劇場公開日 2019年11月1日

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閉鎖病棟 それぞれの朝のレビュー・感想・評価

全229件中、141~160件目を表示

4.0ユニークな精神病院の住民達。

2019年11月8日
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鑑賞方法:映画館

観終わった直後は、いい映画だったなという感想しかない。Kの美しいエンディングテーマで十分に余韻に浸ることができる。ヒューマンドラマとしてとても良くできている。主役の笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈の三人の演技が心に響く。精神病院という外の世界とは隔絶された場所でしか生きられない人の心の形を見せてくれる。由紀の凍り付いた心が、優しさに触れてここに居場所を見つけていく所がとてもいい。小さな心遣いや、ちょっとしたふれあいも、それが心から出たものであれば、心を温かくし宝物になることを教えてくれる。
心情的にはとても好印象なのだが、客観的にみると疑問点もいくつかある作品だ。そもそも秀丸、チュウさん、由紀の三人は精神病院にいる人たちではないと思う。精神障害者だけでは物語が成立しないので、病院に舞台を借りただけに見える。覚醒剤中毒の男も、事件を起こすために無理矢理登場させられた感がある。病院の住人たちはとてもユニークで面白かったが、これは精神病院のリアリティを描いたのではなく、ヒューマンドラマの舞台がたまたま精神病院だったと言うべきだろう。

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ガバチョ

2.5予定調和的で没入できなかった。人物描写は秀逸。

2019年11月8日
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原作未読。

精神科医による精神科病院を舞台にした物語ということで、人物描写は秀逸だった。キャストの好演もあり大変見応えがあった。

一方で物語は、月並みな展開で終始しており、私は没入できなかった。

早い段階からクライマックスの展開が読めてしまい、その後の流れも予定調和的で引き込まれなかった。

特に秀丸については、その行動動機が不明確になっており、これによって物語は勢いを失っていると感じた。

シーンごとには印象的で感動的な部分があるだけに、残念さを禁じえなかったが、映画鑑賞擦れしてなければ、高評価していたと思う。

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カイ

1.5偏見とステレオタイプ

2019年11月8日
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鑑賞方法:映画館
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映画マン

5.0事情を抱えていない人なんていない

Dさん
2019年11月7日
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最初から最後まで最高に良かったです。
舞台は長野のとある精神科病院。
それぞれの過去を背負った患者たち。

主にメインになるのは笑福亭鶴瓶さん演じる
母親や妻を殺害した罪で死刑判決を受けたものの、死刑執行に失敗し生きながらえた梶木秀丸。 綾野剛さん演じる幻聴が聴こえて暴れるようになり、妹夫婦から疎まれて強制入院させられた元サラリーマンのチュウさん。 小松菜奈さん演じる父親からのDVが原因で入院することになった女子高生の由紀。
精神科病院だから色々な人がいる。
チュウさんの言葉「事情を抱えていない人なんて
いない」。

梶木秀丸はなぜ母親や妻を殺害したのか。
笑福亭鶴瓶 「ディア・ドクター」以来10年ぶりに主演。引き込まれました。 チュウさんは最初普通の人にみえて「この人は
なんでこの病院にいるのかな?」と
思っていた。
しかし幻聴に悩まされていて幻聴がきこえると
暴れ出す。
「楽園」につづきかなりハードな役の綾野剛さん。
圧巻でした。 一番きつかったのは女子高生の由紀。
父親から性的虐待を受け続けそのことが理由で
入院させられることに。
小松菜奈さんの傷を抱えて気持ちを押し殺す姿は
痛々しかった。
梶木秀丸やチュウさんと行動していくうちに
心を開いていく由紀だったがまたしても地獄のような出来事が。
由紀が大声で泣き泣き叫ぶ姿が心から離れない。
強烈なシーンです。
精神病院の看護師役の小林聡美さんも
突き放さず見守る姿も良かった。

そして由紀を助けるために梶木秀丸はある事件を
起こす。
3人が迎える-それぞれの朝-とは。


3人の他にも色々な作品で活躍している俳優さんたちがたくさん出演しています。
「十二人の死にたい子供たち」に出てた板東龍汰さんや「深夜食堂」常連の綾田俊樹さんなど。

梶木秀丸のラストシーンがかなりいいです。
そしてエンドロールで主題歌のK 「光るソラ蒼く」で涙。映画館で久しぶりに泣いた。
この歌がそれぞれの朝を迎えた人たちにどう聞こえるのか。なんてそんなことを考えたりした。
由紀のシーンはきつくつらいけど目をそらさずに
みてほしい。
かなり満足の作品でした。

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D

4.0とても苦しくなりますが救いはありました

2019年11月7日
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ゆうすい

4.0原作読んでません

2019年11月7日
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泣ける

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ぽんた

4.0素晴らしい。

2019年11月7日
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立ち直ることの難しさ。を淡々と描いてます。
止まらないトロッコで人を犠牲にするのか?なんて糞みたいな題材で道徳を語るなら、この作品を観なさい。

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酒呑童滋

5.0涙がサラサラといっぱい

2019年11月7日
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誰も言いたくない過去は1つや2つある
楽しい映画ではない。
涙がサラサラ、水道のように出た
今、立ち止まっている方がいたら
観て欲しい
背中をそっと押してくれる映画です。

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hase

2.5管理がひどい、、、

2019年11月6日
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なた

3.0重たい話ですね

2019年11月6日
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やまぼうし

4.0胸が苦しい

2019年11月6日
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最初から最後まで胸が苦しい映画だった。
ちょいちょい疑問点はあるが概ね原作の世界観を損なわずにできていると思った。
一つ残念なのはちゅうさんの証言場面がなかったこと。

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taniko

2.5うーん…惜しい。

2019年11月6日
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Film_Montage

4.0今の社会の写し鏡です。

2019年11月6日
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病んだ現代社会の縮図であり正に写し鏡ですね。
印象に残ったセリフは「心臓を刺せば血が出るが心を刺しても血は出ない…」
パワハラ、セクハラ、アカハラ等のオンパレードの中で…

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けいさん

3.0閉鎖?って??

2019年11月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

思ってたよりはフリーな感じ、完全に隔離された病棟なのかと思い込んでいたけど全然違っていた。病状によっては外出ありだし、まあ俗世間の心の壁と言う点では閉鎖的か?

明治時代に死刑執行失敗例があるようですが執行後は無罪放免みたいですね。

題名の違和感以外は、よい映画じゃないでしょうか。

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kachasin

4.5「小松菜奈アカデミー賞ですか」

2019年11月5日
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泣ける

今年116本目。

「僕は明日、昨日のきみとデートする」で小松菜奈が一番好きな女優になって、「楽園」の演技も非常に良かった綾野剛、演技が上手い笑福亭鶴瓶と注目の3人が出ているので見て来ました。

3人共演技が抜群。
ただ単に精神科病院の様子を描くだけでなく、重厚なテーマとなっています。
中でも良かったのが小松菜奈さん。
今年これまでで一番凄かった女優は「賭けグルイ」の福原遥でしたが、同じ位上手でした。

是非来年のアカデミー賞主演女優賞、今作で獲って欲しい。

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ヨッシー

0.5なんじゃこら

2019年11月5日
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死刑執行を失敗した例なんてあったっけ、ないだろ、あったとしてもこうはならんでしょ。
本当にばかな話ばっかりですね、情けなくなりますね。
あほな話を深刻ぶって、なにをしてるんだか、こんな映画を尤もらしくって、有り難がる人もくだらない。

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アサシンⅡ

2.5こんなもんか

2019年11月5日
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鑑賞方法:映画館

日本映画の限界を露呈する作品かな?
ストーリーは平凡だし、回想シーンが多いし、舞台が舞台なので映像は汚いし。
これから映画館に行こうとお考えの方、レンタルに回ってきてからで十分ですよ。

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おっさん

2.5魚は自分で裁いちゃダメだよ!!!????

2019年11月5日
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悲しい

知的

難しい

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a9y

1.0ネタバレあり

2019年11月5日
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鑑賞方法:映画館

怖い

楽園がとても良かったので、同じキャストの綾野さん、片岡さん、根岸さん出演なら観てみようと思い観賞。このお三方そして小林さんの演技は良かった。特に綾野さんはまさにその人になりきっているような迫真の演技で素晴らしかった。ただ良かったのはそれだけ。最初はドキュメンタリーのように話が進んでいくのだが、途中からとても現実から離れたような内容になり、元々偏見を持たれるような題材なのにも関わらず、より誤解を生むのではないかとこの作品によって辛い思いをする人が出なければ良いなと思った。何がしたくて作ったのかわからない作品。鶴瓶さんも普段のバラエティーとは勿論違っているのだが、以前戦時中のドラマで見た演技と同じようにしか見えず、特段上手いわけではないと思った。

ここからはネタバレで。
閉鎖病棟が牢獄のようだろうとは思わないが、冒頭のシーンから違和感。鍵のかかった閉鎖病棟に看護師が入ってくるのだが、オートロックでもないのに、ドアが開くところに患者がいるのに普通に入ってくる。患者が看護師さんをちょっと押せば普通に出てこられてしまう状況に閉鎖病棟である意味がわからない。そして、ほとんど出て来なかった医者が患者の退院時に玄関まで看護師と共にお見送り。小さな病院や患者と距離が近い病院、例えばナースのお仕事くらい患者と距離が近いなら理解出来るがそのような感じもしなかったのにと思った。
そして、玄関で退院する患者に注意事項を言っていた気がするのと、ほとんどの患者が玄関にお見送りに出て来ているのも不思議すぎる。両方ともナースステーション等でやることではないだろうか。
小松さんの演技はとても残念。あんな事があったようにはとても見えないし、あんなに短期間でそんな事があるというのも疑問だが、そういうのを引き寄せてしまう人だったとしても違和感がたくさんある。演出に関しても原作を読んでないので原因がどこにあるのかわからないが、父親との事を病院が知らなかったとしても、あんな状況を作ってしまうのは大問題だし、あんな事があった事を病院が把握出来なかったとしても、逃げ出してしまっているのは病院としては大問題なのにそんな気配もなく、どういう経緯で退院になったのかも不明。いくら法廷で証言しなければと思ったとしても、あんな事を何度も経験した人とは思えないほどあっさりしていて、小松さんの演技力の無さもさることながら演出に唖然。当時、演技力があるとは思えなかったが、真昼の月での常盤さんの方が心情表現は断然出来ていたと思う。
そして、幻聴が聞こえてしまう事に関しても単におかしくなった人のように片付けられている気がした。幻聴や幻覚はが神経系の病気が原因だとすれば誰でもなる可能性があるような事を聞いたことがあるので、そこにも違和感しかなかった。

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モンブラン

4.0見つめあう二人、傍聴席の綾田俊樹と弁護士ベンガル。あぁ、東京乾電池。

2019年11月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

 先月に観た『楽園』に続いて長野県を舞台にした映画。しかも、その『楽園』に引き続き綾野剛と片岡礼子が出演しているという偶然。これはもしや二人に何かある?!などと、下衆な考えも脳裏に過りながらも、ヘッドギアした患者の二人が「あずさ2号」を熱唱するシーンで、今回の台風で特急あずさも運休が続いていたんだろうと想像してしまいました。ちなみに『楽園』では北陸新幹線ネタでした。

 序盤で感じたのは、鶴瓶の若いころのモノクロ映像は良かったのですが、精神病院内の患者たちにあまりリアルさがなかったこと。精神病棟モノとしては欧米作品にはまだまだ劣っていると思ったのです。また、いくら人権問題があろうとも、外出許可が簡単に出すぎることにも疑問を感じました。それに、凶暴な男・しぶこじゃなくて渋彦(勝手に命名)にしても、患者の中では違和感がある。途中まで患者だと思わなかった・・・。

 日本の従来の精神病院像でいえば、必ず鉄格子があったり、薬漬けにされたり、拘束衣を着せられたり、最終的にはロボトミー手術で廃人にしてしまえ!的なイメージがありました。やっぱり、そこは現代的に自由な病院を描いていたんだと思います(実際の病院をよくわかってないので、ごめんなさい)。

 刑務所にしても精神病棟にしても高い壁に囲まれ、閉塞感がいっぱい。なんとか生きていこうとする患者や、問題を起こす者たち。まるで社会の縮図のような人間関係が出来上がり、居場所を見失うことも。そんな病院であっても、「いつでも帰っておいで」みたいな家族的暖かさも描かれるのだが、どう考えても帰りたくない場所だと思う。ただ、患者同士のイジメがあっても発覚しない脆さも感じられるのです。特に木野花さん、氷川きよしのコンサート行けなかったんだろうなぁ・・・かわいそ。

 そんな不自然さもいっぱいあったのに、公判のシーンではボロ泣きしてしまった。鶴瓶や綾野剛の演技もよかったのですが、ここでの小松菜奈の証言は涙なしでは見られない。そしてラストの立て、立て、立て・・・ブラックアウト。『マチネの終わりに』と連続してブラックアウト・エンディング。好きだわぁ。

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kossy