燃えよ剣のレビュー・感想・評価
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本格的
キャストの豪華さもあって、演者の本気が凄かった。
内容、殺陣とリアリティーが高かったが、序盤の説明多め+テンポ早めのシーンは理解が追いつかなかった。
山田涼介の演技たまに見るけどうまいよね。金田も村本も良かった。
受験生の時に見たかった
新選組の背景を知れて面白かったです。
ただ展開が早かったのでついていけなかった部分が所々ありましたが…。
受験時代、歴史の背景を知らないまま、
ひたすら人名や出来事を覚えていたことをふと思い出し、
こういう映画を一本でも見ておけば良かったな~と感じました。
とてもよい入門編
原作未読の上、新選組についてすらうっすい知識しかない私ですが、原田眞人監督の新作ということで公開から3週目でようやく鑑賞してまいりました。
今作も『駆け込み女と駆け出し男(15)』以来タッグを続けている撮影監督に柴主高秀氏、美術監督に原田哲男氏など、原田組の画は非常に美しい。そして、言わずもがなの岡田准一君定評の殺陣、これは間違いなく劇場で観たい作品です。
詳しい方や原作ファンにとっては異論もあるかもしれませんが、148分、よくまとまっているように感じます。
今回は予習として市村泰一監督の『燃えよ剣(66)』だけ観ておりましたが、前述したように基本知識が十分でない私にとって、「解った気になれた」そして「十分楽しめた」からの「新選組関連について興味を持てた」と、(今更ですが)とてもよい入門編に出会えた気がします。
役者陣もみな素晴らしかったですが、特に沖田総司役の山田涼介君と会津藩主・松平容保役の尾上右近さん、この二人の演技は特筆すべきと思います。あっぱれ。
源氏物語的ダイジェスト
喧嘩剣法の殺陣最高や!!
格好ええわぁ……堪らんわぁ……
もうそれだけで☆5でええわぁ……
あと個人的に丸十さん好きやわぁ……
*ダイジェストの話*
源氏物語も源氏の若い頃が面白いんだと言われがちだが、新撰組の話もやっぱり江戸から出てきて山南さんが死ぬあたりまでがわくわくするし、よく知られた新撰組の姿なんじゃないかと思う。そういう意味で、鳥羽伏見以降が駆け足になったのは、ダイジェストとして見やすかった。
だいたい敗走する時はやること一緒だからね……仲間と退路と選べる道が減っていく一方、眼光だけが強くなる。「日本のいちばん長い日」もそうだったね……。前後編にしてしまうと、後編はそういうところばっかりを見なきゃいけなくなるので、いや、土方歳三見に行ってんだからそれを見に行ってるのは実際そうなんだけれども、多分観賞後の感覚が違ったろうなと思う。同じ椅子にじっと座って続けて見るから、前半のバラガキ感、わくわく感から連続したこの悲愴感になれるわけで、悪いことばかりではなかった。
圧巻の殺陣と凝った映像に注目
戦国時代や幕末に特に関心はないので歴史小説を読んだことが無い人間の感想です。
本作は、野心を抱く男(土方歳三)が幕末の動乱の世を駆け抜けた話――己の剣の腕と信念だけを頼りに昇りつめ、やがて時代の変化に追い落とされるさまを描きます。
見どころは火花が散る剣のぶつかり合いや凝ったカメラワークです。
俳優陣も熱演で、伊藤英明さんの存在感はさすが、短い出演時間ながら山田裕貴さんや村上虹郎さんも印象的でした。山田涼介さんは病気が進行していくにつれてやつれていく様子が見事でした。
岡田准一さんは動作が美しいし安定の演技です。ただ、土方が”鬼の副長”と呼ばれたからには、隊員を恐怖で支配した一面もあったろうし、威圧感もあったと想像します。岡田さんはクールでカッコ良すぎですね。急に断髪して洋装になったところは理由が分かりませんでした。
ストーリーは感動するまでは行かなかったですが、同じ監督の「関ケ原」より面白かったです。
選曲や宴でのダンスや楽団の演出が独特だなと思ったら、エンドロールが英語表記だったので、海外での上映を意識したのですね。「女の一人や二人の犠牲は仕方がない」というセリフをわざわざ入れたのはどうかと思いました。
どうなる、ってのは婦女子の言い分だ
岡田くん主演の超一級品の時代劇。
とにかく岡田くんがカッコイイ、その生き様に、考え方に死に様まで、、
リーダーを立てて、汚れ役は自分が引き受け、リーダーに疑心や不満が集まらないようにする、、ある意味組織の理想の副リーダーですね。
新撰組という組織がどうやって出来上がって、拡大して縮小していくのか、時代の流れを同時に見れるので歴史を知る上でも良作でした(^o^)
歴史や原作を十分に知っていることを前提とした作品
幕末や新撰組に興味があり、それを題材とした物語を何度も見てきたので、ストーリーを飲み込むことができたが、そうではない人にとっては話についていくのは難しいかもしれない。
登場人物が多いが、その一人一人を説明することはなく進んでいく。歴史の中でどんな立場の人物なのか、新撰組の中でどんな立ち位置の人物だったのかの説明がないので、映画だけで全てを理解するのは無理だと思う。
何度も本で読んだ内容が、ど迫力の映像となって大画面で見られたことが嬉しかった!
ミスター鬼畜
暗殺、内ゲバ、切腹強要、民間人の殺害。
かっこよく描かれてるけど、やってることは鬼畜の所業。
人間の愚かさそのもの。
演出、脚本、役者など映画としてはなかなかの良作。
特にロウソクを使った撮影が、かなりの高クオリティーでした。
山田涼介も良かったよ
江戸時代は幕末、開国、倒幕、攘夷、池田屋事件からの戊辰戦争位までの不安定な時代に生きた剣士達のお話、私は歴史に疎く、もう少し知っておけば大変面白かったに違いない内容だったと思う。しかし、岡田准一の演技は安定的に素晴らしかった。
現実主義
司馬遼太郎が、燃えよ剣と竜馬が行くを同時期に執筆・連載していたと聞く。一見対照的に思える2人だが、共通する点もあるのかな、と思う。それは前例にとらわれない、現実的な判断をする人だったこと。坂本竜馬は時代の形を自分の理想に近づけるべく、現実的な行動をした。土方歳三は、新撰組を自分の理想に近づけるために、一般的な武士道とは異なる「士道」を基に組織を作り上げた。鳥羽伏見から函館に至る官軍との戦いでは、西洋の軍隊組織を研究し導入している。
しかし、多分坂本竜馬は生きたかったと思うけど、土方歳三は死にたかったのだろう。近藤勇の死で、土方歳三の夢は終わっていたんだろうなぁ。
岡田准一、雰囲気ありました。また原作を読み返したくなった。
良い映画だった、低評価の意味がわからない
司馬遼太郎の歴史小説は好きだけど、最近は見直しが進んでいる。
しかし新撰組から描かれた燃えよ剣のように薩長側ではない視点の小説もある。
岡田准一は土方歳三に似てるせいもあり感情移入できた。
柴咲コウとの会話もとても良く、美しい光景だった。
捨てアイコンでディスってるコメントを見て鑑賞を躊躇してしまったがきてよかった。
普通に映画好きなら楽しめるはず。
土方かく語り
歳三のモノローグから話は始まります。
多摩のバラ餓鬼時代から新撰組結成、五稜郭落城までをこれでもかと言う位詰め込み語ります。
時代劇で肝心な殺陣は本人も格闘技マニアと言うこともあり見ごたえは有ります。
個人的には嫌いな芸人だったウーマン村本氏が役者として見たら意外と上手かったというのには目から鱗でした。
個人的にガッカリなのは将軍慶喜の演技が気味悪すぎた所。
映画としてはやや駆け足では有ったが、落とし所としてはこの位だろう。
詰め込み過ぎなのに消化不良
江戸時代末期。黒船が来航し開国を要求した。幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す倒幕派の対立が深まりつつあった激動の時代-。武州多摩の”バラガキ“だった土方歳三(岡田准一)は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇(鈴木亮平)、沖田総司(山田涼介)ら同志と共に京都へ向かう、というところから土方歳三の一生を追った作品。
一から土方歳三を描くのでテンポが早く、情報量も多い。幕末の事情をわかっていても誰が誰だか混乱する場面多数。
沖田総司や近藤勇などの主要キャストとの関わりも描かれるがポイント、テーマを絞るべきだった。なのでテンポは早いのに長く感じるという謎の状態になる。
池田屋事件なんて目玉の出来事も睨み合ってるシーンが多くてダレる、後述するが一番の盛り上がりに芸人を使って小笑いを稼ごうとするところも萎える。
キャストは豪華だが、ジャニーズと芸人さんがクローズアップされがちな印象。申し訳ないがウーマン村本は完全に不要、はんにゃ金田も彼である必要はない。
アクションシーンはさすがの岡田准一。ただ、暗かったり、早すぎてよく見えないシーンも多い。
柴咲コウはやはり美しいがそもそもお雪という登場人物があまり意味を持たないだけに残念。
骨太な土方歳三、真剣な剣戟
思ったよりよかった。
岡田くんは小柄でがっしりなので、なんとなく土方っぽい感じがしない。どうしても剣の鬼っていうより、総合格闘みたいな印象がありましたね。
とはいえ新選組なので剣戟のシーンも豊富で、かっこよくもあり、泥臭くもあり。本当に血みどろの必死の戦いって感じが出ていてリアルでしたね。
いわゆる型だけのチャンバラではなく、命をかけた戦い感が伝わってきました。
他の役者さん近藤勇、芹沢鴨、沖田はイメージ通りだったなぁ。沖田くんきれいでした。。。
小林源さんはあんなおじいちゃんじゃないんだよなぁ。。。
ちゃんと新選組だった。ダンダラじゃなく黒のかっこいい羽織が良かったですね。
柴咲コウさんのおゆきさん、美しかったなぁ。そして彼女のシーンのご飯が美味しそうで、男の胃袋を掴む女性だったんですねw柴咲さん料理好きなイメージがあるので、なんかぴったり感がありました。
徳川慶喜の描かれ方が今までにない斬新さ、、、まあ幕末好きにとってはすべてのドラマを知っていてどう描かれるかって言うことになるので、ある意味難しいですよね。新選組は。
でもとても楽しめました。2時間半じゃ描ききれないよね。。。
見応えはじゅうぶん、ですが
コロナの影響で公開が延びに延びた本作。やっと観ることができました。
さすがに大作だけあって、見応えはじゅうぶん。大作ならではのダイナミックさというか、「凄み」を存分に味わうことができました。
それから、原田監督の端整な映像美も堪能できた。原田監督の作品――僕は本作までに『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』『駆込み女と駆出し男』『関ヶ原』の4作しか観ていませんが――は、自然光(あるいは自然光に観えるライティングか?)を活かした撮影がとても美しいですね。高い品格を感じます。この、臨場感を引き立てる映像美が原田作品の魅力のひとつだと僕は思います。あと、音響効果もよかった。「足音」がとても効いていたなぁ。ビゼー作曲のBGMも、最初はちょっと「?」と思ったけど、印象的でした。
ただ、凄みは感じたものの、残念ながらグッと胸に迫る感動はそれほどなかったというのが、この作品を鑑賞した正直な感想です。
迫力満点のシーンが満載でしたが、それゆえに監督がほんとうに見せたいクライマックス、「見せ場」がどこなのかよくわからなかった(僕が漫然と観ていたのかもしれませんが)。
それから、この作品はちょっと上級者向けのエンターテインメントではないかと感じました。
つまり、幕末~明治維新にかけての、あのややこしい歴史(尊王攘夷や、各藩の相関関係などについて)をいちおう呑み込んでいなければ、ストーリーに入っていくのはむずかしいだろうと。
僕もそのあたりのことをもっとしっかりと勉強していれば、もっと深くこの作品の表現意図を感じ取ることができ、楽しめたのではないかと思います。
ともかく、迫力はあった。
それにしても、すごい時代、すごい人生ですね。
追記
岡田君の殺陣は、自ら指導もしているだけあって、(いちおう)剣道有段者の僕から見ても素晴らしいものでした。体幹がひじょうにしっかりしていますね。
それから、松平容保役の尾上右近、いい役者だなぁ。気品があり、何より役者としての「顔」があると感じました。
あと、新撰組、山崎烝役の村本大輔も異彩を放ってましたねぇ。
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