劇場公開日 2020年8月14日

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赤い闇 スターリンの冷たい大地でのレビュー・感想・評価

全66件中、21~40件目を表示

3.0メディアの汚点

2021年5月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1933年、世界恐慌のさなか、ソ連は好景気を謳っていた。
イギリスの記者が取材のためモスクワに乗り込み、当局の目を盗んで、ウクライナに忍び込み、恐ろしい真実を目の当たりにする。
ロンドンに帰って発表するが、これを事実無根と否定したのが、モスクワ在住のピュリッツァー賞受賞者だった。
メディアを鵜呑みにしないことが大切。

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いやよセブン

3.5ソ連なら何でもあり。

2021年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いまだに毒殺とかしているんだから、全く驚かない事実。
あの国で言論の自由なんか、ありえない。
それに立ち向かうジャーナリストは、本当に命を懸けている。
自分では絶対に出来ないと改めて思う。

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April

4.5何回か見んとわからんわ〜

2021年1月29日
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ソ連、恐ろしや〜。現代において本質的には変わってないような気がします。何処ぞの国も?いい方向に向かうことを願います。これが本当なら!

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おっさん

4.0真のジャーナリストのあるべき姿。

2020年12月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

「飢えと寒さが家の中を満たしている。隣人は正気を失い、ついに自分の子供を食べた」こんな歌を子どもが歌う地獄。
何時も酷い目に遭うのは名も無きものばかり。
ただこの物語のヒーローはその名も無き記者であった。
決して政権の太鼓持ちでも、自身の虚栄心を満たすだけの『新聞記者』でもない。

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ks sky

3.5ポーランド・イギリス・ウクライナ合作なのが頷ける内容でした。実話を...

2020年11月20日
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鑑賞方法:映画館

ポーランド・イギリス・ウクライナ合作なのが頷ける内容でした。実話をもとにしているとは・・
全体的に暗めで地味でしたが、ジェームズ・ノートンとバネッサー・カービーの好演と、ピーター・サースガードの🍑にビックリ

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とみまる

3.5スターリン政権下の内幕映画は珍しい

2020年11月15日
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第二次世界大戦前後の時代は本当に映画化されるネタが無尽蔵。ついに旧ソ連時代のスターリン政権のことが映画で観れると思ってたら、スターリンは出てこない。
でも、その残酷非道ぶりは凄まじかったことを窺わせる内容だった。

ナチスに絡む映画は映画の歴史が始まって以来山ほど世に出続けている。そもそもなぜナチスばかり?やっぱり戦後にドイツが民主化されて徹底的に悲惨な過去を反省したからかな。ナチスの悲惨な歴史を映画にすることはドイツではほとんど誰も否定しないからかな。それもあるかもしれないけど、本質的にはユダヤ人がエンタメ界で活躍していることの方が大きい。ナチス絡みの映画は本当に物凄い数があって一大ジャンルにまとめられるくらいの規模だと思う。

それに比べて、旧ソ連、旧大日本帝国などのやばい時代のやばい政権のやばい出来事はネタが数え切れないほどあるはずだが…

ドイツが自国で映画にしないのであれば、他国が映画にするという流れがナチスに関連する映画にはある。そこが大きく違う。ドイツやドイツに迫害された国のたくさんのユダヤ人がいろんな国に亡命して、その子孫が映画監督や映画業界の重役になるという流れができた。とくに移民の国アメリカ。スピルバーグやポランスキー。ポランスキーはその後ある事件でアメリカから出てますが。バーホーベンはアメリカでSFのナチ映画を撮り、コケてヨーロッパに帰り、またナチ映画撮りました。タランティーノも撮りました。あの人もこの人も。

ディアスポラの歴史とユダヤ教という世界宗教をもったユダヤ人は世界中に相互扶助のネットワークをもっているから、ユダヤ人迫害の風潮が盛り上がるようなことがあれば、ある程度裕福な人たちは他国へ逃げる場所があったかもしれない。そうした人たちが、エンタメ界で活躍したからナチやその時代は映画の定番ネタになった。

一方、スターリン政権下のロシア人やウクライナ人は、ユダヤ人のように自分たちの国をもたず(当時は)、いろんな国に亡命するのは当たり前なのと違って、生まれ育った土地を離れる気持ちもお金もないし行く先もない。自国で生き延びるのに精一杯だったと思う。

自国で生き残ってその子孫がエンタメ界で活躍するようになったとしても、あの時代と今が地続きのままだから到底スターリン時代がネタにされて映画にされる機会は少なくなる。だからこの作品のようにイギリス人ジャーナリストの目線という立て付けでしか映画にできないのかもしれない。そもそもロシア映画はまともに日本に輸入されてこないので本当のところはわからないが…

そして、日本はというと、民主化されてもドイツのようにあの時代をネタにした映画はなかなか作られない。自国の悲惨な恥の歴史をわざわざ映画にする必要性を感じないからだろうか?そもそもあの時代のことがどれだけ広く一般的に反省され知られているのか?ドイツやオーストリアなどに住み、ナチスドイツに迫害されたユダヤ人は、ドイツやオーストリアを自国だという意識はなく、冷静に徹底してドイツやオーストリアの犯した戦争犯罪を批判できたと思うし、だからこそたくさん映画が作られるようになったと思うが、それが日本人やロシア人やウクライナ人にはそれができなかったということが、その時代の映画がほとんど作られない大きな理由だと思う。

エンタメの根源にあるのは、怖いもの観たさであるからこれはまだまだ本当はやれるはず。『スパイの妻』まだ観てないけど、意識してあの時代をたくさん映画にしてほしいと願うばかりだ。

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屠殺100%

3.5大飢饉

2020年10月8日
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独裁政治になると、ほぼ必ず大飢饉があるのね。

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Oyster Boy

5.0歴史の暗部に光を当てた作品

2020年10月5日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

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男爵プリン

4.0もう少し

2020年10月2日
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鑑賞方法:映画館

史実だという。主人公の暴く事実は残酷だが、何故住民達はあれほどの事態になってもスターリン政権に従ったのか、に迫り切れておらず、もう少し突っ込んで欲しかったところ。
そうすれば最悪の政権に唯々諾々と従う現在の日本の状況を理解するための助けにもなったというもの。
あと、列車での移動時のみに当時する謎のアバンギャルド演出はなんだったのか…?

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ぱんちょ

3.5今も変わらない話

2020年9月28日
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鑑賞方法:映画館
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マスゾー

3.0全体的に暗く重い

2020年9月27日
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鑑賞方法:映画館

第二次世界大戦前夜のヨーロッパとソ連。それは暗くなるね。記者の皆さんも重い空気の中動きづらいのによくぞ行きましたというべきか。
闇と冷たい大地、その通りです。
バネッサ観れて良かったです♪

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タイガー力石

3.0勇気ある主人公の行動は世の中にどのような影響をもたらしたんだろうか。

2020年9月27日
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鑑賞方法:映画館

ウクライナにおける人為的な飢餓の事実を世に公表した勇気ある主人公の行動は、どのような影響を世の中にもたらしたんだろうかと、映画終了後に思った。
スターリンが統治方針を変更するわけないし、旧ソ連以外の国からは内政問題と片付けられただけじゃないのかなと思ったりする。

結局のところ、ジョージオーウェルの物語のきっかけになったに過ぎないとしたら、それは悲しいこと。
そして、飢饉の惨禍を隠蔽したピュリッツァー賞受賞記者が名誉を剥奪されることがないのも恥ずべきこと。

ちなみに、冒頭の豚の描写はジョージオーウェルの「動物農場」からだろうけど、この人についてうまく説明されていないから、知らないとナニコレ?となる。

主人公も最後は〇〇されちゃうし、後味はあまりよくない

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お抹茶

2.0偽りの繁栄

2020年9月22日
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鑑賞方法:映画館

旧ソ連の偽りの繁栄を暴こうと勇敢に立ち向かうジャーナリストの真実の物語。全体的にメリハリが無くインパクトに欠ける印象。飢餓に苦しむ人々の苦難や現状をもっと詳しく知りたかった。題材は良いだけに不満の残る内容でした。
2020-168

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隣組

4.5ウ・ク・ラ・イ・ナ に行っちゃイヤ 💋

2020年9月21日
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悲しい

怖い

難しい

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カールⅢ世

3.0ウクライナは未だに世界最貧困

2020年9月12日
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鑑賞方法:映画館

2020年時点の中国共産党も、負けず劣らずだけどね。てのは置いといて。

結局、新聞報道ではウクライナを救えませんでしたし、ウィグルに対する弾圧を止められない現代社会、ってのもあります。つまりは。国境をまたげば報道も無力。共産党の独裁国家内で進行する悪を止める事は出来ない。

それでも声を上げ続ける事がジャーナリズム。

映画としては多少肩透かし感はあります。ソビエトの事ばかりで、世界情勢・欧州情勢に触れてませんからね。そこは不満でした。

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bloodtrail

4.5ホロドモール

2020年9月11日
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泣ける

怖い

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アストロボート

3.0もっと深掘りしてほしかった。

2020年9月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

スターリン時代のウクライナ穀倉地帯での大飢餓をフリーランス記者が潜入し真相を突き止めるが表面化するまで当局からの脅迫に屈せず生き延びたのは奇跡としか言いようがない。当局は彼を泳がしたのか?独裁下ではなくても今も世論操作は存在する。真実は永遠に闇の中だろう。ナチス、スターリン、現人神を頂いた帝国の闇は時代や国を越境して現実に存在している。映画そのものはやや単調で、もっと深掘りしてほしかった。ウクライナでは作物をモスクワに搾取され農民は樹皮や人肉を食べる。子供たちの絶望歌が挿入されていたのは映画を締めた。希望は一つもない。ジョージ・オーウェルの《動物農場》との接点を初めて知りルポが無駄ではなく役に立ったことは救われる。満州潜入が失敗に終わったのは残念無念。旧大日本帝国の新たな事実が掘り起こされたかも知れないのに。

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Bon voyage

3.5背負うのは、どっち

2020年9月6日
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鑑賞方法:映画館

117本目。
何とか空席あり。
ダメもとだっただけにラッキー。
序盤は緊張感があっていいんだけど、真ん中らへんで弛むと言うか間延び。
まあ面白かったかなぁとは思うけど、要はどっちを背負って生きるのかとは考えてしまう。

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ひで

3.0近い将来の話かも

2020年8月30日
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悲しい

怖い

ヒトラーへの取材経験もあり、世界恐慌にあってなお繁栄を続けるソ連に疑問を抱き、その真相を追い求めるイギリスの若手記者の物語。

エンタメ要素は皆無と言って良い作品。特に派手なシーンもなく、淡々と物語が進んで行く。
粗モノクロのような映像で映し出されるウクライナの状況がとても辛い。

特にショッキングだった、子供たちの小屋でスープを食べるシーン。
予告映像でも、「何の肉だ?」と言っていたので、恐らくちゃんとした肉など無く、家の中で見つけたネズミでも捕まえて食べているんだろう。悲惨すぎる状況だ…。
なんて想像していたのだが…。

その他にも、「次の世界大戦は既に始まっている」、「真実が伝えられていない」といったセリフの数々にハッとさせられたのは私だけではないはず。

同じようなことは既に今現在起こっているのでは?

とにかく、記者魂で真実を伝えようと奔走した人物達の生き様にはグッときたと同時に、理不尽さに対する虚しさ、やるせなさも感じた作品だった。

ホロドモールのようなことが今後…どうかは分からないけど、本作は決して過去の出来事を伝えているだけの作品にはとても思えない。

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MAR

3.5隠された真実

2020年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スターリン時代のウクライナが、これ程までに大飢饉にあえいでいたとは誰も知る由はなかったであろう。これを世に知らしめた主人公、フリージャーナリストのジョーンズは29歳という若さで殺されてしまう。(一説には暗殺されたとも)しかしながら、彼が遺した功績は称賛に値する。自らの危険を試みず、実際現地を行って現実をつぶさに世界に知らしめたのは、まさにジャーナリストの鏡と言って過言ではないだろう。

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オクやん