貞子のレビュー・感想・評価
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謎の少女と貞子は味方同士なのか
初代『リング』に登場した呪いのビデオと同じ映像を使用し、また、佐藤仁美さんが演じる倉橋の高校時代の映像も『リング』から流用できるのも中田秀夫監督ならでは。 主人公マユ(池田エライザ)と弟カズマ(清水尋也)の二人の姉弟と、謎の少女と山村貞子の物語。 ホラーは謎のままで良い。 あれこれ想像したり考察したい。 山村貞子が現代も活躍(呪い活動)していることに、なんとなく嬉しく思ってしまう私。 貞子の味方になっちゃいそうで、それが怖い。
何故かクオリティが下がっていくリングシリーズ
現代用に呪いのビデオをストリーミングに変更したのは良いアイデア。
だが一番の問題点は、人智を越えた現象が何度も起きるから、最大の見せ場である貞子登場のカタルシスが薄くなってしまったこと。そのうえ出てくる時間帯も中途半端で、「この後どう盛り上げるの?」という感想しか出てこない。
最後洞窟内にポツンといる弟、そして何故か水に引き込まれる。絵的に驚かせたかったと思うが、さすがに無理がある展開。初代リングの偉大さを改めて感じた。製作陣は「怖さとは何か?」を原点に戻って追及してほしい。
【”親に虐げられた数々の子供の哀しき魂が惹き起こした事。”『リング』シリーズに、時代の変化と共に恐怖の形状を変えながら新たに映画化した作品。『貞子シリーズ』はいつまでも製作するんだろう。】
■心理カウンセラー・秋川茉優(池田エライザ)のもとに、記憶障害の少女(姫嶋ひめか)が入院してくる。 やがてその少女は、公営団地で起きた放火事件の犯人祖父江初子(ともさかりえ)が人知れず産み育てていた子供であることが判明する。 一方、秋川茉優の弟、和真(清水尋也)はユーチューバーとして、視聴回数が伸びない事を気にかけ、石田祐介(塚本高史)の助力を仰いでいたが、ある日、初子の放火現場に潜入し、”あるモノを見てしまい、行方不明に・・。 そして、少女と真摯に向きあう茉優だったが、次第に彼女の周りで奇妙な出来事が起こり始め、茉優は弟を探しに、大島へ石塚と共にわたる。 ◆感想 ・ポイント、ポイントで突っ込み処が、満載の作品である。 ・「リング」に出演した、佐藤仁美が、同じ倉橋雅美役で期待値が上がるが、結局、何故彼女を起用したのかが良く分からない。 ・原作は鈴木光司の小説「タイド」だが、内容は「リング」20周年劣化バージョンであった・・。ストリー展開が、粗すぎて、ぶつ切りで・・。 ・ラストシーンも、それからどうした?という放り投げ・・。ちょっと、雑過ぎないか? ■親に虐げられた数々の子供 1.山村志津子に捨てられた、貞子 2.小学生時代に親に捨てられた、秋川茉優 3.初子に学校にも行かせて貰えず、クローゼットで成長した少女 <素材は揃っているのだから、もう少し、物語を練って欲しいな、中田秀夫監督。このままだと、じり貧の「リング」を作った監督で終わってしまう気がするな。 大ヒット作品を制作した監督の宿命かな・・。(諸外国でも、一発屋は沢山いる。) これも、又、”呪い”なんだろうな・・。>
見どころが分からない
保護された少女の担当となったカウセラーの茉優。一方、動画配信での成り上がりを夢見る和馬は放火殺人現場へと踏み入り…。 リングを手掛けた中田秀雄による監督作品。初作登場俳優の再演には一見の価値があったが、死者数がトップクラスに少ないのに後味は悪い残念な出来でした。
打ち止めか、それとも・・・
貞子ネタもいつまで続けるのやら・・・ と、VODでお勧めで出てきたから鑑賞してみたが・・・ 「弟を救う為に奮闘するねぇちゃんの物語として鑑賞すれば、良く出来ているんじゃないの。」 とは思えた。 でも、貞子でなくてもとも思える。 原作を使用にしているらしいが、調べてみたら『リング』のシリーズになるのかな。 登場人物の名前を見ると。 (小説は読まないので、内容はわかりません。) 原作ではどこまで続いているのか知らないけど、もう貞子商法は打ち止めにしたほうがいいような… それともリブートの道を歩むか・・・ ココまで来ると、呪われているのは貞子作品を製作しようとしている○○制作委員会になってしまっていると思えてしまう・・・
いいぞ中田秀夫。
覗き見下世話の世を仕方無しと半笑いで許し合う令和日本人全員を今も許さず、孤高に死ぬ程ダメ出しし続ける貞子を買う。 理由が何であれ、見るだけでアウト。 晒す側より寧ろ見る側の倫理をこそ問う貞子。 いいぞ中田秀夫。 潤う白目部分の美で魅せる池田エライザは是非劇場で。
弟が最後まで生き残っていた意味が本当に謎な作品でした。全体的にスト...
弟が最後まで生き残っていた意味が本当に謎な作品でした。全体的にストーリーとして上手くいかせるために無理やり設定を崩してるようにしか見えず、昔の映像を使うならもう少し昔の設定に忠実にした方が良いかと思います。今の技術なら昔の映像をCGで合成することも可能なのに敢えて、違う役者を貞子の母役で出して、洞窟に貞子を捨てていくって言うよく分からない設定にしたのはなんだったのか・・・。貞子複数説で使いたいなら昔の設定から繋がってる様にせず、着信アリ1,2のように明らかに違うという流れにすべきだと思いました。
総評的にラスト30分でいったいどう落ちを作るのか気になったので☆2ですね。
倉橋を呪い殺した貞子とカズマを呪い殺した貞子は似ているけど別人なの...
倉橋を呪い殺した貞子とカズマを呪い殺した貞子は似ているけど別人なのではないか? 前作と繋がっているとすれば倉橋は井戸の底の貞子に殺されたはずだし、洞窟の貞子とは関係ないと思う。 井戸と洞窟を結びつける説明はたぶんなかったし、説明しきれていない複雑な怨念があったのではないかと思った。
巨匠のさくひんです
ハリウッド進出もいまいちで、それから自分が観たかぎりですが、クロユリ/モンスターズ/劇場霊/ホワイトリリー/終わった人/スマホを落とした~/殺人鬼を飼う女・・・どれも、しょうもない映画でした。 映画監督という職業はひとつふたつ傑出していると、あとはテキトーに流していてもシゴトが巡ってくるんでしょうか・・・とりわけ最近の中田監督は、ムダに精力的な連投っぷりで、去年(2018)なんか3本撮ってます。意味不明の多作でした。「連駄」とは、きっとこんな状態を言うのでしょう。 個人的な感慨ですが、日本映画界では、いったん、マスコミ等によって「巨匠」の冠をつけられると、そのあと雑にやっていても低迷と解釈されます。 ただし、日本で現在「巨匠」とされている映画監督のなかには「これはホントに低迷なんだろうか」と、巨匠格を疑わざるをえない凡打だらけの「巨匠」がいるわけです。 この問題は、そもそも、マスコミがあまりにも早急かつ短絡に「巨匠」と銘打ってしまうことから来ています。 いまや日本映画業界は巨匠だらけです。 鬼才感出しまくりの有名演出家を親に持つ七光り写真家もすでに巨匠と呼ばれています。劣化版荻上チルドレンの文豪の名に似た女流もすでに巨匠と呼ばれています。となれば日本には巨匠でない映画監督は存在しません。巨匠と映画監督はイコールです。 個人的には、この「巨匠」が、歓楽街で呼び込みのひとから「社長さん」と呼ばれるような種類の呼称であればいいなと思っています。 てなことを思いつつ、中田監督の映画を観てしまうのは女優霊とリングが傑出だったからです。しかし、女優霊とリング──あの暗い怖い空気感を求めて早20年経ってしまいました。あの二作とくらべてしまえば「やっつけてんなあ」という印象はぬぐえません。この映画もやっつけてました。 結局、日本映画界の「巨匠」は、①傑作はラックによって成し得たもので、凡作が常態なのか、それとも、②傑作は実力をあらわしたもので、凡作は低迷なのか、③そもそも巨匠たる実績などひとつも認められないのか、どれなのかを、見定めるひつようがあると思うわけです。
恐がりな人も夜中に気楽にトイレ行けます
結論から言うと、ホラー映画でありながら全くビックリすることもなくゾクゾクすることもなくただただ平坦な映画でした。
特に終盤の弟さんが引きずり込まれるシーンは、貞子と人間綱引きでもしてるかのように見えて思わず笑ってしまいました。
恐がりでホラー映画大嫌いな私が夜中にトイレに気楽に行けるくらい怖くなかったので、恐がりの人にもオススメできる映画です。
何で仕事があるの!?
ダラダラと続くストーリー、やっと貞子が出たと思ったら勿体ぶった感じで、白石監督の「貞子vs伽椰子」と比べると、観客を楽しませようという何の工夫もありません。まあテレビでやればそれなりかも知れませんが、映画館で金を取って良いレベルではないと思います。観賞後、ネトフリオリジナルの「呪怨 呪いの家」を観ると、普通にちゃんと作ってあってビビりました。
冒頭だけ
冒頭の娘と一緒に心中する母親のシーンは緊迫感もあり、見応えがありました。
それ以降は制作している方の「とりあえずこれやっとけば観ている人は怖いでしょ?」感が透けてみえる。こんな安っぽい骸骨の映像を挟めば怖がると思ってるのか…と呆れてしまった。
モニ●リ●グとかでやってるホラー系どっきりの方がまだホラーを理解している。
これは..
想像していたストーリーと180度違ってました。 こういう解釈もあるということは理解できるが、 少し合わなかった作品でした。 怖いというよりも、 何だろう、心が苦しくなる描写が多く感じられて 早く映画が終わってー!と思いながら観ていた。 池田エライザの演技は良かったので、 その分の星2つ。
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