閉鎖病棟 それぞれの朝のレビュー・感想・評価
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ユニークな精神病院の住民達。
観終わった直後は、いい映画だったなという感想しかない。Kの美しいエンディングテーマで十分に余韻に浸ることができる。ヒューマンドラマとしてとても良くできている。主役の笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈の三人の演技が心に響く。精神病院という外の世界とは隔絶された場所でしか生きられない人の心の形を見せてくれる。由紀の凍り付いた心が、優しさに触れてここに居場所を見つけていく所がとてもいい。小さな心遣いや、ちょっとしたふれあいも、それが心から出たものであれば、心を温かくし宝物になることを教えてくれる。
心情的にはとても好印象なのだが、客観的にみると疑問点もいくつかある作品だ。そもそも秀丸、チュウさん、由紀の三人は精神病院にいる人たちではないと思う。精神障害者だけでは物語が成立しないので、病院に舞台を借りただけに見える。覚醒剤中毒の男も、事件を起こすために無理矢理登場させられた感がある。病院の住人たちはとてもユニークで面白かったが、これは精神病院のリアリティを描いたのではなく、ヒューマンドラマの舞台がたまたま精神病院だったと言うべきだろう。
予定調和的で没入できなかった。人物描写は秀逸。
偏見とステレオタイプ
精神疾患のある人間はすぐ人をレイプする危険人物だという偏見を助長する酷い内容
出てくる看護師が一人残らず無能
精神疾患はある程度、患者同士の影響を考えて病床管理しないといけないのにすべてごった混ぜにした無能病院
何もかもがどこかで見たことあるような展開でありきたりな内容でした
精神疾患のある患者の演技は上手かったですが、それ以外はな…という感じ
佐藤秀峰が見たらぶちぎれる内容だと思うよ
事情を抱えていない人なんていない
最初から最後まで最高に良かったです。
舞台は長野のとある精神科病院。
それぞれの過去を背負った患者たち。
主にメインになるのは笑福亭鶴瓶さん演じる
母親や妻を殺害した罪で死刑判決を受けたものの、死刑執行に失敗し生きながらえた梶木秀丸。 綾野剛さん演じる幻聴が聴こえて暴れるようになり、妹夫婦から疎まれて強制入院させられた元サラリーマンのチュウさん。 小松菜奈さん演じる父親からのDVが原因で入院することになった女子高生の由紀。
精神科病院だから色々な人がいる。
チュウさんの言葉「事情を抱えていない人なんて
いない」。
梶木秀丸はなぜ母親や妻を殺害したのか。
笑福亭鶴瓶 「ディア・ドクター」以来10年ぶりに主演。引き込まれました。 チュウさんは最初普通の人にみえて「この人は
なんでこの病院にいるのかな?」と
思っていた。
しかし幻聴に悩まされていて幻聴がきこえると
暴れ出す。
「楽園」につづきかなりハードな役の綾野剛さん。
圧巻でした。 一番きつかったのは女子高生の由紀。
父親から性的虐待を受け続けそのことが理由で
入院させられることに。
小松菜奈さんの傷を抱えて気持ちを押し殺す姿は
痛々しかった。
梶木秀丸やチュウさんと行動していくうちに
心を開いていく由紀だったがまたしても地獄のような出来事が。
由紀が大声で泣き泣き叫ぶ姿が心から離れない。
強烈なシーンです。
精神病院の看護師役の小林聡美さんも
突き放さず見守る姿も良かった。
そして由紀を助けるために梶木秀丸はある事件を
起こす。
3人が迎える-それぞれの朝-とは。
3人の他にも色々な作品で活躍している俳優さんたちがたくさん出演しています。
「十二人の死にたい子供たち」に出てた板東龍汰さんや「深夜食堂」常連の綾田俊樹さんなど。
梶木秀丸のラストシーンがかなりいいです。
そしてエンドロールで主題歌のK 「光るソラ蒼く」で涙。映画館で久しぶりに泣いた。
この歌がそれぞれの朝を迎えた人たちにどう聞こえるのか。なんてそんなことを考えたりした。
由紀のシーンはきつくつらいけど目をそらさずに
みてほしい。
かなり満足の作品でした。
とても苦しくなりますが救いはありました
冒頭の処刑の赤裸々なシーンから
色々な病を患う患者さんのそれぞれの苦悩の描写と続いて見ていて本当に気持ちが重くなります。
楽園に続いて綾野剛さんの演技は素晴らし過ぎました。
統合失調症の患者さんの役でしょうか、、
苦しみながらも世間に戻ろうとする儚げながら前向きな姿勢が痛々しいながらも心打たれました。
小林聡美さんも芯の通った強さも良かったです。
患者さんの家族に物言う看護師さんはあまり居ませんが、、
あんなスタッフが居る病院は良いですね、、
先生は普通でしたが、、
血の繋がりのある家族は冷酷で理解が無いけれど
苦しみを分かち合える患者さん同士で家族として支え合う。
それは理想ですが、小松奈々さん演じるゆきちゃんが救われてホッとしました。
原作読んでません
あらすじも知らないままただただ鶴瓶さんの映画は好きで観に行きました。
私も、病気を患ったことがあるのでの感想。
実にリアルに精神病を演じられていてハッとしました。
1人1人にある疾患の表現の仕方、それを見守る小林聡美さん素晴らしかった。
そして、鶴瓶さんも患者と自分の中には何の隔たりもなく普通に生きている。
肉親よりわかりあえる仲間がそこにいたんだと感じました。
内容は、暗い感じですが、あったかくなりますよ。
最後に鶴瓶さんが歩こうとするシーン
私は生きる気力が出てきてくれて勇気をもらいました。
精神病を患ってない人にはなかなか理解しずらい内容かもしれませんね。でも、少しでも理解してくれる人が増えてくれたら生きやすくなる人もふえていくような気がしました。
管理がひどい、、、
閉鎖病棟ってあんなに開放的で、管理不行届きなんですか?完全に病院の管理の問題ですよねーって感じ。男性看護師、患者さんがいなくなるほど長く立ち読みします?あんな暴力的で乱暴な患者野放し?閉鎖病棟というくらい管理が難しそうなのに男女混合???若くて綺麗な女子なんていたら、そら、もう目をつけられて当たり前じゃないですか!
と、病院の管理についてイライラする内容でした。鶴瓶さん、綾野さん、小松さんは素敵な演技でしたよ。
うーん…惜しい。
原作未読です。「愛を乞う人」の平山監督の作品という事で鑑賞。前評判では重いというものを多く見たので、どれだけ重いのかと思ったが、案外そうでも無かった。人間ドラマだけあって役者の力量が求められる内容だが、笑福亭鶴瓶さん、綾野剛さん、小松菜奈さんはじめ、脇役の方々も良かった。
事情を抱えた精神病患者たちが暮らす病院が、いつしか家のような、家族のような温かく居心地の良い場所になっていく。
しかしながら、ある事件をキッカケに…。物語にはドンデン返しもなく予想通り進行し、予想通りの結末を迎えるので物語としては特に何もない。
ただ一つ許せないのは、笑福亭鶴瓶さんの役が背骨を損傷し歩けないので何十年も、車椅子に乗っている設定なのだが、どうしても足が太く筋肉も落ちていない為、ラストのシーンで興醒めしてしまった。もちろん現実には無理なのは分かっているのでCGを使用してでも、足を細くしそれでも立ち上がろうとする姿に心が動くと思う。細かい所をあげればキリがないので、せめてそこだけは頑張って欲しかった。
閉鎖?って??
「小松菜奈アカデミー賞ですか」
なんじゃこら
魚は自分で裁いちゃダメだよ!!!????
個人的にはシナリオを描き替えたい。
まず、自分で裁いてはいけないと思われるような。
110番して司法の判断を仰いだほうがよいかと。(笑)
さすがに2+1はだめでしょ。(笑)
あと法廷がくだらない。AI裁判でよいでしょ!!!(笑)(笑)
まあ議論はあるのかないのか。
あとコミュニケーションがみんな下手なのが原因かなとか思ったり。
なんとか営業法があるのだから、そこに勤めてお金を得たりするオプションを感じてしまったり。
また、その逆もしかり。(笑)(笑)
その施設ももっときちんとした教育をしないととかおもったり。
キャスティングも。
お兄さんと妹で。妹は嫌われ役か==とか。
この場合お兄さんもっと攻めないととか、まあこうなるのかなんて思って、そこはさすが、
どっかのライセンスを持っている人が監修しているのかどうなのか??!!(笑)
自動車ライセンスみたいに返納はできるのだろうか???(笑)
意味はないです。
もっとアクションでめちゃくちゃに。
アベンジャーズのキャプテンマーベルみたいに。
電車の中でおばあちゃんを扮したエイリアンにがつーーーんと。
そこから、やり返してがつーーーーんと。
そんなアクションが観たかった。
最後はマレフィセント2みたいにみんな生き返ってなんかハッピーエンドみたいにしてほしかった。
コメディー感がなくて笑えなくて。
笑いたかった。(笑)笑いたかった。苦笑
まあ苦笑ですよ。
みんな問題だらけです。(笑)
この人たちはきちんと言葉でマニュアル化してあげたり、プロシーデュア化してあげた方が
良いと思ってしまう今日この頃の空気感のなか、
こんなわかっているのかどうなのか、微妙な小職(自分の事 その立場ではないのであしからず。)
はなんともかんとも、ただ空を見上げるしか、できないのでした。(笑)
そんなかんじで、タイピングが打てていまして、こんなパワーがこの作品のなせる技なのか。
どうなのか。
いやーーーある種のホラー映画で、
ITにもとりいれてほしかった。
女優さんがクラウンにみえてしまって、みえたら終わりみたいな。
ガブーーーみたいな。
まあ、ITと二本立てでみてよかったような。
不満があるひとは返金にも応じてくれる映画館もあるみたいですが、
調査はしてないです。ちなみに試してもいないです。(笑)
まあ、つまらないですよ。(笑)(笑)
でもこれくらい、タイピングできました。(笑)(笑)
まあ、テーマはいいのかどうなのか。
まあいろいろあるのかどうなのか。
まあこのあたりで。
さいなら、さよなら、さよオナラ!!!!???
映画って、映画って、映画って、映画です!!!????
ネタバレあり
楽園がとても良かったので、同じキャストの綾野さん、片岡さん、根岸さん出演なら観てみようと思い観賞。このお三方そして小林さんの演技は良かった。特に綾野さんはまさにその人になりきっているような迫真の演技で素晴らしかった。ただ良かったのはそれだけ。最初はドキュメンタリーのように話が進んでいくのだが、途中からとても現実から離れたような内容になり、元々偏見を持たれるような題材なのにも関わらず、より誤解を生むのではないかとこの作品によって辛い思いをする人が出なければ良いなと思った。何がしたくて作ったのかわからない作品。鶴瓶さんも普段のバラエティーとは勿論違っているのだが、以前戦時中のドラマで見た演技と同じようにしか見えず、特段上手いわけではないと思った。
ここからはネタバレで。
閉鎖病棟が牢獄のようだろうとは思わないが、冒頭のシーンから違和感。鍵のかかった閉鎖病棟に看護師が入ってくるのだが、オートロックでもないのに、ドアが開くところに患者がいるのに普通に入ってくる。患者が看護師さんをちょっと押せば普通に出てこられてしまう状況に閉鎖病棟である意味がわからない。そして、ほとんど出て来なかった医者が患者の退院時に玄関まで看護師と共にお見送り。小さな病院や患者と距離が近い病院、例えばナースのお仕事くらい患者と距離が近いなら理解出来るがそのような感じもしなかったのにと思った。
そして、玄関で退院する患者に注意事項を言っていた気がするのと、ほとんどの患者が玄関にお見送りに出て来ているのも不思議すぎる。両方ともナースステーション等でやることではないだろうか。
小松さんの演技はとても残念。あんな事があったようにはとても見えないし、あんなに短期間でそんな事があるというのも疑問だが、そういうのを引き寄せてしまう人だったとしても違和感がたくさんある。演出に関しても原作を読んでないので原因がどこにあるのかわからないが、父親との事を病院が知らなかったとしても、あんな状況を作ってしまうのは大問題だし、あんな事があった事を病院が把握出来なかったとしても、逃げ出してしまっているのは病院としては大問題なのにそんな気配もなく、どういう経緯で退院になったのかも不明。いくら法廷で証言しなければと思ったとしても、あんな事を何度も経験した人とは思えないほどあっさりしていて、小松さんの演技力の無さもさることながら演出に唖然。当時、演技力があるとは思えなかったが、真昼の月での常盤さんの方が心情表現は断然出来ていたと思う。
そして、幻聴が聞こえてしまう事に関しても単におかしくなった人のように片付けられている気がした。幻聴や幻覚はが神経系の病気が原因だとすれば誰でもなる可能性があるような事を聞いたことがあるので、そこにも違和感しかなかった。
見つめあう二人、傍聴席の綾田俊樹と弁護士ベンガル。あぁ、東京乾電池。
先月に観た『楽園』に続いて長野県を舞台にした映画。しかも、その『楽園』に引き続き綾野剛と片岡礼子が出演しているという偶然。これはもしや二人に何かある?!などと、下衆な考えも脳裏に過りながらも、ヘッドギアした患者の二人が「あずさ2号」を熱唱するシーンで、今回の台風で特急あずさも運休が続いていたんだろうと想像してしまいました。ちなみに『楽園』では北陸新幹線ネタでした。
序盤で感じたのは、鶴瓶の若いころのモノクロ映像は良かったのですが、精神病院内の患者たちにあまりリアルさがなかったこと。精神病棟モノとしては欧米作品にはまだまだ劣っていると思ったのです。また、いくら人権問題があろうとも、外出許可が簡単に出すぎることにも疑問を感じました。それに、凶暴な男・しぶこじゃなくて渋彦(勝手に命名)にしても、患者の中では違和感がある。途中まで患者だと思わなかった・・・。
日本の従来の精神病院像でいえば、必ず鉄格子があったり、薬漬けにされたり、拘束衣を着せられたり、最終的にはロボトミー手術で廃人にしてしまえ!的なイメージがありました。やっぱり、そこは現代的に自由な病院を描いていたんだと思います(実際の病院をよくわかってないので、ごめんなさい)。
刑務所にしても精神病棟にしても高い壁に囲まれ、閉塞感がいっぱい。なんとか生きていこうとする患者や、問題を起こす者たち。まるで社会の縮図のような人間関係が出来上がり、居場所を見失うことも。そんな病院であっても、「いつでも帰っておいで」みたいな家族的暖かさも描かれるのだが、どう考えても帰りたくない場所だと思う。ただ、患者同士のイジメがあっても発覚しない脆さも感じられるのです。特に木野花さん、氷川きよしのコンサート行けなかったんだろうなぁ・・・かわいそ。
そんな不自然さもいっぱいあったのに、公判のシーンではボロ泣きしてしまった。鶴瓶や綾野剛の演技もよかったのですが、ここでの小松菜奈の証言は涙なしでは見られない。そしてラストの立て、立て、立て・・・ブラックアウト。『マチネの終わりに』と連続してブラックアウト・エンディング。好きだわぁ。
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