情をほとんど感じることができない。大切な人となるコトナ(アーシャ)は深く掘り下げられておらず、声優初挑戦の人を起用して、棒読みプリンセス。通常のゲームでも思いますが、どうして本業の声優さん使わないんでしょうかね。脇役には名だたる声優陣が名演技をしている中、主役たちの演技に違和感しか感じません。二ノ国を旅して成長していくわけでもなく、ただ一ノ国と二ノ国の城を行き来してるだけ。
なんかこう…ユウが車椅子でいる必要性もないし、二ノ国行ったら脚が使えるようになって、実は住人だったから二ノ国に残ってアーシャと結婚しました!ていう流れは現実世界(一ノ国)だと幸せになれないから逃避世界(二ノ国)に残りました。と捉えてしまいます。雰囲気だけです。すみません。音楽も全然残ってません。天気の子ですら音楽は残ってたのに。二ノ国の楽しさが懐かしくてゲームをやりたくなりました。
ネットの酷評レビューの通りだった
原作ゲームは未プレイ、ネタバレ無しのレビューをいくつか見て、動画サイトにあがってる公式の予告映像を見た程度ですので、事前知識はほぼ無しで視聴しました。
結論としては、アニメ映画の肝とも呼べる部分が悉くダメだったと感じました。以下に「これは酷い」と感じた部分を列挙します。
①作画
この作品の作画は本当に酷かった。TVアニメ以上に予算も潤沢でスタッフも揃っているはずの劇場アニメにも関わらず、「作画崩壊」とも呼ばれかねないレベルで酷いシーンが散見されます。アーシャ姫の顔がシーンによってころころ変わり、場面によっては両目が離れて魚面になるし、ユウの乗る車椅子は物理法則を無視したホバーボートのような動きをします。逆に物語上は全く必要の無いユウが車椅子からベッドに移るシーンはたっぷり尺を取って描かれる上にヌルヌル動きます。映画の2時間という尺の使い方・作画の力を入れる部分が明らかにおかしいです。
②声優
メインキャラクターであるハル・ユウ・コトナ(アーシャ姫)の声優はプロの声優ではなく俳優さんです。俳優としては一流の方々で出演されている映画やドラマも拝見しているのですが、声優としては正直微妙と言わざるを得ません。極端に下手というわけではないのですが、周りの声優陣を実力派声優で固めてしまったこともあり、対比でめちゃくちゃ下手に聞こえてしまいます。
同じ俳優さんでも、王様役の伊武雅刀さんやおじいさん役のムロツヨシさんは全く違和感無く、キャラに合った演技で素晴らしかったと思います。
③ストーリー
映画において一番重要であるはずのストーリー、もとい脚本ですね。この映画はここが本当に酷かったです。とにかく説明的な台詞が多い。原作のゲームからそのまま文章をコピペしてきたんだろうかと思うほどです。ゲームと違ってアニメ映画は映像を使って説明できるのですから、ゲームと同じ文章を言わせたら絶対ダメなんです。
伏線の張り方も酷かった。
姫とユウが飛行船に乗って泉に行くシーン、唐突に現れた謎の巨大鳥に関する姫の説明台詞が不自然に挿入されます。あまりにも唐突で説明的なので「これラストに絶対出てくるな」というのが見え見えです。ラスボスとの最終決戦、何故か変身して空を飛ぶラスボス。私は「これは鳥出てくるな」と思ったら案の定鳥が助けに来ます。ゲーム未プレイなんで分かりませんが、多分ゲームだと熱い展開なんだろうなーと思いつつ、映画を観る私の心は冷え切っていました。
そして私が一番頭に来たのは映画のラストの終わり方。
ハルは一ノ国(元の世界)に戻り、ユウは二ノ国に残ります。ハルはユウにもう会えない寂しさを感じつつも、姫と仲良く元気でやっているだろうと心で独白する。それまでこの映画に感じていたイライラを帳消しにするくらい、センチメンタルを感じる良い展開です。このまま終わったら素晴らしい終わり方だったのですが、ラストシーンで「一方そのころ二ノ国では」と言わんばかりにユウの映像が挟み込まれて映画は終了します。
ハッキリ言ってラストのユウのシーンは完全に蛇足です。絶対に入れないほうが良かったし入れるべきではなかった。他にも突っ込み入れたいところは数多くありますが、挙げればキリが無いのでひとまず以上。
④予告編詐欺
予告編の「命を選べ」って何ですか。予告編だけ観て「片方の世界で命を救えばもう片方の世界では死ぬ。どちらの命を選ぶか親友で争う。めっちゃ熱い展開やん!」と喜び勇んで観に行ったけど、そんな展開一切なかったじゃないですか。これは詐欺ですよ。
面白かった部分や良かった部分も無いわけではないですが、それを遥かに上回る悪い部分が目に付いてしまう作品だったと感じます。
予告編に騙されましたww
ゲーム原作らしいけど、ゲームはやってないので内容は詳しくはありません。その上での映画鑑賞です。
とりあえず劇場でジブリっぽい予告編を何度も見て、二つの世界があって、片方の世界で人が死ぬともう一方の世界でも…って、あの「ああっ女神さまっ」の「ダブレット制」みたいなヤツかなーと思いながら、ちょっと期待して見に行きました。
まず、そのそのあたりの「お約束」の定義づけは、ちょっと曖昧というか適当というかいい加減というかww
でもファンタジーだからこそキチンとやってほしかったなぁ。
予告編では結構キレイな作画で、人物もマトモに動いていた感があったのに、本編ではかなりgdgdで、正直なところを言えば、このレベルでの劇場公開はちょっと有り得ないほどです。
予告編では、あんなに面白そうだったのに…
すっかり騙されましたよ(^◇^;)
あと、申し訳ないけど永野芽郁は声優業はもうやらない方がいいかと思います。これからすると、ドラクエの有村架純や土屋太鳳が上手くみえるわww
極めて普通の映画
タイトル前のプロローグが「ここに入れる必要あるかな?」って感じなのね。なくても良かったような。もっと言うと、あの爺さんいなくても物語は成立するような。
それでキャラクター説明して、二ノ国へ行くんだけど、ちょっと説明的かなあって感じなんだよね。
そこで王女様助けて、色々とあって、王女様と湖に行くシーンがあるんだけど、ここは作画と演出がイマイチなんだよね。音楽かけて盛り上げて『ほら、綺麗でしょ』ってやってくるんだけど「そこまでかなあ」っていう。王女様も踊るんだけど、見惚れるような踊りではないのね。
後は一ノ国と二ノ国を行ったり来たりして「ユウとハルが戦う設定にしたいんだな」っていう涙ぐましい努力が解るストーリー展開になって、しかしユウとハルは最後には団結して、本当に悪い奴を倒しますと。
じゃあ一ノ国に戻ろうかってところで、ユウは二ノ国に残る選択をすると。まあ、そりゃ、そうだろうね。
一ノ国に戻ったハルは『ユウは二ノ国の俺だったんだ』と気付いて、それが物語全体の謎解きでおしまいと。
設定説明されただけ感はあるものの、普通に面白かったよ。
永野芽郁は、あの姿形があって、あの声が活きるんだなと思ったけど。
まあ、物語の辻褄は合ってないよね。アーシャ姫とコトナの状態はシンクロするはずなんだけど、全然してないしね。これ、もしシンクロしちゃったら、ユウとハルが戦う理由がなくなっちゃうから、しょうがないんだけど。
ユウが脚が悪くて車椅子生活っていう設定も無茶だね。ならハルも脚悪いだろっていう。これも「そうか、ハルは一ノ国では脚が悪いけど、二ノ国では立って歩けるし、そっちを選ぶのか」っていうミスリードをやりたいためだけなんだよね。
そんなこんなで、無茶のある話ではあるんだけど「作り手の事情だろうな」とのってあげて観たら、結構面白いと思うよ。
設定がイマイチわからない
本来一ノ国と二ノ国でリンクする人物は見た目や性格などが共通する描写がありそういう設定だと思っていたが、ハルとユウだけはそうでない設定がイマイチわからない。
それと色々描写、世界観の設定が雑すぎて話が感情が入ってこない。
アニメーションだからこちらもある程度その辺りはハードルは低く観ていたつもりだがそれを下回る粗さだったのは残念。
それから主役の三人の俳優さんたちの声優力は良くないかな。
そこまで酷い?
観ました。
あんまり評価されていないようですが、そこまでかなぁと思いました。
音楽、とてもよかったです。メイン3人は確かに本職の方に比べれば劣りますが、集中できなくなるほどではなかったかと思います。(コ○ン映画のゲスト声優枠の演技なんかに私が慣れてしまったせいかもしれませんが笑)
鑑賞後、「あれ、あのキャラの出番あれだけ?」とか「あのシーンいらなかったかもなー」とか思うこともありましたが無駄ゼロな映画の方が珍しいので個人的にはそこまでの減点ポイントにはならず。
主人公たちの心情描写の少なさが理解や評価を得られない原因かなぁと思ったのですが、最後のシーンがあれば普通の人は大体理解できると思います。
ダンパなどのサブキャラや二ノ国の世界観(酒場のシーンとか飛行船?とか衣装•キャラクターデザインとか)なんかは割と好きでした。
ここからゴリゴリネタバレします。
良いと思う事も納得がいかなかったことも言います。
まだ観てない人は見ない方がいいです。
↓
視点がごちゃついてよく分からないという感想がいくつか見受けられたのですが(二ノ国と一ノ国の命の繋がりについてです)、最後のシーンでハルとユウは同一人物(という言い方が合っているかはわかりませんが)なのがわかったことでそれなりに解決されていると思います。
ユウは元々二ノ国の住人だったわけですから、二ノ国の存在や2つの世界で繋がりを持つもの同士が命を共有しているということへの理解が異常に早い事も納得が行きます。それに対しハルは二ノ国の存在すら知らなかったのですから、アーシャを救って戻ってきたらコトナが病に侵されているのを見て2人のどちらかが元気になるとどちらかが弱くなるという悪役側からの入れ知恵を信じ込んでも無理ないと思いました。(確かにどちらかが死なないと片割れが生きられないならそもそも命の繋がりうんぬんのくだりは成り立たないのですが、ハルは設定から見ても思慮深いキャラクターではなく割と行き当たりばったりに突進していくような人に見えたのでそこまで考えが至ってなくても無理ないなと。(現実の人間にも冷静に物を考えられない人はよく居ますし。)
そう思ってみると、そこまで2人の主張の食い違いについてわけわからなくなる事はないのではないかと思いました。お互いのキャラの背景を考えれば2人の考えている事は常時大体掴めます。(まぁそのネタバレがエンドロール後なんですけど)
ただ、ここで敢えて悪い点を挙げるなら、正直アーシャ姫の湖での踊りのシーンを入れるくらいならガバラスの描写をもっとしてよかったんじゃないかと、そこだけは腑に落ちませんでした。アーシャ姫とユウの恋(?)の生まれるところを描きたかったんでしょうが、そこまで感情が動くシーンにも見えませんでした。いくら高校生とはいえ湖で踊ってるところを見て綺麗だなー自分の好きな人に似てるなーと思った程度でその人のために命賭けて戦おうとは思いませんよね。もっと説得力のある恋の理由が欲しかったところです。何せその後アーシャを守るために戦争するわけですから。
その一方、ガバラスの描写が無さすぎること。この作品最大の悪役なのに、最初からやたら闘志に燃えていて、(家族ごと国を滅ぼされたこと(?)を根に持っていたようですが)ただのイキってる人に見えかねません。それならそこをもっと掘り下げても良かったのでは。ナレーションのみで淡々と背景を説明されても、国を滅ぼされるというのはリアリティに欠ける事象なのでイマイチ感情移入ができません。どんな成り立ちで、どんな生活を送っていた家族が、どのような過程や政争を経て殺されたのか、そこをもう少し細かく描写しないとガバラスの長年の復讐への執念に観客が着いていけません。津田健次郎さんの重い演技と背景描写の軽さが不釣り合いで、そこは違和感を感じざるを得ませんでした。
ファンタジーはただでさえ現実と離れているので感情移入が出来るようなストーリーが無いと"ただの空想染みた話"で終わってしまいます。私はハルとユウには感情移入出来たので、そこまで嫌には思いませんでしたが、悪役に感情移入出来ない点などが奇妙な感覚として残った人もいるのかもしれません。
悪役の背景描写の薄さに−1。
面白い!が腑に落ちないところも。
見ててめっちゃ鳥肌立つし、面白い!!!!ってなるし笑うところもあるし山崎賢人の声がイケボ。
だけど、最初に二ノ国にもってく時に強引すぎてえ?みたいなときもある。
あと、ハルが「はっ!分かったぞ。ユウは俺なんだ」と言った時のまっけんの演技が、、、あまり納得?というか腑に落ちなかった。
ユウ…ハルの物語!
かなり、自分としては、楽しめました。ユウ…ハルの冒険ものかなぁと思いきや、最後には、ユウとハルは、一ノ国とニノ国の同一人物というドンデン返しには、驚きました!
推しが最高
メインキャストがとにかく豪華。中でも一番カッコいいと思ったのは、王国騎士で兵士長のバルトンでした。
告知の段階から気になっていたキャラでしたが、劇中で主人公を取り押さえるシーンや、黒幕に吹っ飛ばされるシーン、あとは傭兵のバウアーと背中合わせの共闘がとてもカッコよくドキドキしました。マジで。
物語は脚本の人が日野社長なのでお察し。なので星一個減点です。
しかし、原作や俳優のファンであればしっかりと楽しめる総合的なクオリティ、少しでもジブリに近づけ、結果高クオリティの映像を再現することができたOLM様の技術の安定感は圧巻です。
決して低い評価に惑わされないでください。
自分の感じるままに、思ったままにこの映画を楽しんでほしいです。
ストーリーはまぁ面白かった
ゲームでかかってくる曲いっぱいかかってきた🙌
聞いた瞬間興奮したーっ!!
やっぱり俳優やってる人らは
なんか
国語の授業の教科書読んでるみたいやった。
ラスボスが誰かすぐにわかった笑
エスタバニアと聖剣グラディオンは
ゲームの二ノ国2と一緒?やった。
あと、最後の王冠も。
ってか
一ノ国と二ノ国の命が繋がった人同士って
性格が似るんじゃないん?
ハルとユウ似てなくない?
って言うより真逆!
ユウは行動する前に考える
ハルは考える前に行動する
ダンパ可愛すぎる!
ムロツヨシさんエンドロール見るまで気づかんかった!
お爺さん良かったよ👍
ところであのピンクのワンって鳴く
もじゃもじゃはなんやったんや?
最初っからずっと地味におった笑
ラスボスの倒し方か呆気ない·····😅
もっと迫力あるかと思った笑
やっぱり「ゲームの二ノ国」を
約2時間で終わらせるには厳しいよ😅
エスタバニア王国でかくなりすぎやろ爆笑😂
多少の粗はあるが、概ね期待通りで満足!
公開初日に、ネットでの辛口レビューの多さに少し戸惑いながら見に行きました。が、期待通りの作品でとても満足しています。
以下にその理由及び良かった点・悪かった点を述べますが、あくまで個人の意見として捉えていただければ幸いです。
まずはじめに、この「二ノ国」はユウとハルの"大切な人を守りたい"という気持ちから生じる"葛藤"を中心描いた物語です。
二ノ国と一ノ国の繋がりが重要な要素となってくるのですが、これは二ノ国について謎が多い序盤〜中盤にかけてはユウとハルで解釈が大きく2つに割れます。※ハルが命の繋がりについて真剣に考え始めるのは中盤以降。
一ノ国と二ノ国で繋がった人間は、
「片方が死ねば、もう片方が生き残る関係にあるのか」
それとも、
「両者ともに命を共有しているのか」
この解釈を鍵にユウとハル、2人の気持ちの葛藤が生じてきます。
大切な人を守りたい、その一心で行動する2人の描写は本当に見ものだと思います。
内容に関しての説明はここまでにして、声優の演技やアニメーションの作画について僕個人が感じたことを述べていきます。
まずはじめに声優さんの演技についてですが、これについては悪くはないけど、ズバ抜けて良いわけでもないというのが正直な感想です。ただ、普通に見てて下手くそだとかあり得ないだとか、そういった感情は特に湧いてきませんでした。
あえていうなら「必死さ」の表現は少し足りないものがあったかな。(それでも十分感情移入できました)
次にアニメーションについてです。これは確かに気になってしまう人は気になってしまうかなという感じです。序盤の方はキャラクターの動きが途中で不自然になることが多々ありました。ユウの車椅子での移動のときに特にその粗が目立った印象。これについては目を瞑るしかないと思います。ただ気になったのは序盤だけで、終盤にかけては変に感じた部分はなかったです。途中CGを使ってる箇所もあり、一部分だけぬるぬる動いたりしますがこれといって気になる点はありませんでした。
以上が僕個人の感想になります。説明の都合上多少ネタバレを含めてしまいましたが、終盤にかけてどんどん面白くなっていきます。命が繋がった二つの世界と二人の心の葛藤を描く、とても深い内容だと思います。二ノ国のゲームもやったことないし、映画も最近になってハマり始めたど素人ですが、一意見として捉えていただければ幸いです。
ネットに書かれ拡散された個人の感想に流されず、自分の目で見てみることをお勧めします!
始まった瞬間にダメだと確信。 時間を大切に…
絵が酷い。映画館でこのレベルの絵が観れるとは…
声優がね… たぶん話の内容が酷いから酷く感じただけだろうね。
ストーリーはツッコミがほしくて作ったのかと疑うレベル。 ほんとひどかった
もう帰ろうよと友人に言うと
友人が 『せっかくだから頑張ってみよう』
頑張って観る映画です。 僕はデビルマン並みの衝撃でした!
金払う価値はないです! 行くのはやめときましょう!
なんとなく2021年現在レビュー確認したけど
評価高い人がいることにびっくり…
サクラかもしれないけど、性癖多種多様だからわたしには理解できない人がいっぱいいるなと思った
青春期の葛藤を正面からドラマに取り入れたあたりを評価したい
高校生のユウ(声・山崎賢人)とハル(声・新田真剣佑)のふたりの男子は、コトナ(声・永野芽郁)を挟んでの三角関係。
とはいえ、ハルとコトナは公認のカップルで、ユウはハンディキャップを抱えている。
文字通りのハンディキャップで、彼は幼い頃の飛行機事故で車椅子生活を送っているからだ。
そんなある日、コトナは通り魔のような何者かに刺されてしまう。
彼女を助けようとしたハルは、刺されたコトナを抱いたまま、車道に飛び出してしまう。
間一髪、ユウは車椅子のままで二人を助けるが、それがきっかけで異世界「二ノ国」へ迷い込んでしまう・・・
というところから始まる物語で、まるっきり知らなかったのだけれど、ロールプレイングゲーム(RPG)を基にしているのだそうな。
そういわれればそんな感じもするが、異世界に迷い込むハナシはファンタジーものの王道なので、そんなことは全然思い至りませんでした。
なので、元のゲームとの比較は出来ません。
個人的には、中盤までかなり面白く観れました。
いくつか挙げると、
主人公ユウが車椅子生活をしていること。
このことで、彼はコトナに自分の想いを伝えられない。
また、中盤明かされる、車椅子生活に至った経緯とハルとの出逢いのエピソードはかなり泣かされます。
一ノ国(現実世界)と二ノ国の設定。
二ノ国自体は、動物顔の住人や、自動車の代わりに大型獣を使っているなど、ファンタジー要素が強く、全体に上手く活かされているとは言い難いものの、「わかりやすい異世界」という設定が好ましい。
また、ふたつの世界で「命が繋がっている」という設定がされているが、「どのように」繋がっているかは途中まで明らかにされない。
命が繋がる・・・という設定の置き方。
途中まで明らかにされないがゆえに、その解釈によって、主人公ふたりが対立していく展開は、ありがちともいえるが、王道ともいえる。
何を信じ、どう行動するか・・・という、思春期に必ず通らなければならない「葛藤」が巧みに盛り込まれている。
「葛藤」を正面から描いている。
葛藤とは、価値観のぶつかり合いから生じるが、現代においては、その価値観の良し悪し(もしくは、正解・不正解)が重要で、「正解」であることがよい(善い、ではない)とされる傾向がある。
が、価値観をどのように判断するのか、ぶつかり合うとはどういうことか、という「プロセス」が物語の主軸に据えられている・・・
というわけで、かなり王道的なファンタジーアニメーションといえましょう。
ただし、エンドクレジットで製作総指揮・原案者がトップにクレジットされるので、なんとなく『UFO学園の秘密』『宇宙の法―黎明編―』とかの系列アニメのにおいを感じてしまうのは否めず、ダメだなぁと思ったのは次のとおり。
クライマックスの対決シーン。
画面的にも脚本的にもスカスカ。
2時間サスペンスのように、関係者だけが一堂に会して、悪者がこれまでの経緯を訥々と語る。
これはお粗末。
これに続く対決シーンも、悪役の本性姿が幼稚ぽっく、いきなり年少者向けの展開になってしまい、ガッカリ。
モブ(群衆)シーン。
それまで丁寧な絵コンテに基づく作画にもかかわらず、集団での戦闘シーンでは粗雑なCGが使われており、ガッカリ。
モブシーンって、画を動かさなくても迫力ある演出は出来るはずなのだが、安易に動かしてしまっている。
これは、先に挙げたクライマックスの安直さにも繋がるかもしれない。
とはいえ、中学生ぐらいまでの子どもたちには、かなり受ける要素も詰まっており、特に「葛藤」を正面から扱ったドラマツルギーは評価したい。
監督の百瀬義行はスタジオジブリ出身で、前作『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』の「タマゴ」のエピソードを担当。
『ゲド戦記』では原画を担当してるが、その『ゲド戦記』レベルの面白さには達していると思う。
全34件中、21~34件目を表示