「優しさとは」閉鎖病棟 それぞれの朝 大阪みたらしだんごさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさとは
クリックして本文を読む
死刑執行されても生き残り、世間に出すことができないので精神病院をたらい回しにされてきた主人公。
義理の父親から性的虐待を繰り返しされて、妊娠。母親からは義理の父親を奪った女と目の敵にされている女子高生。
幻聴に悩まされたり薬物中毒だったりと世間から隔絶された世界に生きる人々が生活する病院が舞台になっている。
行き場のない人たちが描かれていく中で、一人一人が様々な過去を抱えながら生きていることを丁寧に描いていた。
生きるとは何か?
生きる価値がないと、人が人を裁くことができるのか?
人権とは?
優しさとは?
問いかけを視聴者に突き付け続けられる。
人を殺めることは絶対悪が前提だが、人の尊厳を考えさせられた作品。
コメントする