劇場公開日 2021年10月15日

「原作の面白さが余り出てなくて、脚本がイマイチ。」燃えよ剣 beast69さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0原作の面白さが余り出てなくて、脚本がイマイチ。

2021年10月16日
PCから投稿

2020年5月公開予定のはずが、長い延期を経て、ようやく2021年10月に上映開始。
司馬遼太郎の原作は既に読んでいて、更に昔から新選組ファンである私。
前から楽しみだったこの映画、「一刻も早く観たい」と思い、初日に観に行きました。
しかしながら、映画が始まって、時間が経つ毎に、観ていてテンションが下がってきました。
原田監督が同時に兼ねている脚本がどうもイマイチで、要所要所で違和感を覚える箇所多し。
それぞれのキャラクターに引き込まれるような人間的魅力が乏しいというか・・・
観ていて感情移入しづらい場面が多いので、だんだん映画に入り込めなくなってきます。
この辺りは脚本や演出の問題が大きく、やたら暗い場面が多いのも気になります。
後半の頃には、何だかどうでもいいような気分になり、熱心に観れなくなってきました。
この映画で特に顕著なマイナス点は、言葉が聞き取りにくい場面が多過ぎるところですね。
長年の新選組ファンなので、石田散薬やら試衛館やら普段は聴けないワードがテンコ盛りで
土方歳三の写真撮影シーンとか、嬉し過ぎる映像が沢山出てきた点では楽しめたけれど、
映画全体としてはツッコミどころが結構あったりして、正直これは無いなと思ったりもして
原作の面白さが余り出てないし、監督の力不足を感じた作品でした。
ちょっと厳しいですが、2つ星。

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beast69