燃えよ剣のレビュー・感想・評価
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CGと出演者は豪華だけど
土方の新選組への思いがよく分からないまま、彼の歴史を総ざらえしたような内容でドラマ性は乏しい映画だった。幕末のことを知らないと楽しめない、かなり思い切った作りだが、逆に幕末好きや歴史オタクには嬉しい作品。 音と映像加工の凄さでチャンバラの残虐さはよく伝わったけど、あれが殺陣と言われても面白味はない。
作りこみは良いが、残念感漂う・・
京都在住にて、池田屋事件首謀として知られる土方歳三に興味を持ち、数年ぶりに映画館に足を運びました。かなり期待外れという印象です。 ①新選組という組織の主張が少ない。 いわゆるチャンバラ集団の域を出ていない。フィクションでも良いから、新しい日本を作りたいというパッションを期待していたが期待外れ。隊長である近藤勇のメッセージが伝わらない。 ②近藤勇死亡のあとの土方歳三の立ち位置 近藤勇は土方歳三に最後の言葉として「新選組は君に頼む」を告げた。であれば、土方歳三は副長でなく隊長に就任し勢いを失った新選組を立て直すべき。最後まで副長の立ち位置に甘んじたのは残念(これは史実だから仕方がないが) ③池田屋事件の場面が長すぎ 京都市をアピールするためには良いかもしれないが、池田屋事件の場面だけが誇張されている印象あり。歴史的には、鳥羽伏見の戦いや五稜郭の戦いを含む戊辰戦争の方が重要だと思う。最後に蝦夷地函館を目指した土方歳三の心意気や、彼を慕って最後までついていったお雪の気持ちを描いてほしかった。あの当時、船に乗って東北から蝦夷に向かうことすら冒険に近かったと察する。 ④土方歳三とお雪 「肉食系」土方歳三はとお雪の関係がプラトニック過ぎる印象がある。お雪に対して、愛を語るにしても将来の日本を語るにしてももっと雄弁に語って欲しかった。 ⑤ナレーションについて どういうわけか、軍服を着た土方歳三が解説者のようにこの映画を語っている。歴史的背景を知るにはナレーターの存在は良いと思うが、もっと別の人物に委ねるべき。 ⑥武装スタイル 池田屋事件では日本刀が武器であったが、五稜郭の戦いでは銃が主体となっていた。ここが近代日本史上興味深いところだろう。途中で新選組も西洋式の武術を習得する必要があったと思われるがその描写が不十分。また、戦う相手=新政府軍はどのようにして西洋式の武術を習得していたのか。ここを伝えれば、土方の死も残念ながら偶然でなく必然だったと観客は納得するであろう。 ⑦沖田総司について 諸説あるが、この映画では沖田は当時不治の病であった肺結核に罹患していたという設定になっている。それは良しとするが、沖田の存在が新選組や土方にとってどうだったのかが伝わらない。(戦う集団としては、足を引っ張っていただけという印象) 最後に良い場面: 後半、土方歳三がお雪に「あなたを危険な場面に巻き込みたくない」と言ったところ、お雪は「もう十分に巻き込まれています」と目を潤ませながら応えた。この場面は素晴らしい。この場面だけで★4つにしました。。 私も、早くお雪のような女性と結ばれたいです。
キャストが豪華
セットも豪華。 剣のシーンはもっとアップでみたかったかなぁ、、 スピードあげすぎてついていけなかった 大きなストーリーの展開はないが 2時間40分があっという間に感じる んー全体的に 流れが掴みにくい感じもする だけど岡田くんのビジュアル最高なので 見る価値あり
えぇ。。。
つ、つまんない。。 お金と時間の無駄。。 ただひたすら殺しまくるだけの映画?? 何を伝えたかったのか。何も共感できない。笑 生々しくてグロい箇所あり。泣 山田涼介くんかっこよかったので星3つ!!
字幕ありで見た方が分かりやすい
全部の回に字幕があるのか、自分が見た回にたまたま字幕がついていたのか分からないのですが、最初は『うわーやってしまったー』と思っていました。 が、最終的にはあって良かったです。 まず台詞が早口。歴史用語も出てきて、漢字を見て『なるほど』となる言葉も多々… 一番助かったのは、誰のセリフかが分かったこと。何の前触れもなく武田観柳斎とか島田魁とか合流してるし紹介もない。 新選組や幕末の知識がないと補正もできず置いてけぼりになってしまうかも…と思いました。 私は山南さんが好きなので扱いが悲しい。でも主人公はトシなので仕方ない。 源さんの最期…何だあれは…でも主人公はトシなので仕方ない。 そんな風に思いながら最後まで見ていました。 近藤さんとの絆も少し薄く感じてしまいました。 岡田くんはさすがに顔も所作も剣術もかっこいい!小さいけど、オーラで大きく見える時もあった。 他の役者さんも良かったです。隊長クラスの人物でも一言も喋ってない人いましたが… 他の新選組物よりもトシが柔らかい印象。周りが嫌な奴ばかりに見えたからでしょうか。松平容保公は他と同じく優しくていい人って感じでした。 もう一度見たいかと言われたら微妙。新選組が好きなのでとりあえず見てみました、という感じです。
本格的
キャストの豪華さもあって、演者の本気が凄かった。 内容、殺陣とリアリティーが高かったが、序盤の説明多め+テンポ早めのシーンは理解が追いつかなかった。 山田涼介の演技たまに見るけどうまいよね。金田も村本も良かった。
受験生の時に見たかった
新選組の背景を知れて面白かったです。 ただ展開が早かったのでついていけなかった部分が所々ありましたが…。 受験時代、歴史の背景を知らないまま、 ひたすら人名や出来事を覚えていたことをふと思い出し、 こういう映画を一本でも見ておけば良かったな~と感じました。
とてもよい入門編
原作未読の上、新選組についてすらうっすい知識しかない私ですが、原田眞人監督の新作ということで公開から3週目でようやく鑑賞してまいりました。 今作も『駆け込み女と駆け出し男(15)』以来タッグを続けている撮影監督に柴主高秀氏、美術監督に原田哲男氏など、原田組の画は非常に美しい。そして、言わずもがなの岡田准一君定評の殺陣、これは間違いなく劇場で観たい作品です。 詳しい方や原作ファンにとっては異論もあるかもしれませんが、148分、よくまとまっているように感じます。 今回は予習として市村泰一監督の『燃えよ剣(66)』だけ観ておりましたが、前述したように基本知識が十分でない私にとって、「解った気になれた」そして「十分楽しめた」からの「新選組関連について興味を持てた」と、(今更ですが)とてもよい入門編に出会えた気がします。 役者陣もみな素晴らしかったですが、特に沖田総司役の山田涼介君と会津藩主・松平容保役の尾上右近さん、この二人の演技は特筆すべきと思います。あっぱれ。
源氏物語的ダイジェスト
喧嘩剣法の殺陣最高や!! 格好ええわぁ……堪らんわぁ…… もうそれだけで☆5でええわぁ…… あと個人的に丸十さん好きやわぁ…… *ダイジェストの話* 源氏物語も源氏の若い頃が面白いんだと言われがちだが、新撰組の話もやっぱり江戸から出てきて山南さんが死ぬあたりまでがわくわくするし、よく知られた新撰組の姿なんじゃないかと思う。そういう意味で、鳥羽伏見以降が駆け足になったのは、ダイジェストとして見やすかった。 だいたい敗走する時はやること一緒だからね……仲間と退路と選べる道が減っていく一方、眼光だけが強くなる。「日本のいちばん長い日」もそうだったね……。前後編にしてしまうと、後編はそういうところばっかりを見なきゃいけなくなるので、いや、土方歳三見に行ってんだからそれを見に行ってるのは実際そうなんだけれども、多分観賞後の感覚が違ったろうなと思う。同じ椅子にじっと座って続けて見るから、前半のバラガキ感、わくわく感から連続したこの悲愴感になれるわけで、悪いことばかりではなかった。
圧巻の殺陣と凝った映像に注目
戦国時代や幕末に特に関心はないので歴史小説を読んだことが無い人間の感想です。 本作は、野心を抱く男(土方歳三)が幕末の動乱の世を駆け抜けた話――己の剣の腕と信念だけを頼りに昇りつめ、やがて時代の変化に追い落とされるさまを描きます。 見どころは火花が散る剣のぶつかり合いや凝ったカメラワークです。 俳優陣も熱演で、伊藤英明さんの存在感はさすが、短い出演時間ながら山田裕貴さんや村上虹郎さんも印象的でした。山田涼介さんは病気が進行していくにつれてやつれていく様子が見事でした。 岡田准一さんは動作が美しいし安定の演技です。ただ、土方が”鬼の副長”と呼ばれたからには、隊員を恐怖で支配した一面もあったろうし、威圧感もあったと想像します。岡田さんはクールでカッコ良すぎですね。急に断髪して洋装になったところは理由が分かりませんでした。 ストーリーは感動するまでは行かなかったですが、同じ監督の「関ケ原」より面白かったです。 選曲や宴でのダンスや楽団の演出が独特だなと思ったら、エンドロールが英語表記だったので、海外での上映を意識したのですね。「女の一人や二人の犠牲は仕方がない」というセリフをわざわざ入れたのはどうかと思いました。
どうなる、ってのは婦女子の言い分だ
岡田くん主演の超一級品の時代劇。 とにかく岡田くんがカッコイイ、その生き様に、考え方に死に様まで、、 リーダーを立てて、汚れ役は自分が引き受け、リーダーに疑心や不満が集まらないようにする、、ある意味組織の理想の副リーダーですね。 新撰組という組織がどうやって出来上がって、拡大して縮小していくのか、時代の流れを同時に見れるので歴史を知る上でも良作でした(^o^)
歴史や原作を十分に知っていることを前提とした作品
幕末や新撰組に興味があり、それを題材とした物語を何度も見てきたので、ストーリーを飲み込むことができたが、そうではない人にとっては話についていくのは難しいかもしれない。 登場人物が多いが、その一人一人を説明することはなく進んでいく。歴史の中でどんな立場の人物なのか、新撰組の中でどんな立ち位置の人物だったのかの説明がないので、映画だけで全てを理解するのは無理だと思う。 何度も本で読んだ内容が、ど迫力の映像となって大画面で見られたことが嬉しかった!
ミスター鬼畜
暗殺、内ゲバ、切腹強要、民間人の殺害。 かっこよく描かれてるけど、やってることは鬼畜の所業。 人間の愚かさそのもの。 演出、脚本、役者など映画としてはなかなかの良作。 特にロウソクを使った撮影が、かなりの高クオリティーでした。
山田涼介も良かったよ
江戸時代は幕末、開国、倒幕、攘夷、池田屋事件からの戊辰戦争位までの不安定な時代に生きた剣士達のお話、私は歴史に疎く、もう少し知っておけば大変面白かったに違いない内容だったと思う。しかし、岡田准一の演技は安定的に素晴らしかった。
現実主義
司馬遼太郎が、燃えよ剣と竜馬が行くを同時期に執筆・連載していたと聞く。一見対照的に思える2人だが、共通する点もあるのかな、と思う。それは前例にとらわれない、現実的な判断をする人だったこと。坂本竜馬は時代の形を自分の理想に近づけるべく、現実的な行動をした。土方歳三は、新撰組を自分の理想に近づけるために、一般的な武士道とは異なる「士道」を基に組織を作り上げた。鳥羽伏見から函館に至る官軍との戦いでは、西洋の軍隊組織を研究し導入している。 しかし、多分坂本竜馬は生きたかったと思うけど、土方歳三は死にたかったのだろう。近藤勇の死で、土方歳三の夢は終わっていたんだろうなぁ。 岡田准一、雰囲気ありました。また原作を読み返したくなった。
良い映画だった、低評価の意味がわからない
司馬遼太郎の歴史小説は好きだけど、最近は見直しが進んでいる。 しかし新撰組から描かれた燃えよ剣のように薩長側ではない視点の小説もある。 岡田准一は土方歳三に似てるせいもあり感情移入できた。 柴咲コウとの会話もとても良く、美しい光景だった。 捨てアイコンでディスってるコメントを見て鑑賞を躊躇してしまったがきてよかった。 普通に映画好きなら楽しめるはず。
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