劇場公開日 2020年8月14日

  • 予告編を見る

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのレビュー・感想・評価

全41件中、1~20件目を表示

4.0ジャーナリズムの根源をみた思い

2023年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ウクライナ大飢饉のことは1980年代半ばに知ってました。毛沢東の大躍進との比較や類似性からですね。しかしながら、ガレス・ジョーンズ氏は全く知りませんでした。

この映画を観た後で主人公であるガレス・ジョーンズ氏とその周辺を少し調べてみましたが、概ね、映画に反映されているようで、事実をもとに組み立てていると思います。結構、盛り込んだ話でもあるのでストーリーは多少とっ散らかって流れていき、人間関係や社会的背景の把握にまごつくところもありましたのでそこを注意して観るといいと思います。(阿片窟はいらないんじゃないかな。デュランティとの対比でも必要性を感じない。)
そして、電車(貨車)での食料の奪い合い、コートよりパン、駅に死体が転がっていても誰も見向きもしない、当然、村には行き倒れが多数、などなど、現実なら絶対に出会いたくない、観たくもないシーンが次々とやってきます。
兄弟の死体をスープにして食べる、なんて、天保天明の大飢饉、攻城戦での飢え殺しなど日本にもありましたが、まさに地獄そのものです。

そして、ラストのガレス・ジョーンズ氏のその後の説明にも衝撃を受けました。真にジャーナリストとして行動していた氏に対しては敬意しかありません。

どこかの日本アカデミー賞受賞作品なんてクソにもならない凄さが、ここにはありました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
zem_movie_review

3.5実話は切ない

2023年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

そういう時代、そういう場所
切ないですね
実話は、自分の身に置き換えて
色々考えてしまい、今の日本人として生きていることに感謝

ヴァネッサさん、素敵でした

コメントする (0件)
共感した! 4件)
けはえ

4.0今、観たい映画。

2022年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ロシアのウクライナへの蛮行はたった5か月前に始まったことではない。
それがよく分かる映画です。
1933年頃にはウクライナはロシアの穀物庫の役割を果たしていた訳ですが、
ウクライナ国民はロシアに穀物の殆どを搾取され飢餓でバタバタと死んでいたのです。
そのずうっと以前からウクライナはロシア(ソビエト連邦)に搾取され続けている。
その一端がよく分かる映画です。

2019年(ポーランド/英/ウクライナ)アグニシュカ・ホランド監督。

スターリンの粛清・・・400万人〜1450万人が飢餓やシベリア送り、
           弾圧、処刑で亡くなったとされる。

1933年。イギリスのジャーナリストのガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)は、
世界的大恐慌下でのソビエト連邦の繁栄を不思議に思っていた。
真実を探るべく、モスクワに取材に訪れる。
そして禁止されているウクライナへ単身乗り込むのだった。
ガレス・ジョーンズは、実在の人物で、この映画も実話に即しています。

1933年。モスクワの穀物倉庫と言われるウクライナの人々はパン一切れにも
窮して死肉を貪っていた。
寒さと飢え・・・雪道に転がる死体。
馬車に無造作に積み上げられた死体。
目を覆う惨状だった。
(穀物は全てモスクワに送られて、政府高官は栄養栄華パーティーに興じていた)

これが西側諸国が思いもしないソビエト連邦スターリン政権の真実だった。

ガレスの告発記事はイギリス政府の手で揉み消され、真実は闇に葬られるか?
と、思ったその時・・・
ガレスの咄嗟の機転で、告発記事は日の目を見る。

当時のソビエト連邦の真実を告発した若き記者の、勇敢な行動を描いた映画です。
ウクライナの子供たちの飢えた目が、衝撃的です。

娯楽性は少なくて面白さも限定的ですが、命懸けで真実を伝えようとする
ジャーナリスト、ガレット・ジョーンズ。

たった1人での告発は猪突猛進で、やや無謀にも思えました。
彼が暗殺されず無事に生き延びたのは、後ろ盾となったイギリス・アメリカの
新聞社やジャーナリストたちのお陰でしょう。

コメントする 3件)
共感した! 4件)
琥珀糖

5.0プーチンはスタ-リンになりたかった!

2022年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

あなたは、「ホロドモール」という言葉を知っていますか ?

私は、今週放送されたBS-TBS報道1930で、初めて知りました。
日本では
「ウクライナ飢饉」「スターリン飢饉」「飢餓テロ」「飢餓ジェノサイド」
とも言われています。
1932年から1933年に起きた「ソ連によるウクライナいじめ」により、
ソ連本体は、世界恐慌の後でも繁栄していたのに、
ソ連配下で農業豊かなウクライナでは、
作った作物をソ連に搾取され、
自分達が食べる物が無くなくなり
「500万人」ものウクライナ人が餓死したそうです。
当然かもしれませんが、母親が餓死すれば、
その遺体とともに生きている赤ちゃんまでも葬られました。

これを映画化したのが「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」です。
英国のジャーナリストによる調査報道と体験を基にした実話です。
日本では、2020年8月に公開されましたが、
残念ながら、コロナ禍ゆえに、その存在すら知らない人が、
私を含め殆どだと思います。

BS-TBS報道1930では、当該作品にも触れており、
本日、Amazon Primeで、400円支払って観ました。
まず、誤解されたくありませんが、
当該映画作品は、当時のソ連・ウクライナ・ドイツなどを非難するのではなく
「人間の醜さ」をテーマにしていると思います。

でも、
平和ポケしている私には、吐き気がするほど、すさまじかった。。。

1932年のソ連・スターリンが行った弾圧と
同じやり方で、今回、プーチンが行っている事に驚いた !
プーチンは、スターリンになりたかったんだ!
しかし、
当時の世界の悪者は、ヒットラーだったので、
当時のソ連・スターリンを非難するのは、少数だったのです。
しかし、
ウクライナでは、多くの死体は道路脇に放置され、
情報統制の為の「スパイ活動」と「ウソによる国民扇動」は、
90年前も今も全く同じだ。

また、現在でも行われている
「中国によるウイグル族への弾圧ジェノサイド」
と重なって見えました。

ソ連・ロシア人と中国人は、似ている !
本当に、許せないし、嫌いだ !

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」
Amazonなら400円、Youtubeなら440円ですが、
前半は当時のソ連、後半はウクライナの悲劇で構成されており、
特に後半は、嘔吐してしまいそうな映像もあります。。。
お勧めする作品ですが、
決して、気軽に観れる作品ではありません。。。

Michi

[追伸]
東部ウクライナの一般人が、「シベリア」に連行されるという報道が
ありました。
私の父は、死亡届が母の元に届いてから1年後に帰国しました。
なぜならば、シベリアでの強制労働を強いられていたからです。
ソ連による「強制労働の実態」を常識を逸脱しており
父は、昭和がどんなに平和になっても、
ソ連を受け入れず憎んでいました。。。

当時のソ連は米国と肩を並べる経済力と軍事力を有していました。
そして、その後、
国際社会は、第二次世界大戦の失敗から学んだはずです。
今や、
ロシアのGDPは韓国以下、
軍事力も今回その低さが露呈しました。
でも、
核を有しているロシアだから、
ウクライナの後方支援しかしない米国・NATO・EUと国際社会。
これでよいはずがない!!!

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Michi

3.5タイトルなし

2022年3月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

千畝さんの映画とかもこんな感じで撮れば世界的にもそれなりに観てもらえると思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ユンケル

4.0史実の重さと、カタルシスの大切さ

2021年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第二次大戦前のソ連の惨状を目の当たりにする外交補佐官の物語。

史実を基に創られた映画のようです。
重たく残酷な歴史を、しっかりとした演出で再現したドラマです。

ウクライナの描写が秀逸です。絢爛煌びやかなモスクワ。それに対して、ウクライナは一転してモノトーン。降り積もる雪、荒廃した家屋、生気を失った顔・・・汽車の中で唯一色彩を宿した蜜柑のオレンジ色が印象的です。
そして、幼い姉弟・・・実際に起こり得るような状況だったのでしょうね。

現地女性記者とのロマンス、尊敬する敏腕記者との関係、これらのサイドストーリーもしかっりとして好感が持てます。

非情に完成度の高い作品だと思いますが、映画としてみると、カタルシスを感じることが出来ないのが残念。史実なので仕方がないのですが、モヤモヤな気持ちが残ってしまいました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
よし

3.0メディアの汚点

2021年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1933年、世界恐慌のさなか、ソ連は好景気を謳っていた。
イギリスの記者が取材のためモスクワに乗り込み、当局の目を盗んで、ウクライナに忍び込み、恐ろしい真実を目の当たりにする。
ロンドンに帰って発表するが、これを事実無根と否定したのが、モスクワ在住のピュリッツァー賞受賞者だった。
メディアを鵜呑みにしないことが大切。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
いやよセブン

3.5ソ連なら何でもあり。

2021年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いまだに毒殺とかしているんだから、全く驚かない事実。
あの国で言論の自由なんか、ありえない。
それに立ち向かうジャーナリストは、本当に命を懸けている。
自分では絶対に出来ないと改めて思う。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
April

4.5何回か見んとわからんわ〜

2021年1月29日
iPhoneアプリから投稿

ソ連、恐ろしや〜。現代において本質的には変わってないような気がします。何処ぞの国も?いい方向に向かうことを願います。これが本当なら!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
おっさん

4.0真のジャーナリストのあるべき姿。

2020年12月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

「飢えと寒さが家の中を満たしている。隣人は正気を失い、ついに自分の子供を食べた」こんな歌を子どもが歌う地獄。
何時も酷い目に遭うのは名も無きものばかり。
ただこの物語のヒーローはその名も無き記者であった。
決して政権の太鼓持ちでも、自身の虚栄心を満たすだけの『新聞記者』でもない。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ks sky

3.5ポーランド・イギリス・ウクライナ合作なのが頷ける内容でした。実話を...

2020年11月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ポーランド・イギリス・ウクライナ合作なのが頷ける内容でした。実話をもとにしているとは・・
全体的に暗めで地味でしたが、ジェームズ・ノートンとバネッサー・カービーの好演と、ピーター・サースガードの🍑にビックリ

コメントする (0件)
共感した! 6件)
とみまる

3.5スターリン政権下の内幕映画は珍しい

2020年11月15日
iPhoneアプリから投稿

第二次世界大戦前後の時代は本当に映画化されるネタが無尽蔵。ついに旧ソ連時代のスターリン政権のことが映画で観れると思ってたら、スターリンは出てこない。
でも、その残酷非道ぶりは凄まじかったことを窺わせる内容だった。

ナチスに絡む映画は映画の歴史が始まって以来山ほど世に出続けている。そもそもなぜナチスばかり?やっぱり戦後にドイツが民主化されて徹底的に悲惨な過去を反省したからかな。ナチスの悲惨な歴史を映画にすることはドイツではほとんど誰も否定しないからかな。それもあるかもしれないけど、本質的にはユダヤ人がエンタメ界で活躍していることの方が大きい。ナチス絡みの映画は本当に物凄い数があって一大ジャンルにまとめられるくらいの規模だと思う。

それに比べて、旧ソ連、旧大日本帝国などのやばい時代のやばい政権のやばい出来事はネタが数え切れないほどあるはずだが…

ドイツが自国で映画にしないのであれば、他国が映画にするという流れがナチスに関連する映画にはある。そこが大きく違う。ドイツやドイツに迫害された国のたくさんのユダヤ人がいろんな国に亡命して、その子孫が映画監督や映画業界の重役になるという流れができた。とくに移民の国アメリカ。スピルバーグやポランスキー。ポランスキーはその後ある事件でアメリカから出てますが。バーホーベンはアメリカでSFのナチ映画を撮り、コケてヨーロッパに帰り、またナチ映画撮りました。タランティーノも撮りました。あの人もこの人も。

ディアスポラの歴史とユダヤ教という世界宗教をもったユダヤ人は世界中に相互扶助のネットワークをもっているから、ユダヤ人迫害の風潮が盛り上がるようなことがあれば、ある程度裕福な人たちは他国へ逃げる場所があったかもしれない。そうした人たちが、エンタメ界で活躍したからナチやその時代は映画の定番ネタになった。

一方、スターリン政権下のロシア人やウクライナ人は、ユダヤ人のように自分たちの国をもたず(当時は)、いろんな国に亡命するのは当たり前なのと違って、生まれ育った土地を離れる気持ちもお金もないし行く先もない。自国で生き延びるのに精一杯だったと思う。

自国で生き残ってその子孫がエンタメ界で活躍するようになったとしても、あの時代と今が地続きのままだから到底スターリン時代がネタにされて映画にされる機会は少なくなる。だからこの作品のようにイギリス人ジャーナリストの目線という立て付けでしか映画にできないのかもしれない。そもそもロシア映画はまともに日本に輸入されてこないので本当のところはわからないが…

そして、日本はというと、民主化されてもドイツのようにあの時代をネタにした映画はなかなか作られない。自国の悲惨な恥の歴史をわざわざ映画にする必要性を感じないからだろうか?そもそもあの時代のことがどれだけ広く一般的に反省され知られているのか?ドイツやオーストリアなどに住み、ナチスドイツに迫害されたユダヤ人は、ドイツやオーストリアを自国だという意識はなく、冷静に徹底してドイツやオーストリアの犯した戦争犯罪を批判できたと思うし、だからこそたくさん映画が作られるようになったと思うが、それが日本人やロシア人やウクライナ人にはそれができなかったということが、その時代の映画がほとんど作られない大きな理由だと思う。

エンタメの根源にあるのは、怖いもの観たさであるからこれはまだまだ本当はやれるはず。『スパイの妻』まだ観てないけど、意識してあの時代をたくさん映画にしてほしいと願うばかりだ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
屠殺100%

3.5大飢饉

2020年10月8日
PCから投稿

独裁政治になると、ほぼ必ず大飢饉があるのね。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Oyster Boy

4.0もう少し

2020年10月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

史実だという。主人公の暴く事実は残酷だが、何故住民達はあれほどの事態になってもスターリン政権に従ったのか、に迫り切れておらず、もう少し突っ込んで欲しかったところ。
そうすれば最悪の政権に唯々諾々と従う現在の日本の状況を理解するための助けにもなったというもの。
あと、列車での移動時のみに当時する謎のアバンギャルド演出はなんだったのか…?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぱんちょ

3.0全体的に暗く重い

2020年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

第二次世界大戦前夜のヨーロッパとソ連。それは暗くなるね。記者の皆さんも重い空気の中動きづらいのによくぞ行きましたというべきか。
闇と冷たい大地、その通りです。
バネッサ観れて良かったです♪

コメントする (0件)
共感した! 2件)
タイガー力石

3.0勇気ある主人公の行動は世の中にどのような影響をもたらしたんだろうか。

2020年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ウクライナにおける人為的な飢餓の事実を世に公表した勇気ある主人公の行動は、どのような影響を世の中にもたらしたんだろうかと、映画終了後に思った。
スターリンが統治方針を変更するわけないし、旧ソ連以外の国からは内政問題と片付けられただけじゃないのかなと思ったりする。

結局のところ、ジョージオーウェルの物語のきっかけになったに過ぎないとしたら、それは悲しいこと。
そして、飢饉の惨禍を隠蔽したピュリッツァー賞受賞記者が名誉を剥奪されることがないのも恥ずべきこと。

ちなみに、冒頭の豚の描写はジョージオーウェルの「動物農場」からだろうけど、この人についてうまく説明されていないから、知らないとナニコレ?となる。

主人公も最後は〇〇されちゃうし、後味はあまりよくない

コメントする (0件)
共感した! 2件)
お抹茶

2.0偽りの繁栄

2020年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

旧ソ連の偽りの繁栄を暴こうと勇敢に立ち向かうジャーナリストの真実の物語。全体的にメリハリが無くインパクトに欠ける印象。飢餓に苦しむ人々の苦難や現状をもっと詳しく知りたかった。題材は良いだけに不満の残る内容でした。
2020-168

コメントする (0件)
共感した! 1件)
隣組

3.0ウクライナは未だに世界最貧困

2020年9月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

2020年時点の中国共産党も、負けず劣らずだけどね。てのは置いといて。

結局、新聞報道ではウクライナを救えませんでしたし、ウィグルに対する弾圧を止められない現代社会、ってのもあります。つまりは。国境をまたげば報道も無力。共産党の独裁国家内で進行する悪を止める事は出来ない。

それでも声を上げ続ける事がジャーナリズム。

映画としては多少肩透かし感はあります。ソビエトの事ばかりで、世界情勢・欧州情勢に触れてませんからね。そこは不満でした。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
bloodtrail

3.0もっと深掘りしてほしかった。

2020年9月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

スターリン時代のウクライナ穀倉地帯での大飢餓をフリーランス記者が潜入し真相を突き止めるが表面化するまで当局からの脅迫に屈せず生き延びたのは奇跡としか言いようがない。当局は彼を泳がしたのか?独裁下ではなくても今も世論操作は存在する。真実は永遠に闇の中だろう。ナチス、スターリン、現人神を頂いた帝国の闇は時代や国を越境して現実に存在している。映画そのものはやや単調で、もっと深掘りしてほしかった。ウクライナでは作物をモスクワに搾取され農民は樹皮や人肉を食べる。子供たちの絶望歌が挿入されていたのは映画を締めた。希望は一つもない。ジョージ・オーウェルの《動物農場》との接点を初めて知りルポが無駄ではなく役に立ったことは救われる。満州潜入が失敗に終わったのは残念無念。旧大日本帝国の新たな事実が掘り起こされたかも知れないのに。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Bon voyage

3.5背負うのは、どっち

2020年9月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

117本目。
何とか空席あり。
ダメもとだっただけにラッキー。
序盤は緊張感があっていいんだけど、真ん中らへんで弛むと言うか間延び。
まあ面白かったかなぁとは思うけど、要はどっちを背負って生きるのかとは考えてしまう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ひで